1. ジョン・ウィック:コンセクエンス
《ネタバレ》 いやいや、長かった・・ で、キアヌ死んじゃったようなエンディング? でもウィキでは、5作目も同時に撮影の話も有ったというので、死んでない可能性も? で、ネタバレついでに、3曲分もあるエンドロールの後で、更にワンシーン入ります。 ただ、キアヌは居ません。 何なんでしょう? という170分 今回はトイレ行かずに済みました。 アバターでは痛恨の一時離脱・・。 中身は、半分以上が打ち合いシーン。 バンバンバンバン、正直ちょっと疲れました・・ 面白いのは、パリでの戦闘で、真上からのドローン映像で、建物の中で撃ち合いながら 移動する長いワンカットのシーンが痛快。 火力の高いショットガンで、1発で相手が 吹っ飛んで火だるまになる特殊な武器のシーン。これが見ていて快感。 キアヌ抹殺の為に敵が用意した銃なのに、いきなり奪われてキアヌが使い倒すのが最高。 残念なのは、今回のラスボスが、童顔の若手俳優で、悪そうにも怖そうにも見えない事。 あと日本が誇る俳優真田氏の出番が短かった件。ブレットトレイン位は出て欲しかった。 今回も階段落ちシーンがあります。しかも100段は落ちてる・・しかも2回も・・ どこまでしぶといのかジョナサン。 エンドロールでサオリ・イザワの名前を発見。真田の娘のアクションシーンでスタントの 吹き替えやったのかも。 どーせなら沙織ちゃん本人を見せて欲しかった。 と、要望ばかり言いましたが、総じてはマズマズの娯楽作品になってます。 一言言わせてもらえば・・ 5作目は不要だと思います。もう充分でしょう。 [映画館(字幕)] 8点(2023-10-25 00:28:50) |
2. JAWS/ジョーズ2
《ネタバレ》 1作目が偉大過ぎて、続編がつまらない いやそれだけじゃない。 この映画では、サメに挑む人間が足りないんです。 前作は、やられっぱなしの前半に対し、3人でサメ退治に出かけ、 その大きさに呆然としつつ、プロ漁師の気合いとスキルで勝てそうな展開の中盤。 そして終盤の壮絶なバトルという心躍るプロレス観戦のようなワクワクがありました。 この続編は、後半にサメが姿見せても襲われて悲鳴と泣き顔のカオスシーンばかりで、 戦って仕留めようというアクションが無いのがつまらなくなった原因。 それなら、食われまくってホラーにすれば別な価値が出たのに、そうでもない。 サメのロボットによる撮影は継承されてますが、引き込まれない理由は撮影だけじゃない。 音楽のシンクロが甘いんです。 せっかくジョンウイリアムズが再起用なのに、 画面と音楽の一体感がありません。ミキシング以前の大きな間違いがありそう。 と言う事で、主演のロイさんお気の毒な1本でした。 [DVD(字幕)] 4点(2022-08-21 10:26:53) |
3. SING/シング:ネクストステージ
今回のムーンが作る舞台のテーマは宇宙? しかも失敗したら殺されるという背水の陣。 説明されたところでピンときませんが、スルーして鑑賞。 突っ込みどころ満載だし、 リアリティも無いんですが、なかなか魅せる映像もあって、結局楽しくエンディングまで。 演奏シーンで良い感じなのは冒頭のプリンスの曲と、クライマックスのボノの曲。 でもボノの曲が短か過ぎ・・。 せめて2コーラスはやってよ。 キャラクターで魅力的なのはもちろんミス・クローリー。 彼女の視線?にドハマリ! せっかく借りてきたのに、家族が興味なくて、親父一人で大音量で見てしまいました。 自分もミュージカル敬遠派ですが、それでも洋楽派昭和世代には懐メロが気持ちいいです。 [DVD(字幕)] 7点(2022-08-11 15:50:09) |
4. シン・ウルトラマン
