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81.  千と千尋の神隠し 《ネタバレ》 
会場(劇場)で見なくていまだに後悔している出来事が2つあり、PRIDE崩壊後に大晦日に行われた格闘技イベント「やれんのか」と、この映画を映画館で見なかったことがあげられる。それだけ、この映画をTVで見て衝撃的だった。CM付のTV放送でこの感想なのだから、劇場で見てればなおさら感動しただろう。特にスタッフロールで泣きそうになった映画というのは、後にも先にもこれだけだ。 善悪の区別が無いとかわかりにくいとか批判も色々あるが、この映画は「日本の伝統的な神々の雰囲気を体現する」ことに関しては超一級品。だから、そういう世界観や価値観に触れたことない海外には特に評価されたのだろう。 序盤のホラーな感じとその後のお祭り騒ぎは、まさに日本における幽霊や八百万の神の価値観、それにまつわる祭りを体現したものだと思った。善悪の区分けがはっきりしてないのもまさにそれ。「貧乏神と福の神」の話のように、本来ならば歓迎すべき「福の神」が敵役?となってしまってるように、日本の神々の善悪の価値観なんてその時々。妖怪大戦争でもそうだったように、善悪にはっきりわかれるのではなく、お祭り騒ぎを楽しみましょうというのが日本の神々のポジションというイメージなんだろう。カオナシだって、八百万も神がいればこんなやつもいるだろ程度に捉えておけばいいんですよ。近年、ハリウッド映画などで善悪がはっきりしているキリスト教的な考えに基づく物語構成に慣れてしまっていると、違和感を覚えるかもしれないが。ていうかナウシカだってそんな単純な話じゃないぞ?あれも相当説教くさいし。 もう全編この映画の持つ雰囲気が心地よく、特に電車に乗る辺りからは祭りの終わった後の片づけ中のやりきった感にも似たなんとも言えない空気感が好きである。そして最後のスタッフロール。主題歌と背景が、祭りの撤去後の会場にも似た寂しさがあり、このスタッフロールは個人的に最高のツボだ。ジブリ映画は必ずどこかにハッとするいいシーンがあるが、もうこの映画はスタッフロールまでそういうシーンのオンパレードである。 打投極全てが完璧のラピュタと違い、一芸に秀でた感じのある映画ではあるが、個人的にはラピュタとこれが宮崎駿の2大傑作かと思ってる。
[地上波(邦画)] 10点(2014-11-27 11:25:40)(良:2票)
82.  トワイライト ささらさや 《ネタバレ》 
父親と仲の悪い息子、その息子が死んで嫁と赤ちゃんを残して幽霊化、となると、どういう展開になるかは必然的に見えてくるわけで、そういう「ベタベタさ」を楽しめるかがこの映画のポイント。どう考えてもこの設定で「父親は不器用だけど実はユウタロウの事を案じていた息子思いの親だった」という流れになるのは目に見えているわけで。自分はその手の映画を普段そんなには見ないので、新鮮な感じで見れてそれなりに楽しめました。 新垣結衣がかわいいな。嫁さんの理想形みたいな人物像になってたな。 個人的には、ユウタロウが幽霊化しているという事を嫁が理解するのはもうちょいあとの方がよかったかな。最初に取りついたお師匠さんのシーンでは、主人公が憑依しているとわからないままの方がよかったかのかなぁと。で、周りに不可思議な事が起こりまくって、後半でようやくユウタロウが憑依していることに気付くとか。その方がコメディ要素強めれてもうちょい面白くなったかも。 まあお約束の地元の人がいい人でみんな仲良くなる流れ、お約束のドタバタ、お約束のお涙ちょうだいにハマれればよいんでないかなと。 あと、町の様子を上空からとらえている映像が、ミニチュア風の映像なんだけど、最初は本当にミニチュア作ってるんだと思ったけど、実際はどっちなんだろ?本当にミニチュアを作ってるのか、映像加工でそうしてるのか気になる。あの絵は良かったな。
[映画館(邦画)] 6点(2014-11-18 10:21:52)
83.  サプライズ(2011) 《ネタバレ》 
サプライズが・・・ない!!!サプライズが無いことがサプライズ!!!!  邦題ミスマッチランキングの上位に食い込むのでは?という内容の映画。 パッケージの裏の映画解説の内容も適当過ぎて、どこに犯人側も予想外の展開に~なんだ。そりゃまあ犯人には主人公があんなに強いとは思わないから、そこが予想外の展開なんだけどさぁw。普通は主人公の知られざる驚愕の事実が明らかになって犯人があわてるとかさぁ、そういうの何かあるでしょ??w たとえば主人公は実は本当のかつては殺人鬼だった(年齢的に無理があるが)とか、そういう意外性を持たせてもよかったんじゃないかな?多少強引でもいいから。 主人公の彼氏の「殺しの才能があったんだな」ってセリフがちょっと面白かったw
