Menu
 > レビュワー
 > 番茶 さんの口コミ一覧
番茶さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 368
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
「プライベート・ライアン」なんて邦題のおかげで「ライアンさんの個人的な話」と思い込み、邦画によくあるエセ反戦映画か何かと勘違いして長い間観てませんでした。「プライベート」とは「二等兵」という意味。意訳すれば「ライアン二等兵救出大作戦」といった所でしょうか。ちゃんと解る邦題にしてよ。冒頭ではスプラッタじみたリアル描写により戦争の悲惨さが描き出され、反戦主義者のハートをもしっかりゲット。さすが商売上手です。当然そういう映画ではなく、クライマックスでは戦地における勇敢さや自己犠牲の尊さが壮大に描き出されます。冒頭のスプラッタは「こんな状況でも、貴方は国や仲間の為に居残って戦うことができるのか」という問いかけへの伏線であり、更には「彼等のような人間が築いた土台の上に、我々は今生きているのだ」という自国民に対するメッセージへと繋がっていきます。どうオチるか疑問に思いながら見てたのでこの展開はお見事。(「わーい助かったー」なんて即座に戦線離脱してしまうアホ兵士だったら身も蓋もありませんけども・・・) 日本人から見れば敵国が勝った映画なのに、これは素直に感動できました。勝者として言うべき事をきちんと言っている感じ。スピルバーグ、老いてなお健在ですね。(といっても10年以上前か)
[DVD(字幕)] 9点(2010-11-23 02:14:21)
2.  鉄塔 武蔵野線 《ネタバレ》 
原作が好きであえて映像を観る気がしなかったのですが、観て良かったと思います。とにかく映像が美しい。時折効果的に音楽が挿入される以外は蝉の鳴き声だけがBGMという演出も良。非常に懐かしい感覚や風景をしみじみと堪能できました。確かに家庭問題は必要あるのかな?という感じですが、原作のようにラストをファンタジー風にシメずに、現実の中で自力で終着地まで到達するという結末は、逆にこちらの方が良かったです。いかにも一途そうな主人公と、とぼけたような相棒。子役の演技にも好感が持てました。
9点(2004-01-12 10:17:21)
3.  セブン・イヤーズ・イン・チベット
「ナチのホロコーストに匹敵する」と言われる中国のチベット侵略を、極めて控えめな表現で描写。仏教国チベットらしく淡々と、必要以上に被害者意識を強調しすぎない所に好感が持てました。これは「既に過ぎ去った出来事」ではなく今現在も「進行中」の侵略、こういった映画が作られる意義は極めて大きいでしょう。少年は実在のダライ・ラマによく似てるなと思いました。死んでから思いっきり美化される人物はいますが、この人はまだ現役、ゴマカしようが無いです。といっても中国の圧力で訪日すらできない現状だそうで、ダライ・ラマ知ってる方は少ないかもしれませんが…(誰に訪日を許可しようが日本の自由なはずなのにおかしな話です。)  映像の美しさが特筆もので、中央アジアの雄大な光景を舞台にした一種のロードムービー的な味わいが素晴しかったです。
9点(2004-01-11 05:15:40)
4.  ラスト・オブ・モヒカン
「インディアン側に立ったアメリカ映画」としては近い時期に上映された「ダンスウィズウルブス」より遥かに納得のいくお話でした。 リアルで格調高く素晴らしかったです。
9点(2003-11-24 13:20:46)
5.  ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 《ネタバレ》 
デッカードがレプリカントで4年の寿命だとすると、早く死ぬロイ(ハウアー)よりも新型って事ですよね。しかも抹殺専用に開発されてるから、あらゆるレプリカントの機能を体力・知力で凌駕してるはず。それなのにまともに自力で倒せたのは女性2体だけで「慰安用カワイコちゃんタイプ」にすら悪戦苦闘する有様。当時ヒットしなかった要因であろう「デッカードの弱さ」は、個人的にはいかにも人間ぽくていいな…とか思って観てたんですが。それどころか元々はタイレル博士ですらレプリカントという設定もあったそうな。ガラスのピラミッドの頂上に安置されるタイレル博士の遺体をロイが発見するシーンなどもシド・ミード氏によりデザインされていたそう。(さぞや美しいシーンになってたでしょう。)これはこれで「最後に世界がひっくり返る」という魅力的なオチですが・・。しかしこれだと、新たな肉体を用意して記憶を移植すればロイ達も延命できたという事に。抗う事の出来ない死に対峙してもがきながら全力で生き続けた…といったレプリカントに感情移入できる要素が大きく削がれてしまいます。単に「タイレルに騙された可哀そうな人」って話になってしまう。デッカードを助けた理由も、単に「仲間だと気付いたから」という解釈で片付いてしまいそう。その他諸々の点でデッカード=レプリカント設定は、劇場版にあったの多くの本作の本質的な魅力を犠牲にしてしまうようで個人的に嫌です。監督に軌道修正させてあの「劇場版」を完成させた会社や投資者側の人達に逆に拍手を送りたいくらい。当時の「投資者の口出し」というのも、単純に儲けのためだけでなく、それなりに真剣に作品の本質を熟慮した上での事だったんでしょうかね…。
