1. インファナル・アフェア
ディパーテッドのところに何故あんなにも酷評が多いのか、この映画を観てようやく納得がいきました。これ、凄い映画です。ただ、ディパーテッドを先に観てしまったが為に、スリルが半減してしまいました。残念…。個人的に非常に後悔していると同時に、今後同じような犠牲者が増えないように、TSUTAYAなどのディパーテッドのコーナーに、本作を先に観るような案内文を掲げておいてほしいくらいです。 [DVD(字幕)] 9点(2008-03-04 21:27:00) |
2. 硫黄島からの手紙
ドンパチシーンの迫力は凄いのですが、あくまでも音響的な意味であって、もう少し生々しい殺戮シーンというか鬼気迫る演出が欲しかったような気がします。つまり、ドラマというよりは軍事アクションにやや傾倒気味かなと感じたわけです。あと、キャストですが、二宮君では青臭すぎてこういう役柄にはどうも合いませんね。渡辺謙、伊原剛志、中村獅童らの迫力に完全に力負けしてます。 [DVD(字幕)] 7点(2007-12-30 15:19:43) |
3. 生きる
恥ずかしながら、黒澤映画を観たのはこれが初めてです。主人公の渡辺の功績については葬式での回顧シーンで延々と綴られるだけだったため、この渡辺に感情移入できませんでした。世間では評価の高い作品であるため期待しすぎて観てしまった分、「まあこんなもんか」という感想です。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-30 15:06:21) |
4. イノセント・ボイス 12歳の戦場
戦争の無情さをダイレクトに訴えかけてくる良作です。貧しいながらも健気に生きるチャバの姿が、逞しくもありいじらしくもありました。チャバが川原で銃撃戦に巻き込まれたとき、生まれて初めて銃を手に取ったシーンが印象に残りました。 [DVD(字幕)] 8点(2007-04-23 00:36:55) |
5. いまを生きる
「映画の表現は巧みであったか?映画に重要性はあったか?この2点をそれぞれ横軸、縦軸として座標位置を決定した場合、その面積の大きさが映画の評価である。」キーティング先生が破り捨てろと言ったこの理論に敢えて従って採点したところ、9点になりました。 [DVD(字幕)] 9点(2007-02-20 01:49:19) |
6. イン・ハー・シューズ
まあ、よく出来た映画だと思います。ただ残念なのは、クライマックスでマギーことキャメロンが詩を朗読するシーンで、字幕では詩の良さが伝わってこないこと。きっと、ネイティブだったらもっと心に響くんだろうなと思いつつ、観てました。最初は単なるドタバタ系ホームコメディかと思いましたが、後半うまくまとまっていました。それにしても、キャメロン足なが~ [DVD(字幕)] 6点(2007-01-19 00:42:40) |
7. インサイド・マン
《ネタバレ》 映画の作り込みは洗練されていますし、デンゼル・ワシントンの緊張感ある演技にぐっと引き込まれはします。ただ、銀行のオーナーがあれ程多大な金銭を代償にしてまで守り通したかった秘密が秘密のままで終わってしまうのは狡いですし(もしきちんと明かされていたなら、単に私の観察力不足の問題です。)、トリックにしても、これって本当に立証不能なトリックでしょうかねぇ?映画では「誰もがクロだともシロだとも、立証し得ない」というように説明されていたと思いますが、果たしてそうですか?顔を隠した犯人グループが、人質全員に同じ服を着せるまでは、人質は人質同士の互いの顔を観ているはずです。皆が協力し合って消去法でいけば、クロが浮かび上がってくるんじゃないでしょうか?(もしかしたら、これも私の理解不足で、ストーリーを思いっきり誤解しているのかもしれませんが) [DVD(字幕)] 5点(2007-01-11 01:57:39)(良:1票) |
8. いぬのえいが
