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21.  ようこそ映画音響の世界へ 《ネタバレ》 
映画を観る場合、映画館と家での違いは?と言われれば私はまず音を挙げます。 これはどうしても映画館で観たい、配信されるまで待てないわっていうのは映画館に行きます。 で、やっぱり音の良さや音が体感できるのが心地よいんです。 「ゴッドファーザー」のあのシーンはマイケルの心情を表すきしみ音だという、私はてっきり近くに線路があってちょうど電車が通過していったと思ってました。でも緊迫感と不安感を煽るのにぴったりな効果音でしたね。ちょっと前に「ゴッドファーザー」制作の内幕もののドラマを観たのもあってコッポラに関するエピソードが面白かったです デ・パルマの「ミッドナイトクロス」で主演のトラボルタが音響効果マン役で悲鳴に使われた声は・・・ていうのも思い出しました。 表にはめったに出てこない方々の興味深いはなしを聞くことができて大変有意義でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-04-14 15:14:27)
22.  インヘリタンス 《ネタバレ》 
サイモン・ペッグだし、ベンジーだしというのが迷いや期待の理由になったわけですが、結局オーソドックスな結末になりました。 つまらないことはないです、でもちょっと無理矢理なとこがあるのよね。 まず、なんであのカギを娘に託すの?有能な弁護士がいるにも関わらず、本人をよく知る奥さんがいるにも関わらず。 遺産相続も骨肉の争いが起きても不思議じゃない差をつけられるわ、その上とんでもない負の遺産を残されるわでなんか酷い罰ゲーム、復讐みたいなんですけど。これがあって1本の映画になってるわけですが、あの地下の部屋に辿り着くまでなんかもうちょっと違ってもいいんじゃないかと思えてしまうんですね。 まあ、とにかくすごい豪邸でした。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-04-13 13:06:51)
23.  ネオン・デーモン 《ネタバレ》 
「ドライヴ」が最高だったんで、ジャンルがあんまり得意じゃないホラーだけどエル・ファニングですし観てみました。 今回はアート系なんですね、 激しく点滅するのがちょっと鬱陶しいくらい続くとか、登場人物たちがミステリアスだけどみんな確実に病んでるみたいで、 まず最初に感じたのは「今度はデヴィッド・リンチか?」です。 モデルの世界を例えたらこんな感じなのよと具体的にしたようにも思えたけど、人によってはフェミニズムと受け取る人もいるかもね。  私が不満なのは、ユーモアを感じる所が全くないとこかな。何気に「ぷっ」と笑えるというとこね、そういう余裕がないのよ。 強いて言うならその役割を担ったのはキアヌ?でも「ぷっ」とはならなかったです。この監督の作品が気に入って、キアヌ自らなんでもいいから出してくれと志願したんじゃないかなんて想像しました。  特に感動も感慨もなかったですが、ジョージア州から出てきたばかりの16歳の女の子にしては着てるものがかなりイイものばかりなのよ。こんなこと気にしなくていい映画なのはわかってるけど、夢中になれなくて退屈だから余計なとこに目が行く、気になるのかなと。 けっこう期待外れでした、残念。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-04-11 15:14:13)
24.  ナイスガイズ! 《ネタバレ》 
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングが漫才やってるみたいな、特に前半はよかったんです。 よく次々と出るわねって具合のネタがけっこう面白いし、ゴズリングが腕を折られる時の悲鳴がよかった。 メモを見る時のラッセル・クロウは、メモを持って横でも上でもない、斜め下に離して見るんですけど、老眼特有のあれって万国共通なんですね、笑っちゃいました。 俳優二人はいいんですが如何せん話が全然面白くない、惜しいですよねぇ。 何のために何を追って、それがどれほどのものなのかもよくわかんないのよ。 アメリアだっけ?アンディ・マクダウェルの娘はいったいなんだったの??  パーティ会場でライブしてるかのようにあの当時のアースが出てきましたね。 ラッセル・クロウには真剣にダイエットに取り組んでいただきたいというのがいちばんの感想です。 バド、マキシマスだったんですけどねぇ。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-04-09 15:45:37)
25.  リンカーン弁護士 《ネタバレ》 
