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枕流さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 496
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。

2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。

私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp

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461.  サテリコン
ぐちゃぐちゃなんだけど綺麗な映画でした。
[DVD(字幕)] 4点(2011-07-24 17:55:58)
462.  歓待 《ネタバレ》 
見知らぬ男がとある家族の中に入り込んで巻き起こる騒動を描く。そのシュールな設定に惹かれて鑑賞した。 加川が小林家に入り込んでいく一連のシーンは不気味なものを感じた。面と向かっての争いを好まない日本の家族ならでは起こりうる設定でスリリングである。遠慮と遠慮の隙間の中に安住する彼は少しずつ家族の絆に楔を打ち込んでいく。そもそもこの家族は、少し複雑な関係性を持っていた。小さな印刷屋を営む幹夫は小さな娘がおり、前妻と離婚した後、後妻としてかなり年下の夏希を娶っている。そしてそこに幹夫の姉である清子も出戻りで同居している。夏希にしても清子にしても、どこかこの家に住んでいることに違和感がある。ここにこの映画の肝がある。「家族とは何だろう。他人とは何だろう」ということをこの映画は問い直してくるのである。 どこまでが家族でどこからが家族ではないのか。更に言えば、日本ではたらいている外国人は日本人ではないのか。その閾はそもそも存在するのか。等々のテーマが混沌と入り混じっている映画だった。キャスト(特に古舘寛治の鵺のような存在感は出色)は好演しており、もう少し脚本を整理すればもっと面白かったと思う。どこに着地させるのか楽しみにしていたが、終盤はやりっぱなしの感が拭えなかった。どうせならもっと激しくぶっ壊して欲しかった。
[映画館(邦画)] 4点(2011-07-24 17:54:04)
463.  トランスフォーマー/リベンジ 《ネタバレ》 
前作に比べればずいぶんデキは落ちる。ラズベリー賞獲得もうなずける内容。トランスフォーマーたちは前作に比べると激増して変形シーンもたっぷり楽しめるのだが、ラストの戦いの場面がエジプトの砂漠の中というのがまずいただけない。やっぱり戦闘は街中で行われるからこそ派手で面白いのだ。ビルが爆発したり車が吹っ飛ばされたりするところがもっと観たかった。あとは、下ネタが多すぎる。下ネタは嫌いではないが、ここまであけすけかつストレートに来られるとちょっと戸惑ってしまう。サムの母親が大麻を摂取してラリってるシーンなどひどいもんだった。前作にも増して、多くのネタを詰め込みすぎて全く統制が取れていない脚本も罪が重い。ご都合主義的な展開もここまで来るとあきれてしまう。 でも、4点以下はつけられないのだ。美しいトランスフォーマー達を観るのは快感だもの。オプティマーース!
[DVD(字幕)] 4点(2011-07-10 10:53:23)(良:1票)
464.  アジャストメント 《ネタバレ》 
宣伝からは、迫力溢れるサスペンスっぽい雰囲気が伝わってくるが、この罠にはまると痛い目を見ます。この映画はサスペンスとしては著しく不出来だからです。 「マトリックス」のエージェント・スミスみたいな調整局の面々が入れ代わり立ち代わり主人公の恋路を邪魔立てするのですが、まずこいつらがとてつもなく無能です。曲がりなりにも天使だぞ!とどやしつけたくなるほどの使えなさです。「運命の本に書かれていないからお互いが会えないようにする」という単純極まりないミッションすら全くこなせていません。さっさとカップルのどっちかをマンハッタンから外に出せばよかったのでは?設定を難しくして、「出会っちゃった。やばいやばい」と騒いでいるおじさん天使達は微笑ましくもありばかばかしくもあり、見ていて結構醒めました。 ラストもかなりひどいですね。こんな恋愛でも特別承認対象にしちゃっていいのでしょうか?確かに純愛を貫いているのは分かりますが、これくらいの例は世界中にいくらでもありそうな気もします。それよりもナチスとかその他の独裁政権を黙認していて良かったのか、天使ども。コラ! まあ、そもそも、先が読めない手に汗握るサスペンスではなく、ちょっと変わった設定のラブストーリーですという前提に立って観れば、もっと楽しく観られたかもしれません。点数は低めにつけざるを得ませんが、カップルにはぜひお勧めしたい内容でした。なかなかロマンティックな話だと思います。
