1. ショーシャンクの空に
内容については今更語る必要もない。文句なしの名作。数少ない、出会えてよかったと思える作品。ビデオ、TV、DVDと色々観たが、字幕が結構違う。おととし買ったDVDでは好きだったセリフが変な感じに訳されていて、ちとショック。表示のタイミングも含めて、字幕の質って大切だよな、と再認識。 [DVD(字幕)] 10点(2006-04-18 07:37:30)(良:2票) |
2. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 こういったパニック状況を、一市民の視点で描いたことは良いと思うが、脚本があまりに酷い。そもそも子供が随分とアホ。息子は何の訓練も受けて無いくせに何故か軍隊と一緒に戦いたがるし、娘は何かとパニクリ(そういう病気という設定なんだろうが)、そこで?というようなとこでも悲鳴をあげる。親父はまあまあ納得出来る行動をとったものの、地下室でパニクリ喚く男を「見つかってしまう」という理由で殺してしまう。そのくせ次のシーンであっさり捕る体たらく。 親子愛や家族愛をテーマに打ち出したいなら、せめて娘を成長させて欲しかった。親父との絆が強くなったようなシーンの後でも、娘は相変わらずギャーギャー叫び、親父をほっぽって何故か外へ飛び出すんだから、どっちらけ。おまけに無理やり宇宙人を生身で登場させたが、おばかに映るだけ。原作が100年前のせいということもあって、これだけの攻撃が出来る文明にサーモシステムすらなく、目視での探索してたり、無理に時代を現代に置き換えたが為に数々の違和感が生まれているような。金はたっぷりあるんだから、100年前の設定のままセット組んで作ればいいのに。ラストのオチより、息子があの状況を生き延びてたことの方が、大どんでん返しだったよ。 [映画館(字幕)] 3点(2006-04-18 08:28:57)(良:2票) |
3. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 前作引き続きダークカラー。画面も暗くて観辛い。拘束の効き目もないドラゴンと戦わせたり、競技者でもない生徒を水に沈めっぱなしにしたり、生徒の命などお構いなしなめちゃくちゃな競技に呆れます。おまけに三番目の競技の前に一人死人が出るのに、競技を中止することなく続行して、とうとう生徒の一人が死んでしまう惨事。生徒が死んだらどうするつもりなんだとずっと思いながら観ていたが、校長の責任感ゼロな最後の演説を聞く限り、死んだってしかたないんじゃねぇのってスタンスの学校らしい。なんじゃそりゃ。シリーズ中最低の出来。 [DVD(字幕)] 1点(2006-07-07 18:38:42)(笑:1票) (良:1票) |
4. 逆境ナイン
あの暑苦しいバカっぷりの島本テイストはそれなりに出てはいるが、ちょっと惜しい感じがする。もう少しテンポを良くして全体を締めれば、格段に良くなるし島本テイストもくっきりするだろうになぁ。まあ、予告編が一番面白かったのは紛れも無い事実だが、それでも本編も十分頑張った方ではある。島本作品を実写映画化しようなんて思った勇気に乾杯。懲りずにまた実写化して欲しいもんです。 [映画館(邦画)] 5点(2006-05-25 07:32:11)(良:2票) |
5. キング・コング(1933)
《ネタバレ》 今から70年以上前に作られたとは思えないような特撮技術には感心する。でも内容はただのコマ撮りアニメーションの怪獣映画だった。怪獣映画や特撮系に興味が薄いためか、ヒロインが怪獣に狙われ、それをコングが助けるという繰り返しが長く感じて飽きてしまった。コングが怒りにまかせて村人を噛み殺し、踏み潰すシーンはコングの恐ろしさを感じさせていいけれど、アップの顔が面白すぎるのはどうにかならなかったのだろうか。最後のセリフは、無理矢理綺麗にまとめようとしてる感じでしらけてしまう。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-22 20:28:15)(笑:1票) (良:1票) |
6. さくらん
《ネタバレ》 演技から何から全て中途半端。センスが悪い。こんな絵やら演技で監督は満足出来たんでしょうか。これにOKを出すセンスが判らない。無駄にセックスシーンを多々挿入してなんともグロテスク。醜悪です。喧嘩シーンは族の喧嘩にしか見えず。ラストは安直にしか感じられず。期待して観ただけに反動落胆も大きい。 [DVD(邦画)] 0点(2007-10-25 23:00:19)(良:2票) |
7. あの頃ペニー・レインと
《ネタバレ》 少年のひと夏の経験みたいな映画。あんな風に童貞も喪失したりして、良い夏ですわなぁ。主人公とバンドのリーダーとの交流が温かみがあって良い。リーダー、ちょっと人が良すぎるけど。二流、三流感のあるバンドも良い感じ。しかしペニー・レインは魅力いまいち。まあ主人公が惚れるのは理解できるのでOKだ。他のグルーピーとは違うバンド・エイドだって、こういう口上をする奴が一番間抜け。自分は他とは違うって、違わねぇって。どうして愛されないのって、現実の中に生きてないからだよ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-25 23:35:24)(良:2票) |
8. パッチギ!