《ネタバレ》 知人から「ウルトラマンに興味なくても楽しめる」からと勧められたけど、全然無理。 自分、変身とか巨大化とかは子供のころから拒絶反応があって、馬鹿にしてまして・・ それでも、シンゴジラはまあまあ見れたから油断してしまいました。 今回はただの、お子様向けの特撮変身ヒーロー作品で、それ以上のものではありません。 せめて、演出や音楽の現代化、撮影技術向上による迫力の画像でもあるのかと期待しましたが 往年の円谷作品と変わりません。 貧相で進歩のない特撮で、コスプレのプロレス見てるだけ・・ 音楽も古臭くて昭和に逆戻りですよ。 マニアの懐古趣味目的ならまだしも、初期から一貫して守備範囲外の人達は見るべからずです。 シンゴジラにあった、自衛隊の攻撃シーンもありません。怪獣に着弾爆発のみが見えます。 米軍のステルス機の投下シーンだけはありますが、大変物足りない。 怪獣だけでもリアリティの危機なのに、正義の味方巨大ヒーローも出たらもうSFの欠片すら無い。 どだい無理なんですよ。 しかも、脚本のセリフ割りオカシイです。会話が変。長澤まさみのキャラも違和感。 バディに拘ってばかりで、いつどんな仕事してるのか・・? いやチーム全員違和感かも。 カトクタイの事務所狭くて、デバイスも資料も少ないし、なんでたった5人・・? 原作がそうだからとかいう説明は受け入れません。 シンを付けた上位レベルのモノが見たかった。 で、人類が強くなれたのか、ウルトラマンに頼り切ったのか、お茶濁した勝利の後で、ウルトラマンの 遺産のように生き返った「ただの人、神永新二」の姿を見せない「おかえり・・」だけの、エンディング。 安いわあ・・ テレビドラマでさえ、もう少しラストシーンに気を遣うでしょ。 背景無しで、役者の顔だけでラストって、お金かからなくてお手軽よね・・ 口が閉まりません。 結果、新鮮味があったのは、エンドロールの米津玄師の楽曲だけでした。 ここでも漆黒に白文字だけで 何の工夫もない数分間。 余韻も皆無なので、退場始まるまでが長いこと長いこと・・ 昭和世代に高評価と聞きましたが、ソレホントに多数派ですか? 信じがたいです。 とにかく無理でした。 [映画館(邦画)] 3点(2022-06-26 23:21:36)(良:1票) |
5. 真実の行方
《ネタバレ》 ネタバレ厳禁ですが・・ 見どころは、二重人格を演じて、全ての人間を騙し、裁判を乗り切る犯人でした。 主役の弁護士は、手のひらで踊っていただけというオチ。ハッピーエンドではない。 犯人は最初、二重人格を伏せていて、弁護士が調査の末にそれを見つける流れにより、 真実にたどり着いたと確信させてしまうというところがいい。 気の弱い真面目で正直なアーロンの人格が表で、暴力的で策略家のロイという裏の人格。 「アーロンは父親からの虐待により精神を病み、ロイという2つ目の人格ができてしまった」 という、同情を禁じ得ないストーリーに弁護士も検事も、取りつかれてしまう。 しかし、それらは全て犯人の捏造で、捕まったロイが架空の人格のアーロンを演じていただけ。 アーロンなんて存在しなかったという真実。 真実の行方は、犯人野放しという結果。 見事に騙されましたと、拍手喝采しそうでしたが、気になる点が・・ 「殺しちゃった、助けて・・ロイ」とアーロンが言ったという供述がある。アーロンは、ロイの存在を 知らないハズなのに・・ ロイが殺したのなら確かにアーロンの罪は問えないけど、脚本のミス? リンダの殺害が公になってない事や、ピネロが殺された件が、うやむやのままなのもスッキリしない。 検事との恋物語や、事務所員とのエピソードを減らして、そっちも扱って欲しかった。 いくつかの難点がありましたが、デビュー作で怪演するエドワードノートンに感服の1作として 大変記憶に残りました。 良いと思います。 ※若干修正します よく考えたら、この弁護士が興味本位と目立ちたがりで国選弁護に立候補しなかったら この犯人の計画は、成功しなかった確率の方が高い。 犯人は、演技力もあるし頭がいいので、そんなリスク犯すより、犯人として捕まらない 計画を立てた筈・・ てな疑問が残ってしまいました。 1点減らしますかね・・ [DVD(字幕)] 8点(2022-03-12 08:38:10) |
