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roadster316さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 742
性別 男性
年齢 55歳
自己紹介 観た映画はできるだけ褒めたい。

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601.  ライフ(2017) 《ネタバレ》 
隔離には3段階あり、最終的にはISS自体を放棄する、という規約まで結んでいたんだから、地球外生命体がいること前提の実験ポッド回収だったはずで、それにしてはあまりにも漏れ漏れな気密構造のラボ。スプリンクラーからラボ外に出られるのは、まあそうならないと映画の展開上仕方ないとして。 無敵な印象のカルビンは、やはり本家?リドリーのエイリアンと比べてしまう。 ギーガーのデザインは重力空間を想定し、今回のカルビンは無重力空間を想定したデザインだから、形状がクラゲ的に流線型になるのは納得。 ただ、最初は見えなかった頭部らしきものができたことによって、憎らしさは百倍になったが、薄気味の悪さは十分の一くらいになってしまったかも。 カルビンの生みの親のような男性研究者の身勝手さに、常にイライラさせられたが、ジェイク・ギレンホールとレベッカ・ファーガソンという好きな俳優の共演、ということで、ちょっと加点。
[DVD(字幕)] 8点(2019-08-10 16:39:28)
602.  デッドコースター 《ネタバレ》 
前作は、死の運命からはのがれられない、というプロットで引っ張ったのだが、2作目は、予知した事故のシーンとその後の死に方をいかに奇抜にするか、ということにエネルギーが使われている感じ。 死の順番が逆になっている理屈とか、次は誰が犠牲に?というサスペンス的な要素にあまり緊迫感がないのが残念。 ただ、1作目の正当な続編として観るには、充分楽しめる珍しいシリーズものじゃないかな。
[DVD(字幕)] 7点(2019-08-10 01:24:00)
603.  ボーダーライン(2015) 《ネタバレ》 
吊るされた死体。山積みになった麻薬。 我々が異常と思う世界に住む彼らにも、息子とサッカーをする日常がある。 アレハンドロは単なる復讐者であって、メキシコの闇を救う救世主ではない。 ケイトもまた然り。 たった一人の暗殺者に怯えるようでは、正義を貫くことはできない。 やり切れなさが全編に漂う映画。 でも、これが世界の裏側の現実。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-08-08 23:59:36)
604.  オンリー・ザ・ブレイブ 《ネタバレ》 
森に火をつけて延焼を防ぐ、とか、防火テントを被って熱風をしのぐ、とか、ホットショットと呼ばれる山火事の精鋭がいる、などなど、山火事に関して知らないことばかりで、その点興味深く観ることができた。19人の消防士が殉職した事実も重く、結末を知らなかった私は、祈るような気持ちで現場を俯瞰するシーンを観ていたが、結果は悲惨なものだった。 この映画、2時間を超える大作となっているのだが、消防隊20人のうち、名前が出てその人となりが判断できるのは、指揮官と副官、新米1人とその相棒くらいで、あとはその他大勢に見えてしまう。 指揮官夫婦と新米の人生だけでなく、他の消防士たちの人生も可能な限り観たかった。彼らを森林消防に向かわせたものは何だったのか。それを知りたいと思った。 そこだけが残念。 ラストで、遺族が集まる体育館にただ一人生き残った新米が訪れるシーン。新米が自らに向けられる視線に耐えられずにそのまま飛び出して行った時、後を追った指揮官の妻が言う。「助かって良かった」 自らも夫を失った彼女が、彼に掛けた言葉は本当に重たく、美しい。
[DVD(字幕)] 8点(2019-08-06 22:30:14)(良:1票)
605.  ローズマリーの赤ちゃん 《ネタバレ》 
オカルトの古典的名作、でありながら未見だったために、今回が初見。 オカルトだから、無駄に血は流れないし、音でびっくりさせたりもせず。 しかし、感じる恐怖は一級品。 じわじわと精神の自由を奪われていくローズマリーが歯痒い一方、カルト集団の構成員が金持ちや社会的地位の高い人たちであることも恐ろしい。 そして、ラストシーンでのローズマリーの表情。 たとえ悪魔であっても、産んだ子なら愛おしいと思えるのだろうか。 我が子を愛おしいと思う気持ちが神の教えに基づくのなら、最終的に神と悪魔のどちらが勝ったのかがわからなくなってしまった。 ただ、50年前の映画であっても、一級品のオカルト映画であることに間違いない。
[DVD(字幕)] 8点(2019-08-04 02:09:34)
606.  ショートウェーブ 《ネタバレ》 
ラスト15分の衝撃。 パッケージにあった宣伝に釣られて鑑賞。 確かに、ラスト15分は衝撃的と言えるが、予想していなかった種類の衝撃。 宇宙人はなんだがオマケになってしまったのは、ちょっと残念。 彼らの目的が何かもわからず、ラストの衝撃だけ受けてしまった。 パーティの席で上司を刺しといてお咎めなし?って疑問符がラストで氷解したので、この点数。
[DVD(字幕)] 5点(2019-08-03 13:05:33)
607.  アルキメデスの大戦 《ネタバレ》 
