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161.  ショコラ(2000)
ラッセ・ハルストレム監督は新作を期待するものにとって、決して裏切らない数少ない一人だ。ミュージカルにでもできそうな題材を、いかにも彼流の作品世界を構築させていて、実に爽やかでお洒落な作品として仕上がっている。J・ビノシュの笑顔を含めた柔らかな表情は、この作品の雰囲気には最適だし、L・オリンの好助演もあり、見事なキャスティングにも支えられている。
9点(2001-05-26 23:36:26)
162.  ワイルドバンチ
失われつつある西部の男たちの生きざまと、スローモーションによるヴァイオレンス描写の美学が見事にひとつの頂点に達した傑作。橋の爆破で馬もろとも落下するシーン、クライマックスの皆殺しの大殺戮シーン、そしてラストのR・ライアンの渋さが際立った印象を残す。
9点(2001-05-20 16:04:23)
163.  タクシードライバー(1976)
銃を手に行動する男の正体は、世間から英雄視されるのも、単に暴漢扱いされるのも、要は銃を向けた相手次第なんだと変な納得をしてしまう訳だけど、それにしても終盤、自ら深く傷を負って警官の見守る中で、血だらけの手で力なく頭に銃のように指をさすという、自殺への願いを暗示するくだりは圧巻。若き日のM・スコセッシの才気と映像マジック、そしてR・デ・ニーロの強烈な個性との、これ以上を望むのは無理と言える程の見事なマッチングで、斬新な作品世界を創造することに成功している。夢や理想を謳い上げるのをやめて久しいアメリカ映画は、今や、こうした不愉快な現実を描くとき、最も精彩を放つように感じる。
9点(2001-05-20 14:16:42)
164.  犬神家の一族(1976)
旧家にまつわる呪いに彩られた、おどろおどろの連続殺人事件という割には妙に明るい作品に仕上がっている。それは監督の作風と爽やかなテーマ曲に因るのだろう。それにしても金田一は犬神家の周辺をうろうろするものの、決して次々と起こる殺人事件を事前に阻止したりはしない。すべての殺人が完了してから、おもむろに真相を説明するのだから呑気なもんだが、市川監督はこうした知的ミステリーの楽しみを気負うことなく余裕すら感じさせながら撮っているという印象だ。
9点(2001-05-13 18:16:00)
165.  スターリングラード(2001)
いったいどうやって撮影されたのだろうかと思えるぐらい、ますます手の込んできた大スケールの戦闘シーンと、息詰まるような狙撃兵同士の個と個の闘いとがバランス良く構成されていて、ラストまで実に目が離せない。ジュード・ロウの本格的な主演は期待以上だし、いつもは激しい気性の役どころが多いエド・ハリスも、今回は最後までその表情を変えることなく不気味さを漂わせ、貫禄十分だ。ただ、ロウとワイズの濃厚なベッドシーンはいかにもJ・J・アノー監督らしさが出ているものの、作品全体のトーンからは少し違和感を覚えてしまう。
9点(2001-05-13 16:10:54)
166.  グッバイガール
ニューヨークの生き生きとした躍動感溢れる生活感覚と、下町独特の人間の息遣いがストレートに伝わってくる。都会の人間はみんな孤独だけれど、人と人との触れ合いこそが大切なんだという、ヒューマンな視点が素直な感動をもたらす。印象的なシーンは多いが、中でも役者志望のエリオットがポーラをアパートの屋上へ誘う夜。H・ボガートを真似て白のタキシード姿で、暗闇の物陰からキザにマッチを擦って顔を照らして登場するシーンのお洒落なこと!雨の中で出会い、雨の屋上で踊り、お互いの愛情を信じながら仕事に立って行く日も雨。まさに雨に濡れたような、しっとりとしたオトナのラブ・ストーリー。男に裏切られ続けてもそれでもなお男を慕うポーラがエリオットの大切なギターを胸に抱いて見送るラストはまさに胸にしみる。
