1. 悪魔と夜ふかし
これは率直に期待外れでしたね。(と言うほど期待してた訳でも無いけど。) 当時の深夜バラエティ番組の雰囲気は良く出せてたと思う。日本で言えば11PMみたいな奴ですね。 だがCM間の舞台裏まで映像が残ってましたと言われると「んな訳ないじゃん」と白ける。 かと言ってフィクションとして見るにはクライマックスの騒動はビジュアル的にショボい。 ただ、懐疑派の男は緊張感を出してて良かったと思う。 出来としてはまあまあですね。サブスクでも良かった感じ。 [映画館(字幕)] 5点(2024-11-12 08:39:57) |
2. マッドマックス:フュリオサ
《ネタバレ》 これは評価の難しい作品だなぁ。ジョージ・ミラーの葛藤も手に取るように分かる。 世紀末を先取りしたようなこの時代にパッパラパーの勧善懲悪など撮ってられるかと言う思いと、いや映画を見ている間だけでもスカッとさせたいと言う思いが。 悩み抜いた挙句のこの作品であればその思いは受け止めざるを得ない。 かくしてフュリオサの復讐劇はなんともすっきりしない結末を迎えることとなった。 宿敵ディメンタスは母を殺したことすら全く覚えておらず、無論後悔も謝罪もない。それどころか「撃つなら後ろからがいい。いつ撃たれるか分からないドキドキ感がある」と言う始末。挙げ句の果てに「お前は俺に似ている」とまで言われればフュリオサが顔を真っ赤にして怒るのも無理はない。 成就感ゼロの復讐劇が終わって、これからフュリオサは何を心の糧に生きていくのかと言えば、捕らえられた女達を逃がそうとする訳だが、これも前作の通り結局戻ってくる事となる。 この虚無感は間違いなくマッドマックスの世界ですね。悩みましたが7点を献上します。 [映画館(字幕)] 7点(2024-06-17 08:39:19) |
3. TALK TO ME トーク・トゥ・ミー
《ネタバレ》 こっくりさんやウィジャボードの例を見るまでもなく降霊会なんぞやったらロクな結果にならないと言うのは常識だが、この作品もその例に漏れなかった。 だが、腕を握ると霊が現れ呪文を唱えると霊に憑依される(ただし90秒が限界)と言うのはなかなか新しいアイデアだった。 この霊に憑依される感覚がドラッグでトリップするかのように快感で、若者が熱中する。 しかし安易な気持ちでまだ幼い子供にさせたことが取り返しのつかない結果を招く。 ラストは「あー、そうなっちゃったかー」と言う重い結末。これは結構ダメージある。 結局のところ現れるのは悪霊しかいないと言う事だね。 最初の憑依で90秒を超えてた時点でミアは既に悪霊に取り憑かれていたと考えればその後の展開は全て納得できる。 それなりに見入ったので評価は高めです。 [映画館(字幕)] 8点(2023-12-23 22:35:38)(良:2票) |
4. 拷問男
《ネタバレ》 アマゾンプライムで鑑賞。見る前はボタンを押すのに相当なためらいがありました。 これは邦題で思い切り損してますね。原題は「Daddy's Little Girl」ですよ。ラストクレジットの先頭も殺された女の子。ちなみにこの子の惨殺シーンは無く殺された遺体も一切見せてません。主人公は中盤以降犯人に拷問を加えるが、一方で殺された娘の幻影と会話する。その娘の「悪い人は警察に送るんだよね」の言葉に最後は殺すつもりだったのを踏み留まり警察に引き渡して投降する。何とも悲しい結末でした。見た後はしばらく引きずりそうだし、人には薦められませんね。別な意味で見るのには相当な覚悟が必要です。 [インターネット(吹替)] 7点(2022-07-23 19:10:25)(良:1票) |
5. エイリアン:コヴェナント
《ネタバレ》 作品としては「プロメテウス」の続編。だが、出来はそれ以下。これが総論です。個別に一つだけ語ると、あの白いエイリアンは本家本元の筋肉質エイリアンより不気味ですね。あんなのに背後に立たれたらそりゃチビりそうだよ。そこだけは良かった。オチは多分100人が100人、確信してたに違いない。 [映画館(字幕)] 5点(2017-09-16 18:00:21) |
6. バイオハザード:ザ・ファイナル
