341. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 5点か6点か悩んだけれど、まあオマケして6点に。一時期、雨後の竹の子のようにわっさわっさと作られた多重人格モノか、と思いきや、それよりも少々後の2003年ですか。ってことは、山ほどの多重人格モノの作品を踏まえた上で作られたんだな。だったら、これくらいのクオリティは無いとウソだろうな。話はミステリアスに2転3転し、ミスリードの仕掛け方も巧み。良く出来た映画ではある。でもね、冷静に考えると「これってあのデブの脳内ドラマなんでしょ?」で終わっちゃうんだな。現実的な話は結局、犯人は誰かじゃなくて、デブに責任能力はあるか、デブは有罪か無罪か、ってことで。映画としちゃあ、ある意味反則だな。だって、頭の中の物語ならナンとでも結末を作れるからね。この映画もかなり強引な結末がついてます。 [地上波(吹替)] 6点(2007-03-01 05:47:22)(良:1票) |
342. カラー・オブ・ハート
う~ん……。何か釈然としねぇなぁ。謂わんとすることは分かるんだが。 確かに世の中は変わるものだし、それに連れて人も変わっていかなきゃならない。自分を表現するのも良い事だろう、やり方さえ間違わなければ。でもねぇ、このプレザントヴィルに起きた変化って、良いことなんだろうか? 貞操を捨ててでもしたいことをする、新しいことをするのが進歩なのか? それに暴動や焚書を以って対抗するのが自分や世界を守ることなのか? 急進派、保守派、どっちも間違ってるとしか思えない。 って言うか、これってものすごくアメリカ的な考え方だよな。口先では環境保全を叫びながらも京都議定書は守らない。「だって車に乗りたいし、快適に暮らしたいし~。ムリ言ったら企業が政治にお金出してくれなくなっちゃうも~ん」と、世界を犠牲にしてでもやりたいことをやる。さらに気に入らない国にはすぐ爆撃。「世界で一番強くないとイヤなんだも~ん! 世界の警察なんだもん!」っつって、暴力で相手を押さえ込もうとする。つまりはアメリカ的エゴイズム。単なるわがまま。 いや、本当に着眼は良いと思うんだ。旧態然としたモノクロームの街に、新しいカラーを持ち込むというお話は、ファンタジーとして面白いテーマだと思う。でも、もう少しやり方は考えて欲しかった。特にラストのベティの相手がショットで変わるのは……。自分の母親だったら殴ってるね。 [ビデオ(吹替)] 4点(2007-02-28 07:10:54)(良:1票) |
343. ストリート・オブ・ファイヤー
公開当時に劇場で観て、そのカッコ良さに大興奮したのを覚えてる。ライ・クーダの音楽は秀逸! バスの中でのドゥーワップ・アカペラコーラスなんか鳥肌モンだね。懐かしいなぁ~。w その後も何度もテレビで観たが、さすがに大人になってからだと学生時分ほどはノれなかった。魚屋の兄ちゃんみたいなゴム(?)のオーバーオール着たウィレム・デフォーとハンマー振り回す決闘も、ナンかのんびりしてて笑っちゃうんだよね。w 観ている間は楽しいが、後に残るものは何も無い。まあ、ある意味潔い「娯楽活劇映画」のあるべき姿ではある。それにしても、マイケル・パレはカッコイイのになぜかB級路線まっしぐら。前線に上がって来れないなぁ~、もったいない。 [映画館(字幕)] 7点(2007-02-27 02:44:06) |
344. フェリスはある朝突然に
もう20年ほども前に観た映画なんだけれど、なぜか僕の中に強烈な印象を残してる不思議な映画。なぜ不思議か? だってべつに良い映画だ! と思ったワケでもなきゃ、特別面白かったワケでもない。なのに何故か心に残ってる……。有って無いようなストーリー、さらに意味すら有るのか無いのか分からない展開。でもなんとな~く引き込まれてしまう。って事は、青春映画としてそれなりによく出来てたんだろうか……。もしくは当時の自分がフェリスに共感できる精神状態だったのか……。わからん。当時クリスティ・スワンソンが大好きでチョイスした映画だったんだが、マシュー・ブロデリックが強烈に印象付けられてしまった。本当は7点付けようかとも思ったんだが、人には勧められないので6点に。w [ビデオ(吹替)] 6点(2007-02-27 02:28:34) |
