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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2613
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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581.  翔んだカップル オリジナル版
ドラマのイメージが強いせいか、映画はあんまり話題になっていないように思える本作。若い頃に見た覚えがあるような、ないようなという程度で、コブラツイストやお面被ってチクリ電話するとか、モグラ叩きとかは見覚えあるのだが、名場面集で見ただけなのかもしれない。という程度の印象しかない作品。 初監督作品という事もあって躊躇や遠慮があったのか、その後の作品に比べると思い切りが足りないような。坊ちゃん・嬢ちゃんの群像劇という原作との相性がよくなかったか。初主演の薬師丸ひろ子の魅力は引き出せてはいると思うが、鶴見辰吾はミスキャストかな。基本的にウジウジ悩む優等生系というイメージが強く、それをブレイクできていない。尾美としのりと石原真理子は可もなく不可もなくだが、やや元気が足りないかな。素材は悪くないんだからもうちょっと料理できたんじゃないのかと。ちょっと期待しすぎたのか全体的には残念な作品。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-07-09 14:03:40)
582.  三度目の殺人 《ネタバレ》 
真実を明らかにする事はよい事なのか?そもそも真実を明らかにする事は可能なのか?弁護士は真実なんてどうでもいいと思っている。大事なのは法廷戦術であり、裁判に勝てばいい。つまり儲かればいい。裁判はビジネスである。被告も真実なんてどうでもいいと思っている。被告にとっての正義が達成されるならそれで構わない。被告は裁きを下す器でしかない。30年前の殺人も同じである。つまり正義による殺人という私刑で裁きを下す。よって、真実なんてどうでもいいという点においては両者は似た考えを持っている。そこに真実を明らかにしようとする少女が現れ2人は翻弄される。ここがクライマックス。2人は少女に証言させるのは反対である。共に娘の父であるというのが影響したのか。そして両者は結託し、訴訟経済の観点から裁判はやり直しとはならず結審する(ここには死刑制度に対する批判も込められているのだろう)。若い弁護士・検事は真実の究明に向けてのやり直しを求めるが、真実よりもカネと時間と出世の方が大事なのが大人である。本作は真実を巡る世代間格差がテーマだろう。だから本作においては事件の真相がどうかなんてのはどうでもいい話である。にもかかわらず、謎解き法廷ミステリー風に製作してしまったため、ストーリーに気をとられてテーマの本質を見失ってしまいがちになるのが難点か。もうちょっとテーマがわかりやすいように製作すればよいと思うのだが、それをせずに暗示に留めてしまう(象の例え話は過剰説明にも思えたが)傾向にあるのがこの監督の手法なので仕方ないのかもしれない。が、あまりにも解釈を視聴者に委ねてしまうのは、主張が伝わらないどころか問題提起にすらならないというデメリットもあると思うのだが。
[地上波(邦画)] 7点(2020-07-08 13:27:54)
583.  万引き家族 《ネタバレ》 
日本の家族物語がテーマじゃ世界では評価されてないので、世界の共通テーマである貧困をテーマに掲げて賞を狙いにいった作品という認識でいたのでそういう視点で見た。が、これは貧困がテーマになっているのか?というのが大きな疑問。非正規とはいえ大人3人が働いて+年金生活者が居れば、最低でも月収40~50万はあるだろう。家も持ち家で家賃も不要なようだし、それなりの暮らしはできるはずである。23区の庭付き一戸建てなら土地代だけで数千万にはなるし、資産家であるともいえる。よって万引きなんかする必要なんかないのに万引きしている。よって、ある種のファミリービジネスであり、共犯関係による絆の構築ツールと考えるべきだろう。だから万引きから貧困を連想させるのは失敗していて、単に問題を抱えた人達の共同生活になってしまっている。