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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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221.  劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
このシリーズもマンネリぎみだな、、と感じてきた矢先にまさかのまんねり村。制作陣もよくわかっていらっしゃる(笑)。因みに、秘境のようなこの山奥深くにどうやってあの巨大クレーン車が入り込めたのか。大会参加者たちのトリックよりも気になる謎だが、こういうツッコミは野暮ってものだろう。
[DVD(邦画)] 4点(2015-01-09 00:48:39)
222.  インターステラー 《ネタバレ》 
実はSFという題材すら映画を形成する一つのモチーフに過ぎず、要するには人間の愛の物語だと思います。正直に言うと、飛び交う会話は私の凡庸な頭脳では理解できないものも多かった。瞬時では状況が呑み込めない場面もいくつかはあった。それでも、170分という尺の長さは全く感じさせないし、観終えてみれば大満足だ。結局はこの内容を超一級娯楽映画に仕上げてしまう、クリストファー・ノーランの手腕なのだろう。映像美に圧倒され、広大な宇宙へのロマンに思いを馳せ、人間の愛の偉大さに涙する。そして高揚感と余韻冷めやらぬまま映画館を後にする。思わず、あたりの光景を見渡してみる。夜空の星は美しく、あたりには砂塵なども舞ってはいない。さっきまでの体験が映画の世界であったことに安堵する。まさに至上の映像体験でした。
[映画館(字幕)] 9点(2014-12-23 17:15:40)(良:2票)
223.  青天の霹靂 《ネタバレ》 
劇団ひとり監督。改めて呼んでみると語呂が何だかヘンテコですが、映画の内容は大丈夫。期待以上の堂々たるデビュー作です。ストーリーはベタで王道の感動路線でしたが、いきなり難解で小難しい作風でこられるよりはむしろ好感が持てました。お笑い芸人出身の監督によく見られる、芸人仲間大集合といった安直なキャスティングに走らなかったことも好印象。肝心の内容ですが、全編を通して、監督ご自身のルーツである漫才や古き良き大衆劇場に対する敬愛を感じました。ちなみに、浅草と風間杜夫ときたら"異人たちとの夏"がすぐに頭に浮かぶが、これは監督が意識して狙ったか。最大の見どころはやはり最後のマジック。母悦子の思いと晴夫の決意が時空を越えて交差する、感動の名場面でした。ちょっと褒めすぎましたが、もちろんマイナス点もあります。人物のクローズアップ(特に泣き顔)を多用し過ぎるのが気になりました。それともう一つ、拳で殴る場面と平手で頬を叩く場面。全く痛みが伝わってきません。視聴者に痛みを伝える技術、これは北野作品というお手本から今一度勉強してほしい。辛辣な意見になりますが、それは今後の作品に期待をしているから。監督の次回作は必ず映画館に足を運ぶことを約束します。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-22 04:35:11)
224.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
過去の作品で、アングラ、サブカルといった裏社会のカリスマを登場させてきたフィンチャーが今回描いたのはサイコパス。ロザムンド・パイク演じる"完璧な"エイミーが我々に与えた衝撃はあまりにも強烈で、これはしばらく脳裏に焼き付いて離れそうもない。サスペンスのお手本のようなストーリーテリングはもはや至高の域。エイミーの失踪、ニックの裏の顔、デジーの偏愛、止まることを知らない人間の狂気、そして背筋も凍るラストに身震いする。たとえ夫婦だろうが、お互いの心のうちまで覗くことはできない。人間、信じるべきはやはり血の繋がりなのか。
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-15 20:57:15)
225.  紙の月 《ネタバレ》 
今日はボジョレーの解禁日。劇中のバカップルよろしくワインでもあおりながら、素晴らしき映画に乾杯!・・と景気よくいきたいところですが、残念ながら横領犯梅澤という女に人として何一つ共感できなかったので低評価になります。そもそも、問題の少女が横領犯に変貌していく成長過程が一切描かれていないので、我々には彼女がただの不愉快な悪女にしか映りません。無駄なラブシーンを少々省いてでも彼女の成長過程を描いて、境遇によって成るべくして成った女として、もう少し彼女に人間味を持たせてほしかった。ご都合主義な展開も多い。例えば、ランチの精算でカードが切れずに膨大な借金が発覚する場面。すぐ横には天敵がいる。これはいくら何でもタイミングがよすぎる。それ以前に、800円くらい最初から現金で払えばよろしい。それともカード依存症はいちいち現金を使うことすら忘れるのか。とにかく後味がよくなかったので、明日は口直しに「ペーパー・ムーン」でも観てスカッとすることにします。
[映画館(邦画)] 4点(2014-11-21 01:29:48)(良:1票)
226.  みなさん、さようなら(2012) 《ネタバレ》 
主人公の不可解な行動。その背景には悲しい過去があり、それが次第に明らかになっていく。小説や映画などでは定番で、よく見かけるストーリー構成だと思います。いったいどんな悲しい過去が?この構成だと、この謎こそが映画のメインディッシュであると思うので、たった数カットの回想シーンで唐突に暴露をしたのでは、せっかくのメインディッシュがもったいないなと感じました。登場人物たちの語りや状況で少しずつ謎が明らかになる、といった手段でも面白かったと思います。残念ながら悲しい出来事はこの世の中絶え間ないが、主人公の"不可解な行動"によって救われた人もいたわけである。一つの不幸が生んだ一つの幸せ。悲しい出来事でもそこから始まる何かがある、この映画ってそれが言いかったのではないかと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2014-11-06 22:25:33)
227.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
あのフォー・シーズンズの大ヒットミュージカルを、クリント・イーストウッドが映画化すると聞いて非常に楽しみにしていましたが、その期待を裏切らない素晴らしい内容でした。楽曲の質は今さら改めて言うまでもありませんが、今回特に印象的だったのは、バンドメンバーが視聴者に向かって語りかける演出です。この実験的な試みに序盤は違和感を覚えましたが、観ていくうちに次第に慣れ、いつの間にかこの語りを楽しみに待ち構えるようになり、そして最後はラストのメンバーたちの粋なスピーチに思わず顔がほころぶこと間違いなし。舞台版に対する監督ご自身の思い入れもよく伝わり、この演出は結果的に大正解だったように思います。彼らが楽しそうに歌う姿はしばらく忘れられそうにありませんが、私はその彼らを楽しそうに撮影する監督クリント・イーストウッドの姿もついつい想像してしまう。映画のジャンル変われど質の高さ変わらず。老練クリント・イーストウッドの匠の技、まだまだ健在です。
[映画館(字幕)] 8点(2014-10-09 22:06:21)
228.  スマイル、アゲイン
ジェラルド・バトラー&恋愛ドラマ、またこれかと食傷気味に思いつつも結局鑑賞。たぶん私はジェラルド・バトラーも恋愛ドラマも好きなのでしょう。(ちなみに男ですが・・)今回は主演よりもむしろ豪華な脇役たちが面白かったなア。まずはサッカーコートが全く似合わないデニス・クエイド。昔はベースボールをやっていた、などとベースボールに未練たらたらなセリフまでしっかり言うし。ベッドに寝そべるユマ・サーマンの姿はパルプ・フィクションのポスターそのまんま。そして、男を漁るキャサリン・ゼタ・ジョーンズの肉食系不倫妻は、なぜか彼女の実生活が目に浮かぶ(笑)。映画ファンなら、監督の遊び心を大いに楽しめること請け合い。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-01 21:56:28)
