361. ジェイソン・ボーン
《ネタバレ》 正直なところ「ボーン・アルティメイタム」で終了の方がよかったかも。 今作はCIA側の方が目立っちゃって、ボーンの描写が薄くなっちゃった気がする。 前3作とはコンセプトがずれちゃってるみたいなね。大好きなシリーズだけにちょっと残念。 しかしながら雑踏の中の追跡、攻防、カーチェイスシーンは緊張感とスピード感があって やっぱり見応えあるのです、ボーンシリーズといったらコレだなあ。 ただ、ベガスの装甲車は派手なだけって感じであんまり好きじゃない。 CIAに復帰?もういい加減、彼を放っておいてほしいわね。 1作目から変わらないエンディングの曲も大好き、あの曲が流れだすとビビビと脇腹あたりがシビれます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-14 16:06:36)(良:1票) |
362. 光をくれた人
《ネタバレ》 こういった内容の映画は定期的に出てきていると思う。そんな中で本作は秀作といっていいんじゃないかと。 とにかく人物の感情とか想いの描き方が繊細で素晴らしい。いや、久しぶりに良い人間ドラマを観ました。 はっきり言って冒頭からイザベルはあんまり好きなじゃなかった。 漂着した赤ん坊には確実に母親と家族がいるはずで、二度も流産したイザベルなら赤ん坊の母親の心情を いちばん理解できるはずだと思うんだけどね。 孤島で灯台守になったトムとの二人っきりの生活と流産を経験したことが影響しているのでしょうね。 全ての罪をかぶり投獄されてしまった夫のトムからの手紙すら読もうとせず、自分の悲しみだけって・・・ ギリギリのとこで間に合ったわけですけどなんか腹立つやら歯がゆいやら。 ラストでトムがひとり静かに庭の椅子に座ってる横顔で泣けた。 「ブルーバレンタイン」が録画してあるから、今度観てみよう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-07-19 23:41:39) |
363. 夜に生きる
禁酒法時代なんだけどあんまりそういう時代を感じない、なぜだかわかんないけど。 まず、ベン・アフレックがその時代のギャングには見えない。 相棒はまさにギャングだった。 警察とのカーチェイス、終盤の銃撃戦はなかなか見応えあります。 丁寧な映画だとは思う、でもキャスティングにも言えるけど全体に華やかさが足りないかな。 それなりに最後まで観られるけど、ココ!という盛り上がりがないし 物足りなさを感じながらの観賞でした [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-06 10:14:31) |
364. エヴァの告白
映像の色彩もセットも雰囲気も大変良いです。 ただ、盛り上がりとか抑揚とか映画に惹きこまれるものが足りないかな。 だからラスト、やっとエヴァのおもいが叶うわけなんですが、そこでの爽快感とか感動が 観てるこっちに湧かないの。 なんといいますか観てる途中にポランスキーの「テス」が思い出されまして これはアンハッピーな結末を迎えるんじゃないかとまで思わせるんですが、 そうはならなくて「ああ、よかったー」と安堵して観終わるってのもない。 エヴァの人物描写やエピソードに面白みがないのかな?私としてはイライラしました 俳優もなかなかの顔ぶれなのになんかもったいないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-20 13:00:57) |
365. We Are X
《ネタバレ》 イカ天が大好きでした、元気が出るTVのヘビメタコーナーも好きでした Xはハマることはなかったけど、メジャーデビューしたころから知ってたし、5人のメンバーの個性が それぞれはっきりしてて、「ENDLESS RAIN」「Voiceless Screaming」なんていう 思わず聴きこんでしまうバラードの名曲もあり、そしてショックな出来事もいろいろあって 常に危うさもあり。。。不世出のバンドだと思う。 でも本作は海外向けであることは確か。 アメリカで解散の理由を聞かれ「ボーカリストが洗脳された」とYOSHIKI なんかもう、ストレートすぎて笑ったとこです。音楽以外のことになるとすごく子供っぽい人という印象です どっちかというとTAIJIとHIDEのいるX時代が好きな私としては、当時の映像とTAIJIのことも語ってくれていることが よかったなと。TAIJIは本当にかっこいいベーシストでした。 YOSHIKIとtoshlがTAIJIのお墓参りに行くシーンで 「こないだ来た時、風がブワーっときて、怒ってんじゃないかと思った」 というYOSHIKI。撮影だからじゃなくプライベートでも来てるんだなとなぜかホンワカしたのでした しかし、90分の上映時間の中で父親、HIDE、TAIJIと3回も墓参りのシーンがあるのが切ない 自身も満身創痍の状態のうえ50代、体を大事にしながら元気でいてほしいな 来月「YOSHIKI復活の夜」というタイトルでライブの予定があるんですね [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-03-26 00:21:52) |