結果、貧困をテーマとした作品にはなりえていない。 ではテーマは何に変質しているかというと「正義とは何か?」ではないか。確かに万引きや誘拐(本人たちは保護だと言っているが)や死体遺棄は悪ではあるし、風俗産業で体を売ることも良いとはされてはいない。しかしながら、各々はそれなりに幸せそうに暮らしている。見ていても気兼ねのない暮らしやすそうな家庭に感じる。ここには血の繋がった家族で暮らす事が「正義」なのか?という問いがある。他方、少年は「盗みはよい事なのか?」という「正義」に目覚める。ここには倫理道徳的正義と法的正義との対比がある。女は司法を欺き、男の罪を被り刑務所に入る。これが女にとっての「幸せ」であり「正義」である。結局、解体された「家族」は各々の人生を歩み始めるわけだが、皆「幸せ」になれたのか否かという余韻は残る。でも、是枝作品にしては救いがある方というか、登場人物は基本的に皆善人(たいした悪人ではない)なので、いつものドンヨリする感じが少なかったように思えて、少々物足りなかった。対比的に虐待若夫婦は無論、警察コンビも悪人的に描かれていると言えなくもないが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-07-07 14:57:51)(良:1票)
584.  心の旅路
過去とは記憶であり、時間論的に鑑賞すると結構面白い部分もあるのだが、古い映画だからなのが設定が少々いい加減というかご都合主義なので、安っぽいラブストーリーになってしまって勿体ないような。記憶喪失男の「過去に縛られるな」という台詞は中々興味深くて、「そりゃあオマエには縛るもの(過去・記憶)がないんだからさあ」とツッコミたくなるが。 それにしても、こういう戦前の映画を見てしまうと、日本はこういう国と戦争していたんだなあと余計な事を常に考えながら見てしまい、作品に入り込めないというマイナス効果があるのが難点。敵国は第ニ次世界大戦中に第一次世界大戦をネタに富豪とダンサー&秘書の恋愛映画作っちゃって、他方日本は「せいたくは敵」「欲しがりません勝つまでは」ってやってるんだから。たしか、日本人捕虜は『風と共に去りぬ』を収容所で見せられて、こんな国と戦争しても勝てるわけないと精神的に凹ませるように仕向けられたとか。そういう効果は十分にあるよなあ。現代にこの映画を違和感なく見られるのも我々が西洋的な価値観にどっぷり浸かっているからであり、その最たるツールが映画なんだよなと考え込んでしまうが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-06 12:05:49)
585.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
2人のすれ違いまでは普通のミュージカルで、「こういうのは日本では作れないよなあ」と感心しながら見ていた。が、すれ違い出してからは話が動き出すもののミュージカルではなくなって、普通のお話に。それもよくある「夢追い人」であるアーティストの大衆迎合問題。どうせなら、この辺の葛藤や本人たちのいう「狂気」とやらもミュージカル表現で貫き通すべきなんじゃないのかと。という意味では中途半端な作品。ラストのパラレルワールドで一応上手く締めたとは思うが。 この世はランキング&点数社会で様々に評価される。このサイトにも点数システムがあり、「いいね!」ボタンもある。そういうのを無視する「狂気」をもった「夢追い人」が己を貫く矜持が本作の提示と言えるのか否か。アカデミーという内輪の評価システムにより「夢追い人」の「狂気」が承認されるという複雑な構造にはなっているようにも思えるが、概してそういう体質は大衆ウケはイマイチなのかもしれない。それが本作に限らず「アカデミーなのにツマラナイ」という大衆の言説に現れるのだろう。ただし、新型コロナ騒動で、公私にわたる「アーティスト支援を!」という風潮は大衆としてどう理解したらいいんだろうか?と暫し考え込んでしまうきっかけを与えてはくれた。アーティストと大衆の問題は難しいとあらためて思った次第。
[地上波(吹替)] 5点(2020-07-05 14:50:36)
586.  人生の特等席