9点(2001-04-22 18:39:57)(良:1票)
167.  狼たちの午後
暑い昼下がりに巻き起こる銀行強盗事件を通して、人質たち、交渉を続ける警察側、そして強盗を犯した者とその家族等々、さまざまな人間が絡み合いながら徐々にサスペンスを盛り上げ、アメリカの現実を炙り出していく。これはまさにアメリカ映画が得意とするところで、S・ルメット監督はこのジャンルのお手本の如く、シャープな演出で見事な群像劇として手堅くまとめあげている。
9点(2001-04-15 19:14:08)
168.  ティファニーで朝食を
ファッション・リーダーのヘップバーンは言うに及ばず、コートを小粋に着こなした、ハンサムなJ・ペパードのカッコ良さに憧れたものでした。そしてやはり、雨の中で子猫を抱きしめたヘップバーンがいつまでも忘れられない。しかしその二人ももうこの世にいないんだよね・・・。かくして甘美なメロディと共に名画は生きつづける。
9点(2001-04-09 23:27:47)
169.  スタンド・バイ・ミー
この作品の彼らの冒険とは、自分たちと同じ年齢の子供の死体を見に行くという、実に暗い内容のもの。が、しかしR・ライナー監督の天性の明るさと、夏のまぶしい陽光を浴びた少年たちの無邪気な姿に救われる思いだ。とりわけそれぞれに悩み事を抱え、人生の入り口に立ち揺れ動く心を捉えた初々しい少年たちの描写は見事と言うしかない。映画史に残る名作だ。
9点(2001-04-08 19:30:30)
170.  カッコーの巣の上で
患者たちを精神病院という枠の中に縛りつけ閉じ込めているのが、彼らを治療すべき病院それ自体であり、主人公(太陽のように輝くJ・ニコルソンが素晴らしい!)こそが彼らを解放する者として登場するのだが、これは自由な精神とそれを容認しようとしない社会との戦いを、精神病院というひとつのフィールドで象徴的に描ききっている点がユニークで面白い。さらに全ての登場人物の中で最も地味で動きが少ない難しい役を、ルイーズ・フレッチャーが抑えた演技で圧倒的な存在感を示している点が、この作品のもうひとつの魅力ともなっている。
9点(2001-04-08 00:55:12)
171.  新幹線大爆破
当初、高倉健が悪役を演るということでセンセーショナルな話題となったが、いざ観てみると大納得。しかし感動作ではあるものの、その印象はあまりにも切ない。佐藤純弥監督のダイナミックでパワフルな演出は、当時流行のハリウッド製パニック大作に決して引けを取っていない。
9点(2001-04-01 19:53:35)
172.  雨あがる
水煙を上げ叩きつけるような雨、豊かな人物描写、殺陣の動と静の美しさとその見事さ、地響きを立てて疾走する馬、そして夫婦愛。黒澤が撮っていたら、やはりこのような作品に成っていたであろうと思えるぐらい、完成度は高い。まさに彼の遺産をものの見事に受け継いだ黒澤組の紛れもない勝利である。
9点(2001-04-01 17:25:50)
173.  ブルーベルベット
絵に描いた如く美しく平和な日常の光景にも、ひと皮めくれば不気味で醜悪で実に不可解な闇の世界が潜んでいる。この作品の全てを暗示しているかのような冒頭シーンから、D・リンチの仕掛けたアブノーマルな陶酔の世界に引きずり込まれてしまう。とりわけ終盤のアパートの一室での、まるで蝋人形館の展示物のように静止したまま息絶えている二人の男のグロテスクな姿といったら、室内が異様なほどに眩いが故に、まるでシュールな絵画を見ているように印象は強烈で、実に衝撃的だ!