366. オリエント急行殺人事件(2017)
《ネタバレ》 74年版は何回も観てる、原作も既読です。 今回映画館まで行って観たのはお正月ということと、カセッチをジョニーがやってるから。 登場人物の素性が一部変えられてる、アンドレニ伯爵の人となりもちょっと・・・原作とはかけ離れてて違和感。 時代設定は現代じゃないんで、アーバスナット大佐を黒人にする必要てあるのかな。 あまりにも有名だし、謎解きや結末を重視することはないと思うけど 初めて観る人にはどうかな? 乗客たちに尋問するシーンはちょっと速足というか、あんまり丁寧じゃない。 多彩なキャストによる大雪に閉ざされた列車内での密室劇としては見応えがあるとは言い難いです。 ポワロに銃撃、アクションて必要だったのかしら、CGとはっきりわかる映像もしかり。 期待してたほどじゃなかったです、ケネス・ブラナーのポワロがスタイリッシュすぎるし。 英語の発音はちゃんとポワロになってたと思う、 でも洋画専門チャンネルで放送されたら録画してでも観ることにはなるだろうな、そしたら また違った感想になるかも 「ナイルで事件が・・・」のラストのセリフ、次は「ナイルに死す」なんだとわかるとこはシャレてる。 [映画館(字幕)] 6点(2018-01-02 22:02:59) |
367. レジェンド 狂気の美学
《ネタバレ》 主演のトム・ハーディはイイ男、めっちゃ好み。この点は満足なんですが 如何せん、ギャングとしてのあれやこれ、駆け引きとか抗争とか成り上がっていく行程とか そういうものが殆どなくてかなり不満。 フランシスの視点から描いたのが悪いほうへいっちゃった感じがする 自殺するほどのことなのかも?? つまり全編通して描き込みが足りないのよ。弟の狂気は美学というほどのもんじゃなく 単に精神異常てだけみたいだし。レジェンドっていうほどの重厚さもなかったです。残念!! なんていうか、デヴィッド・シューリス、クリストファー・エクルストン、チャズ・パルミンテリの 老け具合がけっこうショックではありました、ポール・ベタニーにいたってはどこに出てたのかもわからん。 年月の経過を思い知らされたのでした(ここでレビューを始めた頃の自分と現在の自分もまたしかり) [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-30 19:13:12) |
368. ザ・コンサルタント
《ネタバレ》 知能には問題の無い自閉症、その能力と可能性を見せてもらいました。 しかも表は会計士、裏では凄腕の殺し屋という設定です、ここが新しい。 いろんなエピソードが絡めてあって、見始めてしばらくは焦点がよくわからないんですが 退屈しないし、どう展開してどんな結末が用意されているのかが気になるという魅力のある映画。 ジョン・リスゴーだもの、やっぱりそうなるわなあ・・・ しかしベン・アフレック、ここまでの俳優になるとは思ってなかったなあ、弟のケイシーもオスカー俳優ですよお なんかすごい兄弟です。なんとなく「グッド・ウィル・ハンティング」が観てみたくなった秋の夜長でした。 なんといっても秘書の正体でしょ、オープニングから張られていた伏線にラストで気づくという 個人的にうれしいラストでした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-11-12 22:16:01) |
369. 二ツ星の料理人
腕は一流、でも素行が悪く性格が災いしてブランク そして再起、三星シェフを目指すアダムの成長物語といった話。 とにかく厨房の緊張感とスピーディな展開が良いです、グイグイ惹き込まれる。 無駄がなくラストまで一直線に進む流れも気持ちいい。 シエナ・ミラーがすごくナチュラルでいい感じでした、ブラッドリー・クーパーもいい俳優ですね その他の俳優さんたちも好感度高いです、キャスティングもいいね。 オムレツを作るシーンとバースデーケーキのシーンが好きです 美味しそうな料理の出てくる映画はほっこりしますね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-10-14 20:58:16) |
370. 96時間 リベンジ
相変わらずの親バカっぷりの父さんにバカ母にバカ娘(バカが先につくか後につくかで意味合いが異なるのです)、 今度は敵も子を思う親の逆恨みです。 なぜかあれだけ円満そうだったレノーア夫婦は別居中、仲直り家族旅行もキャンセルされたと泣いているレノーア なにかとご都合主義な設定なんですが、そうこうして舞台は前回のパリからイスタンブールへ 元CIAの工作員なので拉致され目隠しされてたのに連れていかれた場所もあっというまに探し出す 今度は母親救出なんですが、まさにこの親にしてこの子あり、娘の活躍を盛り込んでる。 でも前作のほうがクールでキレ味の良いアクションものって感じかな。 凄すぎる強すぎるブライアン父さんの活躍、3作目も観たいと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-20 13:31:37)(良:1票) |
371. ミュージアム
《ネタバレ》 予告編見て、あぁこれ「セブン」だ思ってどの程度「セブン」なんだろうという興味で観賞。 雨がざーざー降ってるとこと主人公が傷だらけになってくとこが「セブン」でした。 んー結局沢村一家全員助かったわけです。 いとも簡単に西野刑事が拘束され、作品だミュージアムだと拘るカエル男なのに なんかあんまり意味なく簡単に殺させちゃうんですよね、誰か犠牲者出さなきゃいかんてとこで こうしましたな感じ、沢村一家の誰かを犠牲者にするはっきりしたバッドエンディングにしないのが 邦画の甘さといいますか、カエル男が自ら外に出て自滅てのも??だし 子どもの運動会で笑顔でビデオ撮影てラストはいくらなんでも無いでしょ。子どもが首を掻いてるのを見せて ほんわかといやな予感を残す程度に抑えてる、中途半端です。 そして、全体的に人物像が雑です、特に奥さんの遥。 なんか冤罪で裁判員制度を批判モノとか沢村刑事の成長物語になっちゃって それが言いたいならやり方間違ってるだろと思った。前半と後半が良くない変わり方な映画。 ラストには連続猟奇殺人を扱ったサスペンスじゃなくなってるの 小栗旬の熱演にプラス1です、しかし邦画ってなんでこうセリフが聞き取りにくいだろ? [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-09-17 00:03:12) |
372. アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方
ロードムービーはけっこう好きです。 現実からの逃避、自分探し、笑いあり、涙あり、ハラハラありのすったもんだあった後の清々しさ。 残念ながら本作にはロードムービーのそういう醍醐味が薄かったかなあ。 まずヒロインの女優がアクが強すぎて好みじゃなかった、化粧を落としてみたら別人のような あどけなさや透明感が。。。なんて意外性もないし 旅をしながらしていたことに対して何も共感もなければ憧れを感じるものもなかったです ラスト、二人がそれぞれの家族の元へ戻っていくことになる根拠というか悟りみたいなものも あやふやで、遊んだことのない中年男の非現実的な願望を見せられただけみたいなね。 なんといってもロードムービーにしてはロケーションが魅力的じゃなかったですね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-09-13 11:03:51) |
373. ママの遺したラヴソング
《ネタバレ》 ストーリーについては観てる方が知りたい、はっきりしてほしいとこがイマイチなんですけど 二十歳の頃のスカーレットのかわいらしさとトラボルタの演技でラストまで引っ張られました。 パーシーはどうしてママと離れなければいけなかったのか、そこが最初から知りたかったとこです。 朝から飲んだくれの同居人、そこから察することになるんでしょうね。 女一人と男二人のつかず離れずな設定の映画はなかなか面白いものです。 トラボルタのこの役どころ、少々肉付きがいいのは気になったけど、ちゃんとダンスシーンが あるのが良いですね、彼のダンスはいつ見てもいいです。 やけに人がいないニューオーリンズの街並みが登場人物たちの背景を物語るような雰囲気があるけれども 荒れたママの家がだんだん人が生活する家らしくなっていく、ラストのリビングのシーンがパーシーの「今」を 反映しているようで清々しい。 全編に流れる音楽もよかったです、なんだか久々に掘り出し物に出会った気分。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-06 12:25:11) |
