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カーヴさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  映画 賭ケグルイ
面白い方だと思うが、アニメ、TVドラマを観ているからこその印象  この監督の作品は、TVドラマ賭ケグルイが初見 過去作はラインナップを見ても手は出ないが 今作は下地があれば十分楽しい  役者は知らない人が多いが、皆、結構良い顔をする 私が無知なだけだが、他の色が付いていない役者が頑張ると とても新鮮で、今後に期待が高まる  唯一、生徒会長桃喰役の声が沢城みゆきの凄味に至らなかったのが残念 吹き替えても良かった?さすがに役者に失礼か。  ストーリーは確かにショボイ所もある もう一捻りあるかと思ったが、あれで終りとは 原作中エピソードの一つだけだったのが少し不満 でも、約2時間退屈しなかったので、良く出来ているのだろう  アニメの実写化は失敗が多いが 元の絵がリアル描写で、舞台がぶっ飛んでいないと意外と上手く行く 映画ではないが「監獄学園-プリズンスクール」なども面白かった  知名度が低く、あまりヒットはしないかもだが 日本のアニメが世界の映画を変えていく確信は揺るがない。
[映画館(邦画)] 7点(2019-05-15 09:14:21)
22.  ミッション:インポッシブル/フォールアウト
もう、細かいことなんか言わない! これだけのアクションを目の当たりにすると ぐうの音も出ない、楽しませていただきました!と言う感じ  ストーリーは複雑になりそうな所を 速い展開で結果を見せ、次々に目的が明確になるため アクションに集中できる作りが素晴らしい  ラストの15分(劇中の15分)は考えられないぐらいに 中身の濃い時間だ、よくもまあ次から次にいろんな事が・・ 時間を忘れる140分(そんなに長かったのと思える)でした  解っていながらもドキドキする演出やアクションに 何度も「すげー」と呟く自分がいたし こういう作品って、映画だなーと思う カメラワークを見ているだけでも楽しい、満足。
[DVD(字幕)] 7点(2019-02-06 14:45:09)
23.  レディ・プレイヤー1
話はアニメを見ていれば、その辺に転がっている使い古されたもの しかし、言うは易く行うは難し、実際に映像化されると ストーリーは横に置いといても臨場感たるや4DXもあいまって 凄いのなんの、圧倒されて細かいことは言えなくなった  1鍵のレースはまさに大迫力このパートで4DX分のおつりがくる 2鍵のシャイニングは再現率が素晴らしくて、映像技術の発展に舌を巻く 3鍵はストーリーを締めるための王道となるが、小ネタは豊富  この映画、ターゲットの幅がかなり幅広い AKIRA、シャイニングなどは私の世代だが 知らないキャラも多いのでそれぞれに楽しめる作りが面白い  昔の「1941」とは違い、ただのドタバタにならないのは 監督の積重ねた歴史の深みを感じる  4DXありきの映画だが3Dはいまだに完成度が低い 希望としては4DX、2D、字幕がいいんだけど 今回の鑑賞環境は4DX、3D、吹替え  しかし、日本の秀逸アニメを話をいじらずに米国で実写化して 声優に声をあててもらい公開するという 私の夢の一端が観られた気がして一応の満足感はある  久しぶりに映画館で鑑賞する価値観を感じた映画だった
[映画館(吹替)] 7点(2018-05-09 10:49:18)
24.  さよならの朝に約束の花をかざろう
