1. エスター ファースト・キル
《ネタバレ》 前回は衝撃な展開もありおもしろかったので続編を鑑賞。 まずCGや撮り方で幼児体形は誤魔化してはいるが13年も経過すればイザベル・ファーマンも老ける。 顔面が幼くないのだ。 前日譚だがここは違和感を覚える。 あとは幼児体形ながらも強くてすばしっこいエスターが死闘を繰り広げるわけだが トリシアやガナーが糞過ぎて同情が無い分、なんか普通。 エスターというパーソナリティが分かってしまっている分、不気味さが強烈だった前作を越える要素はなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-08-20 18:03:51) |
2. TENET テネット
天才ノーランのパズルワールド。 物語は謎の陰謀に巻き込まれていく様子が興味を強め、斬新でスリリング、場面ごとのアクションは見応え十分なんだけど時間の逆行という複雑さに少々疲れます。 インセプションぐらい盛り上がるとグッとくるけど盛り上がる前に難解が先行。 そもそも繰り返して何度も見て理解して楽しむ映画は自分は不向きである。 ただ美術センス高いし視覚効果も相まって不思議と飽きはしない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-07-26 18:00:08) |
3. ドライブ・マイ・カー
《ネタバレ》 普段より小説は嗜みませんが村上春樹という文学に触れた気分です。 人生の傷を新たな人と出会いの中で再生していく人間ドラマが美しく官能的で重厚さがあります。 心の渦や闇は誰にでもありますからね。表現が鋭利でリアルだ。そして味があって癖の強いマニュアル車の魅力やドライブ愛の表現は好印象です。 なによりキャスティングが力強い。 西島秀俊はもちろんのこと、岡田の迫真の演技、三浦透子にいたっては興味を持ってSMBCのCMを繰り返し見てましたw(これはこれでよい) 最後の韓国のラストはいろいろ推測できますね。 私なりの解釈は家福と同棲を始めたわけではなく、彼女のルーツだと思いますね。 赤のサーブ900に乗っているのは譲り受けたか。それだけの関係でしょう。いずれにしても新しい人生を明るく歩み始めている感があります。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-07-25 18:38:38) |
4. スティルウォーター
《ネタバレ》 酒と麻薬に溺れた過去を持つ不器用な父親が娘の無実を晴らすために奔走する。 マットデイモンの力強い演技が人間ドラマを重厚にする。 愛に裏切りに信念に。 進退両難にも希望あり。人生そのものを映し出す。 国や文化は違えど万国共通で深さあり。 冤罪と思いきや娘は十字架を背負った女。 間接とは言え人の死のきっかけをつくったとして罪が深い。 父親も娘も平穏な日々を送れるほど甘くないということですよ。 HAPPY ENDで終わらないところは渋さがあります。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-24 19:44:39) |
5. RUN/ラン
《ネタバレ》 なるほど。 これは人間の悍ましい怖さが伝わってきますね。 人間の歪な愛情。自由な行動を無にした独占欲。 こんな危ない薬あるんですかね?? 全体的にはおもしろかったし、毒を以て毒を制すみたいなラストもいいんだけど、中盤~終盤まで淡々と進んだ。 他のラストもいろいろ想像できる映画。 例えばダイアンがクロエを誘拐した理由が他にもあり…(人体実験、実母に狙われていたなど) 身の毛がよだつ他のラストがあったらもう少し自分好みの展開だったかも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-22 18:41:54) |
6. 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
死霊館シリーズ第3弾。 前作よりも評価は落としているようだが私はノープロブレム。 ただただ退屈しない。 中毒性があるホラー映画だ。今回もウォーレン夫妻が大ピンチ。相変わらず鋭利な恐怖で面白かった。 悪魔のせいなら…こんなオカルトな裁判が昔とは言えできるんですね~ このシリーズ見てると科学より超常現象を信じたくなります。 ウォーレン夫婦の逸話はネタに尽きないとのことなので また続編を楽しみにしております。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-07-21 23:44:08) |
7. 透明人間(2020)