374. 96時間
《ネタバレ》 リアム・ニーソンてこーゆー俳優でしたっけ? スティーブン・セガールの沈黙シリーズを彷彿とさせる本作、お父さんが強いわ強いわ 17歳の娘はU2のおっかけするために海外へ行きたい、しかし実父にはパリで美術館巡りと嘘をつき 許可証にサインさせる、実は母親も継父もそれを知ってて金出すって?! ヤボは承知で言うけど、娘が誘拐されるきっかけが粗いといいますか、なんか腑に落ちないんだよねー 娘と母親と継父にはたっぷり反省してほしいところだけど、そんな描写は無しだし まあ、悪い奴らをバッタバッタとやっつけていく爽快感は充分なんで、それを味わう映画なんでしょうな。 続編を観る機会があれば見届けたいと思います 究極の親バカ映画です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-16 11:44:53) |
375. 葛城事件
《ネタバレ》 ちょうどタイミングよく始まったところでチャンネル合わせてしまって観賞 どっちがといえばこの父親を受け継いでいるのは事件を起こした 次男ですね。父親は家を建て、家族を縛り付けることで自己を満足させる。 次男の矛先は通りすがりの他人を殺傷して自己アピールする、方法は違い過ぎるけど自分以外の人間を 押さえつけ、傷つける点では同じです。 中華料理屋のシーンのように自分より立場の弱いものにしつこく絡んで自分の強さをアピールする父親、こういう人結構多い。 次男は武器で強さを身に着けた。内向的で気弱そうな長男は自殺する。 近所で出火しているのを目撃し、次男を疑いながらも見て見ぬふりの父親、気が小さくて小心者であることが はっきりわかる。 そしてですね、父親だけじゃなく母親にも相当な問題があるわけで、この母親はどんな時でも自分だけはしっかり食べる。 本能丸出しで食べる、食べるのは出来合いのものばかり。この一家は手料理を食べたことがないのか? 衣食住にかなり不便な思いをして育った人なんだなあと。はっきり育ちが悪い。 アパートの一室での他愛もない会話も「最後の晩餐、何食べたい?」これが結構しつこいの 長男が自殺した通夜の席での振る舞い、嫁に言い放つ暴言。 自分の信念だかなんだか、死刑囚と獄中結婚する女も結局、死刑反対のためにこんなことしましたな 自己満足でしかないように感じるし、この人が非常に鬱陶しく、はっきり余計なお世話だと思う私はいいのか悪いのか・・・ なんか、自分のことしか頭にない人ばかりで観ていてほんとに陰鬱な映画でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-07-10 13:43:22) |
376. ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期
《ネタバレ》 まさかここにきて続編ができるとは思ってなかった「ブリジット・ジョーンズ」 あんまり期待しないで観たわけです。 レネーちゃん、なんか顔が不自然になちゃった気がするのは残念、特に口元。 あのぷっくりした唇と切れ長気味の目が好きだったんだけど・・・ 設定では40代前半だけど実際は40代後半なんだから仕方ないといえば仕方ない変貌 うん、やっぱり監督が1作目に戻ったのは正解! ユーモアの質が2作目とは格段に違うし脇役の使い方、存在も意味があって良いと思う。 そして監督のシャロン・マグワイアの「ミスター・ダーシー」への思い入れは相当なもんだと。 1作目と今作に共通するのは真の主役はミスター・ダーシー、コリン・ファースなんだなと。 マーク・ダーシーの1作目からブレないキャラ、ラストで2人のハッピーエンドが待っていると 予測できる伏線、50代とはいえ露骨に老けたとは感じない、オスカー俳優となった コリン・ファースのジェントルマン振りは感動ものです。 音楽とファッションのセンスも良し、気楽に観られるラブコメとして傑作だと思う。 。。。イギリスへのロシア人移民、社会問題のひとつなんだなぁ [DVD(字幕)] 8点(2017-06-28 14:13:50) |
377. イースタン・プロミス