久々に王道系の古きよきアメリカ映画を見たという印象。予定調和&ご都合主義過ぎるような気もするが。 ちょっと気になったのは車関係のシーン。失明危機にあるのに運転したり、ウイスキーラッパ飲み直後にドライブ行ったり・・・。 イーストウッドは頑固ジジイの設定上仕方ないとは思うものの、娘に関しては「お前は弁護士だろ!」とツッコミたくなる。まあ、そういう違法行為を犯したくなるぐらい自暴自棄だったという事なのかもしれないが。日本ではこういうシーンは厳しくなっているようにも思えるが、アメリカはOKなんだろうか?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-04 17:33:22)
587.  清須会議
私は、本能寺跡、山崎の戦い古戦場巡り、清洲城、賤ヶ岳の戦い古戦場巡り等々には行った事がある自称歴史好きである。もちろん清須会議の概要程度は知っている(ちなみに清須会議が2回あるのも知っている)。が、本作は話が細かいので登場人物全てを把握できないし、きちんと内容理解するのに骨が折れる。しかも、たかが「会議」を映画化するという非常に地味な作品なので、よほどの物好きでもない限り楽しめないだろう。調べてみると、概ね史実に則ってはいるが、多少の脚色もあるようである。本作でよかった点はラストの秀吉と勝家のシーンかな。まあ、こういう歴史ものはその後の展開を知る者が製作したり見たりするので、それを過剰に加味した演出にはやり過ぎとも言えなくもないのだが。いずれにしても、最高の物好きは監督自身であり、自己満足的なある種のオタク作品と言ってもいいのかもしれない。
[地上波(邦画)] 5点(2020-07-03 03:16:38)
588.  殿、利息でござる!
原作は読んだ事があるのだが、どれも地味でマイナーな話ばかりだった。で、こんな地味な話が2時間の映画になって面白いのか?と思ったが、それなりに作品として成立はしていたように思う。が、シリアスな話が軽いタッチで描かれていてリアリティーが感じられず、全体的には中途半端な印象。 原作の題名は『無私の日本人』なので、著者や製作者が訴えたい事は日本(共同体)のために、無私になれますか?もっとハッキリ言えば、カネ出せますか?って話で、公共心や愛郷心・愛国心を問う作品である事は間違いない。製作当時は舞台が宮城という事もあり311が念頭にあったと思われるが、現在コロナ禍で、共同体のあり方や公共心が再度問われる事態になっている。時代が変化した今、あらためてこの作品をどう受け止めて、どう考えるのか?江戸時代から明治へと近代化し、昭和の敗戦を経て75年経過した令和の現代は、江戸時代と何が変わり、何が変わらないのかを考える上で、ヒントになる作品ではある。
[地上波(邦画)] 6点(2020-06-30 14:55:29)
589.  伊豆の踊子(1974)
原作は以前に読んだ事があり、結構パターナリズムというか身分差・差別的なテイストがあったような気がしていたが、作品中ではそういうテイストは消しているような印象を受けた。監督としてはラストシーンでぶち込んで、一応の説明は果たそうとしたのかもしれない。で、肝心の主人公だが、百恵は陰があってやや明るさというか天真爛漫さが足りないし、友和にはインテリ感がなくて各々ミスキャストに思えたが、そもそもの製作趣旨がそういう所にはないので仕方ないが。『天城越え』と同日に見たのだが、両作共に大正15年の設定ではあるが、テイストの違いが際立っていると感じた。どうやら松本清張は川端康成への対抗意識で書いたという解釈もあるようだが。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-06-28 17:17:37)
590.  天城越え(1978)<TVM>
映画版は子供の頃に見た記憶があり結構衝撃を受けた覚えがある。今見ると、ミステリーってわけでもなくて、ストーリーとしてはたいした話でもないようにも思えるが、それはオチを知っているからだろうか。ドラマ版は映画版とは内容が多少異なるように思えるが、大谷直子の妖艶さ、佐藤慶の怪演、鶴見辰吾の瑞々しさ等、その他演者も皆素晴らしい。松本清張本人出演はちょっとヤリスギかなとは思うが。で、なんかこのドラマの雰囲気ってどこかで見たような気がするなと思ったら、演出が和田勉だったとは。製作から40年以上が経過しているわけだが、昔のドラマは重厚感があり、見応えがあるとあらためて思う。いくら撮影技術が進化しても追いつけないものがあるのが文芸なのかもしれない。 尚、最近は広島選挙区でやらかした政治家夫婦で話題の「天城越え」だが、数年前に天城トンネルは車で通った事がある。昔と殆ど変わらない姿を留めているのが印象的だった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-06-28 13:49:05)
