1. すずめの戸締まり
これでやっと心の戸締りできたかな、新海誠 [映画館(邦画)] 9点(2024-04-13 01:15:52) |
2. 300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~
《ネタバレ》 序盤から説明が長えぇーーーーーー!!! 史劇ではあるんだろうけど所詮映画という名のフィクションでしかないのだから あまり歴史に沿った流れを延々と流されても厭きるばかり 前作の続編かと思いきやいわゆるスピンオフ、サイドストーリー的な話で 全体を通して見た感想とすると『必要だったのかこの作品?』と首を捻るばかり ただやっぱりこの作品を見たいと思うきっかけになった 女優のエバァ・グリーンの妖艶さには諸手を挙げて拍手を贈りたい とにかく妖艶でエロい SMに興味が無い自分でもこの人の妖艶さには完全に呑まれた あとの俳優の演技やスプラッター表現等どーでもいいと思わせる程 彼女の演技ありきのこの作品・・・やべぇ、かなり好きになってる自分が居るのに 今気付いた(*´ω`*)ゞテヘッ♪ [映画館(字幕)] 5点(2014-07-21 19:39:47) |
3. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
やべぇ!押井作品なのに普通に見れた。 50代も半ばを過ぎてだいぶ棘が取れてきたかなぁ。 キルドレという設定がスゴく面白い。 人々に平和を感じさせる為のショーとしての戦争なんて 考え様によっちゃあ物凄くエゴイズム。 考えてみれば現世もエゴイズムの塊りだ。 キルドレという永遠の命を授かった子供ならそんなエゴに思い悩むだろう。 普通の人間以上に。 存在としての意義、人としての意義、戦争の意義、そして平和の意義。 そんな普遍的で誰もが唯一答えが見つからない問いに ガチに向き合い捻じ伏せる力量はやはり押井作品ならではだ。 [映画館(邦画)] 8点(2008-08-02 22:01:09) |
4. 300 <スリーハンドレッド>
斬新な映像美と戯曲的な演出それに史実の実写再現とくれば聞こえは良いが、 裏を返すとK1に代表されるガチンコ勝負と3D格闘ゲームと思しき 戦闘シーンをグラフィックアートの如く魅せつけて観客の視線を釘付けにする。 手法としては面白いが史劇スペクタクルとして期待すると思わぬシッペ返しを喰らう。 また某産油国から非難を浴び物議を醸し出したと言うのもナルホドと言うべき 間違った歴史認識と歪曲化された人物像をあざとくもフラッシュを焚くが如く リアルな映像で印象付け民主国家を守るべく野蛮な専制国家を打倒するといった 正義の戦争を美化するかの様なプロパガンダ的な要素を多分に含んだ 米国擁護映画としては凡そ評価するに値しない。 この手の路線の作品に真の史実作品として正当な作品を創る事が出来ない ハリウッド映画製作環境にはもはや未来はないのかも知れない。 [映画館(字幕)] 4点(2007-06-09 23:44:19)(良:1票) |
5. 砂の器
いやはや何とも凄い作品です。 時代的にどうしても中居正弘演じた2004年度TV版の和賀英良と比べてしまうのですが 僅か143分の映画という枠の中に収めるには これ以上の構成・脚本と演出・音楽と映像、 そして2度と集める事の出来ない鉄壁の俳優陣という点に於いて 正に日本映画史上に於ける珠玉の一本と言い切っても語弊ではないでしょう。 この映画に於ける3つのキーポイント【東北弁のカメダ】【紙吹雪の女】【宿命の演奏】。 これら点を織り成す全てのシーンが終盤の【宿命の演奏】に於いて 丹波哲郎演じる今西刑事の語りに見事な線となり繋がっていく辺りは圧巻であり 演奏中の和賀の回想シーン(親子のお遍路姿での放浪の旅)が 月並みな言葉ながら見る者の心を惹きつけて止みません。 ラスト吉村刑事が今西刑事に語りかける。 「今西さん、和賀は父親に会いたかったのでしょうね?」 「そんな事は決まっとる!今、彼は父親に会っている。 彼にはもう音楽、音楽の中でしか父親に会えないんだ!」 和賀の迫力ある演奏と映像、そして涙に魅せられながら10点献上。 [DVD(字幕)] 10点(2006-01-02 19:06:57) |
6. スウィングガールズ
