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1.  裏切りのサーカス 《ネタバレ》 
予めあらすじ把握してからの鑑賞推奨。凝ったストーリーは映画だけでは無理だ。映画は映像と音のためだと割り切れ。 映画では「イギリス人らしさ」を強調する小道具としてのロンドン文化が端々に登場する。 しかしフィッシュアンドチップスとかいう下賤な食物は登場しない。薄切りでカリッと焼いたトーストを「親ロンドン」を強調するロシアスパイがブダペストで食べ、イギリスのスパイ部門トップがロンドンで食べる。 ロンドン市内にある自然池でMI6の面々は水泳を日常的に楽しむ。 まあそういったロンドンらしさを散りばめた描写を楽しむべきか。  しかしラストシーンは「ラメール」というフランス懐メロが飾る。しかもフリオイグレシアスのライブ録音を使っている。 ラメールというのは海を描写した歌だが、時の流れにより朽ちる海小屋(スパイとの闘いで散った人々かな)や永遠に変わらない海の美しさや偉大さを(イギリス、MI6)を敬う哲学的な内容を含む歌であり、監督がこの物語をどう捉えて描いたかが伝わってくる選曲である。
[インターネット(字幕)] 9点(2022-02-28 07:29:55)(良:1票)
2.  ハミングバード 《ネタバレ》 
渋い。世界のあらゆる悪、それも大きな悪のために罪なき人の命を奪うに至ったのだが、その過去を背負ってこれからも生きていく主人公。 様々な悪を主人公の視点で描写紹介し、それと対比するように浮き彫りにされていく主人公のピュアな心。教会のシスターとの関係を描く中で自然にその葛藤が伝えられていく。 まさにハードボイルドだろう。現代のカサブランカと言って良い。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-12-17 22:07:11)
3.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 
ポランスキーのナインスゲートとタランティーノのパルプフィクションは好きな映画だ。 ポランスキーは少女淫行事件で米国入国したら収監されちゃう身。この映画の中でそれをパロッてたのはポランスキーをバカにしているのかそれともポランスキーはハメられて罪はないのだと言いたいのか、よくわからなかったが、 隣のポランスキーの奥さんシャロンテートに、ヒッピーを痛快に惨殺した後に招かれる場面はやっぱりタランティーノはポランスキーが好きなんだなと。 西海岸の雰囲気がよく描かれていた。
[映画館(字幕)] 7点(2019-09-29 00:17:29)
4.  記憶にございません! 《ネタバレ》 
荒唐無稽な設定は舞台演劇ならまだ許されるが、映画においては流れる映像にはリアリティとか必然性とか辻褄とかが要ると思う。 この映画はそういったっものに関する配慮が全くなく、それならそれなりに面白いならばいいのだが、はっきりいってイマイチ。 このような脚本が面白い、うけると考えたのだろうが、私が老いたせいなのか、もはや私にはそれに対する感受性はない。 三谷幸喜だからと見たが、今後は期待できない。
[映画館(邦画)] 4点(2019-09-29 00:05:37)(良:1票)
5.  天気の子 《ネタバレ》 
若者には絶対的な時間的未来があり生物的若さもある。そして己の成長に後押しされた未来への可能性を強く感じ、様々な挑戦や冒険を本能的に行おうとする。それらは大人にとっては危険、無意味、無駄、迷惑、様々なネガティブな言葉で評されるもので、そういった若者の傾向を否定するし、社会は若者に適合を強いる。 しかし実際、若者の成長にはそういった無駄と思われる過程を経ることは必要なのでありそこに葛藤が生まれる。 こういったことを一言で「自我の目覚め」などと簡単に言ってしまうことを新海監督は嫌いなのでしょう。 おそらく監督が表現したいのはそのあたりだと推測されるが、しかしわかりにくい。これほどわかりにくいと絵が綺麗だなとか、表面をコーティングしている恋愛もの的な甘さだけを味わって終わりって話になりがちだ。 無理無駄、大人にわからないこと、人に理解されないことでも自分で命の炎を燃やし、自分で悩んで決めて自分で成し遂げたことを後悔せず自分の道として歩もうとする主人公の姿は爽やかで気持ち良いものではあった。 まあでも、ちょっと難解な青春文学だったなあ。 55歳だけど中学生に戻ったつもりで鑑賞しました。
