1. セカンドインパクト
やたら予算の事やスポンサーに五月蝿いニュースネットの役人はジョー・ダンテの師匠、ロジャー・コーマンです。ジョー・ダンテはこういうブラックな映画を作ると上手い。漫画的だったり、妙に軽い演出が空気を必要以上重くせず、ある種の清涼感を保っていると思います。 [ビデオ(字幕)] 10点(2007-05-01 23:31:10) |
2. デリカテッセン
《ネタバレ》 食人がテーマだけれど、あからさまに描いているシーンはほとんどないです。 お人好しな主人公や自殺狂の奥さん、ベジタリアンの地底人にカタツムリを食べる人などロストチルドレンに負けないキャラクターが一杯。 クライマックスには大洪水まで出てきます。最初に見たフランス映画がこれです。最高! 10点(2004-02-15 02:38:51) |
3. ロスト・チルドレン
架空都市のではベスト。 デリカテッセンの退廃的で病んだ雰囲気も良いけれど、 こちらの雰囲気も好き。 そしてキャラクターも最高。主役、脇役皆が印象に残る映画って余りないです。 10点(2004-02-15 02:27:43) |
4. ブレインデッド
《ネタバレ》 素晴らしい。日本の映画界もこのくらいブチギレタ映画を作る人がいれば、きっと映画界はまだ捨てたもんじゃない。スプラッター、幼児虐待ネタ、カンフー神父に巨大母ちゃんなど見所一杯だが、マザコン青年の自立というストーリーをしっかり作っているところが偉い。しかしピータージャクソン、最初の腕を切られる動物学者としたい安置所のアホたれ職員、嬉しそうに演じてましたねぇ。。 10点(2003-07-07 02:11:47) |
5. トレマーズ
最初に見たアメリカ製怪獣映画。グラボイズもいいが、何よりこの映画があちらでは「ま、失敗しても怪我が少ない程度の金で作らせようや」という心で作られた事も凄い。まあ、あちらの低予算映画は日本の大作映画の予算と同じくらいなんですけどね・・・ 10点(2003-06-22 03:58:29) |
6. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
全てが素晴らしい。音楽と歌を創ったダニー・エルフマンがいなかったらおそらくこの映画はここまでの出来栄えではなかっただろう。悪ガキ三人組の住んでいる木の家、僕も住んでみたい。ブギー抜きという条件なら。 10点(2003-06-22 03:39:29) |
7. マーズ・アタック!
こういう映画が見たかった!とにかく円盤と火星人がいい!冒頭、オープニングで派手な音楽をバックに宇宙を飛ぶお皿型UFOの大群にはまいった!某映画みたいに、宇宙人を撃退する大統領より、マーズ・アタックのジャック・ニコルソン演じる大統領の方がいい人っぽい。普通ならほとんど活躍しない人たちが大活躍するのもいいです。嘘つき火星人たちが、元気に地球人を殺しまくる映画ですが、僕としては某映画に出てくるイカ・エイリアンも結構好きです。ただ二つの映画に出てくる宇宙人の違う点は、某映画の宇宙人は真面目に(?)地球人を攻撃するのに対し、マーズ・アタック!の火星人は遊び半分で攻撃する事です。見ていてどちらが楽しいかといったら、モアイ像を鉄球でボーリングみたいにして倒していく火星人の方が楽しいです。 10点(2002-09-18 21:38:21) |
8. バットマン リターンズ
「マーズ・アタック!」と「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」で開き直る前のティム・バートンの傑作。この映画の真の主人公はペンギンとキャットウーマン。最初に見たときは小学生の低学年の時でしたが、ヒーローであるバットマンよりも可哀想なペンギンに共感し、バットマンはヒーローなのかなぁ?と思ってしまいました。ペンギンは確かにあくどいし、残忍な事もしたけれど行動動機がただ「他の人たちに愛されたい」というものだったので、とにかく死んだペンギンが育て親であるペンギンたちに送られるラストが切なかったです。 10点(2002-09-18 21:04:33) |
9. 鮫肌男と桃尻女
こういう映画、大好きです。キャラクターが個性的で、皆存在感を持っている。石井監督には、また長編映画を撮ってもらいたいです。 9点(2002-09-14 20:51:06) |
10. ストレイト・ストーリー
これは本当にデヴィッド・リンチの映画か?と最初見たときは思ったが、二度見るとあちらこちらに歪んだ世界が見えてくる。これは確かにリンチの世界だ。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-01 00:48:21) |
