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HIRABAYASHIさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 197
性別 男性
年齢 38歳
自己紹介 素直に、流されず。

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1.  アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
神は死んだ。私はキャメロンの信者だ。私の映画への情熱はスピルバーグでもルーカスでもなく、彼が形成した。1作目公開前、予告編を見て「キャメロン、さすがにこれは厳しいよ」と思った。しかし度肝を抜かれた。開始数秒で。あの時の気持ちを覚えている。「キャメロンよ、私はあなたの事を疑ってしまった…。しかしあなたはやってのけた。やはりあなたは神なんだ」と思った。安堵。それを上回る程の衝撃。2作目の予告編を見て「うーん…やっぱりきついな…」と思った。しかし今回も彼を信じていた。でももうだめだ。擁護できない。神よ、これは明らかに失敗作だ。ではなぜ失敗作と断言できるのか。まず、この映画の世界の中に応援できるキャラクターがいない。主人公、全く応援できない。というよりどういう人なのかよくわからない。リーダーシップを持つ人なのかどうか、優れた戦闘能力を持つ人なのかどうかわからない。語られてないから。で、この人は殺人者なんですよ。人を、しかも軍の仲間を殺してます。罪人です。で、クオリッチ大佐。この人の復活を望んだ人、いるんでしょうか。例えばね、「ハンス•グルーバーがナヴィの姿になって復活!」ならめちゃくちゃ盛り上がります。つまり復活するにしても元々は冷酷で残虐で頭が切れて強い必要があるんです。そうでないキャラクターを「あのクオリッチ大佐が復活!?」みたいにされてもピンとこないんです。それならその上長のリンダ•ハミルトンみたいなおばちゃんを超極悪人として大暴れさせてほしかった。エイリアンクイーン対リプリーをおばちゃん対ネイティリで再現させてほしかった。それなら爆盛り上がりしたかも。そう、とにかくアツい展開が無いんですよ。だから熱狂的なファンがいない。やってる事は①家族は大事②海は綺麗③海を舐めてたら痛い目にあった④クオリッチ大佐の一味に捕まった⑤助けた、だけ。これを5回繰り返してます(体感です)。で、キャメロンの言いたい事はよく伝わりました。「捕鯨反対」でしょう。でもね、長くてくどい。捕鯨には反対するけどあんたらが描くナヴィは触手を繋いで動物を好きな様にコントロールしてその結果死なせてるやんけ。で、人間の事は嫌いだけど英語を使うし無線を使うし武器を強奪してるやんけ。呪術に頼って病気を治そうとしたり、「オホホホホホーッ!!!」みたいに叫んだり、アフリカの奥地にいる人達みたい(現地の皆さん、すみません)。で、もったいぶってるキリの秘密には何の興味も持てず、スパイダーには少しだけ面白くなりそうな要素(クオリッチ大佐への葛藤•ネイティリとの軋轢)があったのに生かされず。唐突にお兄ちゃんが死んだとて何の思い入れも無いので「?」という感想。これはダメでしょう。誰かが本人にはっきり言わなきゃいけない。「普通につまらないですよ」って。でもね、キャメロンは歴代最高のVFXと予算を使って自分の言いたい事を全て伝える権利を持ってる。それはこの地球で唯一彼にしかできない事。その結果、彼は賭けに勝ち続けてきた。だから彼は神になった。今作ばかりは失敗するかもしれない。はっきり言ってダメな映画だと思う。でもキャメロンのやりたい事ははっきりわかった。きっと彼が本当にやりたかった事はこれなんだ。自分の言いたい事をビビらずに真っ正面から全世界規模で表現するなんて素晴らしい事じゃないか。それもまた、彼が神たる所以。これは普通にダメな映画です。しかしそれは彼が挑戦した結果。だから彼は僕の中で神であり続けます。
[3D(字幕)] 3点(2022-12-20 08:07:48)
2.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 