今年、東北楽天ゴールデンイーグルスの監督に就任した 野村克也監督の言葉を載せさせて頂く。 「野球の勝敗を決するのは全て選手ではなくそれを起用する監督次第である」と。 この作品も例に洩れず、役者そのもの個性は理解出来るが如何せん使い方がなってない。 若手俳優だからといって演技も出来ていないのが当然であるが如く それが金を支払って見て貰えるお客の寛容に甘える映画は正直、甘受する事は出来ない。 「いぐね!!いぐね!!へ(^^ヘ)(ノ^^)ノ"」ってよかねぇーよ!! 自己満足の商業映画作って自惚れてんじゃねぇ!! と敢えて声を大にして言いたい。 邦画の行く末を危惧するが故に・・・。 [地上波(字幕)] 1点(2005-11-06 09:49:30)(良:1票) |
7. スティング
《ネタバレ》 手前ミソで申し訳ないがレビュー100作目を飾る作品がHNと同じ『スティング』である。 こういう昔の映画はとかく敬遠しがちで、ある意味見るのも億劫であったが この作品程映画の世界にのめり込めるのも数少ないだろう。 主演2人(P・ニューマン&R・レッドフォード)の軽やかな縁起も然ることながら ストーリーが紙芝居仕立てとも言うべきかシーン事に掲題が入っていてスゴク新鮮。 それに詐欺師の同業組合とも言うべき仲間を梁山泊的に募り仇相手を手玉に取る行程が なんとも秀逸。 劇中劇も凝っていて騙し騙されの展開ながらいつの間にか観ている自分が騙されていた。 それにしてもと思ったんだがこのDVDの仕様は非常に不親切。 どっかでDVDの仕様を新しくして出して貰えれば即買いするよ。 そういえばR・レッドフォードを見ていて思ったんだけど 何年か前に『スパイゲーム』と言う作品でブラッド・ピットと共演していたが この作品の彼はまさにブラピにそっくり!! リメイクするとすれば容姿だけで彼に決定だな。 [DVD(字幕)] 10点(2005-07-22 09:13:22)(良:1票) |
8. S.W.A.T.
ワンタウザァントゥッミャリャオンダラ~~~!!!!! 日本語で言えばいちおくどる~~~!!!!! やっぱ迫力ねーな日本語じゃ。 ていうかブッチャケつまんねぇ。 [DVD(字幕)] 3点(2005-07-16 21:15:02) |
9. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
《ネタバレ》 不味い物が3つ。 第一は殺陣が拙い。 それもちょっとというレベルのものではなくかなり拙い。 後から出来た3を見た後では尚一層その拙さが目立つ。 あれでは単に振り回しているだけだろう。 第二にデビット・プラウズをヘイデンに替えてしまうのはもっと拙い。 あれでは彼の存在そのものを否定している様なものではないか。 3との整合性を持たせる為に替えるというのも分からんでもないが やはり一番いじってはいけないところを替えてしまったのではないか? 第三に納得がいかない拙さがレイアのコメント。 まるで生きている母を目にした様な言葉。 3を見終わった時にこれだけは辻褄が合っていないと誰しも感じたと思うが やはり改めて聞いてみると・・・「あ~ぁやっちゃった」といった感じだ。 これだけ技術が進んで俳優までデジタル処理で替えてしまうのなら いっその事全部作り変えたら如何か? ルーカスの演出では恥の上塗りになるだけかな。 [地上波(吹替)] 5点(2005-07-13 23:55:40) |
10. スター・ウォーズ/帝国の逆襲<特別篇>
《ネタバレ》 久々にTVで放映していたので一筆。 今作は4から比べて一人一人のキャラが活きてる描き方に非常に好感が持てる。 登場メカにも重量感溢れるデザインで他の作品に比べ抜きん出ている。 そしてヨーダはパペットのほうが立体感があり 1~3のCGとはまた別の面白さがあるな。 でもしかし辻褄が合わないなぁ。 ランドの宮殿でのベイダーとレイアの会合の時ベイダーは 実の娘だという事に気付かないのか? フォースの感覚とやらで判るはずだろ。 それと3と比べて申し訳ないが殺陣がなんとも下手。 子供のチャンバラより酷いよ。 ルーカスの演出が稚拙なのはいつも通りとしてこのベイダーとの親子対決のシーンだけ どうせならCGかなんかで作り直して貰えんかな。 後から出来たものの方が良いのは当たり前だけどこのシーンだけは看過できない。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-11 09:11:57) |
11. スター・ウォーズ<特別篇>