[DVD(字幕)] 8点(2012-02-05 13:52:31)(良:2票)
6.  フリー・チベット チベタン・フリーダム・コンサート1996
現在も続くチベタン・フリーダム・コンサートの第1回目を収録した映画。ベックやレッチリ、ビョークなどオルタナ系のビッグネームがずらりと並ぶ。正直、当時オルタナ系はほとんど聴いておらず、当時発売されたCDで紅白よろしく「流行りものチェック」みたいな聴き方してました。しかし音だけではピンと来なかったバンドも、映像付で見ると皆々個性的でとても面白い。ライブ映像は全体の4割程度で演奏はさわり程度(1曲まるまる収録はビョークくらい)、あとは運営のドキュメントや観客の反応映像が3割、チベットの歴史映像が3割くらい。当事者そっちのけで盛り上がっていたかつての「ウィーアーザワールド」とは異なり、事実を真摯に知ろうとする姿勢は良です。観客は「身内でない、アメリカ人ですらもない連中の事なんて知るか。」と怒る人もいれば「我々はよく似た事実を知っている」とアメリカでの黒人差別と同一視する人まで様々。(しかし前者の意見は裏を返せば、沖縄を「次のチベット」にしようと虎視眈々と狙われている日本人の無関心さがいかに異常か…と言ってるにも等しいです。)歴史映像編は、爆破されるチベット寺院や動く毛沢東、どうやって持ち出したのか実際の拷問の映像など、色々と衝撃的。 個人的にはチベット伝統音楽奏者が何組か参加した第2回以降の映像も見たかった感じです。
[DVD(字幕)] 8点(2011-12-05 00:16:24)
7.  キャラバン(1999)
「キャラバン」と言うからにはてっきり砂漠のお話かと思いました。 中央アジアの遊牧民の滅多に見れない風景、風俗が堪能出来て良かったです。 新旧世代の対立がストーリーのメインですが、最新の知識を駆使して合理的な判断を下してるはずの若者の予想が悉く外れるのは…ストーリー的に如何なものか。 親父の勝手ともいえる頼みを受け入れて戻ってくる息子、何て人のいい男だ…と呆れていたら「師が仰いました。最も困難な道を選べと。」これにはちょっと感動しました。結局この経験によって息子もチベット仏画師として一皮向けたわけで。この部分だけでもこの映画を観た価値ありました。
[DVD(字幕)] 8点(2010-07-31 23:00:58)
8.  ゴースト・ドッグ 《ネタバレ》 
一風変わってて、いい雰囲気のハードボイルド。ラスボスの倒し方は「ああいう方法があるのか」とちょっとビックリ。 ところで「武士道は死ぬこと見つけたり」というのは、例えばお家を守るためであったり、国を守るためであったり、そこに属する大事な人達を守るためであったり、共通の価値観・文化を守るためであったり…自分の命と引き換えにそれ以上に重要なものを存続させられる局面にあって、礎として死を受け入れる…という考え方だと思う。自分が切腹する事によって、お家の体面が保たれて断絶されずに続いていくといったような。これは徒に犬死することとはちょっと違う。そういう点で主人公があそこで死ぬことによって、後世に何を残す事ができたかを考えると少し微妙でした。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-25 13:42:52)
9.  ゴッドファーザー PART Ⅲ
日本のヤクザ映画と比べるとあっちのは芸術色・伝統色ムンムンでいいですね。何でこう違うんだろう?  1、2と比べると解りやすい内容。ただマイケルの懺悔は何か唐突過ぎる感じ。ソフィアは清純かつ肉感的でリアリティがあって良かったと思います。
8点(2004-03-26 23:32:28)
10.  ワイルド・ワイルド・ウエスト
遊び心満点でよろしいです。絵が素晴しい。
8点(2004-02-01 21:42:37)
11.  ミッション:インポッシブル
スパイ映画が本来持つ二転三転の知的ゲーム感覚の復活。アクションは少なめながらその分強烈、独創的。007すらネタに困ってるのに今頃なぜ?という思いが払拭された納得の一本でした。
8点(2004-01-11 22:42:34)
12.  ロスト・チルドレン
子供の頃、本場の「ピノキオ」の邦訳版を読んで、挿絵のあまりの陰鬱さグロテスクさにヘコんだ記憶があります。そういう童話本来が持つ悪夢性がよく出てる感じです。溢れんばかりのイメージ、アイデア群がスゴイ。まともな判断力を持つ人間が培養液漬けの脳味噌だけというのが、またなんとも…
8点(2003-12-20 06:37:38)
13.  ナイト・オン・ザ・プラネット
心躍る夕刻、盛り上がって、しんみり、夜半をすぎると狂態モード、明け方に反省…一夜飲み明かした精神状態の変遷を辿るようだ。でも全部同時間の出来事なんですね。