《ネタバレ》 ゲロッパに比べればしっかり笑える。しかし朝鮮と日本の図式が結構一方的。そしてバイオレンスのテンコ盛りに嫌気がさす。青春=暴走とでも言いたいんか。中盤ぐらいまではそれでも堪えたが、後半はさすがにしらけた。都合よく人が死んでも泣けません。しらけた中で、大友康平がいいことを言っても、心になど響かない。これなら「GO」の方がよっぽど考えさせられる映画になっている。 [DVD(邦画)] 5点(2006-04-29 22:38:36)(良:2票) |
9. ダイ・ハード3
《ネタバレ》 ダイ・ハードに行動を共にするような相棒は必要ないでしょ。ダイ・ハードの魅力は主人公一人だけ真実に気づき、周りに理解されない中、閉塞的な現場の中で孤独奮闘することなんじゃなかったのか。一緒にがんばる相棒作ってどうすんのよ。閉塞的な現場も1のビルから2の飛行場、今回はついにニューヨーク市内とどんどん広くなり、広くなりすぎてもう限られた場所で主人公の活躍なんて話でもなくなった。派手にやってるが、本当に普通のアクション映画に成り下がりました。そして普通のアクションとして観ても全く面白くない。妙にコメディ要素が高くして大すべりでマイナス。事件がクリスマスの日じゃないってのもマイナス。なんで毎回クリスマスにってのは、不自然に感じたとしてもそこが面白いのに。それに復讐を語る今回ならクリスマスに決行する理由も十分あっただろうし。 [DVD(字幕)] 1点(2006-12-17 22:43:09)(良:2票) |
10. タイタス
とにかく表現がグロい。舞台でやるならまだ見られるのかもしれないが、これを映画としてリアルな映像で表現することに意味を感じません。その他の演出を見ても、なんだか中途半端。人物の行動に疑問を多く感じるのは、原作云々よりも見せ方が下手なんでしょう。誰一人善人がいない徹底した救いのなさで、よくまあこんなもんを3時間弱の尺を使って作ったもんだ。延々と憎しみの言葉を聴かされても堪らんのだよ。 [DVD(字幕)] 0点(2006-06-14 19:16:46)(良:2票) |
11. オータム・イン・ニューヨーク
主人公があの女性に執着する理由がイマイチ伝わってこない。この主人公があまりに酷い奴なので、何がどうなってもどうでもいい感じ。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2006-06-12 18:28:16)(笑:1票) |
12. 待ち伏せ
《ネタバレ》 なんと豪華な出演陣。浅丘ルリ子さんがとても美しく良いです。三船さんや勝新はさすがの貫禄だが、やはり錦之介さんが一番印象に残る。酷い奴なんだけど。裕次郎の影が薄くて少し可哀想。勝新が身を投げてしまうのがちと残念。どうせなら最後の黒幕を倒す役は勝新にやらせてやりたかった。身を投げた後の雪崩の映像がちと間抜けにも映ったり、最後の最後がちとぐずったが、まあそこそこ観ていられる映画。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-16 21:56:30)(良:1票) |
13. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
《ネタバレ》 2時間半という長大な尺だが、内容はスッカスカ。どこかで見たことのあるギャグ映画の場面をこの映画のキャラに当てはめて作っているだけの二番煎じ。前作のキャラを出しとけばいいだろ的ないい加減さばかりが目立つ。キャラ自体の魅力も相当落ちている。名前は同じでも内容が違います。笑えないギャグと巨大化け物CGの映画になってしまった。極め付けに最後のヒロインのあの決断。その直前のシーンで逃げたジャックを卑怯者とののしりながら、その行為はないだろう。 [映画館(字幕)] 2点(2006-11-18 17:50:15)(良:1票) |
14. プリティ・ウーマン
《ネタバレ》 ドタバタコメディに出来そうなネタを、そっち方向には走らずにファンタジーな恋愛ものとして上手くまとめてあります。冷静に考えれば、今日は会社を休んで一緒にいてなんて言う女は大抵男をダメにするもんだし、最後の買収に関連する決断も、あれで会社が上手くいくかは結構微妙。まあそれでも、飽くまでも映画として、主人公のあの判断はOKなのです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-12-04 21:09:13)(良:1票) |
