161. ザ・ロック
《ネタバレ》 サンフランシスコのカーチェイスと言えば『ブリット』、ショーン・コネリーの人物設定は『007』と『アルカトラズからの脱出』、アルカトラズに籠城したテロリストは『ダーティハリー3』、トロッコ・チェイスは『インディ・ジョーンズ』等々、過去作品からのサンプリングが多く見られるが、それを90年代風に味付けしたアクション映画の最高峰。やはり多くの方が仰るように、悪役であるエド・ハリスを、ただの野蛮なテロリストではなく、理性と信条をもった誇り高い軍人という設定にしたところがミソ。頼りないニコラスと父親のようなコネリーの友情に、デビッド・モースやマイケル・ビーンら渋い脇役の天晴れな死に様。ハンス・ジマーの音楽も最高に燃えるぜ! [ブルーレイ(字幕)] 9点(2007-11-09 07:59:47) |
162. エグゼクティブ・デシジョン
《ネタバレ》 『ダイ・ハード』の影響下にあるアクション映画の中ではダントツの面白さ。派手なドンパチは極力避け、「リーダーを失ったにわか部隊が如何にテロリストを鎮圧するか」というサスペンスにのみ主眼を置いた潔い出来。やはりここは配役が肝で、絶対無敵のセガールが途中退場することで、いやでも緊迫感が高まる。飛行機パニックものにありがちな乗客同士のドラマも皆無。メンバーひとりひとりに役割があるところも良い。いつもみたいにセガールの一人勝ちでは面白くないからね。脚本の勝利。 [DVD(吹替)] 8点(2007-11-09 07:38:30)(良:1票) |
163. ボディ・スナッチャーズ
《ネタバレ》 DVDが500円で売っていたので、思わず買ってしまいました。ガブリエル・アンウォーが裸になるシーンは巻き戻してもう一回観ました…。 [DVD(字幕)] 5点(2007-11-06 17:09:11)(良:1票) |
164. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
《ネタバレ》 巷ではジャージャーの評判が宜しくないようで、シリーズを追う毎に出番が減らされていくのはお気の毒…。自分はSWにはあまり関心がなかったのだが、ナタリー・ポートマンが出ているから観た。やはり可愛い(ちなみにアミダラの影武者役はキーラ・ナイトレイ)。また、ダース・モール役のレイ・パークはジャッキー・チェンのファンらしく、アクションシーンでの動きがとても良い。もっと活躍してほしかった。(追記)劇場で観た時はヨーダがマペットだったと思うが、ブルーレイで観直したら何故かCGになってた。 [映画館(字幕)] 6点(2007-11-06 16:39:12) |
165. ヒート
《ネタバレ》 仕事の鬼で家庭崩壊寸前の敏腕刑事パチーノと、完璧主義のプロフェッショナルな強盗デ・ニーロ。対照的な二人が出合ったダイナーでの会話。両者を同じフレームでは写さないカメラ。白昼の銃撃戦は生の銃声を使用しているため、派手な効果音はなく、LAの高層ビル群に乾いた音が響き渡る。銃弾を浴びた車は爆発炎上することはなく、ただボコボコと車体にデカイ穴が空いてゆく。その圧倒的なリアリティに身震いする。よきパパのトム・サイズモアが、あの状況でなぜ子供を人質に取ってしまったのか。「我慢の神様」の黒人のコックが、なぜ銀行襲撃の仲間になったのか。アシュレイ・ジャドとヴァル・キルマーの別れのほほえみ。「30秒フラット」で逃走するはずのデ・ニーロが、情で動いてしまったために、自らを窮地に陥れてしまうパラドックス。そんな彼らがたまらなく眩しく、愛おしい。ラストのパチーノのあの眼が忘れられない。二人の男は殺し合い、そして解り合った。パチーノとデ・ニーロのキャリアの集大成的作品であり、犯罪映画の最高傑作。 [映画館(字幕)] 10点(2007-11-06 16:21:02)(良:2票) |
166. レナードの朝
いい映画だと思う。以前観た時は涙が止まらなかった。最近になってまた観たが、どうもデ・ニーロの演技があざとい気がして泣けなかった。 [DVD(吹替)] 7点(2007-11-06 16:17:18) |
167. ゲーム(1997)
面白い!最後までハラハラドキドキ!マイケル・ダグラスの緊張感がこっちまで伝わってきて、胃が痛くなってくる(笑) [映画館(字幕)] 7点(2007-11-06 15:55:33) |
168. ステート・オブ・グレース
《ネタバレ》 アイルランド系のギャングが生き残りをかけてシノギを削る。ショーン・ペン、エド・ハリス、ゲーリー・オールドマンといった渋い面子で固めたギャング映画の佳作。ラストはまるでアメリカ版『男たちの挽歌』!熱いぜ! [DVD(字幕)] 7点(2007-11-06 15:47:45) |
169. ピースメーカー
初見時は素直に「面白い!」と思ったが、今観るとちょっとクルーニーの熱いテンションについてゆけず…鑑賞者が年を取ったか。同じような理由で、最近はマイケル・ベイの映画にもトキめかなくなりました… [DVD(吹替)] 6点(2007-11-06 15:23:56) |
170. デスペラード
