661. プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング
《ネタバレ》 手紙1枚でプリンセスになることを決めちゃった前作と比べれば、紆余曲折を経て女王になる今作は決断に重みがあったと思う。 王位を継承して国を治めるという強い意志も感じられたので、応援したくもなった。 全体を通してラブストーリーに軸足を置いた構成だったのも好感が持てる。 前作で中途半端に恋仲になったマイケルをばっさり切り捨てたのも正解だったと思う。 小ネタのさけるチーズを冒頭からぶっ込んでくれたのも嬉しかった。 あと、ジュリー・アンドリュースが歌い出した瞬間、作品の質がワンランクアップしたような気がする。 [DVD(吹替)] 7点(2016-01-30 03:39:37) |
662. ジャックと天空の巨人
《ネタバレ》 お伽噺をそのまま映像化するんじゃなくて、新解釈を加えるというのは最近流行りのパターンですな。 最新のCG技術と相性の良い題材だったようで、映像的な迫力があって見応えがあった。 話が小気味好く転換していくのも良かったし、ラストのオチも綺麗に纏まってた。 ロンドンの雨が多い理由にも納得。 [地上波(吹替)] 7点(2016-01-29 23:21:58) |
663. プリティ・プリンセス
《ネタバレ》 アン・ハサウェイは可愛いけど、ただそれだけ。 プリンセス修行は適当だし、話が脇道に逸れて繋がりが悪い。 髪型を変えて、眉毛を抜いただけでプリンセスになれるわけじゃないはず。 そもそもプリンセスになるという本人の明確な意思も感じられず、キスや車の方が大切という有り様。 しかも、キスの相手はチャラい男で、車は無免許で破壊。 そんな状態じゃ応援する気にもなれない。 チャラ男からマイケルに乗り換えたのは進歩だと思うけど、感動的なラブストーリーになってたとは思えない。 ラストの決断に導いた手紙も唐突な印象で、いまいち重みが無かった。 良かったのはリリーと猫くらいで、小ネタで笑えたのはさけるチーズのみ。 [DVD(吹替)] 4点(2016-01-29 20:27:42)(良:1票) |
664. 華の乱
まともな恋愛をしてる人が1人も登場しない。 ベッキーもびっくりの泥沼不倫劇です。 思いの丈を歌に込めた与謝野晶子は世間から叩かれたけど、思いの丈をLINEに込めたベッキーも100年後には世間から理解されるようになるんだろうか? 超豪華なキャストで名作の雰囲気がプンプンしてるけど、やってることはただの不倫。 子供たちにどうしても行かなくちゃいけないと宣言して不倫旅行に出掛ける辺りで呆れ返ってしまいました。 昔の偉い人が不倫は文化という言葉を残したけど、僕にはまだ理解できない崇高な思想のようです。 [DVD(邦画)] 5点(2016-01-29 11:29:24) |
665. キッチン(1989)
これはキッチンというより、お引越しだな。 中身は無いに等しい薄っぺらい作品だけど、川原亜矢子のおっとりした雰囲気と橋爪功の力技でなんとか見られるレベルにはなってる。 終盤は橋爪功の出番が減って失速してしまったけどね。 [DVD(邦画)] 5点(2016-01-29 08:54:16) |
666. g@me.(2003)
《ネタバレ》 ストーリー自体は面白かったけど、納得できない部分もあった。 無関係とまでは言わないけど、IZAMの処遇は気の毒。 ラストシーンの笑顔も意味不明。 もうちょっと悲しんでもいいと思うんだが、そんなに軽い気持ちだったんだろうか。 あと、当時としては違和感無かったのかも知れないけど、自宅から脅迫メール送っちゃうのは驚いた。 遠隔操作で発信元を偽装するなんてことを最初に思い付いた人は天才かも知れない。 [DVD(邦画)] 6点(2016-01-28 20:13:52) |
667. 非・バランス