助けた依頼人が実は。。。という弁護士が主人公の映画は何本か観ましたが、これはその中でもサクサクと話が進み、 テンポよく軽快で、なーんも考えずに観られる娯楽映画でした。 ウィリアム・H・メイシーと愛犬が殺されるっていうのがなんかイヤだ、ジョン・レグイザモだったら「あら、そうなんだ」で済んだのに。 個人的にマシュー・マコノヒーはあんまり興味がないので主演作は殆ど観てないと思う。 ところでライアン・フィリップはポール・ハギスの「クラッシュ」を観て以来なんですが変わらないですねえ。 これ2011年だから、あれで36歳とか37歳だったんですね、見えないわあ。 マリサ・トメイも途切れることなく映画に出てますね、オスカー女優でもあるんですが中年になってから脱ぎっぷりがよくなったような・・・ でもナチュラルで、お顔に注入して不自然に頬がパンパンしてひきつってないのがいいです。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-04-07 23:40:38)
26.  L.A.コールドケース 《ネタバレ》 
まずこの邦題、なんでこんなチャラチャラしたタイトルをつけたのか?この邦題からはまったく予想もつかない内容です。 未解決の猟奇殺人事件を執念の捜査で解決なんていう印象を持ってしまうんですが違いますよ。適当に邦題つけるのやめようよ。 事実に基づく、ロス市警の腐敗を知らしめるといった真面目で骨太な社会派ドラマだと私は思います。 全編に漂うヒリヒリ感もなかなかのもので、見応えのある作品です。  最初はジョニー・デップが市警の刑事役???となったんですが、なぜジョニーが演じ、製作総指揮にも携わったのかがすっかり理解できました。 プライベートではあれこれあって落ち着かないイメージですが、俳優としてはやはりトップクラスです。すばらしい演技です。 ジョニーが演じることで作品のクオリティがあがることは間違いないです。 そしてフォレスト・ウィテカー、負けず劣らず素晴らしい。ダイエットに成功したのか引き締まった姿で登場してます。 この二人の共演がうれしいですね。他の共演者もなかなかクセのあるシブめの俳優たちが揃ってる。  ただ、いろんな名前が出てきてきちんと把握するためには一回観ただけじゃわかりにくいのが難点です。事件に関する情報にどれだけ付いて行けるかがポイントで集中力が必要です。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-04-06 13:55:00)
27.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
映画大好き、でもミュージカルは苦手です。ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンじゃなければ一生観ることは無かったと思います。主演の二人の俳優の相性が見た目からして良いですね。  オープニングなんですが、長回しというのがわかって「へぇ~~大変だったろうな」とは思いましたが、アレ、いいですか?長いなぁ~いつまで続くんだろと感じ、ダンスも振り付けも音楽も特にいいとは思わなかったです、元気がいい、威勢がいいというのは思いましたが。 で、なぜかゴズリングとエマちゃんの素人っぽいダンスの方が良いんですよ、不思議ですねぇ。これがハリウッドスターならではの魅力なんですかね。 セブが収入のために参加したバンドの曲、私もびっくりしました。ジャズから派生してるジャンルなのはわかるけどなんと古臭い曲というかなんというか。 バンド名がメッセンジャーズ、もう笑うしかなかったです。ここでいったい年代はいつなんだとわからなくなりました。「I RUN」をリクエストしてたけど。  話の内容は男と女の違いというのをしっかり描いてるなと。もし女優になっていなかったらセブと・・・と想像するとこがほんとに女にありがちなことですよね。しかし5年とはね、子どもは2歳くらいなので3年前には二人はダメになってるんですね。早っ! ミアのアップで終わらなかったのがこの映画の最も良いとこです。ラストのセブの表情所作が抜群でした。  しかし今となっては「ラ・ラ・ランド」といったらアカデミー賞授賞式のあの大惨事がいちばん印象に残ることに。 プレゼンターはフェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティでしたね、ベイティは「え?ん?」て戸惑ってるようだったけど、 隣のダナウェイが「なにしてるの?ここに書いてあるじゃない」と、言っちゃったんですよね。 間違って渡したのがいちばんダメだけど、ボニーとクライドも御高齢になり判断力が少々衰えたかな??