数学で戦争を止める、と、アメリカ留学まで棒に振って建造費の矛盾を暴き出した櫂が、結局大和の美しさに負け、数式を平山中将に教える。 日本の象徴として造られた大和が沈むことで、日本は敗戦を受け入れることが可能になる、という論理は、理解したくはなかったが、日本人として充分理解できる。 使われた鉄の量と建造費の相関関係に辿り着くドラマも手に汗握ったが、特筆すべきは、その不正を暴いた会議の席上での、櫂と平山の対決の場面。菅田君の演技は、私が言うのもなんだが、素晴らしい。数学の天才としての変人を見事に演じ切っている。 が、平山中将の演技はさらにその上を行っていた。 建造費の不正に低い見積もりは、日本を列強から守るためのものだ。 この瞬間に、悪役としての平山が消え、愛国者としての平山が浮かび上がり、その重厚な演技と相まって鳥肌が立つようだった。 そして平山の元を訪れた櫂との二度目の対決。 沈ませるために造る。だから数式を教えてくれ。 二人の静かな対決も、切なくて見事だった。 素晴らしい配役と演技。 いい映画を観た。
[映画館(邦画)] 9点(2019-08-02 01:29:38)
608.  散歩する侵略者 《ネタバレ》 
人類から概念を奪い、人類について理解することで、人類を殲滅させることが適当か不適当かを判断しているのだろうか。 それにしては人体を知るためにバラバラにしてみたり、乗り移った人間の内臓を引き出してみたりと、そこらへんは割と緩い設定みたい。 しかし、ガイドの処遇にはかなり厳格で、ガイドから概念を奪うことには最後まで抵抗する。 妻の言うことを聞いて、他の二人と行動を共にするのをやめたり、しんちゃんは実は脳の中で宇宙人と戦っていたのだろうか。 それなら、この壊れかけていた夫婦が人類を絶滅の危機から救ったことになる。 世界を救うのは、結局宗教でも政府でもなく、夫婦の愛なんだよ。 なんてこと思ってみたりするけど、よくわからない映画だった。 良かったのは、長澤まさみ。 つくづくいい女優さんになったなあ。
[インターネット(邦画)] 7点(2019-08-02 00:53:09)
609.  メカニック(2011) 《ネタバレ》 
ステイサム節全開でスカッとさせて欲しくて鑑賞したのだが、思わぬ展開。 殺した仲間の息子を弟子にしたのは、せめてもの罪滅ぼしのつもりだったのか。そこら辺のステイサムの心の葛藤を観たい気もしたが、あんまりヒューマンに振られ過ぎても、ステイサム節には余計かもと思い直した。 自分をはめた雇い主を追い詰めるシーンあたりからは、どんぱちも最高潮で満足の出来。 しかしながら、自分の父親が用意周到であれと教えた男に、その言葉通りの用意周到さで結局やり返されるとは、息子もなんとも気の毒。 せめて面と向かって対決させてくれれば、もう少し釈然と出来たのに、そこは残念。 同業者の巨人を弟子が暗殺?するシーンよりも、チワワをプレゼントした娼婦とのエピソードを観たかった。そこも残念。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-08-01 01:34:03)
610.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
どこか牧歌的なゾンビ。 バタリアンあたりから走るゾンビが常態化し、ドーン・オブ・ザ・デッドでそれを極めた感があった。 しかし、本作の彼らは動きがすこぶる緩慢で、ショーンたちに言い争う時間まで与えてくれる。 ただ、一度獲物を捕まえると、そこからの破壊力は凄まじい。死霊の餌食でローズを上下に引き裂いたように、仲間の一人を寄ってたかって引き裂く。足まで抜けて、それを武器にゾンビの群れに飛び込むのはご愛嬌。 無意味に命を捨てるキャラクターが目について、演出がくどい点はあるが、ゾンビ化した世界に気付くまでの流れは最高に面白かった。 しかし、ラストでまさか鎮圧しちゃうとは。 でもってゲーム機まで持たせてしまうとは。 これもやはり、ゾンビに人間性を持たせようと試みたロメロへのオマージュ? 敬礼してくれたら最高だったんだけどね。
[DVD(字幕)] 8点(2019-07-26 23:04:32)
611.  スピード2 《ネタバレ》 
のっけからアクション→メインのアクション→ラストはアニーを救う。 まさにスピードの続編にふさわしいぶれない演出。 ただ、最初のバイクのシーンが、メインのアクションに全く関係ないのはいただけなかった。 どうせならそこまで徹底してもらいたい。 スピード感は一作目にはどうしても劣ってしまうが、やはり一作目は奇跡の一本だと思うので、比べるのは少々酷かもしれない。 後半は結構ハラハラしながら観られたし、街を破壊して客船を止めるシーンも、船を喜ぶ少年や速度を読み上げることに執念を燃やす航海士?など、小技も効いて充分楽しめた。 アレックス役の人、キアヌの後釜なんて引き受けるの勇気いっただろうな。 その勇気に加点。
[DVD(字幕)] 7点(2019-07-23 23:50:24)
612.  ファーゴ 《ネタバレ》 
片田舎で起こった殺人事件。 署長のマージが淡々と仕事をこなし、事件の真相に迫る。 対する悪党どもは、仕事に対する情熱もプライドもなく、当然用意周到さもない。 悪事を働いて手にする数万ドルと、真っ当に働いて事件を解決し、切手のデザインに採用されること。 マージが終始熱くならず、仕事に徹する姿がつまらぬ悪事に手を染めることの虚しさを教えてくれる。 残された主犯の息子が可哀想でならない。
[インターネット(字幕)] 8点(2019-07-22 00:55:51)
613.  ハイ・クライムズ 《ネタバレ》 
モーガン・フリーマンってこういう役やらせたらハマるよなあ。なんかずるい。 この映画は、ほぼ最初から旦那が怪しいってバレバレなので、うら若きアシュレイ・ジャッドを純粋に楽しむ映画。 で、あのおっさんは結局誰? っていうのが気になって、結局解決されないまま終わってしまった。 誰?