王道。王の道。エンターテイメントの王であるディズニーのこの映画にふさわしい言葉だと思います。お話はまるで『遥か昔からあるおとぎ話』の様に洗練されていて、アクションやキャラクター同士の掛け合いはまるで『インディジョーンズシリーズ』の様にキレがあってワクワクさせられる。特にマキシマスの出てくるシーンが良い。終わり方がまた良い。「幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」を真っ直ぐにやる。これを成立させるのって難しい事じゃないですか?実はこの映画だけでなくディズニー全般を『食わず嫌い』しておりまして、3歳の娘に薦められて鑑賞するに至りました。3歳の子供だけじゃなく35歳の大人にも「おもしろい!」と言わせられる。これが王の、ディズニーの力。今まで見てきたディズニーの映画の中で一番『おもしろい!』と思いました。ワクワクしてハラハラしてうっとりしてスッキリする。これこそが『映画』だと思います。紛れもない傑作です。
[インターネット(吹替)] 8点(2022-03-20 05:58:50)(良:1票)
3.  スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
あなたに向けて書いています。『まだ本作を鑑賞しておらず、「このサイトでの評判はどんなもんだろう?」って思って訪れた』、そんなあなたに。ずばり言います。今すぐこのサイトから去りなさい。また、本作についてネットで調べる事を一切やめなさい。ただし、マーベルに関する映画・ドラマは新旧共にできるだけ多く観なさい。そしてなるべく早く映画館に行きなさい。情報が溢れかえるこの時代、これは難しい事かもしれません。ただし、約束しましょう。私の言う事を守ったらあなたは、全くもって大げさでなく『映画史上最高の瞬間』に遭遇します。どうか、映画の歴史を変える程のこのお祭りに参加してほしい。10点です。
[映画館(吹替)] 10点(2022-01-14 19:28:56)
4.  アイリッシュマン 《ネタバレ》 
これと『エルカミーノ』を見る為にNetflixを契約しました。スコセッシ監督の『マーベル作品に対するディス』が話題になっていたので、どんな風に『真の映画らしさ』を見せて(魅せて)くれるのかなと思いながら見ました。退屈でした。『沈黙』のレビューに書きましたが、個人的にスコセッシ監督のおとなしめの作品は苦手で、やはり僕は『グッドフェローズ』や『ウルフオブ…』みたいな作品が好きなんです。凄く速い展開でこちらの心を掻き乱してほしい。そういう作品にしないのなら、デ・ニーロが映画のフィルターを超えてこちらに話しかける様な『中途半端にエキセントリックな表現』はノイズにしかならないと思います。仮に『ゴッドファーザーPART II』にそういうシーンがあったらどうでしょう。私達に向かって年老いたマイケルが、湖で〇〇を殺したくだりを語ってきたら僕は嫌です。とはいえこの映画が退屈な理由はそこではありません。本筋とずれてしまいました。スコセッシ監督の特徴は『突き放した、淡々とした語り口』だと思うんです。その語り口を長い映画で行う場合、本作や『沈黙』の様なおとなしい作品だと抑揚が無く、退屈に感じてしまいます。これをエキセントリックな演出でカバーしているのが『グッドフェローズ』や『ウルフオブ…』だと思っています。ユニバース化して膨れ上がったマーベル作品を「まるでアトラクションみたいだ」と切り捨てるならば、3時間を超えるだらついたものではなく、いわゆる一般的な『映画』のイメージにあたる2時間の枠にきっちり納めて大傑作を作って「俺が作ったこれこそが『映画』なんだよ!」と言ってくれ、と思ってしまいました。
[インターネット(吹替)] 5点(2020-06-07 15:33:29)
5.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 
