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《ネタバレ》 多くの方がレビューしているとおり、はやり本作は劇場の大画面と大音響で「体感」するべき映画だった。
ストーリー展開やキャラクターの背景にはほとんど深みを持たせず、セリフすら最小限で、ただ世紀末のクレイジーな世界(車が力の象徴であり水とガソリンを奪い合う世界)に生きるクレイジーな連中の戦いに観客を放り込むようなビジュアルとサウンド、まさしくこれこそが「マッドマックス」なのだろう。 とはいえ、キャラクターの詳しい掘り下げがなくとも、観客にその背景を想像させるヒントはきちんとちりばめられてあり、観ているうちにフュリオサやマックス達の疾走を応援している自分に気づくような展開も秀逸。 ちなみに、「北斗の拳」が前作の世界観をモチーフにしていることは有名だが、本作では逆に「北斗の拳」からインスピレーションを得ているところも伺える(バット風の女性や種もみ婆さんなど)のもご愛敬か。 いずれにせよ、本作は可能な限り大画面と大音響で体感することをおすすめしたい。 【田吾作】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-01-26 10:41:10)
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