岡田麿理 「とらドラ!」「花咲くいろは」「あの花」「ブラック★ロックシューター」「凪のあすから」 などが非常に出来の良い作品だと思っている どれもが完全なハッピーエンドを迎えず、含みを残して終わる この人、作中一旦締めた風を装ってもう一度心をえぐって来る  さよ朝も一見、異世界ファンタジーの女一代記かと思ったら テーマはそこでなく ”別れの一族”という特異な運命を背負った少女を縦軸 寿命の短い人間との繋がりを横軸にして 布を織るように流れる時間を切り取ったものだろう  乳児が死を迎えるまでの1人の人生の時間を 人間とまみえない種族が人との関わりを通じて 愚かさ、虚しさ、愛(母性)などを知るというのが表  映画を見ているうちに、人類の脆弱性、凡庸さが蓄積 自分が悲しくなるというのが裏 という、非常に凝った作り  この作品は映画に向いている、TVで12回より エピソードの割振りが自由に取れるからだ  しかし、あの子にとっては長い人生の中で一瞬の出来事なので そこから、もうひと越えほしかった。
[映画館(邦画)] 7点(2018-03-09 16:48:48)
25.  スリー・ビルボード
なんだろう、面白いんだけど・・・ レビューが書きにくい映画  登場人物に感情移入がしにくいので 次々に起こる事態を外から傍観する事に終始してしまう  気持ちは解らんでもないが、あそこまでする母親 ラスボスの悪人かと思いきや、キーになる所長(でも個人的理由) 解りやすい悪の代表でありながら、おいしい所持ってく警官 唯一の善人代表かと思いきや、弱すぎて日和見な広告会社の青年 などなど、ストーリーは予想外の展開を見せるが、いまいち乗れない  あと、字幕に出ない所での音声や会話に意味がありそうな感じや 米国田舎町あるある、みたいな設定が理解できなくて 自分がちゃんと楽しめていないんじゃないかという不安に晒される  高評価な映画であることは認めるが、得意げに評価すると地雷を踏みそうな映画
[映画館(字幕)] 7点(2018-02-14 10:17:03)(良:2票)
26.  ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
原作未読、TVシリーズ複数回視聴。  とても良く出来た面白い作品 6000年前という、まったく別の話かと思わせて TVシリーズでの補足点を埋める大事なストーリー  TVではゲームにメインが置かれ人類賛歌の様相が濃いが 映画ではそこに至る経緯、愚かな神もどき共の争いが描かれ 鼠のようにコソコソ生きながらえる人類がいかにして 序列最下位ではあれ、十六種族(イクシード)に加わったかが語られる  シュヴィの扱いが多少微妙だが、後の話を認識していると十分楽しめる 私はTVシリーズありきの映画だと思う 映画だけだと、機械に心やアクションで片付けられそうで残念だ  物語を紡ぐことにアニメが優れていることや 声優の演技力の高さを多くの人にもっと知ってほしい
[映画館(邦画)] 7点(2017-07-19 11:49:14)
27.  ハクソー・リッジ
本年度の代表作になるという噂を耳に挟んでいたので、気合十分での観賞  見るまで気が付かなかったが サイレンスに次ぐ信仰モノのアンドリュー・ガーフィールド節 あの少しヘラヘラした感じが逆にマッチしたか  ディアハンター、プライベート・ライアン程ではないが、突然の戦場描写に緊張感UP  ワラワラと湧いて来る日本兵を完全悪に演出したのは 製作国一方向からの視点であり 展開を鑑みて、そこに尺を割く必要はなく、これで良いと思う 戦地で、一時的優勢状態からの一夜を入れたことにより、殊更緊張感が増した 艦砲射撃の凄まじさや、手榴弾の描写などリアルで衝撃的 テーマからすると、まとまりの良い出来になっていると思う  不満なのは、冒頭で「実話です」と表示して ラストで事を成し遂げた彼が、安堵し天にも上る演出をした後 エンドクレジットでの御本人達登場は、一気に引いた  実話であっても、ドキュメンタリーではないので いろんな脚色を施して映画という作品にしたのだから そのまま終われば良いものを あれでは「本当か?だったら日本側にも言いたいことがあるぞ」と 作品の余韻が台無しになったと思ったのは私だけだろうか?