内容が面白いかどうかは微妙だけど、いじめに対する解決策としては好感が持てた。 子供の場合、学校生活が世界の大半になってしまい勝ちだけど、それ以外の世界に助けを求めるのは正解だと思う。 菊ちゃんとの出会いで世界が広がって救済されるというストーリーは説得力があった。 本来なら親がその役割を果たすべきなんだろうけど、どんな形であれ救われたならハッピーエンドだと思う。 菊ちゃんがその後どうなったのかは気になるけど、チアキと過ごした時間は幸せだったと思うから、それはそれで良かった。 [DVD(邦画)] 7点(2016-01-28 15:00:39) |
668. ラッシュ/プライドと友情
レース映像の迫力が凄いね。 本物のレース見てるよりハラハラドキドキした。 それにしても、実話物の作品を見る度に思うけど、神様の書いた脚本は残酷だけど面白いね。 犬猿の仲ではあるけど、お互いに尊敬し合ってるのが伝わって来て感動的でした。 この手法で各時代のライバル関係も映像化してもらいたいね。 個人的にはピケ&マンセルのウィリアムズ時代に熱中していたので、当時の確執とか、引退後の関係がどうなったのか知りたい。 [DVD(吹替)] 8点(2016-01-28 13:20:59) |
669. さくらんぼ 母ときた道
《ネタバレ》 冒頭からお婆ちゃんの葬式、お父さんは足が悪くて、お母さんは知的障害、本人は捨て子。 不幸がてんこ盛りで鬱になりそうでした。 少し成長して幸せな時間が訪れるのかと思ったら、それも束の間。 更に成長して反抗期に突入という鬼畜シナリオ。 これだけ不幸のオンパレードだと、ラストは一転してハッピーエンドにするのが常識だと思うけど、それすら無かった。 母娘の関係が修復したことだけが唯一の救いだけど、こんな終わり方じゃとても喜べない。 [DVD(字幕)] 5点(2016-01-28 00:39:37) |
670. バック・イン・クライム 時空を超えた事件
《ネタバレ》 この作品にSFを期待するとがっかりすると思う。 過去に戻って馬券を買うとか、誰でも考え付きそうな初歩的なことはしてるけど、タイムスリップしたことに何か重大な意味とかは無かった。 事件の真相もしょぼくて、わざわざSFの設定を使ってまで再捜査しなくちゃいけない理由は見当たらない。 それでも、ラブロマンスとして見たなら、そこそこ面白かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2016-01-28 00:28:31) |
671. カラスの親指
《ネタバレ》 詐欺の手口が強引過ぎて現実味がない。 そんな都合よく事が進むとは思えない。 どこか一ヶ所でも失敗したら全部水の泡のピタゴラスイッチ。 それでも、家族もどきの共同生活はちょっと楽しかった。 あと、猫が生きてたのは嬉しかったよ。 それから、指の話はなかなか興味深くて、実際にやってしまうね。 でも、お母さん指があっさりと赤ちゃん指にくっ付いてしまって、母子家庭が成立してしまいました。 [DVD(邦画)] 6点(2016-01-27 16:31:02)(笑:1票) |
672. イゴールの約束
事故なんだから仕方ないとは言え、心苦しい話だね。 イゴールは子供なりに約束を果たそうと頑張ったと思うよ。 あと、鶏を食うのかと思ったら占いに使うとか斬新だった。 [DVD(字幕)] 6点(2016-01-27 14:03:35) |
673. 少年と自転車
境遇には同情するけど、このクソガキにどう感情移入すればいいのかわからなかった。 内容の9割が不愉快、終盤でちょっと幸せなシーンもあったけど、すっきりとしたハッピーエンドという感じではなかった。 それでも、サマンサの無償の愛があれば、悪いようにはならないだろうという安心感はあった。 あと、ちょっと油断したら自転車を盗まれるシステムなのに何故鍵を掛けない? [DVD(字幕)] 5点(2016-01-26 13:45:21) |
674. ボビー・フィッシャーを探して
