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1.  喜劇 初詣列車 《ネタバレ》 
渥美さんには珍しい、東映作品の「列車シリーズ」 喜劇急行列車(1967年)- 青木吾一監督 喜劇団体列車(1967年)- 山川彦一監督  喜劇初詣列車(1968年)- 上田新作監督  その最後作品。ええと脚本は前2本は同じ人だ。  新宿のヒッピーカルチャーの一辺が見えるのは記録としてはいいのかな? 女GSピンキー・チックスが見れますぞ。  それと、国鉄(現JR)の列車がさほど沢山は出てきていない、スキー場のホテルも東映。新潟市のホテルも東映。タイアップしすぎ。プレイガールかよ。  ともかくもリズムが悪い。松竹の寅さんを見慣れているのもあるのだけど、どーもなあ。当時はどうだったんだろうなぁ。 渥美さんのギャグも悪くはないが、話の前後でうまくつながらない感じが多い。  その時だけのスキッツで終わってる。この時代の笑いとは思わないがなぁ。  でも、佐久間さんや玉緒さん、城野ゆきさん。さすがにこの頃の女優さんはキレイ。 この方々見るだけでも、目のお正月です。  しかしなんで伊勢神宮? 新幹線と合わせたかったのか? 国鉄も粘るねぇ。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2025-01-26 20:38:01)
2.  拝啓総理大臣様 《ネタバレ》 
野村監督の「拝啓~」シリーズであるけど、前二作は原作が合って、脚本家として、野村監督が居たけれど(続・拝啓天皇陛下 では山田洋二氏、多賀洋介氏が別にいたけど、今作は初回と同じく野村監督のみ脚本となっている。 だから原作はなくオリジナル。松竹大船の製作、杉崎氏は手練れの人。  な、ん、だ、け、ど、 まあ、2025年のオンエアには相当無理がある。BSの松竹東急だからOKみたいな内容。  まあ、差別用語やらが飛び交うのは時代だから仕方ないが、”犬殺し”は無いやろ? 完全な河内弁ネイティヴランガーな俺から見て、渥美氏の大阪弁(天王寺村の言葉だね)は55点。  大阪弁だけで言えば、長門裕之氏は京都のご親戚があるせいもあり、75点。横山道代サマは、、、キレイだから許す。 宮城まりこさんは、なぜかお生まれの近くの羽田にいる設定。この方は大阪吉本で歌も歌ってたし、この方の大阪弁は90点だ。  このころ、ねむの木学園の構想があったのだろうかね。  ともかくも、関西人としては”笑いのノリ”、がノレない。このリズムはどう見ても、他の方も書かれているが、江戸っ子のノリだ。 大阪の漫才師であるなら、ちょっとうまくやらないと。と思うので、映画に溶け込めなかったなぁ。  それ以外を見つめればオハナシとして面白いが、漫才シーンがまあ、、、時代もあるが、笑えん。  ワカサ・ひろし が出ているのがせめてもの救い。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2025-01-11 19:22:24)
3.  ブルークリスマス 《ネタバレ》 
ええとね、公開時に映画館で見たはずなんだけど、あまり記憶が無いのは、その時一緒に見た彼女にのぼせていたのかもしれないな。  ともかくも、竹下景子さんがきれい。かわいい。とてもいとおしく、山口百恵に似てる。それだけは4回目の鑑賞後でも変わらない。 彼女の代表作であると言いたいな。  でもこれ、ドラマとしては、SFというより、ポリティカルサスペンス。だよ。いやほんと。 元々の”青の血になる”という事はもうどこかにどんどん飛んでしまっている。しかもどんどん青血の人類は増えてゆくのに?  そっちの探求より、どこかの”陰謀者”は、それを理由に人々を隷属化する方向に進んでいると。しかも東西南北の国々がよ? それどんな連中やねん? という探求にも全く至らない。国連の”秘密総会”なることで決まったという。 陰謀論云々より、「悪事も国連主導なハポン国」という状態も何かおかしいけど誰も言わない。いやどんだけ国連好きやねん!  ホンの段階で破上しているのに、延々とアメリカロケやらほんとに行ったかどうかのパリロケが続く。時折メインスポンサーのANAのロゴがちらと見えるのはご愛敬。しかしロケシーンは、ザ・ガードマンやプレイガールよりタイアップ感が無いのでまあいいとしようか。  シャシンとしての、顔アップ。モンタージュ手法というのかもしれないが、映画後半、沖退介(勝野洋)が西田冴子(景子タン)とウッフンするあたりから、役者たちの顔芸が細かくなる。だけど前半は、重厚な役者さんの怖そうな顔が短く写されているばかり。  あれだけの役者さんたちだから、ええ芝居してたのかもしれないが、あの切り方(編集)は無いわ。ほんとに木村大作のキャメラかよ?編集は黒岩さんだけど、監督の意図なのか?だとしたら前半は1点台の超駄作だな。  アーサーCクラークの「再会」という短編がある。それによると、「君たちの肌が白いのは病気だ、それはすぐに直せる」というショッキングな内容。UFOの光線を浴びて血液が青くなると、性格が温和になるという。それは「治療」だったのか? 赤い血の人類は好戦的であるから、「人類改良」の一環だったのか?  映画の最後、青い血が流れて赤い血にたどり着く。それは”人類の主役交代”そんな意味をも込めているだろうけど、いまいちだ。 