1. 仁義なき戦い
仁義無き戦いと言うタイトルそのもの。むしろ恩を仇で返す場面がほとんどでマフィアなんか比にならないくらいの非道さ、ここまでくると極道というより非道、外道とよんだ方が良いようだ。だからと言ってどうってことはない・・・やるか、やるのか?バーン、ちゃらら~ん♪ちゃらら~ん♪・・・やったよ、おい!やっちゃったよ。この作品の素晴らしいバイオレンスの場面は他に類を見ない緊張感、そして達成感を与えてくれる。そして、やるまでの過程も結構しっかりしていて途中で寝てしまうことなんて出来無いほどだ。大まかな評価としてはこんなもんだが、俺が一番ショックを受けたのは梅宮辰夫が殺されたところだ。広能が出所してきて一緒になるんだなぁ~って流れなのによりによってわけわからん警官に殺されるなんて・・・惜しげも無く凄いことするなぁ~と。そしたら、続々主演陣が死んでいくではありませんか。俺は仁義無き戦いは結局誰もいなくなるんだなと本気で思いましたよ。 10点(2005-03-22 21:40:32) |
2. ゴッドファーザー
マフィアものながら常に納得して見ているから面白いのだと思う。マフィアの世界うんぬんとか殺しがどうとかと言うよりも映画としての出来が良いので血なまぐさかろうが重かろうが長かろうが苦にならないのだろう。飽きがきそうなところでの話が上手く切り替わるところやゆったりとした音楽など作り手の上手さに脱帽せざる得ない。そして、この映画で忘れていけないのが俳優人の卓越した演技力だろう。随所に見られる名言に決して言葉負けしていないし、その場その場での状況にあった表情、眼力、緊張感などを見事に演出している。どんなに素晴らしい脚本でも演技する方が駄目なら駄目な映画であり、その逆もまた駄目な映画であるのに対しこの映画は両方ともで最高点だからこそ面白いのである。 10点(2004-06-26 22:37:10)(良:1票) |
3. タワーリング・インフェルノ
例えるなら、最近のゲーム機のソフトがどんなに映像や音が良くなろうとファミコンのドラクエの方が名作。 10点(2004-06-10 18:16:16) |
4. クレイマー、クレイマー
う~ん、難しすぎる~。取りあえず今は他人事ってことにしておこう(逃) 10点(2003-12-25 16:32:11) |
5. 時計じかけのオレンジ
《ネタバレ》 この映画はものすごく引き付けるものがある。暴力・レイプ・ドラッグ、別にこのテーマは普通に取り上げられてることが多いし別段驚きもしない。実際、初めから警察に捕まるまではドラッグやってハイになり暴行に及ぶことは他の映画でも良くあるし、そこからレイプやセックスってのも普通にある。ただ、そこまでで他の映画と違ったのはレイプやセックスの撮り方が他の映画と異なっただけだと思う。捕まってからも別段特殊な所は無い、ところがその後の治療から引き付けられた・・・彼は治療中暴力を見せられて「吐き気がする」と言いはじめたのだ。それからはずっとこの『吐き気』が気になった。暴力なことを考えたら吐き気、吐き気・・・今まで快楽であったものが吐き気に変わる、どんな心境なんだろうか、とても気持ち悪いに違いない・・・吐き気、吐き気。その後、話は進んで彼に罰が下り始める。そんなのは別にどうでもいい、それは良くある話だしつまり前半の逆にしか過ぎないから。だけど、作家に復讐のため第九を聞かされた時の彼の苦しみ方、また吐き気、最後に死を選んだ。その後のことはぶっちゃけどうでも良い、死のうが死ぬまいが治ろうが治らまいが。この作品では道徳とか善悪とか戒めとして見る事も出来るが俺はそういう見方はどうでも良く『吐き気』と『クラッシック』として見た気がする。なぜなら彼にとってもっとも好むものが吐き気という最もおぞましいものとなった時点で彼には好むものが無くなったからだ。これは逆説だ、治療して良い人間になったハズが何も無くなったのだから。ここから更新:映画は見る人によって評価が異なるがキューブリックの作品はキューブリックが映画の中で自分で自分の評価を必ず下す。重要なのは問題提起では無く美しさなのかもしれない。それは絵や音楽と同じ芸術であり、決して他人に共感を与えるラブソングやマンガなどではないのだと思う。 10点(2003-12-23 02:41:13)(良:1票) |
6. 犬神家の一族(1976)
この話、一番楽しんでいるのが視聴者の私では無く金田一耕助だってことに腹が立つ。だけど、そこがこの映画の一番良いところなんだよね、きっと。 [DVD(邦画)] 9点(2006-05-18 18:04:28) |
7. ルパン三世(1978)
誰がなんと言おうとカリオストロのルパンは毒キノコか何か食べてラリってたに違いない。犯罪者が犯罪者面してないと言うのは笑顔で怒ることに匹敵する気持ち悪さだ。だから、いかにも犯罪者ぶっこいていますなルパン一味とそれをとっ捕まえようと必死の銭形、そしてオマケの悪役が出てるこっちが正真正銘のルパン三世だ。 9点(2004-10-23 22:14:59) |
8. ペーパー・ムーン
モノクロ映画はどうしても見づらい部分が多々あるものだが、この映画はモノクロにも関わらず何も見づらい感じが無かった。ストーリーの内容としては平凡だし、なんかどこかで見たような感じが続くのだが見終わった後が他の映画と違った。やはり、主役の二人がなせる業なのだろう・・・この後どうなったのか続きが見たくてしょうがない。 9点(2004-09-28 21:05:06)(良:1票) |
9. ゴッドファーザー PART Ⅱ
全てはマイケルの意のままにことが進みマイケルは独りに。 9点(2004-07-08 20:19:58) |
10. スティング
あ~いやだ、いやだ。誰かに面白さを伝えなきゃならないかと思うと・・・はぁ~・・・ 9点(2003-12-20 20:54:00) |
11. 砂の器
この映画わかんねすぎ。と言うわけで原作を読んだのだが、それでもわからなかった(原作は原作として完成されていた)。何で和賀は殺しをしなきゃならなかったのか、その動機が俺には全然わからない。殺されたお巡りさんはすごく良い人で描かれていて、むしろ和賀にとってみれば恩人のような存在にも関わらず殺してしまったのだから何が何やら・・・普通にこんなのニュースになったら和賀は快楽殺人者としか思えないじゃないか。こんな風に思うのはきっと俺が知らないからに違いない、この病気、そしてこの病気に対する差別と言うものが当時どれだけ酷かったのか、それはその時代生きていない俺には到底理解出来ないものだ。そんな時代の人間じゃないからこそ「会えばいいじゃん、親子共に再会すれば良いじゃん」なんて軽々しく思えるのだと思う。その時代が進み医学が発達し、治せるようになったのに・・・おかげでこの映画の意味が理解出来ないなんて皮肉だ。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-15 21:33:33) |
12. 刑事コロンボ/白鳥の歌<TVM>
犯人は最後の最後まで囚人だったってことですね。警部のおかげで、いづれ自由の身にもなれますよ。それはさて置き、人の弱みに付け込む正義ってのは本当に悪ですね警部・・・あ、警部のやり方はいつもそんな感じですか・・・。 8点(2004-11-30 17:00:49) |
13. 刑事コロンボ/祝砲の挽歌<TVM>
論理的を最も大切にする厳しい犯人だけに論理的に捕まえた警部に感服。 8点(2004-11-07 16:29:31) |
14. 刑事コロンボ/権力の墓穴<TVM>
警部、まだまだ下取りには出せませんよねぇ~。 8点(2004-10-31 11:25:36) |
15. 刑事コロンボ/歌声の消えた海<TVM>
警部、いつもあなたは忙しそうだけど・・・やはりかみさんの方がもっと忙しいのですね。 8点(2004-10-24 22:15:19) |
16. 刑事コロンボ/第三の終章<TVM>
警部!今回は警部がいなかったら間違い無く事件は迷宮入りでしたね。と言うより何も無かったことになってましたよ。 8点(2004-10-11 19:10:46) |
17. 刑事コロンボ/意識の下の映像<TVM>
警部、かみさんの写真見たかったです。 8点(2004-10-10 11:13:11) |
18. 刑事コロンボ/二枚のドガの絵<TVM>
これぞ悪対悪の最強バトル! 8点(2004-09-03 20:46:19) |
19. 刑事コロンボ/別れのワイン<TVM>
いつものコロンボを見ていてコロンボが良い奴だとは思ったことがほとんど無いのだけれど今回のコロンボは意外に良い奴だった気がする。ネチネチとへばりつくことも余り無く、ワインについて勉強したりもしている。どうしたコロンボ?犯人に同情か?いつもは同情のフリだけじゃないか!ま、確かに今回の犯人は心底悪ってわけじゃないけどね。そう、コロンボはいつも犯人より悪いやつなのだ(それが面白いんだけどね) 8点(2004-08-22 12:03:18) |
20. 刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM>
今回のコロンボトラップかなり好き。今までの犯人の中で一番自信が無かったのが良かった。ま、殺すつもり無かったからだと思うけどね。 8点(2004-08-16 21:36:21) |