もうホントに腐るほどの回数を観てる訳だが、特別編は今回が初めて。 前から観ようとは思っていたが根本的なストーリーは何も変わらないと言う情報は得ていたので敢えて観る機会を失っていたのが事実。 率直に観た感想としてはやはり焼き直しでしかないなぁというのが第一印象。 取ってつけた様な映像が現代的にアレンジされていてオリジナルを観尽くした者としては非常に違和感を覚えた。 特にジャバの映像の挿入に至っては救いがたい演出でエピソード6でのジャバの威厳さは微塵もない。 あれだけの悪党が態々借金取りにあんな所まで来る訳ないだろと言いたい。 そしてつまらない笑いを取ろうとしてソロに尻尾踏まれて下らないリアクション取るなよと言いたい。 それにどうしても納得がいかないのがダースベイダーとレイア姫のやり取り。 いくらお互い顔を知らないとはいえベイダーの方はフォースの感覚とかで察しが付くだろう。下手をすれば子殺ししてるところだよ。 (銀河帝国の力若しくはベイダーの力で子供が生まれた後の調査なりすると思うのだが。あの3でのアナキンならば尚更である。) やはりエピソード4の演出からスカイウォーカー兄妹がベイダーの子供と言うのは 5・6に意外性を持たせる為の後から付けたコジつけであると言わざるを得ない。 ツッコミばかり目立ってしまったがこれも一スターウォーズファンの愛の鞭として聞き流して頂きたい。 [地上波(吹替)] 6点(2005-07-04 13:03:18) |
12. スピード2
《ネタバレ》 やはり2番煎じの儚さなのかダメダメです。 どのアクション映画でもそうなんだけど主人公に思い入れが出来なければダメかと。 ゲ~ハ~俳優ジェイソン・パトリックじゃ役不足というかイマイチ締りがない。 唯一演技派のウィレム・デフォーには感服。この人プラトーンの頃から好き。 キアヌが脚本見て蹴ったというのも何となく理解出来る。 船じゃスピード感出ないでしょ。 3は・・・ないな。 [DVD(字幕)] 4点(2005-06-27 17:43:01) |
13. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
取り合えず一言。 アナキン、パドメをDV(ドメスティックバイオレンス)しちゃいかんでしょ! しかもPTSDに陥らしてるし・・・。 1・2・3ときて今回が一番昇華したストーリーかなという感じ。 ていうか1と2が3の為の踏み台に過ぎないといった感じかな。 まぁ3部作ともなれば当然のストーリー展開なんだけど。 これだけの大作のレビューともなればある程度傾向が掴める。 現地上映・試写会・先々行・先行上映を観る人はマニアにも近いファン。 公開日以降に観る人は普通のファン。 (あくまで私見ですので悪しからず) 前者はどうしても思い入れがプラスして点数高めになるが、 後者は客観的な観方をするので 辛口のコメントあるいは哲学的なレビューになる。 これらを全て含めた少なくとも100人以上のレビューを終えて 8点以上を記録する作品が真のベスト作品すなわち本物であると思う。 ちなみに私の場合は前者の為この点数です(;^_^A まぁでも相変わらずルーカスの演出は下手だね。 それも自主製作映画(何てたってルーカスフィルムですから(^。^)y-~~~) なのだから仕方がないと思って割り切れるかが鍵。 今作を以って確信した事はSWとは映像を楽しむものだという事。 決してストーリーに期待などしてはイケマセン。 [映画館(字幕)] 8点(2005-06-25 21:21:42)(良:1票) |
14. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
《ネタバレ》 ポッドレースは別の映画でしょう。 もはやスターウォーズを語れないレベルですよね。 もう何度も見たけど見るたびにチープなストーリーに幻滅させられてしまう。 あえてレビューするつもりは無かったんだけど今日エピソード3の先々行上映を見に行ってくるのでその自慢も兼ねて。 自慢できるレベルの内容ならいいんですけどねw [地上波(吹替)] 5点(2005-06-25 09:17:47) |
15. スプリガン
《ネタバレ》 原作もグダグダ゙だったけどこれもホントに酷い出来。 アニメ全般に関しては割りと甘い点数を付ける私であるが、これは救いようが無い。 まず音がデカすぎで台詞が聞き取れない。 博士と助手の顔は原作のイメージから逸脱してるし マクドガルの声に本物の子供を使うなよ・・・。 演技の”え”の字も知らんような安い使い方するより 少しは金出して子役の出来るきちんとした声優を使えと言いたい。 これは今のアニメ界全体に通していえる事だと思う。 絵はそれなりに評価出来るのに残念。 それと女子アナを声優に起用するのはイイカゲン止めろよ。 たとえチョイ役でも気分が壊れる。 [DVD(字幕)] 2点(2005-06-20 10:08:45) |
16. 推定無罪