それに全編通じて、国家権力の恐ろしさの表現がとにかくイマイチ。  南が資料を渡すときにホテルにいた3人の男。もっと怪しさを出せばいいのにな。笑うにしてももっとやさしくにこやかに。南が部屋を出たら急に表情が変わる。そんな演出は、、、巨匠は考えないのかねぇ。そういう演技はすべて天本さんが持っていった感じがあるな。で、その天本さんも後半は全く出ない。誰やねん?であるよ。  敵がわからない。ラスボスが見えない映画。政治的な比喩や皮肉が詰まりまくっているけど、理解するには人生経験必要なのかね?  時代かもしれないがやたら煙草を吸うシーンが多い。マッチもね。何かの暗示?とは思ったが、結局なんのひねりもないのよね。  松田優作の工藤ちゃんが参考にしたようなシーンはあるけど、ドラマ放映前だから、そっち向きのギャグじゃないよな。  俺なら兵頭がNYで南に渡した紙マッチと同じものを、東京のホテルの一室の3人に使わせるよ。 こいつらは兵頭教授を襲ったやつらの一味だと、南に悟らせる。まあ、悪者連中が強靭すぎてダイナミックな面白さに欠ける作品。  ロボトミー。この手術がどうのこうのは当時からも問題視されていたからね。時代性はそこくらいかな?  スジは最低点。シャシンもオッサンの強面アップも、悪編集でいまいち。ともかくも竹下景子さんのかわいさ100%でだけで、3点。以上。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-12-24 10:45:19)
4.  懲役太郎 まむしの兄弟 《ネタバレ》 
作品年が1971年。バンパクの1年後でこんなオールド昭和っぽい任侠もの? であるが当時はそこそこ”現代もの”だったかもしれないが、まあ、兄弟の入れ込み方や暴れ方がけっこうゲスい。  見るのは3回目だから今回は出てくる女性陣に注目!()内は公開時の年齢ね。  最初は三島ゆり子(31)ルートコ嬢。東映の秘蔵っ子であるが、ものすごい役はなかなか来ない人。今回は下着姿であるが、ムフフでボインなのは見て判る。何十年も残るサービスショットだよね。ええがなー。シリーズに出ているからこの時期は中島組で給料もらってたわけね。  女屋美和子(21)こっちもルートコ嬢。美和子さんは脱ぎ担当。ピチピチのお体が堪能できます。東映ポルノ系では隠れたる存在ですが、このシリーズでは何回も出てきますので、脱ぎを楽しみましょう。  佐藤友美(30)。いやいやいやいやキレイやがなー。この映画ではかっこいいお嬢だけど警官。この後トラック野郎に出て欲しかったけど、元々松竹の人。東映系のシャシンでは神代さんの”地獄”しかない。もうドラマの方が多かったよな。ミステリアスな美人役が多いよね。  丘野かおり(この時は山田圭子)(16)子役としては大きい子。じゃりン子チェみたいな年齢では問題があったのか? いずれにせよ幸薄い系な演技ではあるが、テレビでハレンチ学園に出ているからなーんかそんなキャスティング?  ホステス役の丸平さん(31)山田(22)も出ているが経歴は知らず。  ルートコのやりて婆で、岡島艶子(67)も出ているがこの人は往年の大女優。んで、この後殴られちゃう川谷拓三、拓ボンの実際の義母。奥さんのお母さんが岡島さん。  この映画はシリーズで見るのがいいでしょう。固い事は言わず。東灘の風景と新開地の風景を楽しみましょうや。  安藤さん始め、何回も違う役で出る人がいるから。まあ気軽にね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-12-01 19:21:19)
5.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
映画館で1回。AMAZONで2回見た。で、感想を書く。  テーマは面白い。戦争でボロボロの日本でさらに害獣の被害が増す。それに対しての日本人の対応。 と、書けばまるでプロジェクトXである。田口トモロウの声が耳の奥で鳴る。  今で言うならPTSD、戦争後遺症に悩む主人公。空襲後の世間を危ない綱渡りであがく典子。しかも子供がいる。しかもだれかわからない人の子。  まあ、昔叔母や母に聞いて、そういう人が幾人かは居た事は聞いている。結婚式にてようやく”養女”と分かった人とかね。 ただ、令和の時代それをつついても映画にならんわな。でもそういうことがあったという子は日本人は覚えておかねばならんがな。  今も、ウクライナや中東で起こっている事だろうからね。  嫌事を言えば、神木氏の演技がラスト前には、なんか粗暴。やる気は見られるけど、ほとばしるものが少ない。妻は「怒りのエネルギー。てのは他から見て明るくは見えないよ」うむ。それならまあ、ぶっきらぼう的な、粗暴なふるまいは理解した。が、エイガ、シャシンとしては×だろうな。この辺は判断を緩めるわ。  ゴジラの造作、VFX。これには頭が下がるわ。確かにいい仕事だったし、映画の歴史の中でも監督が視覚効果の賞をもらうのは、かの、キューブリック以来だという。これには拍手だよな。  予算が安いとか人海戦術とか、”コストの安さ”をマスコミが言うが、映画というのはアイデアと画角。つまりはエズラ。絵面。でしょ? マキノ時代からの提言やがな。それが良かったわけである。  この賞は歴代のSF/ファンタジー作品が受けて居るから、まあ最高の誉め言葉と受けておこう。