[映画館(字幕)] 4点(2011-06-05 18:02:45)(良:1票)
465.  セレニティー
SFアクションの基本のような印象。ふだんSF映画をあまり観ないのできちんと評価できていないのかもしれないが、この作品には新味を見出すことが出来なかった。
[DVD(字幕)] 4点(2011-04-09 21:04:56)
466.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
おい!全然面白くねえぞ!でも、不愉快ではないからこれ以下はつけられない。
[DVD(字幕)] 4点(2011-01-05 23:32:25)
467.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 
アクションが長すぎる。途中で飽きた。血みどろで凄惨なアクションを撮りたいのは分かった。でも、やっぱりその長さには限度があると思う。十三人も人がいて、それぞれの死に様を描こうとするから無理が生じている。しかも皆死に様は大して変わらない。多数に取り囲まれて、切り刻まれて、泥の中を這いずり回って死ぬだけだ。正直言って退屈である。更には、「七人の侍」の菊千代とかぶる伊勢谷友介に至っては死んだはずなのに生きていたりするから、尚更違和感が生じる。 そもそもこの映画がチャンバラの様式美を追求しているのかリアリティを追求しているのかが全くわからなかった。同じ刀で何人も切れるかと思えば、多くの刀を使いながら人を切っていく場面もある。どっちかに統一していないから、描写が中途半端になっている。 また、伊勢谷友介扮する山男が出てくる必要性もわからない。話の焦点があいまいになっただけという印象だ。劇場ではけっこう笑いが取れていたので、コメディ担当としては一定の役割を演じられていたのかもしれないが、そもそもこの映画にそれが必要だったとは思えない。「万民のため」vs「主君のため」の二元論の戦いに一石を投じるのは悪くないが、そもそもの彼のポリシーがはっきりしない(単なる陳腐な「アンチ武士」「しがらみからの自由さ」だけでは存在の必要性が弱すぎる)ので、いまいち彼に共感することができなかった。 前半は決して悪くなかった。特に役所広司が両腕両脚を切り落とされた女を前に笑うシーンなどは出色だと感じた。怒り、もしくはそこから来る何かしらの衝動に駆られて笑うという体験は僕もよくある。彼の演技が本作で最も優れていたと思う。松方弘樹の円熟した台詞回し、太刀捌きにも惚れた。しかし、総合して観ると「七人の侍」をはじめとした「従来の」時代劇の価値観から一歩も踏み出せていない本作には特に製作される意義が見つからない。個人的には、襲撃が失敗に終わり、最後に半兵衛が斉韶を斬るという筋立てが理想ではなかったかと思う。 いくらチャンバラを凄惨に描こうとも、それだけでは時代劇に新しい視座を導入したことにはならないであろう。「駅馬車」から「荒野の用心棒」、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」更に「ブロークバック・マウンテン」に到達したアメリカ西部劇に対して日本の時代劇はこれでいいのか。むしろ昔の時代劇のほうが殺陣の迫力は伝わる。
[映画館(邦画)] 4点(2010-09-26 21:47:24)(良:6票)
468.  息もできない 《ネタバレ》 
ここでの高評価を見て、私の住む街での公開を心待ちにしていましたが、実際に観てみるまでは分からないものですね。最近の韓国映画は軒並み好きな私ですが、この作品については最後まで面白さがよく分かりませんでした。登場人物、脚本、撮り方全てに違和感を感じました。  まず、登場人物ですが、サンフンに感情移入できないのが最もつらい点でした。それはもう凄まじく暴力的な上に不愉快な男で、早く死ねばいいのにとしか思えませんでした。実際に虐待を受けた方なら共感できる点があるのかもしれませんが、父親はぶん殴るわ、取り立て先を半殺しにするわで最後に死んでよかったとしか感じられず。そもそも、自分の妹を殺し、母親を死に追いやった父親を非難してはボコボコにするくせに、自分は仕事上、散々人を半殺しにしているんだから始末が悪い。「家庭内暴力を受けたものは暴力を振るう」とはよく言われていますが、彼に対して全く同情心が湧かないのが正直なところです。あと、「父親を殺す!」