[映画館(邦画)] 6点(2019-07-22 00:15:32)
6.  アラジン(2019) 《ネタバレ》 
いやあぁアラジンってこういう筋だったんだー、お父さんやっとわかったよ。娘がミュージカルのアラジンを彼氏に連れてってもらってから視線が宙をさまようというか夢見る少女みたいに変わっちゃって、まもなく結婚に相成った理由がなんとなく。 まさに夢と希望を与えてくれるような映画だった。 辛く嫌なことばかりな日常も心の持ちようで夢と希望を持って楽しく生きていける、そんな気分にさせてくれる、素敵な映画でした。
[映画館(字幕)] 8点(2019-06-22 23:46:16)
7.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 
ニッポン大応援団的な映画で最高。 シーシェパードとグリーンピース大っ嫌いなわけだけど、日本文化を否定し環境叫びすぎて逆にクジラ(巨大生物)増やし過ぎ、我々日本人の大事な環境資源「お魚」を減らしてしまうテロリスト環境団体シーシェパードを皮肉った設定が秀逸ですっ!!あいつらのせいで脳卒中や心筋梗塞に効果満点のω3が減っちゃって日本人が滅びたらどーすんだって話。 モスラぁ~ヤッ♫ ほぼ日本人しか気づけないオマージュを随所に散りばめ、(「猪四郎」とか)サービス満点。 ゴジラが日本のゴジラじゃない!ってお怒りの節もあるでしょうけど。そうですよねえ、確かに。首が太いゴジラ。アメフト選手。アメリカだもの。 ゴジラはもともと着ぐるみ設定で現代の顔認証的な「形状認証」みたいなことやればゴジラ=「ヒト」って識別がおそらくなされるわけで、代々「中に人がいる」ことを潜在的に感じるある種の安心感が根本にある。だからゴジラってイグアナとかが水爆でああなってっていうより、ウルトラマンのジャミラみたいに「ヒト」的なものを秘めているので、米国ゴジラはあれはあれでいいのではないでしょうか。 一方でキングギドラはどうかっていうと、この映画のなかではちょっと苦しい言い訳をしていて「古来の言い伝えとかに該当するものがない存在だから地球由来じゃない」ってことにしてる。まあでもこの解釈だけはダメですね。シーサペント、八岐大蛇あのあたりが出処なのは明白であって地球の神話や言い伝えが出処。でも、キングギドラが我々にとって本能的に恐怖感を抱かせるのは間違いがなく、その理由は「龍」すなわちヘビの仲間であるからで、この映画ではできればもう少し蛇的な気味の悪さを映像化してほしかったかな。
[映画館(字幕)] 7点(2019-06-14 08:54:24)
8.  ヴェノム 《ネタバレ》 
何を一体面白がれというのか。何を見せたいのか。よくわからない。 ありきたりのアクション、ありきたりの筋書。幼稚とさえ感じる映画。 惑星からの物体Xみたいなスリリングな展開になるのかと期待しながら見ていたが、どんどん子供っぽい展開に落ち着いていき、 つまらないったらない。 劇場予告編で繰り返し見せ場を予め見せられて、何らの新鮮さもない。
[映画館(字幕)] 4点(2018-11-14 23:38:22)(良:1票)
9.  散り椿 《ネタバレ》 
つまらない。チャンバラ時代劇の範疇を出ていない。 おそらく原作ではもっとそれぞれの心情がよく描かれていたのだろう。小説の深みというか魅力というのは作家の様々なレトリックがあってはじめて読者の心にに訴えてくるものであり、時には行間に椿の花の香や時には濡れた落ち葉の匂いさえ加わって読者の脳に映像化されてくるもの。 そこをいかに映像化するかが映画作成に力量であるが、この映画はそういった意味では失敗しているとしか思えない。  追記 なぜ失敗なのか。 綺麗ではあるがどの場面でも漂う箱庭感、作り物感。これだ。江戸時代といえば人間がもっと良くも悪くも自然が身近にあって、夏は暑く、冬は厳しく、雨はぬかるみ、部屋の中と外の隔たりは薄く、やたら風通し良く、そういった環境で生きてきていたはずだ。 しかしこの映画ではいかにも人工的な映像で、雪もやたらおとなしく、地方で暮らしておそらく結核で亡くなったであろう場面も自然の厳しさは全く描かれておらず、どちらかといえば穏やかな気候のなかで幸せそうに暮らしていたようにも見えた。 そんな映像で幸薄く生きていただなんて、セリフでいくら言ったところで臨場感が全くない。  で、そういった映像になってしまった理由は、一つには綺麗にしっとり描こうとした監督のセンスのなさ。もっと具体的に言うと、「風」を感じない映像。 自然の厳しさは静かなたたずまいを見せていては映像としては見えない。空気の流れつまり風をもっと描写し、家屋の隙間風や場面に応じた天候の活用まで気を配ってほしかった。 厳しい場面では荒涼とした砂漠に風が吹くでしょう? いまさら西部劇じゃない?いやいや、かならずしもそうでなくても、ずっと同じ空気の流れ、気温感での場面の推移。これが致命的。