《ネタバレ》 ひとことで言って、めちゃくちゃクールなバイオレンス映画。 けれど、14歳で死んだロシアの少女の日記がオープニングからラストまで語られるとこから ロシアンマフィアの実態とか現状を世に知らしめようという意思が感じられて 単なるバイオレンスじゃなくきちんと社会派映画になってると思う。 タイトルの「イースタン・プロミス」意味が人身売買だそうで、もうこれだけで問題提起は何かが わかるし。 俳優も物語の進み方も無駄と感じる所が一切なく、へんな娯楽性もなし。 バイオレンス映画、しかしそれを欧州のなんとかって監督みたいに「世の中、人間なんてこんなもん」的に 描いてないとこが良いです、グロいシーンもあるけど暴力を否定的に描いてると感じます。 特にヴィゴ・モーテンセンの、いいやつなのか非道なヤクザなのか・・・というキャラといい所作といいサイコーです。 全編、物凄い緊張感。安定のヴィゴの最高にシブイ演技。観てよかったー。 [DVD(字幕)] 9点(2017-06-22 17:11:15)(良:1票) |
378. シャッター アイランド
《ネタバレ》 まったく予備知識なし、なんとなくSFぽいのかと思って見始めたけど全然違ってた。 血管切れそうなディカプリオに対して周囲はやけに冷静なのが不自然といえば不自然。 女の患者が急に消えて急に戻ってくるていうのも「は?」て感じでどこらへんを信じていいのか こっちも混乱したんですけれども、洞窟のパトリシア・クラークソン登場でこれはおかしいと確信 だってファンタジー映画じゃないんだから。。。ある意味ファンタジーなんだけど。 受け入れても耐えられない現実に彼は自ら選択したんだろうな。 廃人になってでも苦しみ悲しみから解放されることを。 悲痛なラストでした。 ココ見て「あーやっぱりマックス・フォン・シドー」かぁて思った 「エクソシスト」からずっと白髪の老紳士、この人もスゴイですね。 キャストも映像もさすが一級品、ただ最初から辻褄が合わないと感じるとこが多くて オチに気づいちゃうとこが不満でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-09 14:50:03) |
379. ハイヒールを履いた女
《ネタバレ》 中年というより高齢といったほうがよい男女でして シャーロット・ランプリング演じるアンナはもう冒頭からワケあり全開で、精神を病んでるっていうのが なにげにわかる、度々公衆電話でかける相手が・・・それが悲しすぎです たぶん、かなり年下の旦那さんから一方的に離婚を迫られたんだろうなあ、未練たっぷりなのに 理解ある大人の女を無理して演じたとか?・・・そこらへんから精神のバランスがおかしくなって その上。。。娘や孫も大事だけど、女としていられる相手なんだなあ、わかるわかる。 あぁ年取っちゃったなあていう口元、でも相変わらずかっこいい、ハイヒール履いた足が美しいです。 お見合いパーティで知り合った男が殺されちゃうんですが、犯人はもう最初からわかってるようなもんでして なぜ、そうなっちゃったのか、アンナの過去に何があったのか 物語はそこなんですが、ちょっとパンチが足りないです。登場人物それぞれの描き方がちょっと中途半端。 ガブリエル・バーン演じる警部、職業柄の直観とひとめ惚れの両方でもってアンナに近づく、この警部さんの キャラがもう少しはっきりしてるとよかったかもね。 詩的な雰囲気で多くを語らずみたいな印象なんですが、やっぱり物足りなさを感じる なにって、ロンドンにもあんな高層マンションがあるんだ、築100年の家ばかりではなかったです、はい。 イメージとは違うロンドンの街を見せてもらいました。 監督のバーナビー・サウスコムはランプリングの実の息子だそうです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-20 23:44:38) |
380. スペル
《ネタバレ》 はい、本当に久しぶりにこの手の映画を観ました。 呪いを解く方法が出てきたとこからかなり前に観たスティーブン・キングの「痩せゆく男」が フワーっと思い出されました、クリスティンも昔は太ってたらしいしね。 なんていうか、仔猫ちゃん・・・とばっちりもいいとこじゃん、いちばんの被害者です、かわいそうに 最初は逆恨みも甚だしい気持ち悪いばあさんなんだけれども、仔猫ちゃんの件からどっちもどっちみたいに思えまして、 「情けは人のためならず」「人を呪わば穴二つ」なんてことわざも浮かんだのでした。 呪いのボタンを渡された相手がこともあろうに婚約者・・・仔猫ちゃんの呪いですな、安らかに、合掌。。。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-10 15:01:05) |