た・だ・し、”視覚効果”であり、作品が最高!ではないからな。  でも、役者さんとしてこれは秀逸。いい仕事。と思えるのは、新生丸艇長、秋津役の佐々木氏。隣のオバちゃん、太田役の安藤さん。整備兵橘役の青木さん。かなぁ、5点以上のお人は。  野田博士の吉岡氏はまるで三丁目の茶川竜之介であったな。  ともあれ、歴代のゴジラ映画としてはなかなか秀逸。ミリタリーマニア的な考察はゆっくり楽しめばいいのでそれは採点しない。 重巡洋艦の砲撃を至近でくらって生きている動物。それだけを見ておいておくれ。  さて、二回見ても銀座で逃げ惑う人の中に、”橋爪功氏”らしき人が居るんだが、、、ようわからん。それはまた今度見た時に探すか。  最後に、俺の親父は昭和4年生まれ。終戦時16歳。海軍特別少年兵。には採用されず、軍から金の出ていた民間主導の”海事学校”(名称はうろ覚え)に入っていて、姫路で終戦を迎えた。戦闘には参加していない。  だから、『おれ、戦争に行ってねえんだよ』の水島四郎=山田裕貴氏 は父と同年代なんだろうな。 朝鮮戦争での”輸送船の仕事”を断って、ミシンのセールスをしていたらしい。それは母と結婚したくて金を貯め&死なないためだ。  俺の親父のもう一つの戦後史。そんな妄想を見せてくれたこの映画に7点。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-05-12 12:36:02)
6.  鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 《ネタバレ》 
「恨みの妖怪?がしゃどくろやんか?」  最初は私もそう思った。だが、狂骨の方が古いそうだ。がしゃどくろ は昭和の妖怪とも言われているらしい。あー知らなんだー  狂骨、そんなにやばい妖怪なのか? そこんとこが判らないともうついて行けなくなるがなー  お話を一言で言えば「鬼太郎-1.0」って言う感じだ。えー? なにこれー? 角川映画? そんな始まりだけど、まあじっくり見ておくれ。  で、ネタバレ。沙代さんが倒れて以降もお話は続くし、ほんとのワルイヤツが出てくるからね。それがあまりにもゲスイしグロイ。  お気分を悪くしないでね。  そしてスタッフロールが始めるけど、そこで終わってはダメ。ここからが、このお話の「ほんとに言いたかったこと」だから。  「墓場の鬼太郎」につながるから。  ねずみ男も-1.0だから。探してみてね。  そう言う知識を入れれば、楽しめるよ。ごゆっくり。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-05-02 17:31:41)
7.  八甲田山 《ネタバレ》 
この映画ね、封切り当時は親父と見に行きましたね。山歩きは私も親父も好きなんですけど、映画鑑賞前にパンフレットを買い、俺は原作本についている地図を見ながら(もっとも映画館が暗くて読めなかったが)鑑賞したのを覚えている。  実家にはビデオテープもあったが、1回程度しか見た記憶が無い。親父は夏場に見返していたな。  今回2024年の東京が大雪になる前に、BSのを録画してあったのを鑑賞。  この季節にこの映画かよ。そう思いつつ。じっくり見るけど、、、  え?字幕出ないの? セリフが聞き取りにくいし、冬山では誰が誰やらわからん。若大将(加山雄三)だけが鼻声で判りやすい。  冬山装備の説明についてはあまり時間をかけていない。もっぱら軍隊の組織体系の事ばかり。  (これ、『剣岳 点の記』でも同じ感想。こっちは装備については一切の映像無し)  おしっこ漏らすだけで「死」までの過程がわかりにくいし、説明も少ない。  大竹さんの迫真の演技が、いきなり始まるような感じがするのは私だけ?  で、こいつら今どこにいるんよ? リビング鑑賞ではネットで過去の記録と地図を見ながらできるけど、これ、わからんわ。  確かに撮影には大変だったろう。しかし、理解できない行動を何十分も見せられるのは、今の時代(2024年)無理だわ。  日時、場所、予測でもいいから天候、気温 が画面に出ればいいけどな 無理かなぁ  どこかの新人監督が「シン・八甲田山」作らんかね? 字幕だらけかも知らんが、後世には残る。  ともあれ、撮影には苦労されたのは伝え聞くけれど、わかりにくい作品は追いやられて忘れ去られる。  この悲劇を伝えるなら、映画はリビルドするか、または現状の映像に位置データなどを付加するようにしてほしい。  それか、自ら調べながら鑑賞するのをお勧めします。  封切り時の感動を思い起こせば、8点。だけど今では見るのがキツイので5点。  追伸:山田甲八 と反対に読んだのはうちのばあちゃん 以来、我が家ではこの映画のビデオテープは「やまだこうはち」だった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-02-19 09:26:16)
8.   《ネタバレ》 