6. JUNK HEAD
《ネタバレ》 面白いけど・・ 本音言えばココで終わるのが残念。 製作に手間がかかったかどうかは置いといて、終わり方含めて脚本は微妙でした。 見せ方はコマ撮りにしてはなめらかで、後半のアクションシーンは、普通の映画並みに カッコ良くて、前のめりになりました。 音楽や音響もツボにはまりまくりです。 ただその一方、設定や世界観の理解が追い付かなくて、解説が欲しいです。 まず主人公の人間は、地下に来た時に首だけで生きている理由が??です。遺伝子操作で 不死身になったのか、意識だけ移植したアンドロイドとして来たのかワカリマセン。 地下で1600年かけて進化した生命体マリガンに、ほぼ人間の知的な種と、クリーチャーか モンスターの種がいるが、生殖能力の鍵を握るのは、下等な種の方だという理由が??でした。 また地下で出会った女の子は、まるで人間だけど、登場人物としての立ち位置が不明。 もしかしたら、続編では、その辺の疑問への解答が得られるのかなあ。 で、本来の調査の為の旅が始まるところで、映画は終わり。 いやいや、こっからでしょ映画の核心は・・・? インディージョーンズが、失われたアークを探す度に出て、悪党と戦って、ヒロインと出会って いよいよ本格的に旅に出かけるトコで終わったら、皆さんどう思います? この映画、絶対にエピソード1でしょ? 事情はともあれ7年かかった1作目です。 完結編が見れるのはまた7年後なのでしょうか? それまでオイラ生きてるかな・・?。 でもでも、なんていうか凄く快感な映像や音響に、病みつきになりそうな旨味があるんですよ。 できれば、監督が一人孤独な制作に見切りつけて、複数のスタッフに作業を分担し、2~3年で続編を 完成させてくれるのに期待するしかない。死ぬ前に是非見せていただきたい。 なので、出来ればこの映画はもっとヒットして、お金稼いでもらいたいです。 そんな気持ちに溢れながら、映画館を出ました。だからナントカ皆さんも映画館で見て下さいませ。 で・・・続編の制作へ大きな期待を込めまして、異例ですが2点追加とします。 [映画館(字幕)] 9点(2021-05-05 16:41:53) |
7. 屍人荘の殺人
《ネタバレ》 オーマイガー! 最低の出来じゃないですか!? よくも、こんな駄作作りましたねえ。 全ては脚本のせいとも言えるけど・・ 駄目な物に気付かず製作してしまった関係者全員には、黒歴史でしょう。おめでとうゴザイマス。 まあ、浜辺美波ちゃんと山田杏奈ちゃんが可愛いので、損した気分は薄くなりましたが・・ 伏線かと思った部分は、のきなみ「ただの偶然」としてしまい、犯人の行動の根拠が弱くなっても 気にもせずに、フィナーレが来ます。 なんと、問題のゾンビテロリストが誰かは忘却したままで、 中村倫也がゾンビになって凱旋したら抹殺されてエンドロール。 わーお なんて素敵な不快感。 一緒にレンタルして来たミッドサマーが、名作のように感じる程の後遺症が残りました。 日本の映画界は、ちっとも進歩してないと言う事を、証明した貴重な迷作の誕生でした。 是非、皆さんもご鑑賞下さい。 [DVD(邦画)] 3点(2021-03-04 22:53:55) |
8. 新聞記者
《ネタバレ》 なんかね、松坂桃李君のキャラが芯が強そうで弱っちくてストレスが溜る。 省庁務めの公務員が、政権の安定の為の不正や情報操作への加担を、公然とやらされている日常。 その任務の職員の部屋があんなに暗い部屋とか、どうなの? 毎日、不正な情報操作が仕事ってねえ。 普段から疑念にかられていた松坂君、かつての上司が不正の隠蔽を押し付けられて自殺した事で悩むのだが、 自身の妻が出産の時期に、上に逆らう勇気もなくブレまくる過程。 一人の女性新聞記者と出会い、さらに傾いていく忠誠心。(実際は主人公は記者の方) 面白くなる予感とは裏腹に、官僚の松坂君は保身も捨てきれない。これにはガッカリ。 