345. ローレライ
一時期流行った架空戦記モノかと思いきや……SFモノだったんだ、コレ!? そう割り切ってみれば、多少の難も気にならない。いいよ、いいよ、許す。どーせマンガみたいなもんだし。コレが普通の戦争映画だったら「ふざけんなっ!」ものだけどね。でもそれにしても原爆積んだB29を砲撃で打ち落とすなんて、なんて命知らずの強心臓者達なんだ! お話は突っ込み所満載のトンチンカンぶりだけど、まあ取り敢えず退屈はせずに観られたから5点。 [地上波(邦画)] 5点(2007-02-24 23:39:03) |
346. 隠し剣 鬼の爪
正直、ビックリした。すんげぇ前振りの長い『必殺仕事人』だったんだぁ! 途中までは本当に面白かったんだけど、仕事してからはもう完全に予定調和の展開。まあ、安心感はあるけど、それ以上のものは無い。 [地上波(邦画)] 6点(2007-02-23 23:46:11) |
347. TRICK トリック 劇場版2
ほんっと損も徳もしてない、って感じ。(笑) わざと空かしたつもりなんだろうが、至極適当なメインストーリーを小ネタで笑わせてお茶を濁すという作りは、金とって見せる劇場映画としてはどうなんだろう? しかもその小ネタにしても、何の脈絡も無く出て来るから、面白いというよりバカバカしい。自分が笑ったのは、奈緒子の寝相が極めて悪いという1stシリーズからの設定を受けて出てきた貞子ぐらいじゃなかったかな……。さらに矢部や里見が物語に絡んで来ず、有っても無くてもいいようなサイドストーリのみでの登場ってのも、ファンにとっては物足りない。誰に観せたい、誰のための映画なんだろう? まあ、1よりはまとまりも良く、(1よりは)ずいぶん楽しめましたが、それでもビデオで十分な映画ではあります。 [DVD(吹替)] 5点(2007-02-15 18:53:16) |
348. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
話は良くできてるし、嫌いじゃない。いや、むしろ面白いと思う。でもなぁ、なんかテンポが悪いんだな。妙に間延びしたシークエンスが多くて、いまいちノれない。特に前半はその印象が強い。全体的にも、話が観念的過ぎて説明台詞が多いのもその一因かな。もう少し「うる星」らしいパワフルさがあれば、もう1点上げても良かったんだけどね~。 [DVD(吹替)] 6点(2007-02-09 18:29:19) |
349. リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)
ひょっとして、これまでの人生で一番回数観てる映画かもしれない。それくらい大好きな映画です。まず何より楽曲がすばらしい。出演者も、当時のサタデーナイトライヴで活躍してたコメディアンが勢ぞろい。脚本も、フランク・オズの演出も、細かい所まで行き届いていてアメリカ映画の粋を感じる。何度観ても楽しめる、超良質のコメディだと思う。 [ビデオ(字幕)] 10点(2007-02-09 18:09:28) |
350. 真夜中のカーボーイ
20年ほど前、まだ若かった頃に観て、何が言いたいんだか良く判らなかった映画。テレビでやってたので改めて観たが、やっぱり何が言いたいんだか良く判らない。都会は冷たいぞ、ってか? 分不相応な夢は持つな、ってか? 世間知らずな田舎者は田舎でのんびり暮らしとけ、ってか? うぜぇ。大きなお世話だよ。まあ、俺は60~70年代の所謂“ニューシネマ”ってヤツがダメなんだろうな。『イージーライダー』なんかにしろ、この映画にしろ、若い奴が多少の夢を持って少しばかり無茶やって、結局は夢に敗れて……。そんな挫折を描いたら何かを言った様な気になってる。説教にしたってレベルが低いね。 [地上波(吹替)] 3点(2007-02-06 20:43:03) |