私は今年34歳。『ターミネーター2』公開当時は5歳。残念ながら映画館で観る事はできませんでしたがゴールデン洋画劇場とビデオテープで計150回以上見ているかと思います。帰宅部(厳密にはバスケ部の幽霊部員)だった中学生の私は学校が終わったら真っ直ぐ家に帰って“レンタルしてきた映画を見るか、レンタルしていなければ『ターミネーター2』を見る事”を日課としていました。友達は多くいませんでしたがその分映画とがっつり向き合えた思春期。映画の楽しさを知る事ができた人生においてとても貴重な経験。私や私と近い世代の方にとって『ターミネーター2』は特別な映画です。その映画を作ったジェームズ・キャメロンは私にとって神に等しい存在。その神が製作に復帰。監督は快作『デッドプール』のティム・ミラー。「これは期待できそうだ…」と本作を待ちわびておりました。世界中にいる私の様な『T2信者』が同じ気持ちでいた事でしょう。しかし残念ながら私にとって本作はその期待に応えてくれる程の作品ではありませんでした…。なぜ駄目なのか。3作目以降の全ての作品に言える事は『悲しさ・焦り・虚しさの不足』。これが原因だと思っています。なんだか全てが軽いんです。軟派なんです。もっと硬派なシリーズであるべきだと思うんです。そういう意味でオープニングのジョン・コナーのシーンは素晴らしいと思います。映画館で観ていて腰が浮いてしまうくらい。「これはとんでもない事になるぞ…」と大興奮した事を思い出します。このシーンが本作のピークです。その後はカーチェイスまでお決まりの流れ。びっくりする程ではありませんが迫力があります。Rev-9が二体に分かれるのはほんの少しだけ面白いです。でも活かせていない。二体に分かれるなら例えば『ようやく倒したと思ったらそれは罠で隙を狙われる』というホラー的な展開まで用意してほしかった。『液体金属の衝撃』を超えられていないんです。そもそも3作目の時に思ったんですが、液体金属タイプのターミネーターに骨格の概念ってあるんでしょうか。『骨格が無いから攻撃が通用しない』というのが売りなのに退化してどうする…と思ってしまいました(なので3作目のT-Xの倒し方には納得いきません)。カーチェイスの後、サラ・コナーが登場するシーンで私は一気に興醒めしてしまいます。登場するタイミングに『ダダンダンダダン』と流れるテーマソング。まるで007。スローモーションと相まって最高にダサすぎる演出。その後にサラが「アイルビーバック」と言って「あ、これは駄目だな」と引いてしまいました。軟派なんです。ターミネーターがすぐそこまで来てるんですよ?2作目のサラなら半狂乱でとにかく逃げる事を最優先する。まるで歌舞伎の様な登場シークエンス。これが許されるのはボンドかもしくはトム・クルーズくらいでしょうか。その後、退屈な逃走劇が続いていきます。シュワちゃんが登場する設定には無理がありましたが、人間として仕事をしていて普通に暮らしているという設定はおもしろい。ただし『ジョンを殺した事を後悔していて償いの為にターミネーターが現れる日時と場所をサラに教えている』というのは全く意味不明。なぜかいきなり「電磁パルスみたいなもので倒せばいいんだ!」と倒し方が閃いちゃって、素性がよくわからない黒人兵士が「倒せる機械持ってきましたよ」と登場して即退場する。並の映画以下のストーリー展開。飛行機の中のアクションは何をしているのかよくわからない。見づらい。その後はダムの戦闘シーン。Rev-9がぺらぺらと話していてまたも興醒め。ターミネーターがターミネーターを説得しようと試みる。全くいらないシーン。その後、3作目と同じ様なやり方でRev-9を倒すシュワちゃん。どうやって倒したのかよくわからない。骨格があるから負けたのかな?考える気も起きなくなる。もちろん泣けるわけがない。どちらかと言えばサラが死んだ方が泣けたと思う。『救世主の世代交代』の意味も生まれる。グレースのユニバーサルソルジャーみたいな設定はあまり活かされなかった。そしてさらっと無駄死にする(お尻が最高でした)。はっきり言って駄作だ。キャメロンが復帰してこのレベルならばもう諦めるしかない。ファンにとっての切り札だった「やっぱり生みの親であるキャメロンが関わってないから駄目なんだよなー」が使えなくなってしまった。これはファンである私にとってかなりショッキングです。これから先は「やっぱり生みの親であるキャメロンが監督しないから駄目なんだよなー」で乗り切っていこうかと思います。
[映画館(字幕)] 4点(2020-06-07 15:32:58)(良:2票)
6.  エイリアン:コヴェナント 《ネタバレ》 