不正と戦い玉砕し自殺した(自殺にみせかけて殺された)新聞記者を親に持つ主人公に対し、 「あなたのお父さんだったら、どうしたと思いますか」なんてセリフ吐いておいて、自分の家族の事を 考えた途端に弱気になってしまうとか、ホントにブレまくり。 政権にたてつく記事を書いて、証拠が出ず犯罪の証明に至らなかったら、新聞社の被る損害に怯えてしまい 編集部も躊躇。そりゃまあそうなんだけど、映画なんだからそこで止まっていたんじゃツマラナイんです。 ラストまでどーもカタルシスに欠ける流れで、ハッキリしないエンディング。 スゴイストレス。 一番腹が立つのは、携帯の画面やパソコンの画面で書き込みを見ているシーン。小さすぎて文言が見えない! セリフの字幕の文字の半分しかないから、巻き戻して画面覗き込まないと読めない。 ポケットから出した携帯着信の画面も傾いて遠くから見せられても、誰からだったのかワカラン! 誰か撮影と編集段階で、これはアカンと気付かなかったのかよ? それが一番ストレスだった。 本来なら面白い映画が作れる素材なのに、いろいろぶち壊している。 そんな映画でした。 追伸・・ よく考えたら細菌兵器の話は突拍子無さ過ぎて引きました。題材にも難があるかな。 [DVD(邦画)] 5点(2020-05-17 11:48:10) |
9. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 ホラーの名作との事ですが・・ どーも音響効果しか印象が残らなかった。 少年の霊感や予知の「能力」が、映画タイトルの「シャイニング」の意味との事ですが、 どちらかというと、このホテルに取り憑いている怨霊の方がメインになってしまってる。 インディアンから奪った土地の、事もあろうか墓地の上に建てたホテルだから、呪われて当然。 何十年も前から、地縛霊の影響か、サイコな事件が起きていて、今回も同じ事になったと。 ただ今回は、息子が変な能力持っていたからか、母親と共に助かる事ができたって事? 墓場の上に建設してしまった伏線は「ポルターガイスト」に似てるかな。 公開されたものと、市販化されたモノが、本編の長さ20分も違うってアカンでしょ。 原作小説知らない自分には、その説明調のシーンは不可欠なのに、カットしないでくれ。 息子の二重人格の治療の件や、過去の家庭内暴力の件は、伏線として残すべきだった。 閉じ込められた食品保管庫から、どうやって出てこれたのかも唐突・・ カットされたの? 最後の雪の中で、自分の足跡を誤魔化す為に、足跡を辿ってバックする少年・・ あの歩幅は自分の足跡なの? なんであんなに苦労してるのか変・・足が届いてない感じ。 で、突然の凍死後のニコルソンの顔・・ やっぱりギャグにしか見えない。 場面が皆ブツ切りで、地縛霊に洗脳されていく過程が欠如してるのだが、最後に50年前の 写真が出てきて、パーティ写真の最前列中央に正装して写っているニコルソン。 もしや、ホテルの支配人とか要人クラスの人物の生まれ変わりという種明かしなの? なのに、トイレで遭遇した亡霊のセリフは、「あなたの方がずっと昔から管理人・・」て 話がズレてないかな・・ ダメだ、これも評価できないわ。 [DVD(字幕)] 3点(2020-03-22 01:33:21) |
10. ジョーカー
《ネタバレ》 アカデミー予想の話が先行する話題作でしたが、肌にあいません。 ゴッサムシティの格差社会が、セレブのバットマンと、ハーレムのジョーカーを生み出す構図を 映画にしたのでしょうが、不幸な境遇を世間のせいにして殺人の言い訳にしてるとも言える。 どいつもこいつも、登場人物が屈折していて、誰にも同感できない違和感の続く映画。 確かに、ゴッサムシティは欠陥だらけの都市だ。こんな街なら犯罪者も増えるだろう。 だがジョーカーはヒーローにはなりえない。だからこの映画の存在意義には多少だが疑問がある。 ウケたのは、バットマンとジョーカーが異母兄弟の話が出て来るあたり、しかしこれは母親の 妄想だと判明。更に自身の脳障害が、母親からの虐待の結果だと判る終盤。ショックを受けると 笑いが止まらなくなる病気の自分に絶望し、母親を殺し、憎しみの象徴のTVタレントも殺し、 ピエロのサイコパス完成と・・・ その後の、バットマンとの戦いはすっ飛ばして、逮捕され収監されているラストシーン。そしてかつての、 セラピストだか相談員だかとの再会で幕になる。 うーむ、アカデミーにふさわしいのかなあ? [DVD(字幕)] 6点(2020-02-05 22:00:37) |