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-05 15:23:11)
28.  ハウス・オブ・グッチ 《ネタバレ》 
GUCCIのお家騒動で暗殺にまで及ぶんですが、全体的にゆったり話が進んでいく。 背景や室内が美しくアートな画になってるとこがリドリー・スコットらしいなと。かつてリドリー・スコットのイギリスの自宅でハウスキーパーをしていた人の書籍を読んだことがあるんですが、彼は家中のドアノブなどの真鍮が常にピカピカに磨かれていないと気に入らないようなことが書いてあったと記憶してます。「ブラック・レイン」の撮影で来日した時に関係者から記念のお土産にもらった博多人形は納戸みたいなとこにそのまんま放り込まれていたそうな。  映画なんですが、アル・パチーノとジェレミー・アイアンズが遂に兄弟役で出演とか、ジャレッド・レトの怪演に、ふてぶてしくてどんなに着飾っても品のなさと生活臭が漂う感じでどこにでもいるイタリア系のおばちゃんみたいになってるレディ・ガガとか俳優たちを見るのがたのしい。ガガ様は意外と小柄だということもわかりました。  私が唯一買う海外ブランド品はフレグランスなんですが、20年以上前に専門店で見つけて即買いしたのがGUCCIのENVYで、HNにも使ってる。 映画を観てわかったんですが、トム・フォードがGUCCIで手掛けたフレグランスなんですね。ちょうど発売された頃だったんだ。 10年ちょっと前くらいから店頭では見かけなくなってほどなく製造中止、廃盤になったことを知りました。なんで廃盤?10年以上愛用しててかなり落胆。 最後に購入したものはいつものように使えなくて半分ほど残ってるけど、時間が経ちすぎてるから香りが変わっちゃったかも。 今、GUCCIに期待することはただひとつ、ENVYを復活してほしいってことです。まぁ無理だろうなぁ。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-04-02 20:14:13)
29.  スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ 《ネタバレ》 
政治を扱った映画はよくわからないところが必ずあるんですが、この作品はシンプルな上にいい具合にサスペンスフルでもあり、最後まで混乱することもなく面白く観ました。 ジョージ・クルーニーはこういうテーマを扱っても変に通ぶったとこも感じないし、オリヴァー・ストーンみたいにならないのが好感持てます。スティーヴンの解雇の経緯やモリスのスキャンダル内容、結構こういうのが現実なのかもね。  内容が手堅ければキャストも手堅い。フィリップ・シーモア・ホフマンはわりと抑えた演技なんですが、お腹はどうしようが抑えきれないという、すごい腹してるわぁ。 選挙事務所の雑用係みたいな女の子役ぽくない女優だなあと思ったら。。。なるほどだからああいうタイプなのね、あの女優さんてマリリン・マンソンとすったもんだあった人じゃないですかね。うん、手堅いですね。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-04-02 00:52:58)
30.  SHAME -シェイム- 《ネタバレ》 
えーっとですね、キャリー・マリガンは当時20代半ばでグングン出てきた期待の女優ですよ、フルヌードになってるのはこの作品でしか見たことないんですが、主演クラスの期待の若い女優が脱いでるのに酷い撮り方をしたもんですね、下腹がポコッと出てるのがいちばん目立つんですよ、しかもワンカットでああいうシーンにしては長いです。ほんとにヒドイわ、なんか特別意図があるんでしょうか、キャリー・マリガンはよくこれで承知したもんです。私はこのシーンでこの監督がイヤになりました。  兄はセックス依存症ということですが、人間誰でも何かに依存してるものでそれがブランドンの場合はセックスなんですけど別にいいんじゃないですかね? 相手も同意の上ですし。 でも描き方が最初から異常者みたいな感じなのがなんかイヤですね。特別いけないことでもないし、程度の差はあれどいるでしょ?こういう人。 そんなことより兄妹の近親相姦ぽい雰囲気が気になったし、兄より妹のシシーの方がヤバイっていうのは歴然としてて最初からシシーにハラハラしてたんですけど。 誰といったらブランドンの上司がまったくもって下品で傲慢でいやなやつでした。 こう言っちゃあ身もふたもないけど、恥だと思ってるならさっさとカウンセリングに行こうよ、どうしてそうしないのか不思議でしょうがなかったです。 つまりR18にしてまで何が言いたいのか何が目的の映画なのかよくわかりません。映像はきれいにしてあるけど品は全く感じられなかったです。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-03-31 19:16:24)