登場人物は別なので仕方ないのだけれどもいつも同じ事を繰り返して酷い目に合っている人間達を見ていると「馬鹿みたい」と思えてしまう。その点でオリジナルシリーズにおけるリプリーの存在は重要で、「エイリアンはヤバいんだって!信じてちょうだいよ!」と注意喚起してくれて、にもかかかわらずナメちゃってる登場人物達が「あれ、ちょっとヤバくね?これ」ってなる展開がちょっと小気味良かったりする。つまり今作にもエイリアンの存在は知らずともめちゃめちゃ警告して注意深い慎重派が必要。更に言えばそれはリプリーとキャラを重ねた様な主人公であるべき。そこで、『にもかかかわらず』系のおバカキャラがやらかすならばまぁ良いんだけれども、今作は溜めも無くしょっぱなからナチュラルなおバカばかり。主人公の存在感も無く、序盤ではいい感じのトラブルメーカー臭があった代理船長も途中からいるんだかいないんだか的な扱いに成り下がる。最も罪深いシーンはこの船長がフェイスハガーに襲われるシーンであり、その前にめちゃくちゃヤバそうな研究室を見せられておいて、その数倍ヤバそうな地下室で、どこからどう考えてもヤバそうな巨大卵を「覗いてごらんなさい」と言われて覗き込むっておかしいでしょう。「この人はフェイスハガーの事をよく知らないんで近づいて覗いちゃっても仕方ないんですよ」という脚本の言い訳も通用しないくらいしょうもない展開でした。宇宙船のハッチを開けた時の時間が止まった様な描写がフレッシュで綺麗だった事と、主人公のエッチな体は素晴らしいです。
[インターネット(吹替)] 6点(2018-04-15 12:47:28)(良:2票)
7.  ザ・エージェント 《ネタバレ》 
もう本当に本当に本当に大好きな映画です。登場人物全員が人間味に溢れて、応援したくて、愛おしい。ちょっと嫌な奴のロッドの弟だってボブシュガーだってみんな輝いている。トムクルーズはアクションスターとして勿論最高。ただ、この映画のトムクルーズはそれを遥かに超越して本当に最高。ジェリーの様に人間臭い役こそトムクルーズのハマリ役だと思うんです。ドロシーは主要人物の中で最もオトナ。そのドロシーが、中盤のジェリーに懐くレイに見せる嬉しさと戸惑いの涙。この人が泣くシーンはどのシーンも本当に最高で、色々な辛い事を経て流している涙なので見ているこちらの心もグッと動かされます。ロッドは実は根暗なんじゃないかと勝手に思っています。心の根っこの部分をあまり外に出さない人間なんじゃないかと思うんです。だから彼が泣いてしまうシーンも本当に感動的。特にラスト近くのインタビューのシーン。僕の見てきた映画史上最も好きなシーンであり最も泣いたシーンです。嫌な事が続いて疲れてしまっている人はぜひ見てみてください。この映画は挫折を乗り越えて成功する話ではないです。人であれ物であれいつもなら素通りしてしまう様な身近な幸せに気づく事のできる映画です。そしてこの映画の真のエンドロールはアカデミー賞でのキューバグッティングJr.の授賞スピーチですよ。あそこまで見て終わりです。人生における本当に大事な映画であり死ぬまで愛し続けたい映画です。
[ビデオ(吹替)] 10点(2018-02-14 22:02:21)(良:2票)
8.  レオン(1994) 《ネタバレ》 
中学生の頃に実家でこの作品を見ていた時に父から「大人と子供が恋する不純な映画だ」と言われた事を覚えています。賛否両論ある作品だと思います。僕は大大大好き。なぜなら「カッコいい!」と思えるシーンが凄く多いから。オープニング・マチルダ一家襲撃・マチルダ救出・レオン対特殊部隊・レオン対スタンスフィールド。少なくともカッコよくてキレの良いシーンが5つある。僕が今まで見てきた映画にはこの作品程カッコいい!と思えるシーンが多くあるものは無いです。先日、映画史上最高の悪役ランキングが発表されていて、1位はダースベイダー、2位はジョーカーでしたが、僕の中ではこのスタンスフィールドがナンバーワン。異様な登場シーンから始まり、トンじゃってる目で「エービーワァァァン」と叫び、退場は間抜け面で「くそっ」ですよ?特にクスリでぶっ飛んでから通り過ぎて引き返して風呂に入っているマチルダ母にぶっ放すところまでの一連の流れはハンパじゃないです。最高。
[地上波(吹替)] 10点(2018-02-03 10:55:15)
9.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 