11. ジョジョ・ラビット
《ネタバレ》 まあまあ良い映画という感想です。 予告編見て、コメディなのかと勘違いして見に来たら、少し違いました。予想より重い内容のお話でした。 使われている楽曲が、実際の40年代ではなく 60年代以降のポップスなのが変ですが、戦争を知らない世代の 拒絶反応を和らげる効果はありそうです。 10歳の少年の目線で描かれる戦時下の生活。レジスタンス狩りの恐怖を、他人事から身近な現実へと変化する中、 母親がユダヤ人の娘を匿っていた事で、主人公に降りかかる辛い出来事。 しかし、どうなんでしょうか? ちっとも暗い映像にはならない・・。天気のいい日ばかりだし、ゲシュタポも 殺気が感じられないし、どこか呑気な感じがする。多分、戦争は終盤で、敗戦間近の為、市内のユダ狩りどころで は無くなってなっていたのだろう。 母親の出演シーンが少なくなって、少年が突然その死体と対面するシーンは、母親の靴しか映ってないので、勘が 悪い自分は、誰の靴にしがみついて泣いてるのか理解が遅れました・・。ユダヤ人やレジスタンスの縛り首の死体は 見せるが、母親の死体は見せない姿勢は、どうなんでしょう。もう少しヒントくれてもと思ってしまうが・・ 少年は多感な思春期で、異性を初めて意識する年頃。そして、存在してはイケない秘密の家族との接し方は、迷走を 極めてしまい、相手を突き放したり、必死に関係の修復を図ったり。 少年あるあるのエピソード。 尊敬して崇めていたヒトラーへの思いは、身近な現実で段々と否定されていき、母親の死によってついに対極に至る。 最低の奴かと思っていた少年兵団の訓練教官は、実はイイ奴だったというのが救いでした。実際救われている。 戦争が終わり、ついに外へ出る少女。何を叫ぶでもなく、開放感をかみしめるように踊る姿で終わる物語。 これからの生活がそんなに容易なものではないのだが、つかのまの幸福感で観てる側も満たされました。 背中に爆弾付けられて突撃させられる子供も居たり、笑ってはイケないシーンが少なくないのですが、終戦後に 生き残った親友との再会シーンがイイ。「早く帰ってママにハグされたいんだ」に頬が緩みました。 いろいろと不思議な映画です。 最高かどうかはワカラナイけど、過去に例がないし魅力も多い映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2020-02-05 21:35:39) |
12. ジオストーム
《ネタバレ》 この手の映画に期待するものって、自分の場合は以下です 超ベタベタです(笑 科学的に起こる可能性のある天変地異や災害もしくは人災の設定 その事象に相応しい時代設定 (出来れば科学の進んだ50年後位が妥当) いち早く異変に気付いて奔走する主人公や関係者 それらを軽視して笑い飛ばすお偉いさん達 そして始まる徹底的な世界の破滅のシーン 為す術の無い、連続した絶望的状況 絶滅の危機からの奇跡の脱出 大災害の後の一変した世界の描写(救いの無いのは勘弁) こんくらいかなあ・・ で、この映画に欠けたのは、最初と最後の部分です。 気象のコントロールは難しいのに、寒暖まで制御してます・・ 無理無理(ーー;) 結末へのコメントは超ネタバレなので止めますが、なんか面白くないなあ CGもいきなりウワーな見せ方が味気ないです。 巨大津波の到達シーンの前に、早めに気付いた関係者から恐怖が拡散していく様を 見せてから、津波の本体を見せる方が良かった。 なんかいろんな映画で見た記憶のあるCGばかりでして、大作見飽きたオヤジには 迫ってきません・・ でもねえ、ベタならベタでいいから完成度の高い作品が見たいですよ。 この作品には、満点はあげられません。 でも暇つぶしにはなりました。はい [DVD(字幕)] 7点(2018-08-13 15:44:44) |