[DVD(字幕)] 4点(2014-11-18 10:09:29)(良:1票)
84.  ブロークンシティ 《ネタバレ》 
どこかにありそうな感じのストーリー展開で、あまり目新しさを感じなかった。とはいえ、役者も大物が出てて、全編に漂う雰囲気は中々。ただ他の人も書いているように、人の名前が話している中でポンポン飛び交ってて、その名前は誰だっけ?って覚える前にどんどん会話が進むので人物を把握するのに大変だった。 恋人関連の話がどうでもよく、むしろ警察解雇後から酒を飲んだくれている探偵で、女性関係の部分は助手とのくっつくのかくっつかないのかのつかず離れずな関係で色を付けた方がよかったのではないかなと。 まあ、とにかく助手がいい子過ぎてかわいすぎた。うらやましい
[DVD(字幕)] 6点(2014-11-18 10:01:29)(良:2票)
85.  輪廻(2005) 《ネタバレ》 
久々に見たけど、正直やっぱり怖くないよなぁwこの映画特有の魅力は優香の演技のみというか。 改めてみると脚本的に無理がある。輪廻した魂だが、あきらかに35年前の殺人事件前にお前生まれてただろ!?って人が取り込まれてた。それじゃ輪廻じゃなくて、憑依だよ。 映画の全編に漂う雰囲気は好きなんだよなぁ。曲とか。いきなり意識が事件の町中に飛ばされて、被害者の女の子と手を握ってる予告とかにも使われてるシーン、好きだなぁ。あと映画を撮影している最中のシーンなんかも緊張感があってよかった。取り込まれたものが全員ホテルに集合してみんな死ぬまでとかもね。死んでからのゾンビ化はさすがに爆笑したけど。 そういうところどころ好きなシーンってのは何個かあるんだけど、全体的に話がいまいちダメで。 あと一歩という感じの映画。
[DVD(邦画)] 5点(2014-11-18 09:49:17)
86.  ドラキュラZERO 《ネタバレ》 
映画の日ということで見てきた本作。90分というコンパクトな時間だったので、テンポが非常に良くてだれることなく最後まで鑑賞。ただその映画の出来は、「ルーク・エヴァンスのPVだったね」と言わざるを得ない内容に。 脚本とアクション(映像)面で評価すると、脚本はとにかく穴だらけ。前の人も書いてるが、設定がコロコロ変わる。ヴァンパイアの力を得て握力も増してるはずなのに、元同僚に力負けしてるというのはいかがなものか。蝙蝠になって飛ぶ速度もどれほどなのかよくわからず、落下する奥さんに追いつけないとか、んー?な面が多い。部下との信頼関係も描ききれてないので、2日目夜に犠牲になった部下もなんかあっさりと流されたなぁ。 何より初代ヴァンパイアが何をしたかったのかよくわからん。「ゲームだ」っていうけど、彼の勝つ条件がいまいちわからんので、そっちの面での緊張感が無いんだよなぁ。嫁の血を飲んだ時に初代ヴァンプが勝ち誇った感じになってたが、それにより彼がどういう力を得るのか、なぜそうなるのかがわからないうえにその後未来になるまで出てこないので、ずっと??が頭に出っ放し。主人公に血の誘惑を行うおっさんも初代ヴァンパイアとの関係がよくわかんないし。なので脚本面に関してはもうダメですね。 アクションでは、力を得た後のドラキュラ城前の無双は、まさにゲームの無双シリーズのようなヒャッハー具合だったんだけど、もっと派手にドカドカやってもよかったと思うんよねぇ。それと2つ目の夜の森ももっと時間を割いてもよかったのかなと。3日目の蝙蝠攻撃はそれはそれでよかったんだけど、結局それ以外の部下がどう共闘してたのかがほぼわからん(弓撃ってただけ)し、いつのまにかと暗殺部隊に侵入されててなんだかなぁと。 ラストバトルは良かったけど、自分が血を分け与えた仲間をあっさり絶滅させてて、それでいいの?ってなってたな。そもそも初代が血を与えるのは強靭な精神の持ち主のみとしてたのに、あっさりとそこら辺の庶民に血を与えても問題ないのか・・・とか。 と突っ込みまくったけど、結局そういうノリの映画だし、野暮なことなんだよなぁ。  追記:そういや最後で十字架持った司祭が息子を助けに来たが、主人公も人間の血を飲んでたが、十字架にビビらずにいたよなw