[インターネット(字幕)] 6点(2019-07-21 14:17:28)
614.  自転車泥棒 《ネタバレ》 
「ひまわり」と同じ監督なんだ。 虐げられた人々に対する視点が、今回も痛い。 サッカー場から出て行く人々は、数えきれないほどの自転車の中から、我先にと自分の自転車に乗って帰って行く。 しかし父親が目をつけるのは、街角にポツンと置かれた一台の自転車の方。 悪いことできない人なんだよ、この人は。 群衆に追われる父親を見たブルーノ、悲しかっただろうに。 ブルーノに手を繋がれる父親、情けなかっただろう。 せめてマリアには、二人を温かく迎えてやってもらいたい。
[DVD(字幕)] 8点(2019-07-20 22:59:54)
615.  エージェント・ウルトラ 《ネタバレ》 
映画館で観た予告編は最高にクールで面白そうだったんだけど、コメディに振り切れない分、ちょっと中途半端に重たくなってしまった。 でも、ラストのプロポーズのシーンは良かったなあ。 ロマンスはやっぱりいい。 しかし、血だらけで傷を負ってもクリスティン・スチュワートは相変わらずの美しさ。そこに加点。 この後カフェ・ソサエティでも共演している二人の縁にも加点。
[DVD(字幕)] 7点(2019-07-20 12:32:57)(良:1票)
616.  人生はシネマティック! 《ネタバレ》 
映画を愛する人たちの誇りに満ちた映画。 人生の一時間半を捧げるに値する映画を作りたい、とは劇中の脚本家のセリフ。 そうだよなあ。 人生の一時間半を捧げて、私たちは映画を観ているんだ。 いい映画に出会って、いい時間を過ごしたい。 改めてそんなことを考えさせられた。 本作は、もちろん一時間半を捧げるに充分値する映画。 いや、いい映画。
[DVD(字幕)] 9点(2019-07-20 01:57:52)
617.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
年取ってから改めて観てみると、意外に面白くなかったり、今時これじゃあ物足りないと思ったりしてしまう映画はたくさんあるが、この映画はいつ観ても、何度観てもやっぱりワクワクドキドキしてしまう。 きっと百年後も、ずっと愛され続ける映画の一本。
[DVD(字幕)] 9点(2019-07-20 01:48:01)(良:1票)
618.  CUBE 《ネタバレ》 
劇場公開を観に行った時の衝撃が今も忘れられない映画の一本。 我々はなぜこの世に産まれでたのかなんて考えた所で答えはなく、ただ目の前の問題を一つずつ乗り越えて生きていくしかない。 誰が、何のために、ということに何一つ答えないラストが印象的。 いや、名作。
[DVD(字幕)] 9点(2019-07-15 01:29:59)
619.  コンスタンティン 《ネタバレ》 
キアヌの抑えた演技が心地よい。 地獄と現実世界の境目は、結局のところかなり曖昧になっている気がするが、そんな理屈はぶっとばすキアヌの二枚目ぶりに酔いたい一本。 余計な説明をせず、伏線伏線でクライマックスに持っていくあたりも納得の一本。 それにしても、最近こういう映画にはとんと出なくなってしまったレイチェル・ワイズはやはり美しい。 そして、聖水に崩れていくまだ駆け出しのミシェル・モナハンが出ているのも美味しい一本。 こんなところで、イーグル・アイよりも先にシャイア・ラブーフと共演してたんだね。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-07-09 21:34:20)
620.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 
ラブリーボーン、というタイトルがずっと疑問のまま未見だった映画をやっと観た。 ラストになって、やっとその意味がわかる。 そして、スージーにとってやらなければならないこととは、犯人に復讐することではなく、憧れだったレイとのキスだった。 殺された直後には犯人を憎んだスージーが、年月を経てそこから離れていく。 スージーの家族も、スージーの死を乗り越えて人生を新たに歩き出す。 犯人に復讐したところで、スージーが生き返るわけじゃない。 魂の平安を得るにはどうすることが必要なのか。 家族の元に戻ってきた母親が、ラブリーボーンとして生きるスージーの姿を伝えているのかな。 釈然としない部分は残るけど、これも一つの解答かな、と感じた。 シアーシャの儚さにも加点。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-07-06 22:18:27)
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