351. ソウ2
《ネタバレ》 思いっきりネタバレしますから、未見の方は飛ばしてください。www 私、1はかなり褒めたんですよ。それだけに、この2はただ雰囲気重視になっちゃってて、随所に煮詰めの甘さが気になるなぁ。 冒頭からね、アイアンメイデンのマスクによる殺人があるわけですが、横にミラーを付けたスタンドが立ってる。あのスタンドを噛ませればマスクが閉じなくなるじゃん! 助かるじゃん!! また、屋敷では窓に板を打ち付けて目張りしてあるんだけど、所々外から光が入ってきてる。だったら板引っ剥がしてガラスを割れよ! よしんば鉄格子かなんかで塞がれてるにしても、毒ガスの換気はできるだろうに。 ラストも、あれじゃほどなくエリック刑事は助かるだろう。まずエリックとジグソウが乗って出た車を手配すれば、あの家が見つかる。犯人のオネーちゃんが車を移動させたとしても、ガキを生かしといた時点であの家は探し出せるよね。地下にあれだけの設備のある廃屋なんて、そうそう無いだろう。車で数分で行ける距離なんだから、警察が本気で手配掛ければ見つからないわけは無い。 さらに言えば、あのネェちゃんがジグソウの跡を継ぐ理由が希薄すぎる……。キチ●イの行動に理由なんか要らないのかもしれないけどさ。 でもなんか、どれもこれも雰囲気重視で考えオチ。納得できない。まあ、この手の映画に理屈こねだしたらキリが無いんだけど、それにしても雑すぎやしませんか? [DVD(吹替)] 4点(2007-02-04 17:12:48) |
352. ソウ
《ネタバレ》 途中まではすっごい面白かったんだけどねぇ……。あの結末は飛び道具だよな。 ジグソウは8時間近くもの間、ジッと倒れて死んだ振りしてたのか? そりゃすげぇ! なんて違う所に感心しちゃったりして。電流のスイッチを押す時もピクリとも動かなかったのかなぁ。だって生きてることがバレたら、そこで計画は破綻しちゃうもんね。しかも、あいつ病院の入院患者だろ? ジグソウの犯行の下準備って、結構掛かりそうじゃん? 場所探しやら、部屋中にワイヤー張ったり顔に取りつける道具の準備したり、被害者の拉致もしなきゃいけない……。その度にあいつは病院を抜け出さなきゃならんわけでしょ? もう病院内、特に看護士さんは大騒ぎだよね。「またジョン(だったっけ?)が消えた! 今日の担当は誰っ! 目ぇ離しちゃダメでしょ!!」っつって。www あとさ、冒頭でアダムがテープレコーダーを取るときに、医者が「シャツを使え!」って言うじゃん? お前もだよ! 電話取るとき、シャツ脱いで足縛って斬るくらいならそのシャツで電話取れよ! あの伏線ハズしは狙った演出なのか?w でもまあ、全てが予定調和的でミエミエだった「CUBE」なんかよりは全然面白かったんで、7点差し上げます! が、話自体はホント面白かったんだから、後はもう少し現実的な結末と犯人を考えて欲しかったなぁ。 [DVD(吹替)] 7点(2007-02-01 20:18:34) |
353. ドラゴンヘッド
《ネタバレ》 原作があまりにも中途半端だったので、映画は何らかの解釈を持ち込んで提示してくれているのか? と思いきや……orz。これじゃ単に「原作の粗筋を2時間で出来る範囲でなぞってみました」って感じの映画ですな。 しかも、原作を読んでる者には、なぜ??? と思うような改変がたくさんある。仁村と岩田が車で動いてるのを見て「ああ、ヘリ使う予算が無かったんだぁ」と思ったら、後からちゃんとヘリ使ってるし。