[映画館(字幕)] 7点(2017-07-03 17:27:37)
28.  ちょっと今から仕事やめてくる
予告編のファンタジーオチではないラストに感動  序盤の大袈裟な演技も演出なのだろうか 私はむしろ前半の方が長く感じた  引いてしまうほど気持ち悪いブラック企業の描写 吉田鋼太郎の演技は観ているこちらが殺意を抱くレベル 黒木華の方が先に自殺しそうでドキドキした  恋愛を全く絡めないストーリー展開は話がブレなくて良い 退社時の挨拶は悟り顔がちっと不気味だが 伏線を回収後、明らかになる事実に涙が溢れてくる  起承転結がしっかり、満天の星、青い空と海、家族愛、人とはなど 意外とベタだけど丹念に創られた良作でした
[映画館(邦画)] 7点(2017-05-31 09:34:37)
29.  夜は短し歩けよ乙女
私の好きなタイプの映画 アニメならではのカメラワークに引き込まれる  「四畳半」のパラレルワールドを明るく引き継いだような話しは 乙女を中心に据える事により、若さの持つ直向さが際立つ 上映中ずっと微笑んでる自分がいたが、フと見ると 私の時計もかなり速く回っている・・・無念  極端なパースや派手なデフォルメで勢いを付け ストーリー描写ではおとなしく会話を引き立たせる演出は 得意技とは言え、見事な湯浅演出  ただし、単品の作品とは言えず「四畳半神話大系」を見ていないと 脇役の立ち位置が理解できないと思う 羽貫さんや樋口師匠そしてジョニーなどは説明なくて意味が解るのだろうか その点が評価の分かれ目だと思う
[映画館(邦画)] 7点(2017-04-12 11:17:26)(良:1票)
30.  永い言い訳
今回は内面にグイグイ来る、さして重要なストーリーは無いが、 各シーンを丹念に描き、感情移入しているこちらの心をかき乱す演出が巧み 途中、なんでもないシーンで何度も涙した  この監督はやはり男を描くと冴える、前作の失敗はやはりそこだと思う  時間の経過を髪型で表現する演出の上手さには唸ったし、池松君の演技が何気に心打つ 間違いなく今年の日本映画の代表作だろう  残念なのは(これはいつもなので意図されているかも) ラストが思ったタイミングで終わらない事と 風景だけを映すシーンがダサい点がなぜか気になる
[映画館(邦画)] 7点(2016-10-26 16:47:59)
31.  シン・ゴジラ
素直に面白い。  アニメの実写化は失敗が多い(ゴジラはアニメではないが)それはアニメの大筋のみを普通の監督が普通になぞるからだが、 この映画は違う、凄腕アニメーターがアニメのカット割と展開をセルフパロディ込みで実写に落とし込んだものだ。  ゴジラは使徒そのものだし、政府はネルフ発足前の対応だろう、まさにエヴァの前ストーリー  個人ではなくチームとして力を発揮する日本人の特徴、各方面でそれぞれ対応をとる政府、自衛隊、独立部隊 トップが替わっても結果を出す人材、他国の介入と裏で交渉をする立場のふるまいなど見ごたえあり。 この群像劇、外国の人に伝わるのだろうか、そこにも興味が行く。  秀作のアニメ同様これからネット上で、各シーンの小ネタが解析されていくのだろう、 なにしろ膨大な情報を秒単位で垂れ流していく映画であり、文字の意味や背景に何があるのか1回見たぐらいで解る訳がない  ゴジラ以外のCGはかなり良くできてるし、ラストカットのフリは続編の有無に関わらず良い幕引き 映画として、とても良い出来だと思う。  ひとつ心配なのが(シン)ゴジラが全く新しいゴジラだったとすると、 (シン)エヴァンゲリオンが過去を捨てたものになる可能性が・・・それだと彼はまた病むよ。
[映画館(邦画)] 7点(2016-08-13 17:59:13)(良:1票)
32.  百円の恋
グッと来た。  ベタなストーリー、ショボイ演出ながら、とても良い出来。 役者の力量が作品をおおいに底上げした。  言うまでも無く安藤サクラは素晴らしいの一言に尽きるが、新井君や根岸さんは元々上手いとして 有名でない役者さんのダメな人たちの演技が秀逸、「マジっスか」連呼爆笑。 ダメじゃない人ではジムの会長とコーチの若者が泣かせる。  茶髪の部分(ダメな自分の象徴?)を切り取って、黒髪で望む大一番、ボコボコにされながらも力が入る。 決するパンチのシーンは演出が下手だったが、 試合後「勝ちたかった」と繰り返す一子には、もう贅肉も茶髪も無く前へ歩き出せた。  シンプルで良い映画、1点を掘り下げて役者が好演すると日本映画は面白い。
[DVD(邦画)] 7点(2016-03-11 10:23:46)(良:1票)
33.  滝を見にいく