この映画ね、公開当時はええと渋谷かな?そこでまず見た。まあ”世界のクロサワ”の映画だぁ 見なきゃ! の時代でだったな。ルーカスとかが撮影を見に来たりしてたしね。  で、この年末(2023年12月)にBSでやってた。それを録画して見る。  ん?こんなだった?セリフ聞こえにくい。兄弟や敵は”色が変わる”のでわかりやすいけど、馬が走る、人が走る。その”絵ずら”を見せたがっているように何回もそう言うシーンが出てくる。  まあ、確かにそう言うシーンを取るのは難しい。だけどそれって、今も昔もそれ担当の監督がいるんでしょ? 結果、”黒沢組”の働きなんでしょうけど。  「馬のシーンが印象的ですごい!」てのは、底しか褒めるところが無かった? そうとも思えんけどなぁ  見ていて興味が出るのは原田美枝子さんの楓。他は誰かわからん。スター性を無視するのは日本の映画会社への反抗だけでもないよな。  まだ、「影武者」はああ、あの人がやってるな。と分かるけど(まあ、どう見ても勝さんで設定した役だよね)  この映画では、あれだけわからんなら、演技者は誰でもええんやないか? そうとも考えてしまうな。  色変わりは脳トレクイズ。気合の入りすぎのメイクは、この人は誰でしょうクイズ。聞こえにくいセリフ、今は何を言っているのでしょうか?補聴器調整クイズ  面白くないというより、面白がる場所がもう今や少ない。さすがのクロサワももう期限過ぎたかも。  カラー/白黒という問題ではなく、この人の表現方法が度が過ぎちゃったんだと思うなぁ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-01-06 22:01:59)
9.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
この映画は公開時に映画館で見た。その時は「新しいゴジラ映画」というとらえ方で、難しい用語がおにょおにょ出てくる、そういう高揚感で劇場で見ていた。その時この映画の評価は6か8かのどちらかだったろう。  TVで放映され改めて録画で時々止めながら見てゆくうちに、ああ、やっぱり と思う所が出てきた。  1995年の阪神大震災では被災した。家は半壊。周りの古いアパートは全壊だった。ゴジラが通過した町の姿はその時の光景を(映画館でなぜ思い出さなかったのか?興奮してた?)思い出す。  海から上陸しようとしたゴジラの幼体が進むにつれ、運河に繋留していた船がゴンゴンと陸に上げられてつぶされるシーンは、完全に3.11での津波の映像と重なる。私が発生後6日目でボランティアで訪れた小さな港町はこの映画のシーンと完全に重なっていた。  「ゴジラという災害」に日本人が立ち向かう。そういう映画であり、その性格上、多分に政治、経済、防災、信条、姿勢、などなど日本人の琴線に触れるものばかり。  だからこそ、石原さとみ嬢(ホンマは大好き!)のエーゴの発音が気になって仕方がなくなる。これ、ある意味わかって仕掛けてると感じてる。  このあとの「シン」とは違い、ゴジラ以外はすべて現在の我々の時間軸にあるものだ。  『日本人が大きな災害に苦闘する映画』そういう映画として捉えたいね。別段、国威発揚の道具にする訳でもないが、そういう映画として記憶しておきたい。  だからエンタメとして楽しむべきところは少ない。さとみ嬢が水着でも着れば別なんだろうけどね。そういう楽しみは皆無。  一種の「社会確変ドラマ」として見る方が賢明でしょうね。伊福部氏の音楽が多用されていて、それは+1 よって7点です。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-12-20 14:31:22)
10.  キネマの神様 《ネタバレ》 
この映画を、タイトルだけ見て、ふーん、昔の映画ねぇ、で、その後の老人の話ねぇ ふーん。  で終わるんだったら、ただの3点もつかない映画だ。その点だけで見れば、山田洋次監督作品の中では”駄作”に近い作品になっているだろう。  が、この映画製作時、世界中が大変なことになっていたのを考慮し、不世出の役者がこの映画の本当の”主役”であったことを知るものにとっては、「山田さん、よくぞ残してくれた」の思いに近いだろう。  この映画の優れた演技者は、菅田将暉、永野芽郁、北川景子、野田洋次郎と私は見る。主人公たちの4人のはつらつとした演技が無ければ、老年時の悲しさが引き立たない。  特に北川景子は頑張ったと思う。  ひねくれた意見ではあるが、沢田研二は、そのまま志村けんの演技指導のまま。そう感じた。沢田氏も不世出の歌手であり、TVドラマなどではきちんとした演技も、そして怪演技もしてきた人だ。そのひとが志村氏の設定のまま演ずる。そこに私はずーーと違和感を感じた。  沢田氏を知る人にとっては「ほんとにこの人の演技なの?」という疑問が最初から最後まで付きまとう。  お願いがある。この映画のDVDには、志村けん氏の過去の映画登場シーンも併録してほしい。そうでないと、なんでこんな平板な、底が薄く見えるような映画をここまで一生懸命みんなが演じたのかわからないじゃないか。  だからものすごく注釈をつけなければならない映画。あーそんな映画、過去に”名作”と呼ばれた事がないよね。  コロナで日本が大変だったのを映像として残した点、志村氏を知るものから見れば涙物の映画。それぞれ+1点。合計で5点をつけた。  そこまで。それ以上の点数は巨匠である山田監督を貶めそうな気がする。そういう意味である。  ただ、この映画が中止にならなかった事。その努力をした人々には感謝しよう。しっかり後生に記録を残してくれたのは感謝だ。(ただし志村氏の記録も併設してよ!)