オムニバス形式になっていて、正直、途中の閑話休題的コメディはどうでもいいんだけど、さすがにポチとマリモの話には泣けてしまいました。共通するテーマは、犬が人間よりも先に歳をとって逝ってしまうこと。それをストレートに描写した2つのエピソードは、そりゃずるいと言えばずるいんだけど、こうも健気な犬の表情をたくさん見せられると誰だって涙腺緩むって…。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-28 19:25:08) |
9. いま、会いにゆきます
この映画、最後の種明かしとして彼女視点から語られるシーンが、反則的にキますね。滅多に泣かない自分がボロボロ泣き通しでした。しかも観終わった後も、どこか切ないながらもあたたかい感情の余韻が残ります。久々に観てよかったと感じた邦画でした。 [DVD(字幕)] 9点(2005-06-19 01:09:07) |
10. インサイダー
内部告発を阻止しようと様々な手段で圧力をかけてくる大手企業及び業界陣営と、家族を守るべきか自分の信条を貫くべきかで葛藤する男、真実を報道することがジャーナリズムの正義であると信じて組織の圧力に立ち向かう男、これら3者が互いの利害をかけて絡み合う構図。映画の題材としてはなかなかよいところに着眼したと思いますし、これが実話とあっては尚更製作意義も高かったでしょう。なのに、その割には面白さは今一つでした。たばこ業界があんな手を使ってまで守秘したかった特ダネが「ニコチンには中毒性がある」ってこと?そんなん、医学的根拠が有る無いは別として、幼稚園児でも感覚的に知っている事実じゃないですか!(笑)「ふーん」とか思いつつ、この映画観終わるまでに、私ゃ5本も吸っちゃいました。だって長いんだもん。(^o^)y-~~~ 6点(2004-01-13 00:23:02) |
11. インプラント
つ、つまんない。サスペンスとしてもホラーとしても物凄く中途半端。1点を付けるほどの思い入れも無いので2点献上しときます。 2点(2003-11-19 21:30:20) |
12. イングリッシュ・ペイシェント
恋愛(不倫)を題材にした大人の文芸映画とでもいった感じで、普段から純文学に接している人向きの作品だと思います。退屈には感じませんでしたが、かと言って特別面白いとも思いませんでした。ただ、良い作品であることは認めます。映像も、広大なサハラ砂漠を上空から撮ったシーン、砂漠での夕日のシーンなど、非常に幻想的で美しいシーンが幾つかあります。 6点(2003-11-15 22:01:22) |
13. インビジブル(2000)
バーホーベンだけにもっとぶっ飛んだ展開を期待したんですが、その割には単にナンセンスなだけで面白さはイマイチでした。ま、確かにハチャメチャではあるんですけど。最後の方はまるでターミネーターのようなしつこさですよね。科学者としての理性は何処へ行ってしまったんだ? 6点(2003-10-21 01:23:52) |
14. インデペンデンス・デイ
《ネタバレ》 如何にもアメリカ的な娯楽SF映画です。しかし、地球科学より遥かに上回る先進技術を持ったエイリアンの基地が、ウィルス1つ仕掛けられたくらいであんな簡単にシステム崩壊してしまうのでしょうか?(笑)しかも、そのシステムにウィルスを流すためのプログラム技術は、完全に地球文明のものだし…。エイリアンのシステムもWindowsとかで動いてるんでしょうか…。他にも細かい突っ込みどころは多々ありますが、難しいことは深く考えず純粋に物語を楽しむには十分良い出来だと思います。「全人類にとっての独立記念日」の演説のシーン、私は好きですよ。 8点(2003-10-17 00:27:18) |
15. インソムニア
メメントの先入観があったので、その分余計にストーリーのストレートさが意外でした。ロビン・ウィリアムスが演じる役の方もそれ程悪役ではなく、それだけにスリリング加減は少し弱いです。ただ、アル・パチーノ演じる刑事の心理的葛藤は巧く描写されています。 6点(2003-10-17 00:14:24) |