261. 僕らのミライへ逆回転
映画愛に溢れていてとても好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-02 15:16:24) |
262. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 単純に面白かった。映像美は、アバターのようなあざとい映像ではなく、本当に美しいといえるようなものが多く、満足できた。ただ、ここまでのレベルだと3Dじゃなくてもいいんじゃないか、とさえ思ってしまう。宗教的なモチーフが目立つ本作だが、トラとは主人公自身の投影に他ならない(これはラストでも明らかにされる)。食人島の解釈はいかん、わかれるところだろう。 [映画館(字幕)] 7点(2013-01-31 01:42:13) |
263. エル・スール
南の方へ。父親の脱アイドル化と共に少女の成長が描かれる。移動なのだ。移動。 [映画館(字幕)] 7点(2013-01-17 23:38:21) |
264. 真夜中のカーボーイ
ジョン・ヴォイドとダスティン・ホフマンの素晴らしさよ。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-08 23:03:12) |
265. カリフォルニア・ドールス
プロレスの素晴らしさ。画も演出も平凡だが、なぜか惹きつける。特に最後の試合でのドールズの入場シーンは爆笑すると同時に感動すら覚える。 [映画館(字幕)] 7点(2012-12-18 10:14:05) |
266. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
ギムリ、レゴラス、アラゴルンの映画。エントのほほえましいキャラクターもさることながら、攻城戦の迫力は素晴らしい。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-15 01:19:47) |
267. ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
一度通常版を観てからだと、さらに面白い。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-15 01:18:29) |
268. ディパーテッド
よく出来た話だ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-01 10:14:53) |
269. イゴールの約束
ざらざらとした質感がそのまま伝わるような映像、息遣いもざらざらしている。厳密にはイゴールは約束していない。後から約束と見なしたのである。そこには父親からの指示でもゴーカートの遊戯でもなく、自らの意思による立場の表明、価値観の選択があったのである。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-24 23:54:19)(良:1票) |
270. 少年と自転車
いつも通り、洗練されたダルデンヌ兄弟の映画という感じ。確かによく言われるように優しい視線を常に感じるのであるが、一方で厳しさも容赦なく描かれる。ハッピーエンドかバッドエンドか分からないラストもいつも通り。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-24 23:50:36) |
271. 橋の上の娘
ルコントの真骨頂。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-20 21:50:27) |
272. トゥルー・グリット
オーソドックスだが随所にセンスが光る。映像といいセリフといい、コーエン兄弟の映画。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-11 09:15:07) |
273. ぜんぶ、フィデルのせい
皮肉と同情と、怒りそして静穏。利発とまではいかないかもしれないが、素直なアンナの感情は、親から友人から社会主義まで全てを問い直していく。時代背景はのっぴきならないご時勢で、そんなときだからこそアンナの率直さが効いてくる。あの時代にアンナほど素直に問う人物がなぜ現れなかったのか。それは恐らく現代も同じなのだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-02 23:56:11) |
274. サンキュー・スモーキング
この短さですばらしいテンポを実現している。 [DVD(字幕)] 7点(2012-08-30 11:36:38) |
275. 欲望という名の電車(1951)
舞台か、なるほど。ヴィヴィアンリーのイタい演技が素晴らしすぎる。 [DVD(字幕)] 7点(2012-07-25 00:02:24) |
276. サラの鍵
スコット・トーマスが抜群に上手い。ストーリーもご都合主義ではなく、非常にリアルで、サラを追いかけるうちに自分のアイデンティティまでも考えることになる。 [映画館(字幕)] 7点(2012-07-19 23:08:53) |
277. 灼熱の魂
ストーリーはやや技巧的。だが上手くできている。でもちょっと作りすぎ、みたいな微妙なバランスになっていて、あまりすっきりとはしない。ただ過去と現在を交互に描き、自分の過去を探しに行く構成は非常にスリリングで、魅せられる映画だった。 [DVD(字幕)] 7点(2012-07-19 23:07:36) |
278. 苦役列車
《ネタバレ》 原作未読。とにかく「痛い」映画だった。肉体的にではなく、精神的に。いわゆる中2病の「痛さ」など及びもしない、圧倒的痛み。青春映画と呼ばれる所以はそのイタさにあるだろう。安易な共感を許さないほどの主人公の卑屈さ、どうしようもなさは、彼が糊口をしのぐために使うまさに肉体そのものであり、単純な精神論に陥ることはない。友人との交流によって人間を深めたり、ヒロインとの出会いによって愛という真実を見つけたりすることはない。どこまでいってもいわば地(自)である肉体が前面に出る。彼に観客は憐憫すら覚えるだろうが、彼らとの出会いで、北町が変わらなかったわけではない。むしろ口先だけ変わることを徹底的に拒否し、肉体そのものの変革まで彼は至らなければならなかった。人はこれほどまでもがき苦しんでようやくほんの少し変われるのかもしれない。森山、高良は非常に良い演技だったし、前田敦子も思ったほど悪くない、というのが印象(出番は少なめだったが)。ただMVPはマキタスポーツにあげたい。時代、題材など山下監督向きの映画だと思った。山下ファンはぜひ。ただ近藤、向井が参加していないのはやや不満が残るかもしれない。彼らが居ればもっと面白かったかも、と思わせる実績を彼らは持っているから。 [映画館(邦画)] 7点(2012-07-15 01:59:26)(良:1票) |
279. ミシシッピー・バーニング
ジーン・ハックマンの迫力。どうしても最後は王道パターンに行き着くが、ラストシーンは黒人だけではなく白人も燃えた教会の跡地で聖歌を歌い、かすかな希望が見える。しかしそのあとに映し出される無数の黒人の墓は、その希望の前にどれほどの命が犠牲になったかも雄弁に語っている。FBIの彼らにできる仕事はもう無い。だから彼らは満足も笑顔もなく立ち去るのみなのである。法だけで全てが解決するという能天気な考えではないことは明らかである。事実と異なるという意見もあるが、史実を描くのが映画ではない。それどころか、登場するFBIに黒人が一人も居なかったのはむしろ史実に敏感だったのではないか。 [DVD(字幕)] 7点(2012-07-08 17:56:20) |
280. ドライヴ(2011)
ストーリーは至ってふつうなのに、違和感がある。ストーリーそのものではなく、何か違うものをこの映画はみせようとしているが、これがよくわからない。主人公の能面のような顔とサイケデリックな音楽が一つの要因であることはわかるが、この不思議な感覚はこれまでのクライムサスペンスと明らかに一線を画す。このタイトルで誰もが想起する「タクシードライバー」との違いは明らかだろう。ニーノへの復讐の場面での壮大な音楽と疾走する車は神々しいほど美しかった。 [映画館(字幕)] 7点(2012-07-03 11:10:42) |