《ネタバレ》 アニメや特撮、SF映画まで幾度となく題材にされ続けてきた透明人間。 伝わりやすい一方でありふれているなかで観るのを躊躇してしまいそうだが現代版という意味で好奇心が勝った。 結論から言うとSFというよりサイコサスペンス色が強く思った以上に楽しめた。 死んだはずのドメスティック夫が透明人間(透明スーツを被り)になり襲ってくる。 金持ちで地位がある夫が美人でもない奥さんになぜそんな執着するのか疑問に思う人も少なくないのではとおもうが 好みは人ぞれぞれで。並々ならぬ執着は支配欲や殺意だった。 もちろん奥さんもやられっ放しではない。ラストは衝撃というかスッキリでした。 それにしてもこんなスーツあったら夢が膨らむな…。軍事利用に私利私欲。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-07-19 14:02:49) |
8. ドント・ブリーズ2
《ネタバレ》 前作を振り返ると設定が好きだった。 元軍人の盲目老人が家の中で潜入者と死闘し、何とも言えない禁断と不気味さと気持ち悪さがあったが 今作は養女の親として悪いやつらと奮闘。 イイヤツに変貌しとる。 人の親になることの執念は凄まじい。懲りないのよ、このじいさんは…。 盲目だが五感は鋭くそして強い。眼球をえぐり出す狂気っぷり。 無敵さはジェイソン、ブギーマンとかと変わらないレベル。 ひとつのホラーシンボルになりつつある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-16 23:52:10) |
9. ただ悪より救いたまえ
大好きな「新しき世界」と同じファン・ジョンミン、イ・ジョンジェのキャスト。 見ないわけにはいかない。 さりげなく白竜も登場してる。 愛した女が殺され生きているとわかった娘を必死で探す殺し屋と兄貴の敵討ちに燃える狂人。 韓国映画にしては比較的グロが少なくマイルドな仕上がりではあるが最後まで容赦なしの息詰まる展開。 単純な話ですけど役者もいいしアクションは痛快でおもしろい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-13 23:55:25) |
10. 最後の決闘裁判
《ネタバレ》 リドリー・スコットが西洋の実話を迫力満点に描く。 ジャン、ジャック、マルグリット三者のそれぞれの立場、主張、身分が異なり さらにはプライド、野心、嫉妬が絡んで核心の強姦事件に渦巻く人間関係。 では決闘で正義か悪か決めようではないか。 そこに証拠や根拠はない。まさに勝てば官軍負ければ賊軍。 現代では考えられない雌雄の決し方がクライマックスを白熱させる。 人間ドラマも重厚でサスペンス要素もありアクションもガツンとくる。見て損はない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-07-11 23:42:17) |
11. ファーザー
オスカー俳優のアンソニーが認知症の難役アンソニーを演じる。 演技力はさすがというか、もはや神の領域。 他人事ではない老後のリアル。 ただ、おもしろいかというとそういう感想は抱かない。考えさせられたというほうが正しいかな。 なお、あらゆる製薬メーカーが認知症の治療薬開発の研究をおこなっているが 進行を抑制する薬はあるものの治す薬は未だない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-07-09 23:44:08) |
12. クライ・マッチョ
イーストウッドお得意の頑固で勇敢な老人カウボーイのロードムービー。 愛と友情と闘鶏と戯れて淡々と進んでく。 個人的には運び屋、リチャードジュエルが好きなんでお惚気が強い。ヒリヒリしたいつものクライム性が欠けるかな。 少し退屈。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2024-07-05 18:26:58) |
13. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 コロナ禍で上映を我慢しAmaプラもスルーして満を持してBlu-ray購入したらレコーダーが壊れて見れなかった…。 前作のQから8年も要したのにさらに長く遠かった思い出あります。 溜めて溜めて4部作完走。ようやくエヴァも幕を閉じたな‥と。 正直、単品の内容だけでみればそんなおもろないです。 広げた人類補完計画という伏線を回収しhappy endまでもっていった。壮大な妄想の中で…。 でも不思議と強い余韻が残る。 エヴァへの想いというか愛というか…アニメーション時代も含めて感情がこみあげてくる。 そんな映画も珍しい。 また、宇多田ヒカルのOne Last Kissはエヴァとの世界観と哀愁とシンクロしすぎて素晴らしい。 これだけでも満足です、ホント。 本作6点+One Last Kiss1点+トータルで見たエヴァの世界観に1点で8点。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-07-04 18:06:11)(良:1票) |