9点(2001-03-17 22:51:12)
174.  ロッキー
アメリカのスポーツ・ジャンルの映画って実に巧く創られていて、ほとんどハズレが無いように記憶している。とりわけボクシング物は伝統的に優れた作品が多く、ストーリーそのものよりもエキサイティングなシーン、もうそれだけでドラマとして十分成立する。スタローンはその辺をよく心得ていて、ドラマ作りにはほとんど無理をしていない。あるのはラストへ突き進み、一気にドラマチックに盛り上げるテクニックで、それは実に巧みに計算され尽くしている。
9点(2001-03-16 23:38:39)
175.  許されざる者(1992)
仲間の一人が殺されたことを知らされるや、それまで断っていた酒をビンごと飲み干すくだりは、この作品の中でも最も凄みの効いたシーンで、そのあと彼は復讐の鬼と化す。若い頃から女子供も平気で殺してきた男だけに、老いて堅気になったとは言えガンマンとしての血は脈々として生き続けている。それがひとつの事をきっかけに、自らをも“許されざる者”として彼本来の姿に変貌させる。これはまさにイーストウッドならではの趣向で成しえた作品と言える。しかしこの作品を語るには、我々はもっと西部劇というジャンルの映画を観る事と、さらに年齢を重ねなければ、本当にこの作品の良さというものは解からないのではないだろうか。夕焼けの平原の大樹のもとに、シルエットでたたずむシーンで始まり、同じ夕焼けのシーンで終わるという、西部劇のもつ美しさと挽歌を表わしていて感動的だ。
9点(2001-03-16 00:40:39)
176.  炎のランナー
陸上競技でオリンピックを目指す若者たちを、これ程までに格調高く思い入れたっぷりに描いた作品は、後にも先にもこの一本だけだろう。今やスタンダード・ナンバーでアカデミー賞を獲ったバンゲリスのテーマ曲が、さらに感動を盛り上げている。
9点(2001-03-15 16:00:34)
177.  トト・ザ・ヒーロー
主人公トマは過去を引きずり、憧れ、想い出だけに生きているような男で、憧れのヒーロー・トトのように、自分を上手くコントロールできないでいる。しかしその彼も、ラスト、自らの死によりやっと人生の方向性を見つけたことで、天空から笑い続ける。悲劇的な話ではあるけれど、鼻歌まじりに語っている、その軽快さが見事であり、又、この作品の身上でもある。人生を台無しにした男であっても、最後に正しく生き終えることができるという教訓が引き出せて、これは正に素晴らしい敗者の物語と言える。
9点(2001-03-10 23:47:26)
178.  薔薇の名前
ベテラン刑事と若手刑事とのコンビによるポリティカル・サスペンスの中世版といったところだろうか。(C・スレイターを初めて見たのも本作だったと思う)修道院やラストの書籍室のセットの素晴らしさ、修道士たちのメイクの強烈さ等で、否応無く中世の闇の世界へ引きずり込まれていく事に、快感すら覚えた記憶がある。又、このゴシック・ホラーとも言える独特の映像世界の創造には、製作サイドの並々ならぬ熱意をも感じる。コスチュームものあるいは中世ものは苦手だが、この作品だけは別格。
9点(2001-03-09 16:22:58)
179.  リトル・ダンサー
久しぶりに場内が明るくなる事に気恥ずかしさを覚えた作品でした。夢へのチャレンジという青春映画という意味では、「遠い空の向こうに」に一脈通じるものがある。登場人物たちそれぞれが素晴らしく、とりわけ様々な事で苦悩する父と兄の描写や、彼らの対極にある少年の夢に向かう姿が、ダンスという躍動感となって表現される本作には“素直な感動”という言葉が最も似つかわしい。
9点(2001-03-09 01:46:33)
180.  ギャラクシー・クエスト
一年を通じて観る事に躊躇する映画って、必ずと言っていいほど数本出くわします。当然、観なきゃよかったと後悔する作品と、観ておいて良かったと得した気分にさせてくれる作品とに別れます。で、この作品は明らかに後者のほうで、マニアックな雰囲気は噂に聞いていた程でもなく、又、作品の性格上コミカルではあるけれども決してコメディではなく、物語の設定のみユニークなむしろ実にオーソドックスなSFファンタジー・アドベンチャーに仕上がっています。本物の宇宙人に誤解される主人公たちの苦悩や、ラブロマンス、見事なアイデアの視覚効果や最新SFXによる一大バトル等々、きちんとツボを押さえた演出には好感がもてます。それにしてもこの作品がなぜミニシアター系での上映なのか不思議でならない。
9点(2001-03-09 01:09:54)
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