《ネタバレ》 一見さんに優しいこのシリーズ。1さえ見てれば、いやこのファイナルが初めてでも全く問題ないです。最初に丁寧に解説が入ります。逆に言うと2~5は全く話に進展がなかったとも言えます。と言う事で見る前にハードルを思い切り下げてるんで期待を下回る事がありません。それなりに割り切って見れば2時間退屈する事もないです。6点を標準で見て、ミシェル・ロドリゲスの出演がないので-1点。ローラの扱いが中島美嘉以下なので-1点。合計4点が良いところでしょう。ご都合主義のラストはもはやお約束なので減点しません。 ところで本当にこれが最後だろうね。もし作ったら次はスタートを4点にするよ。 [映画館(字幕)] 4点(2017-01-07 18:20:13) |
7. パトリック 戦慄病棟
《ネタバレ》 途中までは比較的いい雰囲気で話が進むのに、終盤しっちゃかめっちゃかのB級に突入してしまう作品が割とある。本作もそう。ゴシックホラーのような古びた洋館の中での居並ぶ植物状態の患者。灯台守りをする謎の男。ここまでは良かったが、寝たきりのパトリック君が暴走を始めてからはだんだんおかしくなった。パトリック君に実は意識があったのはいい。しかし、自分に見えていない外界の様子まで理解してて、人を操り、機械も操り、何でもし放題になると「んなことないだろ!」と言わずにはおれん。ところで、あのおっちゃん、結局何がしたかったんだろうか?何だかこの映画自体が何がしたかったのかよくわからない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-03-01 20:53:35) |
8. モーガン・ブラザーズ
《ネタバレ》 スプラッタ系コメディって見る客層を選ぶし失敗したら目も当てられない駄作になるんだけど、本作はなかなかうまくできています。ゲラゲラ笑うシーンはないけど、時折プッと吹き出すシーンが絶妙に配置されてて、何と言うか見てて飽きないです。 そうか、生きた人間をミンチにすると良い成分が分泌されて良い肥料になるのか。この兄弟ならそう言う発想に至っても全然不思議はないですね。何だかオツムの足らない弟にイラつく兄ちゃんの気持ちがちょっとだけわかる気がした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-18 22:00:22) |
9. エリア52
《ネタバレ》 エリア51じゃなくて52?この時点でロクな映画じゃないと想像がつくが、その想像よりは面白かった。もちろん期待度最低の中での話なんで間違っても期待してはいけませんよ。宇宙人出ないのかと思ったらちょっとだけ出ます。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-11-23 21:50:59) |
10. ババドック ~暗闇の魔物~
《ネタバレ》 これ結構凄いです。何が凄いと言って母親と息子の演技が演技とは思えない。リアルであるだけに子育てに悩む母親の苦悩がストレートに伝わってくる。疲れきった母親が手にする飛び出す絵本「ミスター・ババドック」。これを読んでババドックに何を感じたのか?不遇の死を遂げた夫の無念か、扱いにくい息子への怒りか、それ以来、ババドックは彼女の周りに現れ始める。ババドックは現実か妄想か。最後まであいまいだが私の中では決着はついたと思う。ババドックの絵本、欲しいと思うけど息子には絶対に読ませたくはないね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-23 21:34:14) |
11. カリフォルニア・ダウン
《ネタバレ》 たまたま時間の都合で3Dを選択したがすぐに後悔。画面が見ずらい。せっかくのビジュアルが、そこしか見るとこないと分かってたのに損なわれた。ドラマパートは想像以上に御都合主義。これはいちいち突っ込むのが無粋に思えてくるくらい。ビジュアルは確かに凄いが、ロスやサンフランシスコって地震の多いところなのにあんなに簡単にビルが崩壊するのか?ビルが崩壊してるのに人間は平気で立っている。なんで?震災物としては非常に不真面目な印象を受けた。この映画の上映が延期されたのは無理もないと思う。 [映画館(字幕)] 4点(2015-09-19 15:03:51) |
12. マッドマックス 怒りのデス・ロード