13. 幸福のスイッチ
《ネタバレ》 随分前に観たのを思い出して投稿。 樹里ちゃんの不機嫌な顔が、最後に柔らかい表情になるラストが気持ちいい映画。 地方の町の電気屋さんの、厳しい現実が、ひしひし伝わるのは、沢田研二の演技。 ジュリーが、小心者で冴えないオッサンなのに、誠実な電気屋さんて、まさにキャスティングの妙。 日常風景を淡々と描きながら、家族のしこりが小さくなっていく過程。心温まる良作でした。 ただこの映画で、中村静香チャンの素晴らし過ぎる姿態に、虜になった男性陣は多いはず(笑 末娘のキャスティングが、メリットであり、デメリットであり・・ いや素直に嬉しいです。 [DVD(邦画)] 7点(2018-02-11 19:42:47) |
14. 少女椿(2016)
久々にしょーもない作品に出会えました。 笑えない、泣けない、感心できない、萌えない、ワクワクしない、楽しくない、意味がワカラナイ。 もはや、見所皆無で、清清しくさえある。 元の作品も、意味不明で不道徳で、検閲でNG食らったらしい。 それを実写化すりゃ、こーなるのは仕方ないのかも てか、誰も興味の無い様相のこの作品の、最初の(しかも唯一の)投稿だとしたら 自分の黒歴史になるのか、かなり不安になった。 まあ五十嵐淳子さんの娘さん主演と聞き見てしまった時点で、不純でした・・ 座布団2枚返却します。 [DVD(邦画)] 2点(2018-01-24 22:59:03) |
15. SING/シング
《ネタバレ》 なんか、つまんなかった。 歌手だけのステージなのに、カラオケで歌っていたのかが、気になって違和感のまま終了。 てか、オーディション参加者の持ちネタ否定して、他の曲練習させるとか、どーなの? ファンタジーにもリアリズムが必要な部分もある。全体に雑過ぎてテキトー感イッパイ。 ヒット曲沢山入れればウケるとかの感覚?安易なんだよねえ。 [DVD(吹替)] 5点(2017-11-19 00:19:35) |
16. ジョン・ウィック:チャプター2
ガンアクションとカンフーアクションで「ガンフー」との売り文句ですが、空手と柔道も入ってます。 お帰りなさい、アクションスター、キアヌリーブス! もう今回は問答無用のファイトシーンだらけです。 コレでもか・・また来たか・・このヤロまだ動くなら頭撃つよ・・お前は首投げだぞ・・うぉーりゃー。 て、角曲がる度に撃ち合いの繰り返し・・雑魚は何人居るんだよ・・てか防弾スーツでも痣だらけでしょ。 発砲音は100や200じゃないよ、トンでもない映画だ。子供は見ちゃ駄目な殺し方もありまっせ。 8億円もの賞金かけられて、関係ない殺し屋まで襲ってくるとなりゃ、街中だろうが電車の中だろうが どこでも試合開始。アクション映画にありがちな野暮なラブシーンは一切なし。ファンの心理鷲掴みの出来栄え。 前作で消化不良の原因と感じた「とろいドラマ要素」は、排除されました。すこぶるテンポがいい。 この高揚感は・・そう、あのマッドマックス・デスロードに匹敵のアドレナリンムービーだ。 昔のキアヌは、どこか中性的でアクションに空虚なところがあったけど、もうその面影はない。 いかつい男いや、無粋なオッサン臭も出てきたが、これぞキアヌの新境地でしょう。 筋肉ムキムキでもないし、市民を守る正義でもない、ギャングの抗争と大差ないのに、こんなにも親近感が。 いやあ、いいポジションにハマりましたよ。是非是非、3作目も待ってます。 ストレス解消に丁度良い映画! 是非映画館で見ましょう [映画館(字幕)] 9点(2017-07-07 21:45:40)(良:1票) |