15. 7月4日に生まれて
《ネタバレ》 以前観た時はとにかくファックだファッキンだとそればっかりが耳に残るったが、今回観てみたら、そこらはあんまり気にならなかった。慣れとは恐ろしい。しかし内容は前回同様、特に面白いとも思えず。大体、自分が甘い考えで英雄気取りでベトナム戦争に行って、民間人殺したことにショックを受けて、パニくって誤射して同僚殺して、仕舞いに自分も敵に撃たれて脊髄損傷で下半身不随になり、帰国して誰も尊重してくれないと逆切れする。戦争に対する考えが甘すぎる。徴兵されて無理矢理行かされた訳でもなく、自分から志願して行ったわけで、それこそビリヤード場で元兵士に言われる言葉そのもの。自分から志願して戦場へ行って、負傷したからと手の平返して偉そうに泣き言を言う姿にどう共鳴しろというのか。志願、徴兵の別なく、実際戦場へ行き国のために戦った人々へはある程度尊重されるべきだとは思うが、これはそういう問題ではない。個人として見たときにあまりに身勝手過ぎる。駄々っ子である。主人公にまったく共鳴させるものがないために、国の罪を責めても、自分が負傷したからこそ国を責めているようにしか見えない。自分が負傷さえしなかったら、きっとこいつは、、、と思えてしまう。そう思わせてしまうだけでも、戦争の是非、負傷兵の待遇の是非を問う映画にはなり難いんではなかろうか。尺も長過ぎですわな。 [DVD(字幕)] 3点(2009-05-24 04:56:24)(良:1票) |
16. 永遠の人
どろどろした話で、下手すりゃ昼メロ的な感じになって終わってしまいそうなところを、そうはならずにしっかり踏みとどまっている。監督の物の考え方が、自然にそれでは終わらせないのでしょう。長年月を断片的に切り取ってみせるこの監督のスタイルが良く合っているし、そのポイント選択のセンスも間違いはない。ちょっとしたシーンや台詞にその人間の本質を感じさせるものがあり、良く出来ているなぁ感心します。惜しむらくは、フラメンコ音楽があまりにもミスマッチ。日本語でのフラメンコ歌謡がさらに酷い浮きっぷり。さすがにこれはちょっと。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-08-15 15:35:27)(良:1票) |
17. 君とボクの虹色の世界
出てくる人間、みんなどこか頭がおかしい人間ばかり。なんじゃそりゃの連発。まあ薄っぺらいこと限りなし。全てにおいて鬱陶しい。ああ、感想書くことすら鬱陶しい。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2007-05-29 20:15:49)(笑:1票) |
18. ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト<TVM>
最近のルパンは殆ど観ないけど、これは珍しく観て、それなりには楽しめた。 [地上波(邦画)] 5点(2006-07-07 19:55:11)(良:1票) |
19. フェーム
《ネタバレ》 普遍的なことを描いているためにそれほど古さを感じない。これといって大きな盛り上がりのあるエピソードがあるわけでもなく、さらりさらりとただそこにある若者達の姿を描いた内容に、ドキュメンタリー的な匂いを含んだ作りがよく合っている。かなり作られた面が見られるにも拘らず、受ける現実感が結構高いのは要所の描き方が的確なためだろう。ただ出てくる若者達はあまり愛せるキャラクターはなく、ちょっと冷めた目で見ると、甘やかされた若造達のエゴイスティックな群像劇でしかないようにも思える。まあ、それだからこそのリアリティでもあり、この辺は諸刃の刃。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-03 21:37:08)(良:1票) |
20. ラブ・アクチュアリー
同時進行型オムニバス。比較的下の話が多めなのがちょっと意外。何らかの性的な要素が絡むのは仕方ないのだろうか。しかし楽しめるのはやはりそういう要素が低めの話の方。アメリカがまるでエロ大国のようなおちょくり方は面白かったけど。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-08 02:23:08)(笑:1票) |