と息巻きながら帰宅し、父親が死にかけているのを発見するや、急に彼を背負って病院へ走るなど、行動の一貫性も皆無。ヨニの弟ヨンジェのラストの豹変っぷりとともに理解不能でした。 続いて脚本ですが、もっと登場人物の関係性を効果的に使う余地があったと思います。例えば、サンフンの姉は異母姉ですが、映画の進行上、特に必要は無い設定ですし、ヨニの父親の状態についても説明不足で(流石に包丁を持って襲われたら病院に入れるのでは?)、何で同居しているのか分かりませんでした。 また、撮り方についても、この作品で手振れの激しい手持ちカメラを使う必要は全く無かったと感じます。臨場感が必要なアクション映画では真価を発揮すると思いますが、本作ではただ観難いだけという印象でした。また、サンフンとヨニのデートシーンを音声なしの音楽と映像だけで表現していたのも、彼らのコミュニケーションが分かりにくく、あまり得策ではない気がしました。  サンフンやヨニの家族と比較して、僕は恵まれた環境で育ったんだなあとあらためて両親に感謝できたことが、この映画を観て一番大きい収穫だったかもしれません。キャストの熱演に4点。
[映画館(字幕)] 4点(2010-06-20 21:23:58)
469.  鬼が来た! 《ネタバレ》 
「純粋に」映画として観ると言うことが可能なのか、観終わった後一日考えたが、結局無理だと感じた。終盤のオチはやたら長い宴会シーンのあたりから見えてくるのだが、これはかなり残虐な話であり、実際にこのようなことが無かったのならば、やっぱり映画にされるのは嫌だ。たぶん他の国の人も自分の国がこのように描かれたら、同じように感じるのではないか。  確かに「天皇陛下万歳」を叫びながら、中国人をチャンコロと呼びながら国土を蹂躙した日本兵に対して、中国人が良い印象を抱くはずは無く、反日映画ができるのは当たり前だ。しかし、この映画に関して僕が問題だと思うのは、この映画について、「純粋に」映画としての面白さが存在する作品だと言う内容のレビューが非常に多いことだ。確かにそれが可能な人もいるかもしれない。しかし、この作品を観た後に、日本人に対して悪感情を持たない人(政治的に中立な、例えば外国人)はまず存在しないだろう。現代の日本人はそうは見えなくても、この映画で描かれるような特異な獣性や不気味さを心のどこかに隠した国民だと思うのは間違いないだろう。個人的には映画の出来を「純粋に」評価する以前に、この作品は政治的にヤバい作品だと思うのである。  映画の観客が皆歴史に詳しいとは限らない。例えば、レビュワーの中にも国民政府軍と八路軍の違いが分かっていない人もいる。そんな人がこの映画を観ることは危険だし、veryautumnさんが書いているように、「この映画は入門には向かない」のである。そして、誰がこの映画を観るかはコントロールできない。歴史を題材として扱う場合は、あくまでもそれがフィクションであること(当たり前のことなのだが)を強調してもし過ぎることは無い。特にこのようにリアリティ溢れる映画ならば尚更だ。
[DVD(字幕)] 4点(2010-01-24 22:37:33)
470.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
すごい映画なんだけど、とびぬけて面白くはない。青春ラブバイオレンスとでも言えばよいのか。でも、4時間あればクロスオーバーなものになるのは当たり前かも。長すぎて、評価するのが難しい。ゆら帝聴きながら、4時間観てると脳も溶ける。  まず良くない点としては長すぎること。この映画は長さに関して完全に開き直っているから、言うのは野暮かもしれないけど、あえて「長い」と言わせていただく。だって4時間ってすごいよ。最初の1時間は本っ当に退屈で、この映画を勧めてくれた友人に電話して、続きを観るべきか一旦確認しようと感じたくらいだった。主役3人の生い立ちはもうちょっとうまくまとめられると思うんだけど、監督は全くまとめる気がないからなあ。あとは中盤~終盤のユウがAV業界で働くシーンとか全部カットしても良いと思う。コイケが介入してくる中盤は面白いが、終盤の宗教関連の部分は陳腐でだらける。ラストの展開も甘い。  次に悪いところはB級なとこ。サソリの喧嘩シーンとか見ててこっちが恥ずかしくなる。それにコメディシーンはわざとらしいし(邦画全般に言えることだが)、下手なドタバタに堕しているし、同じネタの繰り返しだし。やたら勃起シーンと流血シーンが多いのだが、血の色も酷い。勃起で笑えるほど子供でもなし。  次はパンチラの盗撮について。この映画は最後まで盗撮を否定しないし、映画の中では結構重要なテーマなんだけど、本当にそれでいいんだっけとずっと感じていた。