17. ジュピター
《ネタバレ》 まあねえ・・たしかに面白くないかも。 使い古された設定といえばそうだし、超大昔に宇宙人が自分に似た生物を 収穫目的で、地球に放牧していたのが今の人類。でまさに収穫の時が来た・・ねえ。 で、貧乏な娘が実は宇宙の支配者の遺伝子を受け継いでいた? うーん?? マトリックスもぶっ飛んだ話でしたが、もう魔法物ファンタジーと大差なくなってます。 なにしろ純粋な地球人不在で進む活劇ですから、他人事感が半端無い。 トレイラーのキレイな絵につられて見てしまいましたが、ナルホドの低評価でした。 テイタム君のキャラも残念。 製作に100億円以上使って、日本での興収が5億円てのもお気の毒でした。合掌 [DVD(字幕)] 4点(2017-06-22 21:35:07) |
18. ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
サスペンス・ストーリーを期待すれば点数低目。アクション物と割り切って見れば点数は高め。 となるはずが・・悪役の断末魔が無いと消火不良です。 またヒューマンなエンディングで引っ張り過ぎて、更に好感度で損してます。 シュワちゃんにしろ、スタローンにしろ、助さん角さんにしろ、強過ぎてOKなんです。 この映画にもそれを期待したのに苦戦し過ぎですよ・・ しかし15年前に最後までやっちゃった女を覚えてないって、うらやましい人生ですねえ まあヒーローには、文句言わないでおきますか・・ でもまあ、まずまずの映画でした。 [DVD(字幕)] 6点(2017-05-20 21:53:11) |
19. JIMI:栄光への軌跡
ウィキより・・ ヘンドリクスの遺産管理団体からの使用許可が下りなかったため、 ヘンドリクスのオリジナル曲および演奏も全く使用されていない。 使用される曲は全てヘンドリクスが当時にカバーした楽曲を、 現代のセッションプレイヤーが再現したものとなっている。 非常に残念な映画製作の背景で、見る前からガッカリしていましたが、 ドキュメンタリーのように画質の悪い当時の映像を継ぎ接ぎしてしまったら 予定調和になってしまうし、結果意外なものが観れたので良しとしました。 まあ音楽面同様女性関係で自由奔放なゲスいミュージシャン然の描写は ほどほどに願いたかったものですが、アメリカで売れない葛藤、英国にも 存在した人種差別、差別されても自分は差別しないポリシー等、 ジミヘンの側面を見せて貰いました。 エレキギター弾きには歴史上の大人物ジミヘン。デビューして4年で死亡。 ブラックミュージック界のジェームズディーンのような存在? ドラッグは、この業界につきものの様ですが、ジミヘンがもう少し長生きして いたら、マイルスデイビスとの共演が観れたかもしれず、ただただ残念。 おっと、映画の出来は良いですよ、主演の彼は本人よりカッコイイですね。 ギターもホントに演奏しているみたいだし、声もいい。 パープルへイズやブードゥーチャイルド演奏シーンがあれば10点でした。 [DVD(字幕)] 7点(2017-05-01 23:12:12) |
20. シコふんじゃった。
はっけよい 笑った笑った。 自分、相撲には、無知・無関心・嫌悪感の立ち位置なので、一生見る事無いと思っていた映画。 反対に、相撲好きには、「なめとんのかゴラア」て罵声食らいそうな作品。 ある日、劇中歌「悲しくてやれきれない」に目が留まり、突然興味が・・ いずれスポーツ根性ものとして観るべきではありません。これはコメディですよ。 25年前、俳優の皆さん若かったですねえ。最近注目してます本木君、この当時からオーラが ありますね。日本映画に欠かせない存在になる雰囲気が、この目ヂカラに溢れてます。 いやいや、笑い転げながらも、つい応援してる自分にビックリ。 返す前に、あと2回は見る予感。 でも・・腰砕けって、そんな技あるの? [DVD(邦画)] 8点(2017-05-01 20:07:45) |