[映画館(邦画)] 5点(2018-10-04 00:00:44)
10.  スカイスクレイパー 《ネタバレ》 
スカイスクレイパー。摩天楼といったらやっぱ香港。ピークからの夜景は世界三大夜景だ。 実在する香港のビル群は直線的デザインののっぽビルから構成されているけれど、この映画のスカイスクレイパーは曲線的でなかなか意匠をこらした出来になっている。香港となりのマカオにありスタンレー・ホー氏のグランドリスボアの曲線イメージのほうが近い。もしかしたらスタンレー・ホーもモデルか。とにかくビルの発想、デザインはなかなかの出来だ。 で、香港といったらジャッキーチェン?いえいえ、その前にブルースリーです。ブルースリーの「燃えよドラゴン」!あれでもラスト、クライマックスの見せ場は鏡の間。もちろんこの場面は香港映画である「燃えよドラゴン」のオマージュに違いない。赤いドラゴンはビル管理システムのイメージマークにも使われてた。 ただし、鏡の間という意味では同じで大事なラストシーンで使うのも同じだけれど、緊迫感は燃えよドラゴンにはるかに劣る。 高所恐怖症の私は単にお尻のあたりのムズムズ感を期待して見に行っただけなので、その意味では全く期待通り。  ニューヨークステーキを食べようと思って店に入ったら、ステーキの舌になっていたところにいきなり中華アレンジの西洋中華折衷料理を押し込まれて憤慨しちゃう人、多いだろうな。
[映画館(字幕)] 8点(2018-10-03 23:47:15)
11.  SUNNY 強い気持ち・強い愛 《ネタバレ》 
現在30代後半の世代の高校生時代が舞台ということで、他の世代の人は「己の高校時代の思い出と己の現在」という風に一般化して鑑賞するだろう。そうするとあまりにも該当する世代が狭すぎて、共感できる人は少なくなってしまうかもしれないなあ。 このコギャル世代に該当しない、部下の24歳の女性が見に行って「良かった」と言っていたので、「じゃあ私が見てもいいかもしれない?」と尋ねたら、 私の白髪頭を見ながら「う~ん、え?ええ~??」とか言っていたのもうなずけた。
[映画館(邦画)] 6点(2018-09-23 23:55:59)
12.  MEG ザ・モンスター 《ネタバレ》 
なかなか面白かった。こういうSF生物パニック物はびっくり箱のようにちょっと驚くような展開を連続的に見させていただくと飽きずに楽しめるもので、そういった意味ではこの映画は次々と細かい「転」が入ってよく練られていると感じた。 できればメガロドンの怖さをもう少し怖く描けなかったかなとも思う。 メガロドンの怖さというのは一つには「巨大さ」である。ダムが怖いというような巨大構造物恐怖症というのがあるように、もっと水の怖さ、深さを感覚的に表現してほしいな。メガロドンの大きさも全然迫力に欠ける。ジョーズと差が無い。大きさを強調するために、でかいサメを見せてさらにでかいサメを登場させるという工夫もみられるが、そういうのではなく、例えば魚体を近接でパンして見せるとか、映像とか撮り方の工夫でなんとかならなかったのかな。 登場人物で特筆すべきは女性博士。Li Bingbing ?つい検索しちゃったですよ。あまりに美人で。あれで45歳くらいだって?ちょっと信じられない美魔女ですわ。ただ彼女も水上の場面と研究室の場面であまりにも化粧が違いすぎて「え?だれこれ?」って思う場面もあったけどねえ。
[映画館(字幕)] 8点(2018-09-20 19:24:42)(良:1票)
13.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 
ブルーっての?灰白質を持つ恐竜なの?子犬みたいにヒトに慣れるという設定。わからない。私はこれが大っ嫌い。結局いつもそこが主題になっちゃって、幻滅。ETみたいなファンタジー路線にしないでほしいが、最近のハリウッド映画ってどうして揃いも揃って子供に媚を売るような映画ばかりなのか? 何か大きな力でも働いているのだろうか?米国は総白知化しつつあるのだろうか?移民が増えたりして。