31.  ザ・ドライバー 《ネタバレ》 
ライアン・ゴズリングの「ドライヴ」を観てから気になって、今度こそちゃんと観ようと試しに探してみたらU-NEXTに見放題であるじゃないですか、ちょっとびっくりしました。そういえば結構前になるけど洋画専門チャンネルでも放送していて「なんで今コレ?」と思ったけど「ドライヴ」の影響もあるのかな?  観始めればあちこち見覚えのあるシーンがあって、ラストの駅のシーンも確かに記憶に残ってました。 こういうカーチェイスは好きです、カット割りがやたら多くて目が回る、結局どうなってるのかよくわからんということもないし、無駄に関係ない車や物を破壊しないし動きが滑らかで見やすいです。ふっと力が抜けるようなラストのオチもいいですね。 アジャーニはさっと消えちゃうし、ほんとしたたかな女よね。 表情ひとつ変えないで運転してるライアン・オニールが良いです、運転してるとこだけかっこいい。 イザベル・アジャーニがやんなっちゃうくらい美しい、観終わってみればいちばんよく喋ってたブルース・ダーンがいちばん印象に残る結果に。 タランティーノ作品にも何本か出演してるし今も現役なんですよねぇ、ローラ・ダーンのお父さんなんだなぁ、なんか凄い。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-03-30 23:55:54)
32.  L.A. ギャング ストーリー 《ネタバレ》 
やけに豪華なキャストなんですけど冒頭のショーン・ペンの残虐さに期待してたのとは違うかもと思ったけど、 気楽に観られる警察VSギャングものにあっという間に変わりました。オマラの奥さんがメンバーを決めるってとこからですね、 「あれあれ??」となったのは。ココ面白いです。  「アメリカン・ギャングスター」では特別編成された麻薬捜査チームに追い詰められる悪徳麻薬捜査官だったジョシュ・ブローリンが 今回は正義感は人一倍あるけど、あまり知的とはいえないチームのボスで、がむしゃらにカジノを襲って逆に逮捕されるとか笑っちゃいました。 深みとか情感とか美学とかそういうものはないんですけど俳優たちのダンディな姿は見られます。 ライアン・ゴズリングはキャラに合わせて声も変えてくるんだ、すごいわ。  ミッキー・コーエンはカポネと同じく脱税で逮捕されてるんですが、まぁいいか。 エンドロールが「L.A.コンフィデンシャル」みたいな雰囲気。警察とギャングのいろんな映画を思い出す作品でした。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-03-26 23:10:58)
33.  17歳の肖像 《ネタバレ》 
キャリー・マリガンが可愛い、というだけみたいな。 なんでピーター・サースガードなんだろ?なんかしっくりこないし、他は英国俳優なのになんでデヴィッド役だけ アメリカ人のピーター・サースガード??実際もアメリカ人だったとか妻子持ち中年男本人と容姿が似てたとか? 校長がエマ・トンプソンていうのは豪華ですね。 サリー・ホーキンスにロザムンド・パイクまで出てるのね、それなのになぜピーター・サースガードだったんだろ?  16歳のジェニーがいいように騙されるのはわかるけど、両親まで丸め込まれちゃうんだもん。 自叙伝の映画化らしいけど妻子持ちの怪しい商売してる中年男に騙されたっていう話を「17歳の肖像」なんて邦題つけるのもどうかと思います、 それでも天下のオックスフォード大に合格できたってとこが重要なんですかね?でも立ち直る過程が随分簡単に描かれていて 観てるこっちは特に高揚感も満足感も得られませんでした。  しかしこれがアカデミー作品賞にノミネートっていうのもどうなんでしょうね。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-03-24 00:24:58)
34.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 