8点(2003-12-17 21:21:00)
14.  ヒート 《ネタバレ》 
ひたすらシブくて熱い。カッコイイ。最後まで現実と向き合ってた側に軍配が上がるのも良い。女性との絡みにそれぞれの「現実との向き合い方」が集約されているようで自分は結構好きです。大一番の直前、血も繋がっていない義娘と「家族」のために必死に駆けずり回るパチーノ。現実からの逃避を誓い合った愛人すらからも最後の最後に逃げてしまうデニーロ…逃げてばかりの人生。この時点で既に勝敗が予感されているようです。  かなり好きな映画ですが、ただ、泥棒をスタイリッシュに描いてあるのを見ると「人の物盗んでないでもっと生産的なことやってくれ~」と思ってしまうので1点マイナスです。
8点(2003-12-01 20:33:35)(良:1票)
15.  ドーベルマン(1997) 《ネタバレ》 
音楽でも映画でもフランスの逸脱路線ものは、お国柄なのか発想が柔軟で面白いものが多い。個性的人間の博覧会という感じで楽しめた。良心的役割としての警部の配置も良。ラストは両方とも悪党なので相討ちでも良かった気もする。 劇場では大音響が客席を一周するようなワザが頻出して大いに盛り上がったけど、ビデオでは音が大きくなったり小さくなったりしただけで迫力が足りない気がしました。
8点(2003-11-29 01:34:57)
16.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 
夢を具体的に表現するのにこういう手法があったかと唸った。 ラストシーンがもう少し続いていたら次のようになってたと思う。 海辺の情景がホテルに掛っている絵と同じ構図になる→はっと目覚めて半覚醒状態で壁の絵を眺めていた事に気付く→今までのは夢で自分は蒸し暑いホテルで今だに進まない原稿を書いている…いわゆる「夢オチ」ですが、夢そのものを表現しようとする点が今までの映画と違う。 起きてしまうと内容が中々思い出せない、何か妙に気持ちよかった気がするけど…という「夢」を観客は覚醒したまま味わえる、それがこの映画の醍醐味だと思います。(炎の中驀進するデブさんは夢のフラストレーション解消機能?) 最後のオチまで描かないのは、無論、目覚めてしまうと思い出せないから。エンドロールは夢から覚めようとしているウツツの状態。目覚めるのは劇場の明かりが点いた時です。  …では何処からが夢か?というとそれははっきりしない。とりあえず「壁でろ~ん」が、もう夢に入っている事を暗示するのみ。考えてみれば「目覚める事」とは対照的に「眠りに入る瞬間」を意識できる人はまず居ない。その辺まで計算されているようで、見事だなと思います。
8点(2003-11-25 21:15:38)
17.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト
大劇場ロードショウでなくアート系ミニシアターで見たい感じ。終盤あれだけ恐慌を来した状況でわざわざビデオ撮りながら動き回ってるわけがなく、端からリアリティーはないと思います。こういうホラ吹き加減が何か好き。アイデアがイイ。ほどよく想像力を刺激してくれる点でも良。
8点(2003-11-25 00:43:43)
18.  柔らかい殻
ピンク・フロイドのジャケットをそのまま映像化してしまったかのような映画。広大な麦畑の中で繰り広げられる密室劇という感じ。情景は美しく「ぶちぶち喋る双子」などシュールな小ネタも多く、結構好きです。 原題は原爆被害者を指しているのでしょうが「向こうの人の認識って今だにこの程度なのか…」と違う意味でも興味深い。
8点(2003-11-23 09:37:58)
19.  CUBE
ドラマそのものについては、テンポが速すぎるのか不自然に見える部分が多く残念でした。 とにかくアイデアが面白い。これに尽きます。 同じ設定で全く違う話が繰り広げられていても、おそらく同じ点数かも。 
8点(2003-11-23 09:04:09)
20.  蝿の王 《ネタバレ》 
原作と映画で主人公設定が180度変わったのにちょっと戸惑った。 原作でのラルフは落ちこぼれで自由を愛する少年。ジャックは優等生で少年兵の隊長。なのに映画ではそれが逆になってる。(バトルロワイアルに例えれば秋也と桐山の立場が逆転したようなもの) これによってファシズムを表現していたであろう原作に対し、映画では「無秩序からくる狂気」が表現されているという感じ。このノーベル賞作の大胆な解釈の変更は、現代の実相に合っているようでウマイなと思います。 残念なのは話のテンポが速すぎること。もう少しゆったり間を持って、少年時代のノスタルジーにどっぷり浸れるゆとりがあれば、印象もより深いものであっただろうに。 あと音楽、オーケストラオンリーでしたが当時流行りのアフリカっぽいものを入れた方が良かったのでは。 
8点(2003-11-20 21:30:55)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS