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《ネタバレ》 軽侮していた脱走計画にちゃっかり便乗した挙句、後は勝手に単独行動。
傲慢でいけすかない主人公に、そりゃあ離婚もされるだろうと同情もできない。 それが、邪気のまったくないダライ・ラマ少年との触れあいで感化され、角が取れていったよう。 ダライ・ラマに象徴される純朴で美しいチベットを、踏みにじる中国の横暴さが目に余る。 今もチベットやウイグルの弾圧を続けているこんな国が、日本の歴史認識や人権を上から目線で語るのが片腹痛い。 ハラーの自伝の映画化ということで、実話に基づいた作品にありがちな、淡々とした起伏のない展開とまとまりのなさが物足りない。 史実から離れた創作ものなら、横暴な奴らに一泡吹かせる展開で盛り上げるんだろうけど。 映画としては凡作だが、チベット問題を少しでも知らしめるという意味での価値はある。 中国がこの映画に激怒して自国で上映禁止にしたようだが、抗日ドラマばっかり作ってこういう自国の問題に蓋をするのがいかにも中華思想らしい。 【飛鳥】さん [地上波(吹替)] 4点(2015-03-24 22:47:19)
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