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-12-02 18:30:48)(良:2票)
11.  男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 《ネタバレ》 
この映画、封切り時81年。当時付き合ってた女の子と見た映画です。  大学生だったけど、彼女が寅さん好きで、彼女推薦で見た映画です。  が、  俺が松坂さんの色っぽさ、可愛さにノックアウトされてしまい、映画見てからの喫茶店で雄弁に語って、彼女に嫌われたのを覚えています。  やきもち焼かれて、その代償にちょっと高いアクセサリーを買わされましたね。  舞台となった石切神社、法善寺、弟さんの会社は西九条の西側あたり。よく知っている場所が出てきて、大阪人にとってはうれしい限り。  松鶴師匠の役回りが今一ですが、それはそれで。いいでしょ。  京都の伊根が舞台の、「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」と共に、寅さんの映画ではこの関西編2本が、私のお気に入りです。  寅さんのやせ我慢が可愛いし、意気地の無さが、寅さんぽくていいんです。  でも、そこで、そこだ寅さん! と何回見ても応援してしまう映画。  こんなに楽しませてくれるのは他にない。  渥美さんの力量と、山田監督の力やね。  寅さん映画としてもMyベストですし、松坂慶子さんのMyベストでもあります。  寅さん、今度は西宮神社に来てヨ。そう思う映画です。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-10-08 22:43:19)
12.  ヲタクに恋は難しい 《ネタバレ》 
高畑充希さんは、昔のミュージカルも見にいった女優さん。ていうか知っている方のお嬢さん。  彼女の歌は非常に魅力的で、TVに出るようになって、歌を楽しみにしてきたのですが、 NHK以外ではあまりそういうシーンが少なかった。  で、この映画見に行ったんですよ。封切りに。彼女がミュージカル映画に出るって。  そしたら、これです。やってくれました。うちの近所の娘さんの映画、どないしてくれんねん! ですわ。  誰が悪いの?誰か教えて? と佐藤氏のようなセリフを出してしまいそうになります。  点数は3点以下。でも充希ちゃんが一生懸命歌っているので5点にしておきました。  この映画のせいで「もう歌う映画はこりごり」はやめてね。充希ちゃん。  ああ、だれかこの子にいい歌を歌わせてあげて! おねがい!
[地上波(邦画)] 5点(2023-09-19 23:04:37)
13.  サイボーグ009/超銀河伝説 《ネタバレ》 
この映画、公開時に当時の彼女と一緒に劇場で見ましたね。  彼女は宇宙戦艦ヤマトのファンでもあり、そこからのアニメファン。 この時期の女子にしては「至極まっとうな」嗜好でしたでしょう。  対して私はSFと言えばシービュー号からスタートレックの本放送を見、ウルトラマン前夜祭を生で見ていた、筋金入りオタクでしたねぇ。 白黒009はしっかり見てた世代です。  ま、古代守はいるわ、スターシャはいるは、自爆するは、生き返るわ で、「サイボーグ009である意味」は全くない てのが当時の私の感想 「まあこんな映画だったけどまあ面白かったねぇ なんか食べに行こうか?」といい人ぶったカレシだったのですけどね 「009って、古代のパチモン」と彼女が言うまではね  ちょっとしたことでけんかになり、数か月口きいてもらえませんでしたね  で、先日BSで放映しており録画して拝見  全体的な印象は昔と変わりませんが、1980年と言う日本映画界の「時空のゆらぎ」に煽られた映画ですよね こんなのが009シリーズと言われたら、、、と思いますがラストシーンは石ノ森さんが色々考えてきたネタを混ぜた作品なので、 「もしかしたらあれが本当の原作者の考えたラスト?」と思う事も、不正解では無いと思うようになりましたね。  映画「2001年宇宙の旅」と同じく「初めてこの009ってのを見た」人は幸せですよ 1980年のアニメ界映画界の再現など、何の意味もありませんから 充分に楽しんでください
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-05-25 14:05:02)
14.  生きる 《ネタバレ》 