期待の沖田映画だが、いつの間にか公開終了・・・でDVD鑑賞。  全然悪くない、尺はちょうど、間はいつもどうりで十分楽しめる  1シーンでキャラを説明する手腕は冴えに冴え、素人のおばちゃんでも、すぐに立ち位置を理解して物語に入れる  基本ニヤニヤ、つまらない過去は語らない流れの中で、唯一の回想シーンでグッとさせるのは絶妙のアクセント  この監督、とても才能を感じるし、役者の演技も問題ないが、いかんせん地味すぎる、これは当たらない  良い映画が作れるのは十分解ったので、次あたりお金を少しかけた全国公開作を期待します
[DVD(邦画)] 7点(2015-07-01 12:01:08)
34.  インターステラー
外見はSFだが中身は親子愛の映画。  全体の大オチはそこそこ面白いが、 よく考えると手塚治虫「火の鳥」をアレンジしたようなストーリーだと気付く。  鑑賞後しばらくしてからでないと「あれ?」とならない。  科学技術の進化スピードや ブラックホールの扱いからの伏線回収に かなりの御都合主義が見えるのが興醒めだが  それでも3時間近く惹きつける手腕は見事、 映像も結構な見応え。映画館に行けば良かったと思わせる映画でした。  ・・・見た目は楽しいが、私はあのロボットでは役に立たないと思う
[DVD(字幕)] 7点(2015-05-26 16:53:32)
35.  劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ DC
約20分のTV版12話=240分を2時間映画2本に分けた、まどか☆マギカ。 これはこれでアリだった、初見の人でも満足できる出来、だってそのままだもん。  TV版の映像をリサイクルして別の話を展開した、エウレカ。 試みは面白いが内容がイマイチだった、初見の人もそんなものかと思う出来。  そして、アルペジオだがこれはもうTV版ありきの映画、一見さんお断り。 TV版が素晴らしい出来なので、どのように編集するかと思いきや 総集編というよりも、ダイジェスト版または名場面集といった趣、  オープニングでオッ!と思わせた後は、メカっぽい部分を追加したTV版のダイジェスト、 話も端折る端折る、これでは映画としてマズイぞと思ったが、TV版を熟知しているので諦めて鑑賞、 それにしても12話をこのペースでと思ったら、1時間程度でダイジェスト終了、だが・・・  そこからが真骨頂、岸誠二。やってくれる。 怒涛の展開、TV版12話を全てフリに使う潔さ、これは面白い。  振動弾頭の扱いから各キャラの行動、霧側の展開など続編が待ち遠しい限り。   作品とは直接関係ない思い・・・  何十年も映画を観てきたが、最近アニメの可能性にとても触発される、 ストーリー、画面構成、アングル、キャラクター、音楽、間など、とてもよく考えられている、 日本のクリエイティブな才能はここに集まってしまったんじゃないかと思えるぐらいに、  実写映画は監督裁量の影響が大きすぎるのではないだろうか、 まとめ切れていないか、こじんまりしすぎる作品が多い、音楽の使い方もダサい  現在放送中のSHIROBAKOというアニメがあるが、日本人は共同作業に長けている 個人の才能を重視しつつ集団で作品を創り上げる力に感心させられるし完成度も高い。 DVDを入手して何度も観てしまう作品の宝庫だ。  この貴重な文化を日本では実写化出来ないだろうが、そのうちハリウッドが買い付けるだろう そしてアレンジされた実写映画を観るもの楽しそうだ。
[映画館(邦画)] 7点(2015-02-02 10:30:59)
36.  ゼロ・グラビティ
圧巻! 3Dは初めてではないが、この作品はと思い、車を飛ばしてIMAX初体験。 上映前IMAXの宣伝映像からコリャ今までの3Dと違うぞ感が満載で、予告編の宇宙ぐるぐる映像を見せられたら酔って吐いちゃうかも・・などと想像しながら望んだ次第。 冒頭の超長回し(に見えるカット)でドップリ自分も宇宙に放り出された、シンプルなストーリーで90分と短いが映像に情報が多く(浮遊物や位置把握)退屈はほぼ無し3D映像を堪能するのには申し分なかった。 しかし、不満もある。いくら内容が無くドキュメンタリー風だといってもレンズ越しに見ている感を出したのは物凄く興ざめ、あれで90分がパァになった。なぜあんなことをしたのか信じられない。 後にDVDで再度見たらとてもつまらない映画だろうが大音響3Dでの体験はとても貴重だと思うし一見の価値は大いにある、映画としての評価が難しい作品でした。 
[映画館(字幕)] 7点(2013-12-30 13:51:12)