[映画館(字幕)] 5点(2014-11-04 10:58:28)
87.  エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 《ネタバレ》 
映画の批評のはずが、MMA(総合格闘技)の話ばかりしているこの私ですが、今回もそのノリで。 このシリーズは、チャーハンにラーメン、ギョーザが特盛でセットで出てきた1作目、そこに焼きそば大盛りと特大お好み焼きの追加という2作目という流れで、今後のどんだけ胃もたれを起こすんだろうと思ってたら、今回は「若手」の投入による、まさにフレンチとの混成コースという状態に。が、若手の紹介および活躍パートがいまいちテンポが悪く、これだけの胃もたれ映画にもかかわらず「眠い」と思わされた残念な出来。終盤の若手と大御所の共闘も、決して混じってないのが欠点。若手と大御所が2人1セットで動くような流れにすればよかったのに。「協力しろ」というスタローン先生のお言葉もなんだかなぁという感じ。若手のキャラもいまいち立ってないので、女用心棒のロンダ・ラウジー以外印象に残ってないのが難点。 良い点はやはりスナイプスの刑務所ジョークやバンデラスのトークをちゃんとスタローン先生が聞いてたという場面、バンデラスの二丁拳銃、貫録十分のメルギブソンなど、やっぱり大御所(新メンバーだけど)に絡む所なんだよなぁ。ただどうしても敵としてはヴァンダムの方が強そうに見えて迫力あったなぁと思いながら見てた。 んで肝心のロンダですが、この人はMMAのメジャーリーグのUFCでほぼ敵なし状態のチャンピオン。容姿も良くて、今回抜擢されたわけですが、正直な話、やっぱり「エージェントマロリー」で主演をしたジーナ・カラーノの方がスタイルや容姿的に俺は良かったなぁと思うわけで。UFC女性部門ができる前に引退したジーナの映画出演があまり最近見られないのが残念。現時点でジーナのMMA復帰およびUFC出場の話が滞っているので、今後ジーナが干され?て、ソダバーグ監督の置き土産がこのまま埋もれてしまうのはもったいないな。 とはいえ、ロンダもよくやってたなと。大御所に負けないぐらいの活躍をしてたのは中々素晴らしい。スタローン先生も「(あと30年若かったら)俺の方がビビってた」と言わせれるぐらいの大活躍ですからね。UFCファンとしてはうれしい限りです。 しかしなー、最近は「私はMMAファイターよ!」という名刺代わりに、必ずMMA女性ファイターは映画の中で腕十字をやるよねw。確かにロンダも十字が得意な選手だけどさ、腕十字が名刺代わりになるってのもなんか面白いよね
[映画館(字幕)] 5点(2014-11-04 10:19:16)
88.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
昨日(2014/07/27)の時点で続編の構想が発表されており(続編自体は米国公開3日後に作成決定)、キングギドラ、モスラ、ラドンが出てい来るという、実質「地球最大の決戦」のリメイクとなるようです。 さて、今回のゴジラ2014ですが、みんなが不満を覚える点も同感で「人間ドラマがつまらないのに長くて怪獣の見せ場をカットしている」点にあるかなと。その為、普通の映画としてみるとふつーな映画で、怪獣映画としてみると物足りなさ過ぎる。 特に最初にゴジラが咆哮を上げる空港でのバトルは、「おお、この構図、どこか(ガメラ2)でみたぞ、いいぞ、殴り合えー!」ってなった瞬間人間サイドにカメラが移って、テレビ放送でちらっと流れるだけ。このせっかくの見せ場のカット手法への不満はウルトラヴァイオレットでも感じたぞw。シスコ上陸ももっと両者の破壊・侵攻を見せようよ! あとは核実験の肯定とも取れる内容とか色々不満点はありますが、やはり上記の不満点が一番かな。 とはいえ、ゴジラの見せ場はかっこいい。タメにタメてようやくここぞという場面で使うその見せ方には、米兵も思わず「おい、今の見たか?」「すげーな!」と逃げてる最中なのに無邪気に?言ってしまうぐらいだwちょっと光線の線量が少ない気もするが、あの背びれの光り方はかっこよすぎる。そしてゴジラの重量感あるれる佇まい。旧ゴジラの大半の作品が出せなかったその重量感あふれるゴジラというのを作り上げた手腕は評価したい。 日本語発音の「ゴジラ」を芹沢博士に言わせるのに監督がこだわった(周囲は反対したとか)というエピソードもうれしい。 見せ場は少ないし人間ドラマは面白くないしそもそも平成ガメラじゃねーかという思いがありますが、日本・米国含めた全ゴジラ作品の中では明らかに上位に来るでしょう。日本版も大半がどうしようもない作品が多いってのもありますがね。 ゴジラファンであり、映画ファンである私から見るとこの映画は「不満は色々あるけどまあまあ悪くは無い映画」という感じか。次回作の地球最大の決戦リメイク?で怪獣大暴れのシーンが増えることを期待