だったら、ワケのワカラン民間人がヘリを操縦してるより、自衛官が操縦してる原作の設定の方がリアルじゃん? しかも、なんで根津甚八はあんなに試薬の入った食料について詳しいんだ? さらに関東、東海と巨大地震が併発して富士山が噴火、地殻変動で房総半島に新しく富士山そっくりの巨大火山が……、という説明が何も無いから、何の騒ぎやら全く分からないまま、ただドタバタと右往左往してる。 だいたい龍頭って何? 誰が何のためにあんなロボトミー手術を? で、だから彼らが何なの? タイトルになるほど重要なモノのはずだったんじゃねぇの? これをまず原作者に聞きたいね。w まあ、原作既読者の暇つぶし程度には……、って映画だな。 [ビデオ(吹替)] 3点(2007-01-23 18:47:12) |
354. フロム・ダスク・ティル・ドーン
以前から好評価は聞いていたのですが、なぜか観る機会の無かった作品でした。が、観て納得。コレは面白い。ちょっと『パルプフィクション』にも似たごった煮感覚がタランティーノらしいね。皆さんも書いておられるように、前半と後半の落差がすごい。前半はかなりハードなクライム物。クエンティンのバカっぷりがイイ。ハーヴェイ・カイテルが吸血鬼の親玉でもやるのかと思ってたら、信仰を失くした牧師とは……。また、チーチ・マリンのさして意味があるとは思えない悪ノリ的1人3役。この辺りのキャスティングも面白い。そして後半、吸血鬼との戦いは、徹底的にドタバタアクションに終始する。ただ、ホラーとしては全然ダメ。だって吸血鬼が全く怖くないんだもん。あいつ等だったら俺でも勝てそう、なんて思っちゃう時点でホラーとしては失格だな。ドタバタアクションに徹底するのもいいが、もう少しおどろおどろしい演出も欲しかったかな。 [地上波(字幕)] 7点(2007-01-12 17:57:03) |
355. 北の零年
もンのすごい肩透かしを食らった感じ。話がちっちゃい。ちっちゃすぎる! 宣伝では『壮大なスケールで描く』とか何とか言ってなかったか? だって話が開拓中の村から出ないんだもん。中央の動きが描かれてないから時代の流れが分からない。よってそれに翻弄される開拓民の悲哀が伝わらない。ただ「冬寒いんだって? 大変だねぇ」、「食べ物無いの? そりゃツラいねぇ」、「馬、取られちゃうの? そりゃ理不尽だねぇ」で終わっちゃう。しかもホントその3つで話は終わり。べつに北海道じゃなくても、そんな苦労話どこにでもあるんじゃね? 渡辺謙のエピも、なんかどこかで聞いた事あるような話で新鮮味も無いしさ。本当は点数的には2.5点と言いたいんだが、まあ無いからオマケして3点入れときます。 [地上波(邦画)] 3点(2007-01-06 18:38:59) |
356. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
最近マンネリ化してきて話にも華の無かった007モノとしては、よく出来てる作品。原点回帰を狙ったという触れ込みだが、原点回帰と言うよりは新たな007像をリメイクしたと言う感じだけれど。クレイグ版ボンドは、ダルトン版ボンドをさらにシビアにした感じで好感が持てる。個人的な感想だが、私の中ではダルトン=ボンドは非常に高評価なのです。ズルズルと本数だけ重ねてコメディ化してしまった007を引き締め直し、ある程度のリアリティを持ち込んだダルトン=ボンドだが、時期が悪かった。ブロスナン=ボンドはカッコは良かったが、どれもお話がお粗末。そんな007シリーズに於いて、原作を現代に置き直したストーリーは、元が長編だけにプロットがしっかりしていて、ある程度のリアリティもある。賛否の分かれる、SFじみたグッズに頼るところが少ないのも、私的には高ポイント。まあ、さすがに全く出番が無くぶっ壊されるアストン・マーチンは勿体無さ過ぎだと思ったけどね。後はオネーちゃんがもう少し美人だったら、もっと良かったのに。ところで、序盤のビル建設現場での追いかけっこ。あれはボンドよりも逃げる黒人に「スゲぇ! ヤマカシかよ?!」と思ったのは俺だけ? [映画館(字幕)] 7点(2007-01-06 18:14:10) |
357. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
評判の良さに観てみたら、コレは確かに面白い! テンポが良くて、2時間以上の長尺を飽きさせない。べつにディズニーランドが好きなわけでもないし、特にジョニー・デップやオーランド・ブルームのファンと言う訳でもないんで、そんなに何かを語れるほどの感慨は持てなかったけど、クリフハンガー物としてすごく良く出来てる。実は『カリブの海賊』って乗ったことないんだけど、ぜひ一度乗ってみたくなった。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-15 20:06:43) |
358. サイレントヒル
《ネタバレ》 ゲームを一切知らないで見たんですが、まあ心配していたよりは楽しめました。前半は画面も観づらく、話もかったるい。「なんじゃ?」、「どうなっとんじゃ?」の連発でしたが、後半に入ると話はテンポよく動き出す。主人公がサクサクと動いて話を進めていく辺りは、さすがゲームが基だけあるな、と。しかし、どなたかも仰ってますが、終盤に差し掛かるところで、女の子の声に全てを語らせて謎が解明される、ってのはいかがなものか? しかもソラリゼーション処理した画面の観にくいこと……。あそこまでRPGの形を踏襲したのなら、やはり主人公や別働の父親が少しずつヒントを見つけて謎を解明して欲しかった。 で、キャリーやら菊池秀行の小説やら、ナンやカンやを寄せ集めたようなクライマックスはマァよしとしても、あのラスト。ゲームと違って、映画ってのは一本の完結した作品であるべき、と考える私には、あのパラレルワールドは頂けない。オフビートを気取ったつもりかも知れないが、ちょっと中途半端。やはり最後はちゃんと家に帰り着いて欲しかったかな。あ、それから、シビルは助けてやりたかったなぁ~。劇中で一番かっこいいキャラじゃなかった? [映画館(字幕)] 6点(2006-07-15 17:08:37)(良:1票) |
359. バード(1988)
ジャズはもちろん、バードもイーストウッドも好きなんだが、この映画はどうも……。イーストウッドのジャズ好きと、バードに対する熱い思い入れは伝わってくるけれど、逆にパーカー好きが災いしてると言うか、空回りしてると言うか。もっと時代を俯瞰して捉える目が無いと、こういった映画は雰囲気が伝わりにくい。当時は、パーカーだけでなく、ジャズのスター達が綺羅星のごとく活躍してミュージックシーンを盛り上げていたはずなんだけれど、そんなことは知ったこっちゃ無い、とばかりにバードの周りだけを描いている。でもその割にはなんなんだろう? どのエピソードを取っても消化不良気味というか……。そこに持ってきて話が暗いからノリ切れないし、話の時系列が判り難いのもマイナス要素。音楽は最高! ウィテカーの熱演も素晴らしい。だからこそ、このちんまりし過ぎた仕上がりに不満が残る。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-06-25 16:55:30) |
360. バイブス秘宝の謎
話なんて有って無いようなおバカ映画なんだが、なんか好きだなぁ、この映画。もう10何年ぶりに観たが、とにかくシンディが可愛い! シンディ・ローパーというと、実はまじめな苦労人なんだけど、あのド派手な化粧と衣装、ファニーボイスのせいで『蓮っ葉で下品、でもなんとなく憎めない可愛い女』というイメージがある。この映画は、彼女が出演した数本の映画の中で、一番彼女のイメージに近いと思う。ゴールドブラムもいい味出してるし、ピーター・フォークも手堅くサポート。人に薦めはしないけれど、自分的にはかなりお気に入りな作品です。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-25 00:18:40) |