1. ウォールフラワー
直訳は「壁の花の特権」か「いけてないグループの特典」と言いましょうか、そう!一見「負け組」かもしれないが、その人生の豊かさはいわゆる「勝ち組」にはわからないもの、まさに「特典」なのでしょう。うまいなーとうなずいてしまいます。DVD見終わってすぐに2回目再見しようとしたほど好きになりました。こういうはみ出し者って勇気があって、智恵もあって、生きていくのに不可欠な力を備えていると思うのです!音楽のチョイスも心に響きました。チャーリーを演じたローガン氏も肩幅から背丈から本当に成長が感じられるほどで、エマ女史も自由で、不器用な恋しかしないが、この映画にはぴったりだったと思っています、あー!また見たくなりました!! [DVD(字幕)] 10点(2014-08-13 17:12:54)(良:1票) |
2. ゼロ・グラビティ
パンフ購入しました。さて、まずは異論が1つ:なぜ勝手にゼロを邦題につけるのでしょうか。内容もさることながら、画の美しいこと!長まわしの画から、背景から、すべてがとにかく衝撃的です、IMAXで再度みたいと願っています。主演二人がまたよくってですね、かかわったかたがたに感謝したいくらいです。えっと、エド・ハリスはアポロ13でも指揮官でしたね、あと、バーバレラのオマージュもあったりと・・・細部もすばらしかったです。神舟が中国語表示しかしないのはおかしいですよね、これまたどうでもいいのですが。。他のかたがたのコメントもとても興味深いです。みなさんとこちらで感想を共有できてうれしいです。 [映画館(字幕)] 10点(2013-12-17 16:24:34)(良:3票) |
3. グリーンブック
心が忙しかった。痛かったり、ほほえましかったり、ほっとしたり、どきどき、そして怒りと最後は熱い。 音楽もよいです。見るまでに心の準備もあって、いまになりましたが名作です。 [インターネット(字幕)] 9点(2023-06-02 23:19:17)(良:1票) |
4. まったく同じ3人の他人
《ネタバレ》 鳥肌物のドキュメンタリー、関係者のインタビューと当時の映像などで構成されている非常に深い作品でした。 屈託のない若い一卵性の三人が並んで笑っている顔が忘れられない、しかし同時に裏にあった闇(を悪くも思わない輩)に怒りを覚える。 [インターネット(字幕)] 9点(2021-02-28 12:11:14) |
5. イエスタデイ(2019)
ビートルズは世界遺産、人類の宝だと改めて思わせられる。 構成も素晴らしかった SNLネタもあったけどケイト・マッキノンがいいね。登録申請中です。よろしくお願いいたします。 [インターネット(字幕)] 9点(2021-02-14 16:25:30) |
6. ジョジョ・ラビット
《ネタバレ》 忘れられない一篇になりそうです。 同性愛の象徴だったかもしれないキャプテンKの痛ましい愛情、片目だったから読み間違えていたわけではないところとラスト。。。 靴ひもがずっと伏線としてあったのもいいですね。いい仕事しています。子役さんも最高、スカーレット・ヨハンソンのお父さん役のところはこの方の更なる可能性が見えてウキウキしました。生き残ったもん勝ち!生き長らえないと・・・ [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-11-23 20:40:08) |
7. 永い言い訳
西川美和監督のファンになりました。 いい作品だとすぐに感じた作品は久しぶりでした、余韻にも長く浸れています。 悲しい物語ですが、日常から一気に非日常に移るところなど、むしろそれが現実的でした。 子供たちの演技もすばらしい、胸のひだの奥まで感情がしみて行きます。 本木さんはじめやっぱりいい演者さんたちですね、他の作品やこれからの作品も楽しみです。 [インターネット(邦画)] 9点(2020-11-16 08:45:28)(良:1票) |
8. ビューティフル・ボーイ(2018)
《ネタバレ》 オーバードーズで亡くなられた好きな俳優さん数人(一人は数か月前から本サイトに登録申請中)に思いを寄せながら観ました、心が大変痛くなります。なぜこの世にこんな恐ろしい悪魔のような麻薬が存在するのか・・・ 実話・実名による映画、きれいごとだけでは語れない現実。8ドルの為にすべての良心を捨てる、体を捨てる女性もいる、ヒースレジャーが演じた「キャンディ」を思い出す。 スティーブ・カレルが静かながら徐々に白髪を増やし真摯に演じたのはとても印象深い、コメディが上手な役者さんは何でもこなせるのだと改めて思いました。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-08-02 10:39:07)(良:1票) |