[映画館(字幕)] 7点(2014-07-28 09:26:50)
89.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 
死にかかったドワーフが女エルフに助けられるのも、彼がイケメンだった為。レゴラスが助けに来たのも女エルフのおかげであり、それも全てドワーフの彼(キーリだっけ?)がイケメンだったから。逆に言えば、あのドワーフの中に「イケメン」がいなかったらはたしてどうなっていたか!?急流下りは助からない、仮に助かってもその後の街でのオークの襲撃は助からない、キーリも当然助からない。世の中やっぱり顔なんだという厳しい現実を突き付けられた悲しい映画でした・・・シクシク。 最後はキングギドラ化に大爆笑しつつ、ここで終わんのかよ!と盛大にずっこけて終了。 バルドが髭のある時のオーランドブルームにそっくりすぎて、一人二役だと勘違い。後で調べたら、タイタンの時のアポロン役かぁ・・・いたなぁこんなやつ。これからブレイクする役者になるのかな?しかしほんと、顔似てるよなぁ
[映画館(字幕)] 7点(2014-07-15 11:19:28)(笑:2票)
90.  キャビン 《ネタバレ》 
最後のどんちゃん騒ぎが楽しめた一人なので、俺はありですね。最初に壁を見せておくか、地下室の様子を映すのがいいかは難しいところですね。バイクでとんだ先に壁があるのはその時初めて知った方が印象深くなってよかったかなぁとも思いましたが。 とはいえ、最後のお祭り騒ぎがメインなので、これはこの流れでいいのかなと。元々グロシーンが苦手というのもあり、和ホラー以外のホラーはあまり見てないので知らない化け物も多かったですが、楽しめましたね。半魚人のやる気のな~い見た目が脱力感満載でよかったです。 どうせシガニーウィーバーを出すなら、最後に襲ってくるのはエイリアン風のキャラでもよかったんじゃないかなぁ
[DVD(字幕)] 7点(2014-07-15 10:56:14)(良:1票)
91.  ジャッキー・コーガン 《ネタバレ》 
登場人物が全てリーマンショック以降のアメリカ金融界の暗喩だなんて、予備知識がないとわからんですって。ここでコメントしてる人も大半が知らないまま感想を書いてる。これはアメリカ人でも知らなかったら気づかずに見終わる人多いだろうね。映画のつくりが不親切すぎる。そういう趣旨の映画なんだろうけどさぁ~、いくらなんでも不親切すぎるよな~。そりゃ映画会社は困っただろうな。全然優しく殺してねーしw。 困ったことに、その背景を理解したうえで改めて鑑賞しても対して面白くないという。ほんとに最後のブラピの凄んでるシーンのみが印象的だっただけだなぁ。
[DVD(字幕)] 3点(2014-07-15 10:49:22)
92.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 
ロイスとの出会いやスーパーマンとしての人助けのタイミングが思ってたものより違うのが斬新。人助けが遅い反面、ロイスとの出会いが新聞社への入社じゃないなど、従来のイメージを完全に覆してるシナリオ。同じように違和感があったのが、「超人的な能力で人を助けても、すぐに英雄視されない」という点。今までのスーパーマンなら、超人的な能力で人助け=即英雄視となってたが、確かに一般人からは最初は気味悪がられてた面もあった。 こうした新しいスーパーマン像を出す試みは面白く、またゾッド将軍の船の中でのロイスを逃がすアクション等、面白い要素は多々あったんだけど、なんか「うーん、面白さがカチっとはまらないなぁ」という思いが払しょくできず。 その理由の一つに、この映画でみんなが言っている「スーパーマンが(結果的に)街を破壊しすぎ」というのがあるのかもしれませんなぁ。
[DVD(字幕)] 6点(2014-07-15 10:35:38)(良:1票)
93.  ウルヴァリン:SAMURAI 《ネタバレ》 