個人的に全くパンティに興味がないせいもあると思うんだけど、嫌がる女性がほとんどなんだからやらないほうがいいんじゃないかなあと思いながら観ていた。何と言うか、盗撮に対してあんまりテンションが上がらなかった。  要は、この映画の悪いところは確信犯的にやってるというのは分かるんだけど、ちゃんとした「映画」を作ることができる監督なのかが分からないのがもどかしい。タランティーノは傑作をいっぱい撮った後で、「今はこんなのが好きで、こんなのがやりたいんだよ」って「グラインドハウス」とかで表明していると思うんだけど、園監督にはそこまでのことができるのか正直分からない。「あえて」感はたまに出すから面白いんだと思う。  紙幅も限られているので、最後に一つだけ良い点。ヨーコ役の満島ひかりが良かった。めっちゃかわいかったし、演技も良かった。最後まで観られたのは彼女のおかげだ。
[DVD(邦画)] 4点(2010-01-20 21:57:03)
471.  アンタッチャブル 《ネタバレ》 
ケビン・コスナーという俳優に対して、なぜか良い印象が無くて、今まで観ていなかったが、思い切って鑑賞してみた。結果から言うと、全然ダメだ。ケビン・コスナーが悪いとかショーン・コネリーが悪いとかではなくて、演技はむしろ良いと思うのだが、脚本から撮り方から全てが古いという印象を受けた。周辺人物の描き方が平板だし、四人組にしてもよくバックグラウンドが分からない。ネスは家では良いパパでした。っていうシーンが多い。そのメッセージを何度も観客に伝える必要があるとは感じられない。一つのシーンに多くの意味、もしくは深い意味を持たせるのがうまい映画だと思う。 凄いと感じたのはデ・ニーロ演じるアル・カポネが晩餐の席上で部下を一人殴り殺すところくらい。有名な階段のガンアクションはマンガみたいで笑ってしまった。
[DVD(字幕)] 4点(2009-08-09 23:23:18)
472.  グロリア(1980) 《ネタバレ》 
80年代の映画ってよく分からない。名作の呼び声高いこの作品もよく分からんかった。 筋としては、かつてギャングのオンナだったグロリアというおばさんが、ギャングによって家族を皆殺しにされた少年を救い、逃避行を続けるうちに母性愛に目覚めていくというもの。ちぐはぐな二人組という意味では「レオン」にも似ている。 そもそもギャング組織が間抜けすぎで、しかも弱すぎる。おばさん一人に何やってんだか。子役はあんまりうまくないし、音楽は過剰だし、期待して観たのに残念だ。 シャロン・ストーンのリメイク版はもっとひどいんだろうか。
[DVD(字幕)] 4点(2009-05-17 23:10:18)
473.  ミスト 《ネタバレ》 
よくあるパニック映画の範疇を出ない、というかそれを更に冗長にした映画だ。スーパーに立てこもるまでは分かるのだが、その後の展開から監督が観客に何を伝えたかったのかが判然としない。原理主義者と懐疑的なインテリと頭の単純な田舎者を槍玉に挙げるのは分かったが、「で?」という感じだ。彼らは間違っているから死にました。めでたしめでたしなのか?それなら最後の展開は更に理解不能だ。 そもそも「霧の中の何か」が出てくるのが早すぎる。恐怖映画を撮りたいのか密室劇を撮りたいのかをはっきり決めなかった(あるいは虻蜂取らずになったのか)のが最大の失策だろう。伝えたい内容の割りに映画の尺が長すぎる。ラスト付近の巨大の化け物にはちょっと圧倒されたから4点だが、その価値はないかもしれない。 序盤に「遊星からの物体X」のポスターが出てくるが、それよりは格段に落ちる作品だ。
[DVD(字幕)] 4点(2009-04-15 21:08:40)
474.  スルース(2007) 《ネタバレ》 
ケインもロウも好きだが、さすがに二人芝居を2時間見せられるとしんどい。変装には全く気づかなかくて、そこで「おっ!」と思ったが、その後また眠くなった。ロウは試合に勝って勝負に負けたんだろうが、あれほど試合にこだわる奴ならそれもまた本望か。
[DVD(字幕)] 4点(2009-03-29 17:08:05)
475.  エリザベス:ゴールデン・エイジ
もっと濃密なドラマを期待したが、それほどでもなかった。アルマダ海戦のくだりはCGの出来がひどく、特にやる価値はないと思う。もっと人々の心の動きに焦点を当てて欲しかった。
[DVD(字幕)] 4点(2009-02-14 14:21:23)
476.  百万円と苦虫女 《ネタバレ》 