衛星で数回放送されてたのは記憶にあるんですか、なぜか観てなかったです。 とぎれとぎれでキチンと観たことはないんですが、かなり昔のライアン・オニールとイザベル・アジャーニの「ザ・ドライバー」とは無関係とは思えないけどどうなんでしょうか。  冒頭のクールな表情でのカーチェイスがかっこよすぎます。 寡黙というのがライアン・ゴズリングにぴたっとハマる。でもアイリーン親子といる時の表情が優しさのカタマリみたいで良いですね。 セリフが極端に少ないのに全部理解できてしまうというゴズリングの演技は流石だわね。 サイコパスではないのよ、過去の経験から今の彼がいるというのが全く語られないのに納得できてしまうんですよね、人物描写が半端なく上手いです。 エレベーターの中でのキスシーンからの容赦のない暴力描写は最高でした。私の「ココだけ何回も見たい大好きなシーン」がひとつ増えました。鳥肌ものの名シーンです。  キャリー・マリガンが可愛らしい、アレがオスカー・アイザックだとは見終わるまでわかりませんでした。 音楽もクレジットもひと昔前という感じで、ストリップ劇場の楽屋だのピザ屋、修理工場。。。70年代80年代の雰囲気で、 そこにいるシャノン、バーニー、ニーノも70年代80年代の映画に出てきそうなタイプの俳優さんという具合で、余計にウォルター・ヒルを意識してるようにも感じます。ただし長髪の男はいないからみんなスタイリッシュなのです。 「サソリとカエル」のサガの話は「クライング・ゲーム」で聞いたし、この監督は自分の好きな映画の好きなトコをいろいろ引用してる感じなんですが、それがこんだけカッコイイ1本の映画になってるというのが素晴らしい。 成就はしないだろうと最初から予感のする恋愛部分なんですが、彼は少しでもロスからアイリーンから遠く離れようと力尽きるまでドライヴするんでしょうか、哀しいなあ。死なないでほしいと真剣に願って観終わりました。 無駄なものが無く、最初から最後まで滅茶苦茶クールな映画。とにかくライアン・ゴズリングが今までで一番かっこよかったです。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-03-22 12:54:40)(良:1票)
35.  ブラック・フォン 《ネタバレ》 
この手の映画はあんまり観ないほうなんですが、イーサン・ホークということで観てみました。 黒いダイヤル式の電話なので時代も70年代なんですね。そして70年代といえばホラー映画ブームでしたよね。 「悪魔のいけにえ」は火付け役となったホラー作品のひとつじゃないかな?未見ですが。  フィニーとグウェンの兄妹のキャラや関係性がなかなかいい感じ。グウェンが石をつかんでぶん殴るとこが好きだな。 電話で話してる時に最初に横に現れた時はマジでギクッとしてしまいました。 もともとケンカには消極的なフィニーがイーサン・ホーク相手に戦うとこは、それまでジリジリしてたんですが一気に爽快感を味わえてスカっとします。 私のようにホラーが苦手な人でも大丈夫なホラー映画だと思います。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-03-21 21:42:52)
36.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 
全体の話の流れは特に目新しさはないけど、ビーサン履きの宇宙人ポールのキャラがいいですね、大好きです。 観る前から「E.T.」のパロディだよね、たぶん。と思ってたけどスピルバーグ本人が出てくるとはね(声だけ)愉しいわぁ。 ポールのはいてるパンツがよかった、丈といいゆとりといい、たるみ具合といい腰の位置といい絶妙だわ。 そりゃ、シガニー・ウィーバーは宇宙人は大嫌いだろうなあ(笑) ブライス・ダナーは年とってもきれいで素敵だわ、娘のグウィネスより美人ですね。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-03-17 13:05:42)
37.  特捜部Q 知りすぎたマルコ 《ネタバレ》 
大好きな「特捜部Qシリーズ」作品登録も完了し、キャストは変わっちゃったけど期待して鑑賞したんですが、なんかつまんないです。 「知りすぎたマルコ」ていったいマルコは何をどんだけ知ってしまったんだろうとワクワクしてたんですが、目撃者ってだけでして 小児性犯罪者とされ抹殺された公務員は顔写真のみの登場とはどういうことなんでしょう。 未解決事件の被害者となる善良な公務員にいったい何があったのかという部分はセリフだけなんですよ。このように事件の内容が映像では見られず、 北欧映画独特のグロさもゼロです、寒々とした雰囲気はあるんですが。 逃走、追跡シーンばかりで、新キャストのカールは武骨さはあるけど銃を構えて追跡って動きにまるでキレが無く、 あっという間に犯人に背後から銃を突き付けられそうな感じ。 グロいけどラストまで目が離せなくなるような見応えはなかったです、どうしてこうなっちゃんだろう??
