1. 猿の惑星/キングダム
《ネタバレ》 見た素直な感想は「案外面白いじゃん」だった。 まだ続くのかこのシリーズはと言う印象だが、今度のは完全な新作で前のシリーズを全く未見でも問題ない。 今度の主役は若いノアと言うキャラクターだが、相変わらず表情も豊かで人間性?にあふれている。 自分に付きまとう謎の人間の少女メイを助けることになったが、彼女を通してプロキシマス・シーザーの言う「人間は信用ならん」と言う 言葉の意味を実感させられる事となる。 予告編は全く違いますね。あれはミスリードだ。本作は人間の恐ろしさや狡猾さが主体的に描かれている。 まだまだ猿の時代は訪れそうにない。次作も楽しみになった。 [映画館(字幕)] 8点(2024-05-14 22:11:41) |
2. The Witch/魔女
《ネタバレ》 パート2を見て改めてこれを見たけど、やはりこっちの方が遥かに出来が良いです。こっちの方が本物の悪魔だ。 前半の田舎娘のパートは後半の怒涛の展開への助走だった。 中盤、初めて力を見せるシーンで男の頭をガンガン殴りながら「違うって言ってるでしょ。なんであたしに構うの」と言い放つ。 クライマックスでは博士に「1日たりとも忘れた事はない」と言い、トドメはあの男の子に「あんたと私じゃレベルが違うのよ」と圧倒する。 魔女と言うからにはやはりこのくらいはなくては。非常にエンタメとして見応え充分な作品でした。 [インターネット(吹替)] 8点(2023-05-29 21:24:47) |
3. ザ・メニュー
これはサスペンスであり、極上のスリラーでもある。 文句なく面白い。おすすめ。 [映画館(字幕)] 8点(2022-11-19 15:13:27) |
4. ザ・ウォーク
《ネタバレ》 これを今は存在しないビルで映画化したのは本当に凄い。どこまでがセットでどこからがCGか全く分からない。このビジュアルだけでも賞賛されて良い。映画は現実にないものを体験する場だ。この作品は綱渡りに至るまでの準備期間に重きを置いているが、やはり見所はクライマックスの綱渡りシーンだ。見て初めて知ったが相当長いことロープにいたのね。これはやはり狂気の技だ。この狂気は見ておいて損はない。そう思った。おすすめ。 [映画館(字幕)] 8点(2016-01-23 20:46:17) |
5. 百日紅 ~Miss HOKUSAI~
原監督は杉浦日向子さんの大ファンとの事で、杉浦さんの作品の雰囲気は良く出ていたと思います。コアなファンからは考証の誤りを指摘する声もチラホラ見られますが、江戸の文化や怪異は良く表現されていたと思う。何よりも私自身が杉浦さんの大ファンなので、その杉浦さんへのリスペクトの入った作品に対して悪い事はどうしても言えないのです。すみません。多分に私情の入った採点です。 [映画館(邦画)] 8点(2015-05-20 18:44:44) |
6. search #サーチ2
果たして私について行けるかしら?と言う若干の懸念はありつつ見ました。(私、一応IT企業に勤めてたんですが。。。) が問題はなかったです。初見で充分理解できました。出だしは「またこのパターンか」と思ったが、一ひねりありマンネリにはなっていない。 今回も充分見応えはありました。それにしてもこいつらタイプ速いな。カタカタっと言う間に10文字くらい打ってる。 [映画館(字幕)] 7点(2023-05-01 14:58:58) |
7. search サーチ
今、これの続編(と言うか新作?)が上映されてるんで、ちょっと見てみました。 これは拾い物ですね。意外なくらい面白いです。ただ、家で見るのに最適なように思えます。 PC画面での操作はほぼ早送りじゃないか?と言うくらい速いんで「ん?今何やった?」と何度もストップ再生しながら見ました。 映画館じゃこうはいかないだろうなぁ。。。ついていけるかしら? [インターネット(吹替)] 7点(2023-04-27 10:00:39) |
8. 貞子DX
「貞子DX」のDXって何だよ?まさか今ビジネス界で大流行りのデジタルトランスフォーメーションか?と思っていたが、そのまさかだった。 デジタルで変異した貞子が襲ってくる、そう言う作品だった。元々もう貞子はホラーではなくエンタメと言われていた通り、本作ではホラーを捨て思い切りエンタメに振り切って来た。これが意外なくらい面白い。オリジナルのリングの構成(どうやって呪いを解く?→これだ→いや違う→真相はこれか)を取りつつ小芝風花の切れの良い演技で鮮やかに展開した。上出来だと思う。小芝風花ファンは押さえておくべき作品。 本作はホラーのようでホラーではないのでくれぐれもお間違えなきよう。 [映画館(邦画)] 7点(2022-10-29 14:32:01) |
9. 三度目の殺人