[映画館(吹替)] 4点(2018-09-16 20:23:35)(良:1票)
14.  ザ・プレデター 《ネタバレ》 
プレデター観るのは最初の奴以来なので、なぜあのプレデターがいつからこのような「ホームドラマ」に変わり果ててしまったのか?については全くわからない。 アメリカの日常コミュニティを舞台にせねばならないなんらかの理由があったに違いない。それも子供が主役のおこちゃま&ファミリー夏休み上映用みたいな。 家族全員で鑑賞できるほうが売り上げがあがると読んだのか?後でテレビで放送するからこういう奴のほうがいいのか? とにかくファミリードラマにしちゃったせいで、着替え場面があるくせに、期待させておきながらB級映画お決まりのそういうシーンは皆無!!オジサンがっかりだよ、全く。 あと、やたらと銃が登場するね。全米ライフル協会協賛かね?もしかしたら。 米国は自分の身は自分で守るという文化で、この映画ではことさらそれを強調するような基調だ。 プレデターというモチーフのあまりの変貌ぶりは日本の映画ファンの理解と想像を超えていることだろうから、今後もうプレデターが日本で大ヒットすることはないだろうね。もったいない。
[映画館(字幕)] 4点(2018-09-16 20:14:31)
15.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
映画というのは料理みたいなもので、相当な訓練を積んだ人間たちがお金をかけてアイデアを出して努力して作られているのだなあと改めて気が付かされた。 それだけの手間ひまかけても、食べたり鑑賞したりする側は気楽なもので、かんたんに旨いだの不味いだの、三ツ星だの、7点だの3点だの批評して楽しむ。 あっけないものだよねえ。冒頭がワンカット撮影だったんだよって、言ってもらって初めてわかるもの、私なんて。
[映画館(邦画)] 8点(2018-09-02 00:36:17)
16.  検察側の罪人 《ネタバレ》 
私のような50半ばに至ったオジサンからしたらキムタクや二宮和也というのはジャリタレアイドルの範疇。 そんなジャリタレ総出演のハリボテ映画の一つだろう、夏休みのおこちゃま向け怪獣総進撃と変わらん!などとナメタ感じで映画館に行った。 しかしこれが良い意味で期待外れの大当たり。私のような渋いネトウヨナイスミドルが好む麻生幾系ハードボイルド! このハードボイルドはキムタク&二宮目当ての婦女子には相当荷が重いと思われる。私は原作未読であり原作との比較は幸いにもしていないが、映画から推測するに、おそらく原作には様々な重厚複雑な伏線やサブテーマがちりばめられているものと思われる。 映画では特に第一部において非常にテンポよく、パッパと場面ごとの繋ぎがオシャレに洗練された形で作成されており鑑賞しやすい。原作を知っている人からはおそらく相当な非難もでるのであろうが、映画としてはよくできていると感じた。 肝心のテーマだが、検察官個人がその正義感から暴走してしまう危うさを提示したものになっている。 検察官がいかに熱い正義感を持ってその職務に就いているかを様々な場面で映画は描いており、実際そういった検察官の「尊い」正義感のお陰で日本の正義が守られているのであろう。しかしその人一倍の正義感という個人的素質は一方で強大な力の暴走につながる場合は確かにありそうだよねえ。 冒頭キムタクが検察官が持たされる力の威力と恐ろしさを研修生に講義していた。その講義し若手に戒めていた教官ですら己の強い正義感から暴走していく。熱い正義感とクールに自己を客観視するというバランスを取る能力を相当に訓練していたはずの人間ですら、そうなってしまうことだってあるんだよと。「だってにんげんだもの」、みたいな。 そういったことを始めて世間に知らしめた、画期的映画でもあると思う。
[映画館(邦画)] 9点(2018-08-26 07:09:56)
17.  探偵はBARにいる3 《ネタバレ》 