229.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 
湖畔にひっそりと建つ屋敷、窓にぼうっと浮かび上がるように佇む白い少女の姿、決して近寄ってはならない禁断の場所。これらが物語にもたらすオカルト的な空気はジブリ映画としてはとても目新しい。私の記憶では杏奈はジブリ映画史上のヒロインでは最も地味で平凡な少女だと思う。だが、そんな少女杏奈の一夏の成長と再生の物語は、置かれた境遇に泣いて、学校や家で自分の居場所を見つけられずに苦しんでいる、多くの少女たちに向けた応援歌のようにも思えた。私は、近年のジブリ作品は大人向けな内容に傾倒ぎみで、子供たちのような若い世代の視聴者を置いてきぼりにしているように感じていた。子供たちが観ても大人が観ても面白い映画をスタジオジブリには期待したいので、米林監督のような感性の若々しい後進たちにバトンを譲ったのは正解であったと思う。本作は、近年の作品には見当たらなかった新鮮な空気に満ち溢れており、ジブリ新時代の始まりを感じた。
[映画館(邦画)] 7点(2014-08-11 23:00:51)
230.  あぜ道のダンディ
邦画界が誇る名バイプレーヤー光石研さんを主演に抜擢した石井監督の男気に5点。光石さんの愛すべき親父の痩せ我慢に1点。そして、、あわよくば主役を食ってやろうという危険な存在感の田口トモロヲさんに1点。計7点。
[映画館(邦画)] 7点(2014-07-20 00:17:36)
231.  渇き。(2014) 《ネタバレ》 
グロさと暴力描写が尋常じゃない。時折インサートされるアニメーションやポップな場面がなければ、これは園子温監督の映画?と錯覚してしまうほどです。作品を根本から否定する意見になりますが、加奈子が明らかな人格異常者であることを、親たちがこの年齢になるまで全く気が付かない、という事実に違和感を感じました。幼少の頃から何年も共に暮らしていれば、奇行の数々はあるだろうし、その兆候は少なからず感じるはず。特に母親です。その辺にいる不良とはワケが違う、このような犯罪者と一つ屋根の下で暮らしていて、何も知らなかったではあまりにも不自然です。藤島の行動に全く賛同できないことも大きなマイナス。娘をこれだけ愛しているならば、娘のためなら何をしても許される、では日本中が犯罪者で溢れてしまいます。過度な暴力描写は他の監督に任せて、「下妻」「嫌われ松子」路線をもう一度。渇きではなく、これは私の渇望です。
[映画館(邦画)] 2点(2014-07-03 23:43:48)(笑:1票) (良:2票)
232.  キツツキと雨 《ネタバレ》 
沖田監督の映画は、テンポがよい。会話の「間」と、ゆったりとしたテンポにはかなりこだわっているようで、それは必ずしも万人受けするわけではないけど、2時間通してバランスがよくて、僕は観ていてとても心が落ち着くんだ。 山の天気は変わりやすい。仕事中に、突然土砂降りになり、干してある洗濯物がずぶ濡れになっていたり、こういうどうでもよさそうな光景を通して、彼らの日常や生活感にスポットを当てていることもよい。 役所さん演じる木こりの岸さん、その仕事ぶりは完璧。映画はこの立派な大人たちに対して、自立できない半人前の大人たち二人、そしてその成長という構図。しかし最終的に、若い映画監督さんは「なぜ映画監督に?」状態から一人前になったし、息子さんは木こりになったし、きっと「とりあえず、始めてみろ、結果は後からついてくる」が、迷える若者たちへのメッセージなんだ。 主要な三人以外では、神戸浩さんの走り出すゾンビがツボだった。 もう一つ、岸さんと助監督 (古舘寛治) に不思議な友情関係が芽生えていくのがよかった。 →2021/2/3追記。 DVDにて再鑑賞。この展開だと、冒頭に彼が撮ったゾンビ映画の完成品を (全編ではなくても) 上映していたら、ちょっと「カ〇ラを止めるな!」に似てるかも。
[映画館(邦画)] 7点(2014-07-02 21:50:03)
233.  とらわれて夏 《ネタバレ》 