いや、ねえ、途中まではいいんですよ。よく何を言いたいか分からない撮り方は少し鼻につきますが、他人を信用せず、誰にも心を開かない鈴子の自己開示が少しずつ進んでいく、と。分かります。もっとエキセントリックなキャラクターだったり、過剰な演出が入るのかと思っていたけれど、それは良い意味で裏切られました。 でも、最後で全てが台無しになっちゃった。まさに「とってつけたような」展開でがっかり。中島君の心情が全くもって理解できない。鈴子が来た時に、「君がいなくなっちゃうのが嫌だった」と一言言えばいいだけじゃないですか。ましてや鈴子は超がつくほど倹約家なんだから、あんなに金をせびられれば、愛想尽かすのも当たり前じゃないですか。いくら、物静かで奥ゆかしい人だとしても、どういう経緯で、そういう作戦を取るに至ったのかが一切説明されていない状況下では、全く中島君に共感できません。「走り出すぞ、走り出すぞ、ほら、走り出した」。ホームセンターのシーンにはちょっと笑っちゃいました。 蒼井優の魅力を引き出すことには十分すぎるほど成功していますが、この脚本にはがっかりです。いや、ほんとに。乳時雨さんのレビューに激しく同意いたします。
[映画館(邦画)] 4点(2008-10-13 23:59:36)
477.  ある日どこかで 《ネタバレ》 
眠い目をこすりながら鑑賞。これを観て泣ける人はかんりのロマンティシストだと思う。ある意味、憧れる。でも、僕は心の貧しい一介の映画ファン。美男美女がどんなに悲しい恋をしようが、その事象自体には、さして興味が無い。人間の動きも話の展開も全てが緩慢(但し、恋に落ちるのは一瞬!!)な、ありえないこの映画で泣くのはちょっと無理がありました。映画の命は筋・そして描き方なんです!マネージャーのロビンソンが伯爵然としているのが笑えた。そもそも設定が貴族なのだとしたら、ごめんなさい。字幕だけじゃそこまで分からんかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2007-12-08 18:24:26)
478.  気狂いピエロ
悔しい。何が何やら分からんかった。でもなぜか最後まで観られた。ゴダールって普段何やってたんだろ?社会生活が営めていたのかどうか。監督について調べてみたくなるほど不思議な映画。
[DVD(字幕)] 4点(2007-10-17 00:24:30)
479.  グッドナイト&グッドラック 《ネタバレ》 
優れたドキュメンタリーなのかもしれないが、少なくとも優れた映画とは言えないのではないか。アカ狩りに関しては、基礎的な知識しかもっていないが、それを超える新たな発見、感動はなかった。強いて言えば、マッカーシーの顔が分かるようになったくらい。また、マローが絶対善でマッカーシーは絶対悪として描かれているため、物語に深みがない。当時のアメリカにおいて、本当に共産主義は脅威となってはいなかったのか?マッカーシーの活動を通じて政府内部の共産主義の蔓延が暴かれた実態もあったのではないか?それを映した上で、冤罪や活動の行き過ぎを描かねば不公平ではないだろうか? 冷戦終了後に当時を批判することは容易い。改めて、現在のハリウッドで、アカ狩りが逆の意味で踏み絵と化していることを痛感した。エリア・カザン監督を評価できないハリウッド。これが全体主義でなくて何だろうか?
[DVD(字幕)] 4点(2007-05-19 20:49:33)
480.  終わりなき叫び
カンヌで審査員賞受賞ということで期待していたが、かなり退屈な映画だった。登場人物のアップに頼る撮り方は出来の悪い日本映画に通じるものがある。内戦下のチャドで、とあるリゾートホテルのプールの監視員をしている老人(かつての水泳チャンピオン)とその息子の葛藤とその結末がこの映画の背骨だ。自らの仕事に誇りを持っている父は自分の息子にもプールの監視員の仕事を教えているのだが、ある日、人員整理のため彼は息子に職を譲って引退するように経営者から命じられる。これだけ聞くと、とても面白そうなテーマである。この父と子の緊張関係に何人か他の登場人物を登場させ、適当なドラマを生起させれば、いい所まで行きそうである。しかし、この作品からは圧倒的にエピソードが欠落している。 いくつか印象的なシーンはある。父と子がプールの周囲に夜間用のチェーンをかけていくシーンや自宅での母親を交えた夕食のシーン、息子のガールフレンドが歌い始めるシーンなどだ。でも、その背後にあるのは茫漠たる時間の延長だ。これらの良いシーンが出てくるまで、僕らはずっと砂を噛むようなシーンを前にして、ジリジリしながら待たなくてはならない。そして、作品を観ている間に待たせられるなど、せっかちな僕には我慢できない。
[映画館(字幕)] 3点(2011-12-13 09:50:01)
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