北海道の風景は良し。ストーリーもまあそこそこ退屈しない程度には良し。 ただ絶対許せないことがある。それは殴り合いの描写。 あんな殴り合いが実際にあるかのように勘違いしてしまう世間知らずな若者が出てきやしないかと心配でならない。 ちょっと待てコラ!と肩に手をかけただけで相手に転ばれたら立派に暴行、傷害罪で逮捕、前科者となることを強調しておきたい。 あれほど殴ったりは今時絶対に出来ない。映画だからというわけにはいかない。あの暴力が日本でまかり通ることはなく、札幌という名前のおとぎ話の出来事としか考えられない。 もう少し現実味を持った描写をしてもらわないと、くだらなくて見る気にならない。昭和のヤクザ映画、仮面ライダーVSショッカー、デストロンじゃないんだからさ。あくまで現実社会を舞台にしているのだから。 いや、出来ないというだけでなく、あれほど殴られたり蹴られたら、内臓破裂、骨折、脳挫傷、まずは死ぬね。 極端すぎるんだよ。暴力描写が。 カンフーでは「入ってない」でしょ?一発はいればうずくまって終わりじゃない。あんな一方的に倒れた相手を集団で殴るける続けてケロっとできているのは、絶対におかしいって。
[映画館(邦画)] 5点(2018-01-16 06:54:21)
18.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 
久しぶりにスターウォーズを観た。 スピリチュアルっていうのかなあ、念ずれば通ずみたいな。そんな荒唐無稽を前面に押し出している。いつの間にか細木数子や織田無道を待望したくなるようなある種カルト宗教を背景に抱いたような奇妙キテレツな映画に変質していたことに驚愕した。 スターウォーズって、登場した当時を思い起こせば、キャラクターの個性、SF特撮の迫力でかなり斬新な印象があり、あくまでも主となる要素はSF特撮であり、「フォース」っていう超常現象的ファクターはあったけれど、それは通常では成し遂げ得ないような、つまり一機の戦闘機がデススターを破壊するなどという「奇跡」を「必然」として描くための必要条件的な役割にすぎなかったはずだ。  しかし今、スターウォーズを支配しているのは胡散臭いカルト宗教的、スピリチュアル思想だ。ハリーポッターに近づいたかな。ファンタジーだ。 アメリカ人て神話に憧れがあるんだろうね。自分たちに無いものだから。未来世界に自分たちの神話を描きたいと、まあそんなとこなのかな。 ひげ面の最後のジェダイ(もはやそれが誰なのかなんてどうでもよく)が隠遁生活していた北欧風の岩場、あれなんかもう典型的な神々の島イメージで、よくもまああれほどベタで面白味のない舞台設定にしたなとみていて腹が立つほどだった。 連続TVドラマシリーヅでやってくれ、こんなもの。
[映画館(字幕)] 3点(2017-12-22 05:27:48)
19.  DESTINY 鎌倉ものがたり 《ネタバレ》 
人が生きる上で大切なものはなんだったのか?今、私を含めて多くの人が失いつつあるであろうその感性をこの映画は思い出させてくれた。 ストーリー上の人生観や基調となる人生哲学的なもの、価値感は水木しげると同一。うわべが鬼太郎ワールド似ているっていうのではなく、哲学が全く同じ。同じだけれど散りばめられたエピソードが非常に上手く流れ、つながり、テンポもよく、後半にいくにつれた映像がダイナミックになり話も盛り上がる。 出演者の高畑充希の演技も通常なら鼻につくくらいワザとらしいはずなのだが、なじんでいた。高畑が妖怪っぽいのかもしれない。 千葉大医学部本館(旧病院)が鎌倉中央病院として外観、内部ともにロケ地になっていたがエンドロールには載っていなかった。
[映画館(邦画)] 8点(2017-12-15 06:39:10)
20.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
ブレードランナーといえば「レイチェル」なわけで、その他ストーリーとか未来風の効果音とかデッカードはそりゃカッコよかったけどそんなの脇役だった。 今作でもやはりそこらは心得ていてレイチェルが「妊娠、出産、帝王切開、腸骨に傷、産道がー」!!おお!女そのものを押し出してきましたねー。 前作で問題になっていたのはどこまでレプリカントなのか?だったような気がするが、結局全部レプリカントなんですかね。 で、レイチェルがデッカードとナニをして出産まで漕ぎつけたってのも作られた記憶なんですよね。 よくわからないけど。  レプリカントという仮定を用いて人間の実存とは何か?考えさせる哲学映画という見方もできる。 これに関してはただ一言。 「われ思う故に我あり」でいいと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2017-11-18 22:49:25)
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