《ネタバレ》 最近ボビー・フィッシャーのドキュメンタリー番組を見たところだったので、チェスに人生を捧げるような鬱展開を危惧したけど、予想に反して爽やかなラストシーンに安心した。 前半はボビー・フィッシャーと同じ過ちに陥りそうで心配したけど、ジョシュはジョシュの道を見付けたようで良かったです。 [DVD(吹替)] 7点(2016-01-25 18:28:47) |
675. フリーダム・ライターズ
序盤はクラスの雰囲気が最悪で、ちょっと怖い。 アメリカだとこれくらいの荒れ具合は普通なのかなとか思って見てた。 正直言うと、こんなやつらに関わりたくないというのが第一印象。 でも、少しずつ変化が現れて、やっぱり子供なんだなぁって愛着が湧いてくる。 そういう演出にまんまと嵌ってしまったので、あとはクラスの一員になった気分で感情移入できました。 アンネ・フランクどころか、ホロコーストすら知らないような子たちがアンネの日記を読んだらどうなるのか、その反応はとても興味深かったです。 多少は脚色もされてるだろうけど、実話の破壊力は凄まじいね。 感動で涙するというよりは、いろいろと考えさせられる深味のある作品でした。 あと、どうでもいいことだけど、いつになったら盗んだバイクで走り出すんだろうと思ってたけど、そういう作品じゃなかった。 [DVD(吹替)] 8点(2016-01-24 13:49:06) |
676. ニシノユキヒコの恋と冒険
正直言って中身は無いに等しいけど、これだけいい女優を揃えられてしまうと低い点数は付けられない。 それぞれの可愛い仕草を見てるだけで幸せな気分になれる。 竹野内豊の嫌味の無いキャラも良かったと思う。 常時モテキ状態も納得のいい男でした。 あと、猫も可愛かった。 [DVD(邦画)] 7点(2016-01-22 18:09:46) |
677. マイ・バック・ページ
これは随分とマイルドな仕上がりの作品ですね。 当時の活動家を本物の思想犯ではなくて、偽物として描いてるのが印象的でした。 一連の事件を肯定的に描くような作品だったなら衝撃的だったろうけど、現代の価値観に準拠したまともな作品に感じました。 映像的には当時の雰囲気がよく再現されていて、哀愁の漂うラストシーンも良かったです。 忽那汐里の必要性がまったく感じられなかったのがちょっと残念でしたけどね。 [DVD(邦画)] 6点(2016-01-22 15:46:04) |
678. 悲しみが乾くまで
《ネタバレ》 この作品は2つの葛藤によって構成されている。 まず1つは、死んだ親友の女房とやるか、やらないか。 もう1つは、クスリをやるか、やらないか。 結論としては、ハル・ベリーは我慢できても、ヘロインは我慢できない。 僕ならハル・ベリーですら我慢できないだろうから、絶対にクスリには手を出さないでおこうと思う。 登場人物がいい人だらけで、この環境で更生できないとしたらクズ過ぎる。 希望のあるラストシーンではあったけど、安易に更生しましたよって感じにはなってなくて説得力がありました。 [DVD(吹替)] 7点(2016-01-22 13:23:12) |
679. 山の郵便配達
ただ山道を歩いてるだけと言ったら失礼かも知れないけど、ほんとそれだけ。 中国の美しい風景の中で交わされる父と息子の会話がしみじみと心に沁みる。 あと、わんこもお利口さんで可愛い。 手紙が風で飛ばされたときのお父さんの俊敏さには驚かされました。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-18 17:09:52) |
680. スーパーサイズ・ミー
実験内容がちょっと極端なので、結果に関しては当たり前としか言い様が無いけど、様々な立場の意見を上手く編集して、飽きさせずに見せる工夫には感心した。 結果的に社会を動かす原動力になったようなので、価値のある実験だったのかも知れない。 なんだか無性にビッグマックが食べたくなっちゃったよ。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-18 12:36:56) |