《ネタバレ》 うん。よく出来てます。及第点はやれる。が、それだけに真相は曖昧にして欲しくはなかった。私はミステリー要素だけに集中して見てたんで「おっ、これはいよいよ◯◯◯◯真犯人か?」と思ったが。市川実日子は相変わらず硬い役が似合っている。広瀬すずは笑わん方が美人。原作もの大流行りの中、オリジナル脚本で勝負する是枝監督はもっと評価されて良い。 [映画館(邦画)] 7点(2017-09-20 15:52:25) |
10. ザ・キラー
《ネタバレ》 配信で見るには充分な作品です。劇場で見てたら「うーん、イマイチ」と言ってたかもしれない。 デヴィッド・フィンチャー監督の大作かと思ったが、見た感想は意外に軽かった。 典型的なプロ殺し屋で偏執狂的なこだわりもあるが、その割に冒頭の殺しのシーンは案外雑。 その後は身内への攻撃に報復を決意するが、これも良く意味が分からない。相手もプロならなんで確実に殺さない? エンシェント・ワンことティルダを「綿棒のような女」と呼んだタクシーの兄ちゃんはナイスだったが、彼が殺されたのが唯一気の毒だった。 [インターネット(吹替)] 6点(2023-11-18 09:28:37) |
11. THE BATMAN-ザ・バットマン-
《ネタバレ》 率直に長かった。3時間かけないと出来ない話とは思えない。上映前にトイレで絞り出し切って見ても、3時間はちょっと持たない年齢になってきてるんですよ、私は。作品としてはまぁ退屈はしなかったが、バットマンもキャットウーマンもクリスチャン・ベールやアン・ハサウェイに比べてスケールダウンしている印象は否めない。お話も救いがないばかり。もうちょっとカタルシスが欲しいなぁ。娯楽映画でしょ?これ。これだと家で動画配信で見てもいいかな?なんて不届きな考えも頭をよぎってしまった。家だとトイレ気にしなくていいしね。私見だが30分短かったら1点上がったと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2022-03-21 17:31:43)(良:1票) |
12. ザ・スイッチ
《ネタバレ》 全く正当なスプラッター作品です。冒頭の真っ赤なユニバーサルピクチャーのロゴからして「これはスプラッターです(ご注意を)」と言っているように見える。中身も非常にベタな演出が多いがこれはむしろ好ましいと思える。主人公と入れ替わった殺人鬼はそれまで主人公をイジメていた相手を次々と血祭りに上げる。「何も殺す事はないだろう」と思う人は見てはいけません。スプラッターであれば嫌な先生は旋盤で真っ二つにするのが正しい。ただ、ツッコミどころも結構多い。これはスプラッターだからと目をつぶっていいレベルは越えてるようにも思えるんで7点にするか6点にするか迷ったけど私は6点にします。それにしてもあの冷凍庫はファイザーのワクチンでも入れるつもりだったのか? [映画館(字幕)] 6点(2021-04-10 19:31:48)(良:1票) |
13. 残穢 -住んではいけない部屋-
《ネタバレ》 うーん。残念賞だ。ホラーなのかミステリーなのか中途半端。監督はきっと真面目にホラーが撮りたかったと信じる。だから昨今のホラーにありがちなコケ脅し的な演出は一切使わなかった。それは良い。良いが、怖さの演出は足らなかった。本当に怖いと感じる演出は難しい。是非、再度チャレンジして欲しい。それと、原作未読だが、クライマックス以降の展開にははっきり不満を感じる。結局はっきり見せて終わりでは台無しだと思う。やっぱり残念賞だ。 [映画館(邦画)] 6点(2016-01-30 16:30:10) |
14. 猿の惑星:新世紀(ライジング)
《ネタバレ》 前半は面白かったです。人間と猿の対立はそれぞれの思惑もあって楽しめました。しかし終盤すこし冗長になり最後は肩すかしだった。結局シリーズ化するのね、これも。シリーズの最終作までオリジナルへのつじつま合わせも持ち越し、と言う事で、本作に限って言えば一点見る楽しみがなくなってます。 前半の人間側のダム発電の為に、猿側の領地に人間を入れる事に対する猿側内部の対立は興味深かった。シーザーの「ここで追い返せば彼らはすぐにまた襲ってくる」に対して、コバの「それでいい。弱っているうちに叩いて滅ぼせば良い」と言う意見は猿側としては正しい。シーザーは「戦争になれば多くの命が奪われる」とあくまで開戦には反対。その対立は人間側も同じ。結局、人間も猿も変わりませんね。 それともう一点、マルコムがシーザーに人間側が電気を必要とする事と、そのためのダム発電をさせてもらう事を訴えているシーンで、それを聞いてるシーザーの「人間って電気がないと生きられんのね。ひよわなやっちゃ」的な視線が何となく良かったです。険しい表情ばかりが板についてるシーザーだけど、こう言う時折見せる人間的な表情がいいですね。 [映画館(字幕)] 6点(2014-09-13 21:40:24)(良:1票) |