《ネタバレ》 手品師みたいに袖口からピストルを出すバンデラス。ほとんどの登場人物がド派手に撃たれて散っていくハイパーバイオレンス・バカアクションの大傑作!!ラスト近辺で突如現れる助っ人の2人が最高に笑える。ミサイルで自爆かよ!しかも、あれだけ人を殺しといて、最後に「彼らにも家族があった」などと反省するバンデラスに「オイオイ!」と思った。でも面白いから好き。 [DVD(吹替)] 7点(2007-11-06 14:36:45) |
171. サイダーハウス・ルール
ジョン・アーヴィングの長~い原作をアーヴィング自身がコンパクトに脚色し映画化。役者の名演と相俟って、忘れられない名作となった。「人が生まれるのには理由がある」ということを声高にではなく、そっと優しく教えてくれる。マイケル・ケインがいつもながらに素晴らしい。音楽も良かった。 [DVD(吹替)] 7点(2007-11-06 14:27:04) |
172. フェイス/オフ
《ネタバレ》 90年代のアクション映画としては、本作と『ザ・ロック』が双璧を成すだろう。のっけから物凄いハイテンションで、「もう映画終わっちゃうの?」と思うほど(冒頭部分だけで通常のアクション映画一本分の面白さがある)。さらにはニコラスとトラボルタの顔面を入れ替えるという離れ業で、二大スターの演技を最大限引き出す脚本の周到さ(2人とも実に楽しそうに悪役を演じている)。当然、二丁拳銃での血みどろの銃撃戦を展開し(BGMは「虹の彼方に」)、無駄に鳩を飛ばすジョン・ウー節は健在で、アドレナリン出まくりの超絶頂作。これを観ずしてアクション映画を語るなかれ! [ブルーレイ(字幕)] 9点(2007-11-05 07:50:26) |
173. エスケープ・フロム・L.A.
爆笑。真面目に観たらバカをみるが、スネークファンには至福の2時間。コール・ミー・スネーク!! [DVD(字幕)] 7点(2007-11-04 11:17:06) |
174. バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
ジョージ・クルーニー主演ということで期待したが…シュワもユマもぐだぐだ。シリーズ最低作。 [ビデオ(吹替)] 4点(2007-10-30 06:55:24) |
175. バットマン・フォーエヴァー
バートンの手を離れ、がらりと趣向を変えたバットマン。監督の交代は失敗だったと言わざるを得ない。トミー・リーが頑張っていた。 [ビデオ(吹替)] 5点(2007-10-30 06:38:35) |
176. バットマン リターンズ
キャットウーマンに一票。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-30 06:34:18) |
177. マーズ・アタック!
《ネタバレ》 ジャック・ニコルソンもピアース・ブロスナンもマイケル・J・フォックスも容赦なく火星人に蹂躙され殺されていく。痛快な風刺映画だが、ブラックすぎてちょっと気持ち悪くなった。50年代SF風のキッチュな火星人は面白いが、どうせならCGではなく、モデルアニメーションにするとか、全編モノクロで撮るとかしてくれればもっと良かったのに。ナタリー・ポートマンが可愛い。 [DVD(吹替)] 7点(2007-10-30 06:26:30) |
178. スリーピー・ホロウ
バートンのゴシック趣味がいかんなく発揮された作品。まるで金田一シリーズのような猟奇ミステリーでありながら、本物の首なし騎士を絡めてくるあたりが面白い(そこが賛否の分かれ目なんだろうけど)。全編セット撮影ということで、美術さん頑張りました。 [DVD(吹替)] 7点(2007-10-30 06:09:28) |
179. ミッション:インポッシブル
《ネタバレ》 今観たら随分とオールド・ファッションな作りだが、シリーズ中では最も真面目にスパイ映画しており、当然いちばん面白い。「スパイ大作戦のテーマ」が流れる時の高揚感と言ったらもう!身を乗り出して画面に見入ってしまう。オープニングタイトルで実は全編ネタバレしているのも凄い(2回観ないと分からないが)。デ・パルマとクルーズの幸福な融合。90年代を代表するサスペンス・アクションの傑作だ。 [映画館(字幕)] 9点(2007-10-27 10:16:08) |
180. ダイ・ハード3
《ネタバレ》 『ダイ・ハード5』を観てしまった今となっては、本作も決して悪い出来ではないように思える。あえてシリーズのお約束を破ることで、新しい作品を作ろうという意欲を感じる。実際のところ、監督は第1作のジョン・マクティアナンだし、悪役の設定も1作目とリンクしているので、全くシリーズの枠から外れた作品とも言えない。サミュエルとの掛け合いは爆笑もの。マクレーン以外の警官たちが頑張っているのも良かった(前作・前々作では、マクレーン以外の警官やFBIなどはほとんどボンクラ扱いだった)。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2007-10-25 09:58:37)(良:1票) |