《ネタバレ》 全体の4/5を名優達の演技で惹き立て 「あぁ。やっとハリソンの裁判が円満に解決したぁ・・・」と ファンでない人もホッしたのも束の間、ふと我に返ってみると 「あれ?つーか犯人は?」という疑問に突き当たる。 折れた金づちの代わりを道具箱の中から探してハンマーを手にした時の ハリソンの心情を井筒監督風のセリフ廻しで表現すると 「血が付いとるがな(@_@;)!!」状態。 はい。これで犯人が判りましたね^m^♪ しかし女の情念は恐ろしい・・・おぉーコワッ^_^;!! [DVD(字幕)] 7点(2005-03-04 23:59:36) |
17. スパイダー
何処となく中途半端な感が否めない作品。 詰めが甘いというかサスペンスとして スッキリしない展開には少し失望した。 最初の事故シーンのエピソードが物語りの中に生かされないまま ストーリーが進み、あのシーンは何?と疑問を抱いてしまう。 モーガン・フリーマンの演技だけに頼った作品で ファンであるならば取り敢えず押さえておきたい。 サンジという珍しい響きの名前は 日本以外の何処の国で多い名前なんだろうか ・・・というつまらない疑問も浮かんだりして。 ある意味ネーミングの妙。 [DVD(字幕)] 5点(2004-09-07 00:13:21) |
18. スピード(1994)
『さぁどうする!』 日常でこんな言葉が頭の中に出てくる度に思い出すこの映画の音楽。 タイトル通りのスピード感溢れるストーリーで手に汗握る展開に 終始ハラハラドキドキさせられっぱなし! とにかくキャラが立っていて素直に楽しめる。 ボーズ頭が際立つキアヌ、おてんばなヒロインのサンドラ・ブロック、 結局頼りない上司のジョー・モートン。 そして最後まで憎たらしさ全開で暴れ回ったイージーライダー デニス・ホッパー。 やはりアクション映画はこうでないと! 最後にこの映画で一番アクションしていたのはあのニコニコ(2525)バス!? [DVD(字幕)] 6点(2004-08-22 01:18:50) |
19. スチームボーイ STEAM BOY
これぞ映画の醍醐味。 映画館でなくては味わえない迫力ある映像と怒涛の重低音。 大友作品特有のビジュアルショック然とした映像が 乱気流の如くスクリーン全体に席捲している。 確かにストーリーはグダグダで単なる親子喧嘩が 稀有壮大なオモチャを使ってドタバタしているだけと 軽くまとめちゃえばこんな感じなんだけど、 このドタバタを表現する力が有るのが 大友克洋の最大の魅力なのではないだろうか。 声優陣はジブリ同様「大友よ、おまえもか!?」と言いたくなる程、 有名人を多用し、ある意味作品の質を落としてはいたが 今の時勢では止むを得んといったところか? 04年秋の某アニメ映画にキムタクが声優やるよりは耐えられるレベル。 特にロイドの声を演っていた中村嘉葎雄や エディの声を演じていた津嘉山正種などは実写同様の 重厚且つアクの強い演技で作品に深みを与えていて好感が持てる。 中村に至ってはあの特徴ある声に最後まで魅せられて 『誰だろう?』と判らずクレジットを見て納得。 流石は名優の演技と感服させられた。 穿った見方をせず素直に見れば大変いい作品だと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2004-07-22 21:35:04) |
20. スターリングラード(2001)
《ネタバレ》 スターリングラードと聞くとアドバンスド大戦略をやっている人ならば超過酷と言うイメージがすぐに思い浮かぶと思うが、この映画はその過酷な戦闘の部分は冒頭の約30分間のみでソ連代表とドイツ代表のスナイパー同士の1対1の戦いとまぁこう書いてしまうと元も子も無いと思うが、そのスナイパーを演じるのがエド・ハリスとジュード・ロウとなると話は変わってくる。特にエド・ハリス。この人の演技力にはいつも脱帽してしまう。現在のハリウッドの俳優の中で顔だけで演技をしてしまう数少ない俳優だと思う。特にエド・ハリス演じるケーニッヒ少佐が操車場の列車の間をジュード・ロウ演じるヴァシリを追い捜していたが只ならぬ殺気を感じ左に振り向くシーン。そこにはライフルを構えたヴァシリが佇んでいた。全てを悟り観念的に帽子を取り振り向いたエド・ハリスの顔は恨みも憎しみも怒りも超越したある意味死に場所を求めていた一人の侍の姿だった。話は変わるが政治的な部分(プロバガンダ)を題材とした見方もできるがここは素直に男同士の1対1の戦いを楽しむ事ができる映画として高く評価したい。特にエド・ハリスファンは必見! 8点(2003-11-25 00:31:49)(良:1票) |