14. FALL/フォール
ありそうでなさそうな600メートルの高所サバイバル。 ダンが滑落したあたりはクリフハンガーを思い出しました。 鉄塔に上る動機が常軌を逸しているが近代的なドローンやSNSを盛り込んだりして美映像。見せかたは良い。 しっかし下手なホラーより恐かった。 話の半分以上が鉄塔の上という高所恐怖症には痺れて見てはいられないだろう。 少し捻った展開もあり、脱出模索あれこれあり、ハラハラドキドキ感ありで 楽しめました。お父さんは大切にしなさい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-01 23:49:30) |
15. ハロウィン KILLS
つまらないわけでもないですがハロウィンシリーズの通常運転。 なんかこうスッキリしないところは現代版も変わってない。 無敵すぎる最強ブギーマンが徘徊し町の人をカボチャのようにぐちゃっと次々と屍に。 過去の下りとかマイヤーズの深堀とかもうお腹一杯。 囚人ランスってこの話に必要? ブギーマン殲滅はこのシリーズで果たして可能なのだろうか。次作に期待。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-05-28 16:57:17) |
16. サイレンシング
《ネタバレ》 動物保護管理のレイバーンと女保安官のアリス、主人公が二人。 田舎町で起きた少女連続殺人事件を追う構図。 サスペンスとして奥深さがなく動機もパッとしない。 飲んだくれや世間の厄介者を親に持つ娘だけを選んで誘拐し殺害してきたと自供した。 おいおい…そんな動機でここまでやるのかよっというのが大半な意見だろう。 イマイチなのは間違いないが90分という手軽さと雰囲気・ロケーションは好き。 見て損ということはない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-26 23:16:24) |
17. ザ・ハント(2020)
田舎のガソリンスタンドまでが限界だったかな~ いつの間にか拉致られてサバイバル開始ってのは面白いんですけどね。 後半は自分の中で盛り上がりが失速気味でした。 上級国民が庶民狩りするという悪趣味な内容。風刺が強いと言われるけども、考え過ぎじゃない?ともとれる。 オスカー女優のヒラリー・スワンクがラスボスっていうところはなんか新鮮。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-25 19:00:09) |
18. ガンパウダー・ミルクシェイク
強い女性の活躍が目立ちましたが、どこかで見たことある作風。 ネオンがぎらつくが話が平凡でとにかく退屈でした。 ミルクシェイクってネーミングセンスは唯一印象が残る。 個人的にはミシェル・ヨー見れてよかった。ポリスストーリー3のファンなんでね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2024-03-24 23:53:05) |
19. 17歳の瞳に映る世界
17歳中絶の話。 思春期の妊娠の絶望感がリアリティあって遊びもない。地味にもがく。それ以上でもそれ以下でも無い直球映画。 それが合うかどうかというところ。 私にとっては暗く重たく冷たい…。似たような境遇経験あれば胸に響きそうだ。 邦題は見終わった後なるほどなと思うタイトル。 傑出とおもいます。 男性の私には映らない、感じることができない世界。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-23 22:47:05) |
20. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
《ネタバレ》 ミッション:インポッシブル デッドレコニング 今回もイーサンが走る走るでトム走り激走。 スタントも相変わらずの凄さで年齢を感じさせません。これだけで食えます。 二部作ということで完結はしないのはわかっていたが ガブリエルの目的がはっきりしないことや白黒つかない戦闘などやや消化不良。 さらに言うとヒロイン交代が不満。推測航法ってピンときませんけど。また全能AIシステム・エンティティがおもしろさを盛り立てないなどあります。 全体的にダークでシリアスなつくり。 衝撃はイルサの死ですが, 私の予想でいうとpart8で復活しそうな気がする。 [映画館(字幕)] 6点(2024-03-21 23:50:29) |