●2007年の投稿はこのような事を書いていた 先日の兵庫県生野での「志村喬展」での地方公会堂での6回目鑑賞。 見る前に関係者のトークショーが印所に残ってしまったので書いちゃいます。 といってもどこかにかかれているかもしれないので2度目の方はご容赦。 この映画の撮影をはじめる前に志村さんは盲腸を患ってしまったそうです。あのぽつりぽつりセリフを話すのは最初腹に力が入らなかったためとも言われてます。 昭和20年代の盲腸だから併発症などが怖い時代ですけど、カメラマンと監督とで志村さんの家にお見舞いに行ったそうです。ところがいろいろと話し込んでいるうちに時間も遅くなっったのでこれでとどめということで、志村さんの奥さんがウイスキーをだしたんだけどこれがまた火をつけてしまったようで、志村さんを含めて大いに話が盛り上がったそうな。奥さんは盲腸の傷が心配でしょうがなっかたとのこと。そこにだれかが三船敏郎に電話して、呼んでもいないのに三船さんが大きな風呂敷を抱えてきたそうです。 その風呂敷には、長男の三船史郎さんが入っていたそうで、三船さんは長男を酒の肴に持ってきたという良くわからない話。 史郎さんがあとから聞いたことには、「あれは志村さんの映画でボクの入る隙が無い」とのことを言っていたそうです。完成度の高い映画は何時見てもOK。小田切みきさんとの演技打ち合わせは(監督の)熱の入った話が長く、志村さんがそれをかいつまんで説明していたとの話でした。  ●2023年DVDでの7回目鑑賞での追加コメント 目、とにかく志村さんの目 映画冒頭での市役所での気合の入らない仕事中の目 若い女性を見る目 がんとわかった時の目 ブランコに乗っている時の目 公園を作ろうと決意する目  自分の身内でがん患者が出ることを知っていたら、こんな見方はしなかったであろう 人間の生き方って「目」に出るんだ そう思いこそすれこの映画の志村さんの目に注目して見たら、 ああ、さすがにクロサワだ 生きるとは目の輝きなんだ  そう思いました
[映画館(邦画)] 8点(2023-05-23 15:01:11)
15.  新・網走番外地 《ネタバレ》 
「あばしりばんがいち」と言うタイトルがついていますが、網走は冒頭の少ししか出ていません。 旧シリーズが一度終り、企画が消えた頃に東映の映画館主組合からの要望が大きく出てそれで企画された新シリーズという事になります  何よりもマキノ雅弘監督作品と言うのが、当時の東映ヤクザ映画の「王道」であったこともあり、 過去に似たような作品もありますが、役者さんの努力も相まって、意外に見れるシャシンであります。 ただし番外地ではマキノさんは次の「流人岬の血斗」と2本のみ  昭和残侠伝とか日本侠客伝にストーリーは近いですね。  しきりに出てくる「三国人」てのは、今はあまり使っちゃいけないワードになりましたね 戦前日本が統治していた 台湾、韓国・朝鮮の人たちが「一時期無国籍」となった状態の事をいいます。 占領期の日本で、警察や役所の介入を拒否していた地区で暗躍する旧占領地民族 っていう意味合いの方が強いですけどね  この映画は過去のシリーズや、他の映画で演じられた俳優さんの配役が ちょっと変わったところが違う所ですね  まず健さんがちょっと二枚目半ていうかコメディが含まれる役どころです ヤミ市でのし上がる「愚連隊」の演技は、イヤミが少なく軽快さも感じられますね 岡本喜八監督作品ぽいです  長門裕之さんは相変わらずオモロイ役 普段は悪役の山本麟一(健さんの元同僚)と 今井健二(健さん妹役と恋人役)も善人役で新鮮  悪い役なんですが、登場時はさわやか&話の分かる親分役が水島道太郎 志村喬さんもヤクザ役です どう見ても「東宝っぽい」三橋達也さんもいい味出てます 藤岡重慶さんが何と刑事 あ、金子信雄はそのまま(悪徳華僑)です ネンジさん どこに居るのかまだ判別つかず   女優陣 妹役の佐々木愛さん 私はあまりお見かけしません 舞台の人なんでしょうかね 当時25歳 可愛いです 松尾嘉代さんも25歳時の作品 めっちゃ可愛い&色っぽい ええオンナでございます  新シリーズで発足して、東映以外の俳優さんも出して引っ張り、役者も新鮮なな演技を試みようとしているのが、よくわかる作品ですね。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-05-23 11:26:19)
16.  犬王 《ネタバレ》 
サイエンスSARU の作品を検索しているうちにこの映画を発見。 また、森山さんの舞台を何回か見てきたので、そういうダンスパフォーマンスがあるのでは?と思って、 AMAZON PRIMEで鑑賞  劇場で見た人には悪いが、私には初見で「???」のポイントが多かった  まず初見の感想。歌詞が判りにくい。映像の中の楽器と実際の楽器との差がちょっと気になる。 2人の主人公はどちらも亡霊や悪霊に取りつかれた者 が、どっちがどっちの憑りつき悪なのか 初見では判りにくい。  というわけで日を別けて3回見た。 クレジットにはダンスの振り付けに森山さんが絡んでいる とは書いていないが、絶対参考にしていると思うな。 サイエンスSARUの作品群の人物の際立たせ方が、少年誌系の作品ではないので一層ほんのりとした線で描かれる。 好き嫌いはあるだろうが、幽玄と現実のはざまに居る2人を表すにはいい感じである。 TVアニメ「平家物語」もいい作品だった。その延長に有る作品 とするのはちょっと乱暴だが、説明するにはわかりやすいのでそう言っておく。  何よりも、犬王の奇抜な舞。友魚(友一、友有)の鮮烈な琵琶の音色。