《ネタバレ》 本作の売りであるCGを駆使しないカーアクションは充分過ぎるくらい見れます。これが目的なら満足できること間違いなしです。でもそれ以外は、お世辞にもいい出来ではないです。どのキャラも立ってない。シャーリーズ・セロンだけはさすがの演技でこの人は何をやらせても完璧だなと思うが、その他のキャラはマックスのトム・ハーディもイモータン・ジョーもとにかくパッとしない。「希望は持つな。心が壊れると狂気に落ちる」と言う言葉だけが安易な終末願望に冷水を浴びせる意味で良かったですね。こんな世界誰も望んじゃいないだろう。狂気の世界の演出だけは良かった。あのタイコどんどこ打ち鳴らして火を噴くエレキギターをかき鳴らしつつ走る「士気鼓舞車」とでも言うんだろうか、あの車は良かったね。にしてもハイオクの血液っていったい何だ? 見終わって1週間。なぜか自分の中で本作が忘れられない。ふつう、この手のおバカ映画は時間が経つにつれて評価は下がってくるものなのになぜだろう、とずっと考えていたが、本作の主役は実はフュリオサことシャーリーズ・セロンなのでは?と思った瞬間全てが腑に落ちた。そうなのだ、マックスもイモータン・ジョーも彼女の引き立て役に過ぎなかったのだ。と言う事で本作の評価を変更します。傑作だと思います。 [映画館(字幕)] 9点(2015-06-20 18:15:07) |
13. テストN
《ネタバレ》 これは爆弾級。とにかくファックファックうるさ過ぎ。登場人物にまともなのがいないんで見るのが苦痛。WOWOW、良くこんなのをチョイスしたよ。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2015-05-01 16:08:44) |
14. ダーク・フェアリー
《ネタバレ》 ギレルモ・デル・トロ監督の作品は「パンズ・ラビリンス」が素晴らしかったので期待してたんですけど、残念ながら期待はずれと言って良いです。みんないい加減気づけよ、ってイライラしぱなっし。最初にあのおじさんが襲われて重傷を負った時点で何か調べるでしょ?普通。あの頼りない父親が生き残って一人がんばってたあのお義母さんがやられるなんて、あんまりの結末です。つーか簡単にあきらめるなよ、ここも。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-05 20:04:23)(良:1票) |
15. ウォーキング with ダイナソー
小学生の息子にせがまれて一緒に見に行きました。息子は3D初体験で興奮してました。3DのCGの出来は素晴らしいです。ただお話は幼稚園~小学生クラスまでですね。正直、中学生になるといろいろきついかと思います。興奮した息子はパンフレットも欲しがったので買いました。結構な出費だったけど、これで息子が映画に目覚めれば父としても本望ですね。 [映画館(吹替)] 6点(2014-01-07 00:15:21) |
16. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 3作目になるとストーリーもビジュアルももはや慣れてきて新味がなくなりますが、本作では中盤のドックでのセンチネルの大群との戦闘シーンが出色の出来で作品の質を落としてません。ミフネと言うキャラに欧米の三船信仰?を見ましたね。市民を守る為に命がけで戦う、まさにサムライスピリッツ。ここが本作の事実上の一番の見所でした。 [DVD(字幕)] 8点(2013-05-07 22:51:56) |
17. マトリックス
《ネタバレ》 これは素晴らしい。画期的な撮影技術を開発したと言う一点のみでも後世に残る作品ですね。 キアヌが弾をよけるシーンはどれだけパロディにされたことか。 ストーリーも文句なしです。久々に見たSF映画の傑作でした。 [DVD(字幕)] 9点(2013-05-07 22:38:37) |
18. アイアン・スカイ
《ネタバレ》 ナチを題材にしたんで難しいのは分かるけど、全体的にギャグの切れが悪かったです。 良いナチ悪いナチに分けたのは失敗だと思う。ナチは全員極悪非道で大暴れした挙げ句に最期はド派手に砕け散れば良かったと思います。 その他のギャグと言うかパロディも常識的過ぎて、個人的には笑えなかったです。今更ペイリンでもないし。欧州らしいもっと毒のきついギャグが欲しかった。「おいおい、こんな事やっていいのか?」的な物を。特撮だけは思ったより良く出来てました。 [映画館(字幕)] 5点(2013-01-14 23:07:51) |
19. ソウ6
《ネタバレ》 ソウシリーズも6作目に突入。さすがにもはや売りは残酷描写のみとなってきました。冒頭は相当きついです。今度のジグソウはタフだし当分死にそうにないんで、まだまだ続くのかなと思ったら仲間割れ(?)で次回で終わりみたいですね。しょうがない、最後までお付き合いしましょう。 [映画館(字幕)] 4点(2013-01-07 22:23:19)(良:1票) |