37.  グランド・イリュージョン
あれれ、評価のわりに面白かった。自分がこのテの映画をあまり観ていないからなのかもしれないが、十分楽しめた、近年鑑賞した米アクション物は総じてラストで足ズッコケが多かったが、この映画はマジックが元にあるので多少の無理も受け入れられる点に優れている。  冒頭のトランプマジックから私はカモになっていたので、もう振り回されっ放し、マジックの伏線と物語全体の伏線が入り乱れて、気持ち良くミスリードされまくってた。  鑑賞前は、つまんなくても超絶美女メラニー・ロランが拝めればまあいいか、でも予告編ではチラッとしか出てなかったので心配だなぁ~と思ったらガッツリで大満足。これさえも伏線かと思ってしまう。  テンポも話も悪くない、カーアクションだってなかなかのもの、ラストも一応納得、何かが足りないけど、その何かは解らないのでそれで良しとします。満足感は結構ある。
[映画館(字幕)] 7点(2013-10-30 10:37:55)
38.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
完全に意表を突かれた。  映画館での予告編、タイトル、雰囲気などで、子供向けの3Dを売りにした動物映画だと思い込んでいた、否!。みなさんの良質なレビューでラストを意識せずに観れたのがとても幸運だった。  ファンタジーとはこういうものだ。日本映画とは違い布石をおいてどうこうとはしない潔さ、別れの場面でのアッサリ具合など、とても映画的。ラストシーン数分でそれまでの映像や思いが一気に回想される作りにはとても衝撃を受ける。  2D-DVD鑑賞が悔やまれる映像美に自分の勘の鈍さを実感した、配給会社ももっと上手く宣伝してくれたら劇場で3D鑑賞できたのになぁ~だいたい副題がいらないよ、「ライフ・オブ・パイ」だけにして3Dばっかりじゃなく意味深なシーンや大人向けを予告編に入れてくれたら劇場に足を運んだのに、最近の3D映画不発ぶりと効果的な宣伝が出来なかった事がとても残念。  DVDで観て損をした感が残るとてもステキな作品。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-14 09:34:17)(良:1票)
39.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
鑑賞から3週。言葉が見つからず、他者のレビューを見ながら、やっと評価する気になりました。 公開前は座席予約の混雑状況から、しばらく後になって観に行こうと思っていたが、TVでの冒頭6分を見てテンションが上がってしまい公開2日目、朝8時の劇場に5時起きで向かう始末。 それでも驚きの混み具合で、まだ映画館に客を呼び込む方法はあるのだなぁ~と、そのパワーに感心した。 さて、内容だが感想としてはみなさんが思った事とほぼ同じ、初期段階でミサトがシンジに正しく説明さえしていれば後のような展開にはならなかったのに、それは観ているこちらにも同様。アクションも冒頭が最も見応えあった。 単品の作品として高評価はできないが、この集客力。この内容なのに他の人にも観てもらいたくなり、語りたくなるストーリー展開に監督の思う壺に落ちている自分を感じる。 この作法は他の映画関係者も見習うべきだ、まだ映画館に客は呼べるぞ。
[映画館(邦画)] 7点(2012-12-09 17:23:52)
40.  白雪姫と鏡の女王
いつもながら脚本に全く興味の無いターセム監督、もうその部分にツッコムのは止めます、こうなったらもう出来合いの本を持ってきて「さあ、ターセム自由にやっていいよ。」と渡したら、こんなの出来ました!という作品。 ところがこれが凄く面白い、驚くような映像美も健在、話はベタでも細部は大人の味付け、まるでギリアム風味の英国映画のようだ。 ジュリア・ロバーツは悪い女王をとても楽しげに演じてる、それに白雪姫のリリー・コリンズ、これが可愛いのなんの、物語序盤から中盤にかけて徐々に可愛さが増す演出がとても良い。 話のラストはスンナリだが(一応大事な林檎を登場させる律儀さに笑う)エンドロール前のターセム監督祖国を彷彿とさせる楽しいエンディングにハッピーな気持ちで映画館を後にできる、とても良い映画。 残念なのは300人弱キャパの劇場に観客が3人しか居なかった事、もっと当たってもいいと思うんだけどなぁ~
[映画館(字幕)] 7点(2012-09-23 16:18:09)(良:2票)
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