15. ザ・ホスト 美しき侵略者
《ネタバレ》 この映画はまず宣伝がダメでした。せっかく予告編見てそれなりに興味を抱いたのに、チラシを見るとこんな言葉が。「今話題のSTAP細胞がこの映画の中で更に進化して使われている」と。こんなアホな事を言っても観客は遠のくだけなのに。映画自体は至って普通の作品でした。ソウルなる侵略者に乗っ取られた地球。彼らが取り付いた人間は目の光彩に光の輪っかが見える。それで識別可能だが、乗っ取られてない少数の人間が生き延びて彼らから地球を奪還しようとする。ありきたりのストーリーです。でも一つ特徴を上げるとすると、ソウルの取り付いた人間は性格は平和主義となり暴力を振るう事も無く温厚そのもの。嘘も言わず信頼しあって生活しています。そんな彼らの生活を「退屈ね」と揶揄する我ら人間側の代表メラニーの方がよっぽど凶暴でダメ人間に見える。メラニーに乗り移ったソウルの人格であるワンダラーが一番まともな人間に見えてしまうのがこの映画の一番の特徴でしょう。確かに「美しき侵略者」だわ、これは。何しろ人間を見つけてもヘリや車で追跡して「止まりなさい」と言うだけで何もしない。逆に逃げる人間の方がヘリに銃弾を浴びせる。ショッピングモールでもお金はいらず微笑むだけでお持ち帰りOK。これ何かの冗談?と思えるくらい侵略者の方が平和的です。 あんたたち、侵略する星間違えたわ、悪い事は言わん、とっとと帰りなさい、と言いたくなりました。 [映画館(字幕)] 6点(2014-06-27 21:20:07) |
16. サンクスギビング
《ネタバレ》 予告編から「どうやって残酷に殺すか」に執着しているだけの、いつものイーライ・ロスの映画にしか見えなかったが、その予告編よりは面白かった。 が、悪趣味全開映画であることは変わりないので、好事家以外は見ない方が良いと思う。 犯人は誰だ?のスクリーム的展開があったのは少々意外だったが、本家のスクリームに比べれば低レベル感は否めない。 犯人なんてその辺の誰かでしょの感覚で軽〜く見るのが正解だと思う。 続編を匂わせるエンディングだったが、早くも続編は決まったようだ。この辺は食傷気味。 [映画館(字幕)] 5点(2023-12-29 23:42:48)(良:1票) |
17. THE WITCH/魔女 -増殖-
1作目は面白かった。でもこの2作目はスケールアップし過ぎて失敗ですね。 能力がインフレし過ぎてほとんどターミネーターです。その割に人間らしさは中途半端に残っている。 前作の方が本物の「魔女」らしさが数段勝ってました。 次作は見るかどうかちょっと迷う出来でした。まあ公開されれば見るだろうけど。 [映画館(字幕)] 5点(2023-05-29 14:37:51) |
18. 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
《ネタバレ》 まず、作品全体の雰囲気は悪くないです。にも関わらずこの出来の悪さはどうしたものか?わざとなのか、いやわざとだろうと思うが、人間たちの馬鹿さ加減があまりに酷すぎて途中から白けた。あの基地警備のザルさ加減はどうしたものか?地下にあんな広大な空間があるのに放ったらかし。しかも基地のど真ん中に巨大なガソリンタンク。手榴弾1個で吹っ飛んじゃったよ。ウィルスの影響で口のきけない人間が出始めたそうだが、それ以前にみんな脳をやられてない?中盤の大佐とシーザーの会話シーンは人間の闇に触れたシーザーの絶望的な表情が良かった。この映画で評価できるのはシーザーの表情だけですね。 それともう一点。あのボウガンを持ったにーちゃんは結局何だったのか?途中何度も思わせぶりな表情しておいて結局何のために出てきたのか分からない。武器も1人だけボウガンって、せめて無痛ガンくらい持ったら? [映画館(字幕)] 5点(2017-10-14 22:12:18)(良:1票) |
19. 聖の青春
《ネタバレ》 イマイチ、いやイマニかな?実話にフィクションを織りまぜるのは良いが、色々と中途半端。両親との関わりも希薄だし古本屋の女子店員との関わりもブツ切れのまま。なんと言うか一本の映画を「見たなー」と言う満足感がないです。映画としては4点クラスだけど、相変わらず端役もきちっとこなす染谷将太と、荒崎学と言うハチャメチャなキャラクターに気持ち良く?OKを出した先崎学9段に敬意を評して5点で。 [映画館(邦画)] 5点(2016-11-23 14:56:43) |
20. サイレント・ハウス
《ネタバレ》 全編ワンカット風撮影だが、やった意義が良くわからない。表を走るシーンではカメラブレブレ、ピント外しまくり、これわざとじゃないよね?ストーリーもありきたりの展開だが主役の女の子だけは良かった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-01 16:22:33) |