これが実にいいのである。 重苦しい怨霊とおぼろげな視野で展開してきた映画が、初めて鮮烈な光を伴ってくる。そういう感じ。  が、それも2曲目程まで。だんだんとなっている音のとサイズ感が合わなくなってくるのが、なんとももどかしく感じる。 合っていない訳では無いが、もっと映像に寄せる方法は無かったものかと思う 「映像研に手を出すな」での想像のシーンは逐一面白かったのになぁ  権力者によって都合の悪い文化は押しつぶされるのは歴史の常なのだが、足利義満が平曲を一本化させる意味合いがちょっと不明だ。 琵琶法師が全国を行脚し、反権力活動に用いられる恐れをつぶしたかったのか? ここ判らんポイントだ。   ただ、全体通して「躍動感のある作品」であることは間違いないので、アニメ映画としてはものすごい一級品であることは保証できる。  この制作会社や監督の作品をもう少しじっくり見てみようと思う。そんな思いを得抱く作品かな。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-05-23 09:16:07)
17.  すばらしい蒸気機関車 《ネタバレ》 
あ、掲載されているのに、コメントが無いよ。すいませんが最初に書き込ませていただきます。  2年前、鉄ちゃんの友人が持っていたDVDを見て「あ、これ見たことある」と思いタイトルを記憶していました。 先日姉と話していて、「あんただけ、お母ちゃんとこの映画見に行ったんや」と、昨年亡くなった母の遺品から、「上映会」の半券が出てきた。 場所は大阪市内ではあるが、映画館ではなかったと記憶している。郵便貯金会館とか、厚生年金会館ではなかったのではないか? ただ日時が1971年11月になっている。  ロードショーが1970年とWEBには記録があるが、私が1970年に見た記憶が無いのは万博期間中や終わった後も、我が家ではてんてこ舞いだったからだ。祖母、祖父、家業の美容室の問題で、我が家が落ち着いたのは次の年だから。  とにかく母親と鑑賞。最初は「大きいSLがいっぱい出てきた、うわーすごい花の中を走る、雪の中を走る、3つ繋がって走るーー」と言う感じで見入ってきましたが、  構図と言うかアングルと言うか、引きの絵、遠くからSLの音、近づく車両、重低音が響く、通過音が大きくなり、車両は急激に小さくなって走り去る、そして汽笛。  これを春夏秋冬の季節ごとに、同じパターン繰り返されるという「映像美」  小学6年の子供には、飽きてきたのでしょうね、途中で挟まれる女性の歌がなんだかよくわからない  まあ、小学校の子供に「哀愁」をこれでもかと見せても、なにも響きません。  この映画と判ったのは、姉の指摘と鉄の友人  んで、友人からDVDを借りて再見。  記録としてはいい映画なのでしょうね。マニア向けです。
[映画館(邦画)] 3点(2023-04-18 15:22:38)
18.  泥の河 《ネタバレ》 
自分の「体験」と妙にクロスするので、感想を書いてみる。  私は昭和35年の大阪市の東の下町生まれ。このような船宿(売春船ではないが)は見たことがある。 となりに住んでいる駄菓子屋のおばちゃんに、ある日長い手紙が来た。 小学校に上がる前あたりだろうか、ウチの親父や祖母が遅くまで隣の家で何やら相談をしていた。  戦死したと思っていた旦那が別の所に暮らしているという手紙が来たらしい。ですぐ、夜中に電報が届き、 その方が亡くなったとの知らせだった。朝にはおばちゃんは飛び出て、駄菓子屋はしばらく閉まっていた。  別の女性と結ばれ、中学生くらいの子供がいるという。知らせは旦那の弟からだった。 そう、のぶちゃんの父母のような夫婦が実際に居たのだ  馬車。パンを売り歩いているのはロバ(ポニー)だったけど、信号待ちでトラックやバスのクラクションに驚いてバックするのが怖かった。馬車での事故も割にあった時代。  酒を飲んだら軍歌しか謳わないおっさん 友人の父がそうで、歌うと小遣いをくれるので一生懸命覚えたという。  そういう「年代感」 日本が貧しく庶民が片寄せあって暮らしていた時代。 「高度経済成長」と言う歴史のワードだけでは、決して知られることのない人々の生活。  懐かしがる必要はないが、記憶や記録は、入れておいた方が良いと思う。  あ、ズボンのポケットに穴が開いて、夏祭りの夜店で、貰った小遣い全部落とした記憶もありました。 親父は怒るし、祖母は母親をなじるし、母親は泣くし、数日ブルーでした。  そういう「体験」が映画見ながらくるくるめぐるので、まあ、加賀まりこさんの美しさ、きっちゃんの素直さ、晋平父さんの毅然さ、貞子母さんの優しさ  あかんがな、もう涙で見られん と、数回に分けてみることになって、それがもう4順目  あのころ、こんな人たちがいたんだ 本当に近くにいたんだ そう思い起こす映画でした。私事ですいませんが、それが感想です。
[インターネット(邦画)] 8点(2023-04-17 16:54:43)(良:1票)