次々と映し出される片田舎の風景。風にざわめく木々。そして不安感をあおる音楽。この片田舎で何かが起こりそうなことを充分に感じさせ、あっという間に視聴者を物語の中に引き込む、先ずこの冒頭から素晴らしい。 母子家庭の親子と脱走犯の交流。この奇妙な共存関係が成立し得たのは、親子には足りなかった父親の愛情、フランクには足りなかった家庭の温もり、このぽっかりとあいた心の隙間を、お互いが与え合い満たされていくことによって得る安堵感が、脱走犯と人質という関係からくる緊迫感に勝ったからと思います。 野球、車といった素材や会話によって伏線を張り、要所要所でそれを回収していく展開の中、特に "ピーチパイ" はただの小道具ではない何かを感じさせたが、まさかヘンリーの人生を変えて、フランクの未来をも救ってしまう代物であったとは驚きました。 映画の内容には満足でしたが、唯一残念なのはこの邦題です。原題も内容のよさも全く伝わってこない、この安っぽいメロドラマのようなネーミングは毎回いかがなものか。
[映画館(字幕)] 8点(2014-06-08 20:22:15)(良:4票)
234.  舟を編む 《ネタバレ》 
原作は未読です。松田龍平さんの演技が作りすぎ、といった意見もあるが、私は彼が役者として新境地に挑戦したとしてここは好意的に受け取りたい。95年頃と言えば、パソコンが飛躍的に普及する直前の時代。まだ多くの人が辞書を手に取って言葉を探したあの時代です。今となっては、言葉を検索するならパソコンの方が圧倒的に早くて便利なのだが、辞書には確かに存在した手作りの温かみはそこには一つも感じられません。利便性を最優先して何から何まで機械化、自動化も結構ですが、手作業で辞書を作るような、それこそ大海原に舟を編むような気の遠くなる作業に誠心誠意励む、こういった日本人が誇れる文化を後世に残していくことも大切なことではないか、と思います。今回、"大渡海"作成に携わった人たちを見ているうちに、なぜだか自分が日本人であることが心から嬉しくなりました。鑑賞後に、本棚にある辞書を改めて手に取ってみました。ずしり、と重たい。一冊の辞書が完成に至るまでの時間や労力を知った今では、それが歴史の重みのようにも感じられてひときわ感慨深いものがありました。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-05-24 19:45:40)(良:5票)
235.  ブルージャスミン 《ネタバレ》 
あくまでC・ブランシェット演じるジャスミンが主役ですが、映画としてはアレン監督お得意の群像劇。ジャスミンを含めて、自分だけは真面、と思い込んでいるちょっと変わった人たちが数多く登場します。そして今回は、冒頭の機内で居合わせた老婦人から始まり、妹のジンジャー、そして妹の恋人チリなど、ジャスミンという人間を第三者の口から多く語らせていたのが特に印象的でした。ジャスミンの自己評価と第三者の評価のギャップが面白く、これこそが人が人と良好な関係を築こうとする時の弊害になっているものだと感じます。彼女は、美しく虚栄心に満ちた、鼻持ちならない女ではありましたが、頭が悪く空気が読めない、恋には一途、といった愛すべき一面も持ち合わせていたので、私はこのジャスミンという女を心底から嫌いにはなれませんでした。しかしラストは、残念ながらあまり後味のよい終わり方とは言えません。人間、その強欲が知らず知らずのうちに他人を傷つけていて、そのツケはいつか必ず返ってくる、といったアレン監督の訓示のようにも感じました。本作も監督の鋭い人物描写はさすがで、どこか滑稽な人間たちを、愛ある目線で描くアレン印は健在、、というよりはむしろ年齢を重ねるにつれてその切れ味は増すばかり。面白おかしい人間ネタをいったいあと何人分温めているのでしょうか・・。これからの作品も期待しています。
[映画館(字幕)] 7点(2014-05-11 02:41:59)(良:2票)
236.  レンタネコ
荻上監督、かもめ食堂から毎回期待しているのだが。本作はイマイチ、猫を存分に撮りたかったのか、とにかく迷走しているような印象。ストーリー、もうちょっとニャンとかならなかったものか・・
[DVD(邦画)] 4点(2014-04-30 18:43:34)
237.  世界にひとつのプレイブック 《ネタバレ》 