勘違い日本の演出はもう笑ってツッコむ所なんで、むしろ俺らアホ映画好きにとってはご馳走です。 んで、この映画、新幹線という名の謎の列車の上での戦闘が一番楽しかったかな?ヤクザ超つえぇ~。ニッポン人は強いんです! 終盤の戦闘はいまいちだなぁ。満を持してて登場したシルバーサムライには盛大にずっこけそうになったし。 あとめちゃめちゃどーでもいいことが気になるのですが、この映画で出てきたパチンコ、何の台なんだろ?昔の台をイメージして作られてませんかねということが気になって気になって。平成ガメラ2のパチンコ屋のシーンで出てきた台ぐらいのイメージ。今の台はもうちょい台のデザインが凝ってたり、音源も非常に凝ってたりとか・・・ほんとどうでもいいですよねw
[DVD(字幕)] 5点(2014-06-06 10:03:11)(良:1票)
94.  X-MEN:フューチャー&パスト 《ネタバレ》 
「マーベルVSカプコン3」発売当初は強すぎて猛威を振るったことで一部のプレーヤーからは「ウ○チネル」という小2病的名称で呼ばれてたセンチネルですが、今回の未来版のセンチネルははるかにそれを凌駕するチート性能で、恐ろしかったですわ。1対1じゃ勝負にならんむちゃくちゃな性能なのに、複数体、それも終盤は指輪物語のオークのような大群に。山の上や下から四つん這いで現れる光景は、指輪物語1作目の地下でのオークの大軍を思い出した。 ミュータントの魅力は人間には無い圧倒的力なのだが、それをごみのように始末していく様は圧倒的。これだけで「無理ゲー」感満載で、こりゃキャラ対策もクソもない、とんでもないクソキャラ。あまりにもどうしようもないので過去に帰って「調整」しようとする流れは、何か尖がったキャラを作ってしまうとすぐクレームが入って調整作業を命じられる最近のゲーム開発の悲劇を皮肉った映画に思える・・・というのは深読みしすぎか。 とにかく脚本的には大満足。これまでの人権差別のテーマに真っ向から取り組んでいる。 一方アクション面での見せ場は乏しく、序盤の戦闘やクイックシルバーのアクションを除けばほとんどドラマのみで進む。ここはやや不満点。 とはいえ、劇場を出た時の「この作品でX-MENシリーズは終えるのが最もきれいな形だ」という気持ちに従って、9点。 絶望的な未来を見てきたウルヴァリンが、流れの変わった未来を見た時の安堵感、その心を読んだプロフェッサーの心情を微妙な表情で表現したラスト2人が素晴らしかった。 過去のウルヴァリンが磁気探知機に引っかからないなどのギャグも中々よかった。 次はアポカリプスか~
[映画館(字幕)] 9点(2014-06-03 10:29:22)(良:2票)
95.  グランド・イリュージョン 《ネタバレ》 
出たよ、魔法の「催眠術」。アメリカでも催眠術なんぞが存在すると信じられてるんだろうか?これをメンタリストを名乗るやつがやるんだから、DaiGoも真っ青やね。 勢いだけで乗り切った感のある映画。3つのイリュージョンは第1ステージが面白かった分、他が拍子抜け。まあでも勢いだけで乗り切ったのはすごい。 魔法抜きにマジシャンがすごいクライムサスペンスを繰り広げてくれると期待してたので、ちょっと期待外れではあったけど、勢いだけで楽しめました。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-14 12:00:00)
96.  オズ/はじまりの戦い
ディズニーらしく、そしてサムライミらしくなく、全く毒っ気が無さ過ぎて面白みがない。可も不可もない、なさすぎる。 なのでつまらないのかといわれれば「つまらなくは無い」という感じで。 ただオズがすぐいいやつに改心するんじゃなくて、割とクソ野郎風味が結構後の方まで残ってたのは良かったかな。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-14 11:49:13)
97.  2ガンズ 《ネタバレ》 
ありがちといえばありがちなアクション映画だけど、最近こういうノリの映画をあまりみてなかったからか、期待してなかったからか、思ったより満足。 最後の全軍入り乱れてのごった返した乱戦は思ったよりも楽しかったね。ハンドガンでヘリを一発で落とすとか、強すぎw。 マーク・ウォールバーグってなんか中途半端な感覚で中途半端な映画にしか出てないイメージだったけど、最近色々出てきてるね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-14 11:46:19)