9. 家族の庭
《ネタバレ》 パルムドールを逃しました無冠の「家族の庭」。この邦題っていただけないと思う、「また一年」を意味するAnother Yearー地質調査でみた地層のように一年一年は年輪を重ねる、それは家族であっても、一人であっても。結婚30年以上の夫婦が主役かと思えば、メアリーを演じたレスリー・マンヴィルが主演でも助演でも各賞にノミネートされている。ここに描きたかったのはよき夫婦の物語ではなく、都合が悪いとその夫婦に本心では排除されてきた兄やメアリーが感じる【孤独】だ!と気づいたりする。レスリー・マンヴィルは「何がジェーンに起ったか? 」(9点)のベビー・ジェーンと同じくらいの衝撃的な表情を見せる怪演でした。冒頭に出てきた不眠のジャネット(イメルダ・スタウントン)が感じている形のない不安、とはこういうことなのではないか。2時間丁寧にそれをあぶりだしてきた映画、さすがでした。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-02-01 10:32:15)(良:1票) |
10. 黄金のアデーレ 名画の帰還
《ネタバレ》 深く心に残る映画になりそうです。淡々と描かれていますところでも心境の変化が大変わかりやすく想像できました。 訴訟する・しない、この仕事一本に専念する・しない、絵をオーストリアに残す・残さないなどの葛藤は私にはよく理解できたつもりです。 特に代理人についてですが、曾祖父の名前が刻まれたホロコースト記念碑に触れたら、祖父作曲のコンサートがあったら、そりゃあ、暮らしていなくても自分のルーツはここ(ウィーン)にあると思うのは当然で、その国を追われなけれいけなかったこと、絵画が強奪されたことについてまずは国に非を認めてもらいたい、と邪念なく訴えたのが功を奏したのではないでしょうか。 また、黄金の肖像画が奇跡的に残っていることが非常に感慨深い。いくつか思ったことをメモリました。 1.クリムトはほとんどの場合、発注を受けてからしか作品に取り掛からない→アデーレの肖像画は3-4年かかった大作で、所有権がはっきりしていた。 2.マリアの家系は銀行家、大の富裕層だから出国できた。 3.弁護士の家系もまた著名な音楽家で奇跡的にアメリカに渡れた。 4.オーストリアで訴訟を起こす場合の供託金が普通は絶対に払えない額(門前払い) 5.マリアが提訴したのは82歳、勝訴は90歳でした。(普通なら訴訟をあきらめていた年齢か) 6.強奪された作品を残した審美眼に一応は脱帽(他の国の大革命などではほとんどの文化財が損なわれ、現在に残っていない事実などを鑑みて) 7.ストラディバリウスは戻らないだろう。 8.エスティー・ローダー社が破格な値段でこの絵の価値を世界に知らしめた(当時156億円以上) 9.余談:個人的に裁判所の役人が「オーストリアね、コアラ!」のくだりがなんだかこのとんでもないCaseの始まりを面白くしてくれたと思っている。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-01-30 10:42:12) |
11. スリー・ビルボード
《ネタバレ》 復讐の連鎖はストロー一本で断ち切られた、と個人的にこの映画で思いました。実際自分ができるかどうかは別として。Fargoの淡々とした捜査をする女性警察官約とはまた違った角度で、今作でのフランシス・マクドーマンが静かに時に激しく怒り、悲しむのがなんともよい。悲しいですが不気味な始まりでずっと目が離せませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-12-10 16:33:47) |
12. マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ
《ネタバレ》 予想外に大満足でした!テンポがよく、こっちが予想する前にいろいろなことが起こっていきます。ツボも細かいところにちりばめられています◆結構日3/23の瞬間の次のシーンが、もうーーーーでした!(省きすぎでしょ!と思いつつも、この人たちにはこれがちょうどよいのでしょうね。その間他の子供たちが全然成長していなくて笑える)◆中華街で「荷物持つか?」「いやだ!」のやりとり、(倦怠期にあるある!?)◆デンマーク訛りの発音!(ジョーゼット、すごいです。)◆悪口をいうときは人にわからない言語が一番。(笑)◆リリー、かわいすぎる、(天使かよ。)◆一人ひとり別々のシャボン玉の中で生きている→ぶつかったときどうなるか、結局は消えゆく存在、なのかも!(なんて、思ってみたり!!)◆「みたいな。。。」は言葉の避妊具。(ずばり、みたいな!!(笑))◆バイエルンのピクルス、似合う似合う!★★★★いい作品でした。ごちそうさまでした。 [インターネット(字幕)] 9点(2018-10-24 00:14:48) |