[インターネット(字幕)] 4点(2023-03-16 15:12:30)
38.  愚行録 《ネタバレ》 
かなりネタバレします。      主役の名前が日本人では相当ありふれた田中武志でその妹が光子ときた。主役の割に簡単な名前だなあと何気なく思ったんですが、 そんなどこにでもあるような名前であることの意味に後半気付くことになるわけです。 どっちも田中さんであっても違和感がないんですよね。  兄は妹がやらかしたことを最初から知ってたんじゃないかな、この兄妹は繋がり、関係性がかなり深いですから学生時代から妹はなんでも兄に話してたんじゃないかと。 そして妹がネグレクトで逮捕されたタイミングで未解決である1年前の田向一家の事件の取材をなぜか再開してる。ネグレクト逮捕が別件の未解決事件も解決なんてこともありますし。 被害者をよく知る人物に喋りたいだけ喋らせて、メモをとるでもなく細かく質問するわけでもない。 しかし妹の名前が出た時に行動を起こすのよ、これが目的だったんだと私は思った次第です。 吸殻をとってあったのも偶然じゃないですよね。 そもそも冒頭のバスでのシーンで武志は相当ひねくれた腹黒い人間だとわかるので、正義感からではないし再取材は「何のため?」というのが後半までわからない。 妹を庇うというより、自己保身じゃないですかね。一家惨殺事件の犯人の実の兄であり生育環境から何から何までマスコミに書き立てられるのは雑誌記者の自分がいちばんよく知ってるしね。 光子を演じた満島ひかりの狂気と正気の狭間みたいな雰囲気と演技がいいです。 新興住宅地としてこれからって時に一家惨殺事件が起こり、それ以来人が寄り付かなくなってしまった閑散とした宅地という風景が素晴らしい。全体的にカメラワーク、ロケーションが良かったです。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-03-13 15:53:08)
39.  マッチ工場の少女 《ネタバレ》 
タンゴが好きですねぇ。なんでタンゴなんだろ?北欧でラテン音楽、なんか意味あるのかな? まず少女というには歳いってすぎに感じた、妙齢といったほうがいいような。  孤独で友人もいなさそうでモテないし、家に帰れば自分の給料をアテにしている母親と同居人の男、弟はとっくに家を出てそれなりに生活しているようなんですが、イリスはなぜか家から出ず、まだ世話が必要とはいえない年齢の母親と同居人の食事の用意までする。なんでこの選択なんだろ?自分の意志など全くない感じで無表情で淡々としてまして、ナンパされていろいろあってから気に入らない人間を次々と。 しかし、変わらず無表情で淡々としていてセリフもほとんどないのでこちらも淡々とどうということもなく観れてしまいました。 アレ、無味無臭なんですかね?なんか刺激臭とか苦みとかないんですかね。 「敗者三部作」のひとつということなんですが、観終われば誰が敗者なのかよくわからないと私は感じました。 イリスが敗者とはなんだか素直に思えなくてね。 とにかくこの映画を退屈することもなくラストまで観れてしまうというのはかなり凄いことだと思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-03-05 13:07:14)
40.  ボブという名の猫2 幸せのギフト
なかなか観る気にならなかったんです。理由は本作撮影後、公開前に主役の茶トラ猫ボブが他界してたからなんです。 交通事故、それも轢き逃げだという。即死で発見時にはもう。。。という最期だったらしい。 私も猫飼いなので、どうして外に出てしまったのか、出してしまったのかと腹立たしくもあり(飼い主の不注意とも言えるから) 世界一有名な猫とまでいわれたボブ、自然に寿命がきて飼い主に看取られた穏やかな最期とならなかったのが残念でならないです。  人間が演じているほうは前作ほどの軽快さ躍動感はなく、いい話なんですけど何気に退屈。 監督は俳優としては真面目でコミカルな脇役という印象のチャールズ・マーティン・スミスなんですね、本作は真面目過ぎるかな? イギリス映画らしいウィットさがほしいなと。 とにかくモフモフふさふさで茶トラ猫らしい体格と愛嬌のボブの表情と威嚇の「シャー」が観られればそれでよし、です。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-03-04 15:35:36)
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