先日観た1作目と同様、15年ぶりの鑑賞。ちなみに僕は1作目の方が好き。なぜならビトーが好きだから。なのでこのパート2の中ではビトーの若き頃を描くシーンが好き。『いい奴そうなんだけれど寡黙で、物事を考えながら発言をするので会話のテンポが1つズレていて、その分実は怒らせると怖そうな捉えどころの無い男』のデニーロが良いです。異論は大いに認めさせて頂きますが、今ならライアンゴズリングに演じてもらいたい役。家族と仲間を大切にし、成功していくビトーのシーンは開けていて輝いています。一方マイケルを描くシーンは閉じていていつも何かに追われている印象。だからやはりビトーとビトーを描くシーンが好き。で、母親に相談をするシーンで気づく(遅くてすみません)事ができたのが『これはビトーになりたかったんだけれどもなる事ができなかったマイケル』の話なんだと。なのでビトーのシーンを分かりやすく良いものにしている。で、ビトーが築き、守り、愛した家族(ファミリーではなく、本当の家族)を殺す事でマイケルはいよいよ神であり同時に悪魔となる。それが良いとも悪いとも結論づけていないと思うのですが、ラストシーンで完全に光を失ったマイケルの目が印象に残りました。
[インターネット(吹替)] 7点(2017-12-24 22:47:45)(良:1票)
10.  スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい 《ネタバレ》 
ともかく空手を使う少年のくだりで吐き気がする程スベり倒していた記憶。の割に全体的な突き抜け感が無く、そのシーンの寒さがより際立っていた様に思います。
[DVD(吹替)] 5点(2017-12-18 22:28:40)
11.  ハムナプトラ/失われた砂漠の都 《ネタバレ》 
快作。テンポ良し、主人公のビジュアル良し、いい具合のギャグ有り。軽いノリで最後まで突っ走ってくれるんで一気に観れるし、途中トイレ行ったってまぁだいたい話の流れは掴める。まさに痛快。『インディージョーンズの真似』と一言で片付けるにはかなりもったいない作品じゃないでしょうか。
[ビデオ(吹替)] 7点(2017-12-17 09:57:13)
12.  アンダーワールド(2003) 《ネタバレ》 
まずは撮りたい画を決めてからその流れに沿う様にストーリーを組み立てている風に見えてしまいます。この監督は『ダイハード4.0』でも同じ事をしているので、もうそういう病気なんだと思います。好きになれない。こういう作品を観ると改めて『マトリックス』の影響力(悪い方の)の大きさを感じます。
[地上波(吹替)] 4点(2017-12-17 09:53:57)
13.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 
しごきのシーンは噂通り激しいです。ただ何となく現実感が無いというか、この監督の作品は無機質なイメージがあるので強く迫ってくるものは特に無かったです。裏目に出ている様に思います。後半は普通の戦争映画。足元を移動するカメラワークはカッコよかった。エンディングもカッコいい。ただ悲惨だと思わないし、戦争映画として考えさせるものを提示するわけでなく、インパクトは薄いと思います。
[ビデオ(字幕)] 6点(2017-12-17 09:50:54)
14.  ズーランダー 《ネタバレ》 
おバカ映画は嫌いではないんですけど、この作品に関してはおバカをやるのに肩の力が入り過ぎている印象。しつこいし狙い過ぎなんです。「いや、そういうもんだから」と言われればおしまいですが、もっと上手くやる監督はいます。監督としてのベンスティラーって少し苦手かも。要はこれ、ノリについていけなかった自分が悪いんです。合わなかった。
[DVD(吹替)] 1点(2017-12-17 09:42:08)
15.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 
スケアクロウにもっと出番を与えてほしかった。リーアムニーソンよりもよっぽどキャラが立っていると思うんですが。そのリーアムニーソンと渡辺謙の所属する組織は少し頂けない。思想の強さとビジュアルのダサさにおかしなギャップが生まれている様に思います。とにかくスケアクロウにもっと出番を与えるべきでした。
[ビデオ(吹替)] 6点(2017-12-17 09:38:39)
16.  16ブロック
少し期待し過ぎるとダメかもしれません。僕は期待し過ぎました。近年の作品に比べるとシンプルに作ってある作品だとは思いますが、このレベルの作品ならばアクション全盛の90年代なら単なる凡作だと思います。捻った映画が主流である時代だからこそ評価される作品。
[DVD(吹替)] 5点(2017-12-17 09:34:18)
17.  マイアミ・バイス 《ネタバレ》 
