1. 君の膵臓をたべたい(2017)
《ネタバレ》 当時、映画館でこの映画の予告がよく流れていました。 題名から、カニバリズムを思い起こさせられるので観なかったように思います。 今回、原作本を読んだので、映画の方もみました。 崇める人と同化したい、引き継ぎたいというカニバリズムもあるので、やはり最初の印象は間違ってなかったようです。 もちろん、良い方のカニバリズムでしたが。 映画は、主役の2人が頑張ってます。いい演技ですね。 不治の病は吉永小百合の時代から若手映画の王道です。 ただ、原作では(膵臓は食べていないものの)桜良のようにへと変わっていく春樹が描かれているのに対し、映画の春樹は 教師になっても桜良のようにはなっていません。屈託ありげの恭子への態度も、原作のガムいる君とくっつける方が数段いい と思います。 [DVD(邦画)] 5点(2023-02-06 21:50:02) |
2. 海街diary
久しぶりに再見。ストーリーはほとんど忘れていた。 大きな事件は何も起こらない。異母妹を引き取った後の日常。 その日常が自然に切り取ったように撮れている。 そうそう、ちょっと前の日本は梅を漬けたりして季節を味わっていたんだよね。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-01-08 22:56:31) |
3. ぼくは明日、昨日のきみとデートする
《ネタバレ》 よく練られた映画です。主演の小松菜奈が魅力的に撮られています。 普通の恋愛映画と思って見ていたところ、画面にいきなりタイトルが! そうか、ここからなんだと心の準備ができます。 高寿の世界に一定の周期で逆時間で来る愛美にとっては、そのままでは 高寿と恋愛することは出来ないはず。どんな風に15歳の愛美は25歳の青年 から話を受けたのか…。 三木孝浩監督は、原田知世主演の「時をかける少女」を大きな影響を受 けた映画と言っているので、今作の力の入れようが分かります。 設定では、互いの時間は常に逆に進んでいる訳でなく、24時間のワンセ ットです。時間は連続的ではないため、そのワンセットが逆に流れること もありうる訳です。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-05-03 22:39:37) |
4. IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
《ネタバレ》 1を見てないのに、いきなりchapter2を見に行くという暴挙をしてきました。 でも、記憶を思い出すという作業のおかげで何とか流れに置いて行かれずに見られました。 流石にスティーブン・キング原作。単なるホラーでなく、ノスタルジックで哀愁のある話で、 長尺を感じませんでした。 しかし、ホラーは音で吃驚させますねぇ。顔にヘドロ?がかかった時だけはコメディでした。 [映画館(字幕)] 7点(2019-11-17 22:49:52) |
5. ターミネーター:ニュー・フェイト
《ネタバレ》 驚いた第1作。そして、次の第2作。 「今度はシュワちゃんが味方なんだよ。」って、それ言っちゃダメでしょ、 なんて言ってから、もう30年ほどが経ったんですね。 そのT2の正当な続編なんて言うもんだから、期待して見に行きました。 結果。がっかり。つまらない派生ものの一つでした。 歳とってファミリーなターミネーターって何? アナ雪的なターミネーター風のB級アクション映画。 ターミネーターは1作と2作で完結。派生ものは、その世界観を壊すだけ。 そう確信しました。 [映画館(字幕)] 4点(2019-11-09 22:23:56)(良:2票) |
6. 翔んで埼玉
《ネタバレ》 この映画は、映画館で観るに限ります。それも埼玉か近隣で。 初め、様々な規制になれてしまっているので、ここまで言ってしまっていいのか?という雰囲気が会場を支配します。 しかし、これでもかと繰り出されるディスりに麻痺し、そのうち、会場の端々でクスっと笑いが出るようになります。 その後は、苦笑…、爆笑…。会場が一体になります。 浦和と大宮の争いに黙ってろと言われる与野など関東にしか分からないネタでしょう。 埼玉に愛情のある映画、良かったです。 でも、なぜか県下第2位の都市、川越市は全くイジられてなかったですねぇ。 [映画館(邦画)] 7点(2019-03-23 22:07:03) |