98.  悪の法則
クスリ、ダメ、ゼッタイ。 トラフィックは見てたが、あんまり覚えてなかったんで、メキシコ麻薬事情はそれほど分からない状態で見るとやはりしんどい。 演出的には皆さんの批評通りの印象で、見せなくてもいいような話をだらだら見せて、見せるべきところを見せないのがみんな腑に落ちない感じなんだろう。自分もそうだった。 キャメロン・ディアスの一人勝ちの展開になったが、元々企んでた計画通りには行かなかったとはいえ、裏切らずに愛人的な立場で甘い汁をすする生活でもよかったのでは?とも思ったが、それでは空腹を満たしきれないのか。ラストの「お腹すいた」はまた欲望に飢えたという意味合いなんだろう。恐ろしい女である。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-14 11:11:51)
99.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 《ネタバレ》 
ただの予告編に過ぎなかった前作をはるかに超えて、単品としても非常に見ごたえのある内容になってたのが良かった。とはいえ、アベンジャーズを見てるのが前提の映画だが。 特に最近アメコミ映画が派手さはあるがなんか特に面白いものでもないよなぁってのが続いた感じがしてたので、そのもやもや感を吹き飛ばしてくれたで気に入った。 冒頭の船でのアクションが何より楽しかったかな。 ただ気になったのは、冒頭の船での場面でキャプテンと戦った敵のリーダー。こいつ、キャプテンにぶんなぐられたのにすぐ復活して手りゅう弾を投げて逃げたが、こいつが今後強敵として立ちはだかるのかと思いきや特に何もなく。 いくらただの人間にドーピングしただけのキャプテンアメリカとはいえ、アベンジャーズの一人でもあるやつに殴られてもすぐ復活できるのは、これも何らかのドーピング等で強くなった、人体実験されたやつとかそういう流れになるのかと思いきやなんも無し。 ちょっとこのキャラが気になってしょうがない。 しかしヒドラはしつこいねー。博士の人格のAIは中々いい雰囲気を出せててよかった。ヒドラ編は今後キャプアメシリーズで展開するのかな?アベンジャーズ関連は敵が多いので、各敵との展開を覚えておくのが大変そうやねぇ 。 追記:冒頭で戦ってたキャプテン、GSPだったのね。見てるときまったくGSPと気づかずにいたわ。格オタ失格ですな・・・
[映画館(字幕)] 7点(2014-05-14 10:55:43)(良:1票)
100.  ラストスタンド 《ネタバレ》 
昔懐かしの80~90年代アクションテイストの映画。冒頭で出てきた市長の車は、もちろんどうなるかは、どういうオチが待っているかは想像できるし、まったくその通りのオチで終了するなど、見ていて「あー昔のアクション映画はこんなんやったわ」とほほえましく見れる。展開の合理性もなんのその、とにかく勢いで合理性を黙らせるその展開も、昔懐かしな展開。ただ、コマンダーのような無双物じゃなく、きちっと?戦ってた辺りはいいなと思ったが、基本的にはシュワちゃんが負ける要素が無く、安心して何も考えず終わった後はすっぱり忘れることができる映画である・・・はずだった!! しかーし!格闘オタの俺にはこの映画が気になって仕方がない!それは橋の上でのバトル。ボスとの戦闘で、ボスが仕掛けている絞め技だ。最初は間違いなく下からの十字。そこから体勢を入れ替えて下から足をクロスさせてシュワちゃんの首を締め上げている。これが本作の最大の謎である。 なぜなら三角締めなら首の後ろで交差させて太ももで頸動脈を締めるのだが、こちらは脛で締めているように見える。しかもシュワちゃんの腕は十字をかけているのと同じように引いている。三角締めなら横に流して、自分の体と相手の頭をできるだけ近くにするのだが。この技はいったいなんなのか?架空の技なのか、単に寝技は1年程度かじった程度の俺の知識不足なのか?本来ならばあっさりと見終わって、次の映画に移るはずだが、これが気になって仕方がない!誰かわかる方、僕を助けて!!!
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-25 15:42:20)
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