19.  劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 《ネタバレ》 
2019年の頃には、良く行くスーパー銭湯で「無限列車編」までのコミックスを読んでいた。 アニメが始まると聞き、録画セットして、土曜日のお昼に鑑賞。 「なかなかいいアニメが出たもんだね」と、その程度の感覚だったのだが、  このアニメのファンはそんなことでは済まなくなってきていたのがこの映画。 映画館で見たのは2020年11月頃 もう2年半前にもなるが、記憶はまだあるので書いておく。  原作も先が出て、既に最終話近くまで読んでいたので、「あ、あの鬼が」「あ、彼が」とかになる 追い追い現象になっているんで、文字通り「原作の映画化」と言う形での鑑賞になるね。  鬼殺隊員の竈門炭治郎・我妻善逸・嘴平伊之助 プラス 禰󠄀豆子のデコボコ四人組が 物語の主軸。 そこに、心優しい柱である煉獄杏寿郎と共に、不明者が多く出ている列車に乗り込み鬼退治をするという内容。  これだけで初見の人には、ワケワカメ要素500%だろうね が、見て行けば判るよ煉獄さんの人の良さはね  ※柱たちは800%いけ好かない&変人だらけの集団 そのなかで心優しくまっすぐな人物は少ないのです。 「主人公は普通の人物で、周囲に異常性のある人物を置く」ま、それが少年誌の好みですから。 この人が20歳なんですから、大正時代は大人びてますな(ソいう設定!)  この人生にまっすぐな人 その人の物語がこのアニメだと 猪や黄色い人や耳飾りやチクワを咥えた人は、本作の主人公ですがこの映画の主役ではないので、お間違えなく  敵(猗窩座)さえも魅了する人物、煉獄さん。原作を読まなくてもそれだけ覚えて居ればこの映画の語り部に参加できますよ。  でも本当のラスボスは鬼舞辻󠄀無惨なので、最終話まであと何年かかる事やら 大阪万博は終るころでもまだ作ってないかも。  この漫画をこの映画だけ見て終わるのは、人生損します(と大げさに言う)  配信動画、サブスクなどで、「立志編」「遊郭編」現在放映されている刀鍛冶の里編を見ることをお勧めします。  「日本の漫画動画(アニメ)も、ようやく ここまで来たのよぅ、オッホッホ」と偉そうに言えること間違いないくらい、 特に戦闘シーンの、作画映像は、物凄い事になっていますので、それだけでも見てやってくださいな。
[映画館(邦画)] 7点(2023-04-17 15:11:55)
20.  伊豆の踊子(1974) 《ネタバレ》 
毎週見ていた「スター誕生!」を見ていて、「いい子はなかなかいないんだね」と変な感想を言っていた中学生。 「あまり話さないけど、気になる女の子、芯の通っているような、しっかりした同級生」が百恵さんでした。  彼女の映画を大阪で封切り初日に見てます。 数年後、二本立ての映画館で高校生カップルで見た(3カップルでね) で、彼女の映画全集を持っており、「あ、伊豆の踊子、見てないや」と何十年ぶりで鑑賞。 だって、気恥しいですよ、60のおっさんが見るのにはね。 ※最後のコンサート、東京まで見に行ったんですよ、私。  はっきり言って、彼女のTVドラマやホワイトラブあたりの演技と比べてはいけない作品 演技は、もうイモです それしか言葉が当てはまらない が、14歳と言う可愛さ。あどけなさ。大人への恐れ。異性へのあこがれと恐ろしさ。 が、意外にも全部詰まっている作品ですね。三浦氏とその後結婚することになるのですが、 この頃はみじんもそういうのが無かったとの事。三浦氏も当時はまあイモですけどね。  身分制度の暗い面を、すんなりと発する大人たち。当時は「身分差をスパッと、現代的に」だったようです。 「あの人とは、仲良くなれないんだよ」と美空さんなどが言っても、時代劇の中のセリフにしか聞こえない。 自分と同世代の若者が悩むので、そのセリフの意味が重くなってきますね。 当時はそう感じました。今では、この映画も「時代劇」に見えてきますけどね。  見直して、あの露天風呂のシーンでは百恵さんにはセクシュアリティは感じませんね。 原作通り「子供なんだ」と言う感想です。(でも当時は、ハラハラドキドキしましたね)  ホリプロの関係者が多く出演しています。石川さゆりさんも出ている貴重なフィルムですね。 事務所挙げて、百恵さんを売り出そうとしているのが、大人目線で見れば良くわかる作品です。  百恵・友和共演一作目 その後夫婦になったので騒がれますけど、そんな前振り無しで、頭の中空っぽにして見てみたいなぁと思う作品ですね。  ただね、「映画」の構成としては、同じ西河監督の、吉永ー高橋の作品の方が、重厚で、シャシンとしての作りもいいですけどね。 でも、やっぱりこのシャシンが百恵さんの初々しさ、あどけなさが判って良いです。 という訳で、評価は5 マイナス点は宇野さんのナレーションが重いから(吉永版にも出ていたけどね)
[DVD(邦画)] 5点(2023-04-17 11:13:26)
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