7. 散り椿
《ネタバレ》 興行的に苦戦が伝えられる「散り椿」を見てきました。 主演・岡田准一の剣の速さは凄いです。あの速さなら葉が地面に落ちるまでに3回斬れるでしょう。残念なのは周りがその速さについていけていないこと。共演・西島秀俊も頑張っていますが、スピードを落として合わせて貰っている感があります。互角の剣の速さの人を敵にもってくれば立派な剣客劇になったと思います。 葉室麟の作品は日本人の古き良き情感が特長だと思うのですが、岡田准一は間の芝居が出来ていません。この作品の核たるモノを言わずに表現するのは荷が重いのでは? 画についても、この作品では散り椿の画ずらが重要だと思うのですが、あまり印象的に撮られていません。雪も雨もあまり情感に訴えてきません。自然の厳しさが感じられないんです。木村監督なのに…、ガンバ!です。 [映画館(邦画)] 5点(2018-10-08 20:41:46) |
8. 15時17分、パリ行き
《ネタバレ》 アムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリスでの銃乱射事件の話。 クリントイーストウッドがテレビで、実際に犯人を取り押さえた人で映画を撮ったが、最初は反対されたよと語っていたのを聞いてみにいきました。 実際に見てみたら演技がとても自然! 多分、言われなければ普通に俳優を使って撮ったと思う出来。 ヨーロッパ観光は、一緒に旅をしている感じで楽しかった。 事件は、発砲が起きると乗務員が扉を施錠して閉じ籠ったこともあり乗客全員が殺害されることを覚悟したというもので、この三人がいなかったら凄惨なことになっていたでしょう。 本映画は事実に基づいているので、このへんをあまりドラマチックにはできなかったようです。 いやあ、それにしても、巡りあわせですね。 [映画館(字幕)] 6点(2018-03-11 20:44:10)(良:1票) |
9. 羊の木
《ネタバレ》 原作未読。 新たに街にやってきた6人が全て元殺人者という予告編を見て、見に行ってきました。 6人の中には、真面目に更生しようという者もいれば、根っからの犯罪者気質、殺人者気質の者もいる。 やはり、全ての者が更正するなんてことはない。殺した方の人権は尊重され、殺された方の人権は軽視されている。 本筋とは関係ないけれど、そんなことが改めて印象に残った。 [映画館(邦画)] 6点(2018-02-03 22:57:20) |
10. 夜は短し歩けよ乙女
この映画の原作は、もう10年以上前になるんですね。若干、原作とは設定が変わっていますが、原作の独特な雰囲気が良く再現されていると思います。これはアニメで成功ですね。実写ならVFXを多用しないとつくれないでしょう。 [映画館(邦画)] 7点(2017-05-13 16:57:45) |
11. ジェイソン・ボーン
《ネタバレ》 うーん、これは本来はボーンシリーズではないですね。ボーンの緊張感がないです。カーチェイスは凄いですけど、ボーンシリーズとはちょっと違うような気がします。 色々シリーズ物を見てくると、続ける難しさって感じますね。ボーンシリーズも皆相当期待してたでしょうからね。 [映画館(字幕)] 6点(2016-10-09 23:16:05) |
12. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 無事全員生還して結果が良ければ全て良しとして検証はしないよりもキチンとした方がいいが、この間抜けな事故調査委の話が事実というのが驚き。 [映画館(字幕)] 7点(2016-10-01 18:44:15) |
13. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 「アニメにもかかわらず大ヒット」と紹介されていたので、急きょ見に行きました。 新海誠監督作品は、「雲のむこう、約束の場所」以来です。絵が綺麗だけどストーリーは破たんしているという印象でした。 今回、絵の綺麗さは大人しくなっていましたが、ストーリーはギリギリのところでまとまっていました。 若い人は良かったーって言ってましたが、年配者はまあこんなとこかという感じでした。 入れ替わりは、「転校生」。未来から来るのは「時をかける少女」ですかね。 それぞれオマージュがあったような気がします。 ならば、再会の場所も数寄屋橋でなくっちゃね。 [映画館(邦画)] 7点(2016-09-19 16:12:13) |
14. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 東京湾から怪獣が上陸!その姿をみると、できそこないのウツボのようで、「ははん、これは前座怪獣だな。」と高をくくっていましたが、進化とやらでゴジラに! 官邸から避難するまでは、臨場感・緊迫感に溢れ、他国が攻めてきた場合はこうなるであろう姿として説得力もありました。 が、アメリカが介入してくるあたりから、2時間ドラマレベルに低下。 血液凝固促進剤を経口投与って? 大人しく飲み込まされているゴジラもゴジラ…。 というわけで後半がちょっと残念でした。 [映画館(字幕)] 7点(2016-09-10 22:17:52) |
15. X-MEN:アポカリプス
《ネタバレ》 うーん、久しぶりに壮大なダメ映画でした。派手な映画ではありましたが。 強敵アポカリプスは、古代に初登場した時は期待が高まるものでしたが、街中での数人の寄り合いで復活?あとはしぶといだけで自分では何もせずに最後は集中攻撃を受けておしまい。 各キャラクターも何がやりたいのか分からない。アポカリプスに便乗して散々壊しておいてお咎めなし…。見終わった後にモヤモヤが残りました。 [映画館(字幕)] 3点(2016-08-11 19:45:36)(良:1票) |
16. 007/スペクター
《ネタバレ》 オープニングのアクション。今回はヘリコプターでしたけど、スカイフォールのバイクの方がスピード感は上でしたね。 スペクターの秘密会議?に紛れ込んだ時のボスの不気味さはそれからの展開を期待させるものでした。 しかし、姿を現した後は意外と弱い…。至近距離での爆発耐性は驚異的に強かったですけど。 最後に撃たなかったのが「殺さない許可」でもあるといったところなんでしょう。 でも、007が仕事よりも恋が大事って、ボンドも現代的になったということですかね。 [映画館(字幕)] 7点(2015-12-08 22:01:18) |
17. ワイルド・スピード/SKY MISSION
圧巻のアクション映画で、おススメです。一挙に魅せます。 長いシリーズなので、今作から見るのを躊躇う人もいるかもしれませんが、このエピソードは何?ってところを特に気にしなければ、十分に楽しめます。 他の映画で主役を張れるターミネータ的な敵役との対決で一気に進むアクション。今まで無敵だった主人公がピンチに!っていうお決まりパターンのところだけはちょっとダレるかもしれませんが。それはご愛嬌。 最後、車が並走するシーンは色々意味があるので、見終わった後、メイキングエピソードを調べて見てください。 [映画館(字幕)] 9点(2015-04-29 18:19:23) |
18. 龍三と七人の子分たち
コント番組の延長のような映画。 任侠だった老人の小ネタを繋いだ感じ。 どうせなら、完全に吹っ切ってコテコテのギャグ映画にしてしまっても良かったが、程よくまとまってしまっている。 気軽に見るにはよいかも。 [映画館(邦画)] 6点(2015-04-29 17:51:23) |
19. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 犯人や話のスジを観客に絞らせないように色々と思わせぶりな品物、会話、挙動が散りばめてあります。 「これって、犯人は若しかしてアガサクリスティのアレみたいなヤツか?」 「今のって、犯人が言っていたとおりになったけど、偶然そうだっただけじゃないのか?」と感じつつも、考える暇を与えないよう次々と話が展開。 NON STOPで考えさせなかったのが吉と出てます。 [映画館(邦画)] 6点(2014-09-23 19:23:49) |
20. るろうに剣心 伝説の最期編
《ネタバレ》 友情・努力・勝利という少年ジャンプの3要素を体現したような作品。 とはいっても、ちょっと欲張って詰め込みすぎか。 最後の対決部分はいただけない。時間制限というハンディが既にある志々雄に対し、寄ってたかって、それでも勝てないというのは絵的に見苦しかった。 しかし、アクションは秀逸。 身の躱し技、壁の駆け上がり、剣技の速さは特筆ものだと思う [映画館(邦画)] 6点(2014-09-15 08:57:52) |