591.  今夜、ロマンス劇場で 《ネタバレ》 
中盤まではよくある「映画の映画」で、映画好きウケ狙いの鼻につく作品かなと思ったが、綾瀬はるかのネタばらしぐらいから面白くなってきて、終盤でさらに盛り上がるという展開はよくできていると感じた。主人公は斜陽産業となった映画業界の没落と共に人生を終えるわけだが、こういう「ある種の」業界一筋な人生も幸せなのかなと思う。そして、加藤剛の人生と重ね合わせる事は良し悪しはあるでしょうが、全くの無知でもない限り避けては通れないので、評価に影響してしまうのは仕方がない事なのかと。難点としては「見つけてくれてありがとう」は少々手垢のついた言葉なので、作品をややチープにしてしまった事かな。
[地上波(邦画)] 8点(2020-06-27 19:02:03)
592.  破獄(1985)<TVM>
吉村昭というと史実に忠実な作家というイメージがあるのだが、本作はかなり脚色されているようで、ラストの部分はさすがに「えっ~!」となってしまった。原作未読なので脚本段階の脚色かもしれないが、さすがにヤリスギかなと思う。囚人と看守の人間ドラマとして見た場合でも簡略化されているのか物足りなさは残るし、もうちょっと長尺にして重厚に描いてもよかったのではないのかと。とは言え、緒形拳の演技はさすがに迫力があり見せるものがあった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-06-21 17:11:30)
593.  愛を積むひと
佐藤浩市が演じる役のキャラがイマイチ掴み所がなく、全体的にわかりにくかった。頑固なのか優柔不断なのかわからないし、不器用って感じもあまりしないし、成長・変化も感じられないし。設定の拙さとミスキャストの問題か。樋口可南子のキャラはしっかりしていたと思うが、病気も犯罪も隠し通す妻の行動には疑問も感じるし、あまり夫婦ぽくないのも気になった。少なくとも、苦労を重ねて長年連れ添ったようには見えない。手紙作戦もご都合主義で、映画だからと割り切るのも無理がある。若者2人のキャスティングはよくて、演技にも葛藤が感じられるし中々よかった。逆に言えば、若者2人の瑞々しい活躍と存在感があった分、肝心の夫婦の物語が薄まってしまったようにも思える。もっと娘を絡ませて、家族の物語としてしっかり構成した方がよかったんじゃないのかと。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-06-20 18:01:23)
594.  ライムライト
老いの哀しみ、時間経過の残酷さのようなものは伝わってくるものがあるが、もうちょっと年取って若い子に恋でもすればより切実に理解できるのだろうか。主人公のリアルな人生を作品に投影して鑑賞すれば違った感動があるのは確かであろうが、主人公がどういう人間であろうと、どういう人生であろうとそんな事には興味はなく、また作品とも無関係であり、単なる役者としてのみ鑑賞する人もいるわけで、その是非はここでは論じないが、映画鑑賞スタイルのあり方を考えさせられる作品でもある。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-29 11:08:04)
595.  チャップリンの独裁者
ナチスが正しいとは思わないが、かといってアメリカが正しいわけでもない。チャップリンはこのことをその後思い知るわけだが。最後の演説では知性や知識を批判しており、「反知性主義」的な印象も受ける。そういった民主主義がどうなるのかは、トランプ登場で具現化されている。そもそもヒトラーを生んだのは民主主義であって、そこに知性や知識はあったのか?情緒的な感情に基づく大衆民主主義こそ知性や知識によって常に懐疑し、ポピュリズム的モンスターが登場しないように監視すべき対象であると思うが。安易な民主主義礼賛は警戒すべきである。実は最後の演説までもがコントであり、民主主義の愚かさや危険性を皮肉的に表現しているのならば、素晴らしい作品ではある。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-28 11:49:47)(良:1票)