クライマックスの銃撃戦に『ヒート』程の迫力はありませんでした。個人的にはそれよりも少し前にあるシーンのジェイミー・フォックスのナイフさばきにグッときました。思わず「おっ」なんて声が漏れる位。カッコいい。マンらしいストイックさが出ているところだと思います。ただし印象に残っているのはそのシーン位です。
[DVD(吹替)] 6点(2017-12-17 09:30:29)
18.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
これはダメです。この主人公は許されない。孤独に耐えられずにヒロインを起こしたところでもうダメだ。ここは彼女も同じ様に起きてしまった、じゃダメなんでしょうか。映画館で観ていて「あーあ…」ってつぶやいちゃう位。その位ダメ。この人どう償うんだろう…って考えていたら結局命捨てて君を守る!みたいな展開。何の解決にもならんだろう。それと、BGMが凄くダサいなと思いました。
[映画館(字幕)] 3点(2017-12-16 18:27:01)
19.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
初めに観たのは中学生の頃。15年以上前。当時の感想は「古臭くて長くてハードルが高い割に世間で言われている程特別凄い映画でもない」というもの。30歳を超えた今観直してみた時、印象が変わった点がいくつかありました。画が綺麗で思っていたより古臭くないという事。衣装がおしゃれな事。ビトーは思っていたより身近な存在だという事(困り顔・呆れ顔がお茶目)。逆にマイケルは思っていたよりヤバい奴なんだな、という事。当時は抗争に嫌々巻き込まれてかわいそう…なんて勘違いをしていたんですが、意外と積極的。ノリノリでびっくり。古臭い感と高尚感は今回鑑賞して強く感じる事はありませんでした。むしろ楽しめる方の映画というイメージ。僕自身大人になり、自分の家族の事はとても大切に思う様になりました。今の自分にとってこの映画は家族の映画。自分以外の家族だとしてもその家族の敵は自分の敵。この人達は闇の存在なのでやり方は極端ですが。で、マフィア同士の抗争という要素が加わって3時間でも観る事のできる映画になっている。この映画を表現する時に『叙事詩』という言葉が用いられる事が多いと思います。その言葉良くないと思います。そんなキャッチフレーズと3時間という上映時間だと気軽に観ようと思えない。ともかくイメージより大層な映画じゃないんだな、という感想です。これは良い意味で。
[インターネット(吹替)] 7点(2017-12-16 18:13:06)(良:2票)
20.  わらの犬(2011) 《ネタバレ》 
小さな、ただし確実に不快な嫌がらせの連続。上手いなと思うのが、相手方は『周りに配慮のできない田舎にいるガハハ系の輩』として描かれているので、故意なのか本当に馬鹿で配慮が足りていないのか絶妙にわからないところ。この辺じゃこれが普通だから、という免罪符で奥さんからも責められるモヤモヤ感。僕は少し話の分かりそうな部分の見え隠れする相手方のボスはもっとわかりやすく粗暴の化身みたいなキャラで良かったと思います。主人公のキャラと少しも交差しない、獣みたいなキャラで互いに理解し合う事は無理なんだという対立の形の方が燃えたかもしれません。で、この映画に期待していた最大の要素は『大人しい主人公がとうとうブチ切れて相手方を大きく超えた猟奇性で暴れまわる』ところなんですが、ここが弱い。拍子抜け。良かったのは窓から入ろうとした男をやっつけるところ位。クライマックスの戦闘に導く為の強引な展開(①作品を通して唯一正義として描かれていた警官になぜかナイルズを渡さない②その警官をあっさりとぶっ殺すジェームズウッズ)もここを押さえていれば結果オーライで問題無かったんですが、すっきりできず。アメリカの田舎の雰囲気を味わえたのでそこは良し。
[インターネット(字幕)] 5点(2017-11-28 07:32:07)
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73517.77%
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9115.58%
10136.60%

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