11. ナイト・オン・ザ・プラネット
タクシーと乗客、それだけの世界にも関わらず、飽きさせないのは脚本と演出のレベルの高さがうかがわせる。とぼけたニューヨーク、最後の物悲しい雰囲気で終わるヘルシンキ、おしゃべり運転手のせいで客,が最後にとんでもない目に会うローマ,ラストで少し笑ってしまうパリ、そしてウィノナ・ライダー演じる男勝りの運転手が出てくるロサンゼルス。各エピソードに味がある。 8点(2004-10-23 23:38:58) |
12. ガメラ2 レギオン襲来
《ネタバレ》 「我が名はレギオン。我々は大勢であるがゆえに・・・」怪獣の名前が決定するこのシーンだけでもこの映画の出来の良さが分かる、いい場面です。僕が個人的に怪獣映画でなにが一番難しいかと思っているのは、新怪獣の名前決定シーン。平成ゴジラはその八割(九割?)が失敗しています(といっても、平成ゴジラは殆ど昔の怪獣のリメイクなんですけどね)。ゴジラ×○○シリーズは、協力を得るためか自衛隊になんとなく媚びている様な感じがしてイヤだったのですが、本作はしっかりと自衛隊という題材を活用して、実に見ごたえのあるドラマを造っています。三作目になったら平成ゴジラとは違う意味で「おいおい!と言いたくなるのですが、それはまた別の話。音楽もハリウッド映画のようで格好いいです。 8点(2004-02-18 18:31:47) |
13. ファーゴ
《ネタバレ》 真っ白な雪、その上に降り注ぐブシェミの血と肉の残骸。おそらくサスペンス映画ではトップに入る死体の始末方法だと思われる。ひょんな事でどんどんドツボにはまっていくウィリアム・H・メイシー、娘婿の言う事なんか全く無視で犯人にも同じく調子で挑みかかって殺される養父などもっと考えて行動すればよかったのにと思える人物ばかり。多分ピーター・ストーメアだけだったら上手くいったかもしれない。死体の山がさらにできるかもしれないけれど。 8点(2004-02-15 19:12:04) |
14. スモール・ソルジャーズ
ダンテ爆発!サム・ライミ監督やクリス・コロンバス監督がまっとうな娯楽作品を作るのに対し、あくまで自分のやりたい放題、したい放題。兵隊は悪役で怪獣が友達!ダンテ最高です!人形を売ろうと思って作ったおもちゃメーカーの方たちにはお気の毒ですが。 8点(2003-06-21 18:15:47) |
15. ダークマン
サム・ライミ監督の真髄はこの漫画らしさです。「スパイダーマン」は原作の有名さにより、演出を抑圧された感じがしますがこの映画は実に面白いです。 8点(2003-06-19 07:52:10) |
16. エスケープ・フロム・L.A.
ラスト、スネークがあっけなく文明を滅亡させてしまう時に流れる音楽が、とてもいい。あと、小悪党役のスティーブ・ブシェーミがいい味出している。 8点(2002-10-22 17:05:03) |
17. さまよう魂たち
単純に、おもしろい!と一言で言い切ってしまえる映画。ラスト、クレイジーカップルが地獄行きのバスに襲われるシーンがちょっとCGすぎたので、マイナス2点。 8点(2002-10-05 21:37:25)(笑:1票) |
18. ティックス
《ネタバレ》 意外な快作。グロテスクな巨大ダニが平気な人なら、きっとレンタルビデオ代分は楽しめるはず。この手の映画だと人がどんどん死んでいきますが、以外にもかなりの数が生き残ります。ストーリー上仕方ないのでしょうが。勢いよくジャンプし、人間に喰らいつき、咆哮を上げる怪獣ダニが見たい方はぜひどうぞ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-12 17:26:28) |
19. IT/イット〈TVM〉
《ネタバレ》 これ、最後が不評みたいですけれど、実は原作どおり。問題は、何故蜘蛛の姿かをきちんと説明していないからです(一応原作では、イットを見た全員が一斉に蜘蛛を想像したせいで蜘蛛の姿に閉じ込められてしまったという筋でした)。 [地上波(吹替)] 7点(2005-07-19 19:10:04)(良:1票) |
20. トレマーズ2<TVM>
《ネタバレ》 一作目がヒット、さあ続編だ!何か新鮮味を出さなくちゃ、よし、進化だ、数を増やそう、二本足だ、CGはフィル・ティペットだ、倒し方は派手に行こう! ・・・人間(グラボイズ)ピラミッドは、ちょっと、勘弁してください。でも楽しい。このシリーズの基本は楽しく、そしてちょっと怖く!この二つ+グラボイズ(デカイ奴ね)がちゃんと揃っていれば立派な「トレマーズ」だ! 7点(2004-07-01 22:57:54) |