596.  チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
「アイドル映画」というのはどうやら一般的には侮蔑用語というか批判対象になるらしいのだが、これは典型的なアイドル映画で、広瀬すずがいなければ成立しない作品。一人だけ浮いてると言っていいぐらいの逸脱感が、圧倒的な存在感へと昇華しており、方言&毒吐きの広瀬すずが見られるよい機会ではある。リアルな世界でTOPを極めたヅカのコンビにもうちょっと頑張って欲しかったかな。
[地上波(邦画)] 5点(2020-05-23 19:19:14)
597.  シン・ゴジラ
ゴジラにもエヴァンゲリオンにも何の思い入れもなく(というか殆ど何もしらない)、政権批判作品という噂は聞いていたので政治ドラマとしてどんなもんかという点に期待して鑑賞。まず特撮だが、よく知る町並みがゴジラによって破壊されていく様に気持ちがざわつくといった効果はあるものの、ゴジラの暴れっぷりには少々モノ足りなさはある。政権批判に関しては、思ってたほど批判にもなっていなくて、逆に法治国家である日本の限界(それは昨今のコロナ騒動にも言えるが)を好意的に描いてたように思える。但し登場人物が多くて人間関係が少々わかりにくいのと、ややコメディタッチというわけでもないが全体的に軽い感じで描かれているため登場人物達に苦悩が感じられないし、シリアス感も欠如している。また、政府と軍隊ばかりを描いており、マスコミの動きや大衆のパニック状況が殆ど描かれていない事にもパニック映画として物足りなさはある。 原発事故やコロナ騒動に比べたら、ゴジラ上陸は大変な危機なわけだが、なんの事前通告もなく東京大空襲で10万人が、原爆投下で後遺症も含めて50万が死んだ事を考えると、やはり日米戦争というのは日本史上最大の国難である事は間違いなく、そこでの政治判断はどのように行なわれたのか?をあらためて検証し、国家とは何か?政治とは何か?等々を考察してみたいという気持ちにさせられる作品ではある。
[地上波(邦画)] 6点(2020-05-15 11:38:53)(良:2票)
598.  超高速!参勤交代 リターンズ
娯楽度は前作より高まっているが、どうせやるならトコトンふざけて、突き抜けて欲しかった。人情話を絡めるから、どうしても中途半端になってしまうんだろうが。 気になったのは松平信祝の描き方で、実在の人物を史実とはかけ離れた形で脚色して描く事には問題があるように思うが、こういう事に配慮のない製作陣には疑問を感じる。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-05-12 11:47:15)
599.  超高速!参勤交代
原作未読だが、311対応の政権批判として書かれたものらしい。その気概は感じるものの、せっかくの題材なのにワイヤー・チャンバラアクションが多くて、内容が薄い。娯楽作品として製作されたのだろうが、もうちょっと重厚な人間ドラマとして描けたのではないだろうか。大人が見るには少々物足りない。かと言って子供が見るかというと疑問であり、中途半端な作品である。
[地上波(邦画)] 5点(2020-05-12 10:18:01)
600.  ファンシイダンス
バブル時代に話題になっていたような記憶はあるのだが、リアルな坊さんがバラエティーで面白オカシク振舞ったり、BARを経営したり、ロックを歌ったり、多方面で活動している30年後の世界から見ると、もはやお寺も「特別な世界」ではなくなっているし、大衆化され消費されてしまっているので、こういう作品は新鮮味がないというか面白味には欠ける。当時人気のあった鈴木保奈美にはそれなりの存在感はあり、その後ぱっとしなかったのは、結婚相手がよくなかったからだろうか?という雑念が沸き起こるという難点もある。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-05-10 03:10:06)
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