13. セブン・シスターズ
《ネタバレ》 1人7役をこなしたノオミ・ラパス、躍動感ある動きと声も役にピッタリだったように感じました。撮影時、1日が10日くらいに思えたこともあるとインタビューで答えていたので実際どれほど大変だったか想像を絶することでしょう。さて、物語は2040年ころから始まり、多胎児が生まれやすくなったり、人口増加、食料不足のために実施されることになったり、と世界的一人っ子政策、、、考えただけでぞっとします。痛いシーンはありましたがアクション、SF、サスペンス要素たっぷりで見ごたえ十分でした。おすすめしたい一品です。 [インターネット(字幕)] 9点(2018-07-20 21:49:29)(良:1票) |
14. おとなの事情
《ネタバレ》 内容がとてもよく練られている、すばらしい作品でした。名前がAで終わるかOでおわるかで性別が・・・など、細かいところはさすがだと思いますし、もしこうなっていたらなど、もう考えれば考えるほどすべての伏線が回収されているのであっぱれでした。弁護士、医者、獣医、タクシー運転手、元臨時教師、そしてそれぞれが抱える家庭の事情、、、好きなシーンはラストで車をおりてアプリの言いなりになっていたところです。じっくりかみしめられる作品に久しぶりに出会えて幸せでした。 [インターネット(字幕)] 9点(2018-07-20 21:04:36) |
15. テッド2
ツボッたところ結構たくさん、最初のMGM張りのオープニングに心躍りました。Tedが庶民的なところがいい、ファンタジーすぎず、魔法ができたりせず、日々の生活にあくせくしているのがいい。25作品以上パロっていましたがわからないものは悔しいから、本作もみたいと思ったりしています。続編、またできるのかな、今回は期待を裏切らないできなので、つい期待してしまいます。 [インターネット(字幕)] 9点(2016-06-20 14:48:48) |
16. インターステラー
《ネタバレ》 ノーラン先生の「メメント」、「インセプション」などで鍛えられているので、これくらい「時空のねじれ」や「科学的見解」もすんなり受け付けられます。でも、いつも敬服してしまいます。あの部屋へ通じているのはもっと5次元を操れるようになった誰か(They)がしてくれていること。あと、つきつめていくと、TARS型ロボが最高峰なんでしょうね。笑えました。メイキングもっと見たいです。数十キロの重りをつけてプールをひたすら歩くってネタバレを読んでしまいましたが、あのシーンだったんですね。この映画にかかわった方々みんなに感謝したいです。満点ではないのはGravityと比べたところの浮遊感と、ラストが少々駆け足だったことへの些細なことばかりです。以上本当は映画館で見たかったです。 [DVD(字幕)] 9点(2015-07-13 17:36:07)(良:1票) |
17. あなたを抱きしめる日まで
やるせない気持ちです。宗教とはなんとこわい。以前観た「野のユリ」という映画を思い出しました、人々の協力で教会が建てられたのに対し、シスターたちは「祈りが通じた、神に感謝!」としか言わず、人々には感謝しない。シスターたちは神だけを信じているのだ。「許すことはもっと苦痛」と言ったフェロミナ、確かに許すことも大事だが、許さないことも苦痛を伴うのだ。 [DVD(字幕)] 9点(2015-01-09 14:47:08)(良:1票) |
18. ウルフ・オブ・ウォールストリート
《ネタバレ》 見応えおおありです。とても印象的な実話映画でした。ちょっといけないけど楽しい!と思うことには中毒性があり、有る程度耐性ができてしまうと身を引くタイミングがあってももうドツボにはまってしまうと簡単には抜け出せないのでしょうな。一度その味を知ってしまうと。。。ラストにベルフォード本人がちょい役で登場しますが、これがまたい・か・に・も!な下衆/詐欺師っぷり、しかし、あの話術にひっかかるんでしょうなあ。 [DVD(字幕)] 9点(2014-12-16 15:03:47) |
19. アバウト・タイム 愛おしい時間について
飛行機で鑑賞。涙が止まりませんでした。なんでもない日常のありがたみがしみてきます。すばらしかったです。 [インターネット(字幕)] 9点(2014-09-25 18:00:00)(良:1票) |
20. 灼熱の魂
この映画は魂揺さぶります。彼の地には「平和」という言葉は存在しているのだろうかとずっと考えていました。トラウマになるのでもう見ることはないですが深く心に残ります。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-05-02 13:09:05) |