5点という、ダンスコンテストの点数に全てが尽きると思います。コンテストの採点以外にもあきらかに多くの意味が含まれているこの点数、私は彼らの恋や人生に対する期待込みの採点、とお見受けしました。ダンスも恋も人生も、最初から10点じゃあ面白くないですから。むしろ一度は人生を挫折しかけた彼らにとっては5点は上々の出来、これ以上ない最高のスタートです。そして、この先人生まだまだ長いが、10点という目標があればこの先もきっと前向きに生きていけるはずです。それにしてもデニーロ御大、存在感がありすぎて、普通のパパを演じても普通のパパにはあまり見えない(笑)。やっぱりいつもの普通でない役がいいかなぁ。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-30 20:40:25)
238.  夢売るふたり 《ネタバレ》 
監督が女性ということで、"女"をどう描くかに着目して観ましたが、男は身体的に強く女は精神的に強い、といった観る前の個人的な先入観そのままの内容でした。店が燃えた後に、なかなか立ち直れない貫也とすぐに前を向いて再出発しようとした里子、二人それぞれが起こした行動にそれがよく表れていたように思います。女の描き方には際どい場面や容赦のないエピソードも多く、女の飾り立てた外面ばかりを描こうとしないその姿勢には、自分がこれを撮らなければ誰が撮る、という監督の信念が感じられた。改めて思いますが、映画史を見渡しても、詐欺師を題材とした映画は実に多い。なぜだか撮る者観る者を惹きつけてやまない、魅惑的な題材なのでしょう。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-03-23 15:07:06)
239.  LIFE!(2013) 《ネタバレ》 
ウォルター・ミティという人生。 会社組織における日の目を見ない裏方でありながら、その地道な誠実さと功績が大きなサプライズをもって讃えられる物語。 しかし残念ながら、肝心の彼の日頃の仕事ぶりがあまり見えてこない。この映画が「仕事」の讃歌でもあるのなら、彼の地道な手作業をもっと丹念に誇らしく描写するべきだったと思う。 (ヒゲと格闘する妄想が冗長すぎるので、そこを削ってでも) もう一つ、リアルの人生が劇的に変わっていく展開は面白いのだが、サメと火山噴火は突発的な偶然だからともかく、ヒマラヤ登山はどうだろう? あそこは、一介のサラリーマンが思いつきで簡単に行けるような場所ではないでしょう。完璧な準備をして、できるだけパーティーを組み、酸素が薄いので何日も前に入ってテント生活をしつつ空気に慣れながら段階的に登る、など相当の支度をしなければ命を落とす危険が伴う。彼が登山の熟練者である根拠、それを部屋のフォトグラフなりで事前に示す描写は必要だったのでは? しかし理想を言えばキリがないが、彼やこの映画が信条とするもの、それはまちがいなく私自身が心のどこかで夢に見ていること。 だから、最後の「LIFE」誌の表紙が私に与えた驚きと感動は言葉にならない。 →2020/6/26 全面書き直し。
[映画館(字幕)] 8点(2014-03-20 18:37:26)
240.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 
人生が一生暗い色のままでいるか、人生をカラフルに彩ることができるかは結局は自分の行動しだい。人生がつまらないと言って悲観的になる前に先ずは行動から変えてみよう、ということです。そして、姿やキャラや生き方なんて十人十色。他人の視線や評価なんかあまり気にしないで、自分らしく堂々と生きよう、といった人生を前向きに生きるためのメッセージをたくさん感じました。しかし実際には言うは易く行うは難しで、それが簡単でないから"人生"は厳しくもあり、生きていくやりがいを感じるのだと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2014-03-11 21:39:26)(良:1票)
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