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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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201.  エレベーター(2011) 《ネタバレ》 
 ワンシチュエーションものって、途中で飽きそうなので個人的には苦手かと思っていました。ところが見る映画見る映画どれもこの類は割と楽しめちゃう。実は相性が良いのかもしれません。  諸悪の根源の悪ガキ。この事件の大元の原因を作ったバートン会長。こういったメンツに報いが無いのは不満です。  浮気男は片腕を失い瀕死という重すぎる罰を受けていますし、コメディアンも最初は嫌なやつだったけど中盤以降は結構善良な人間だとわかったし、それぞれの結末は納得のいくものです。で、今回一番良識ありそうで、一番脇役感出していた太った社員が最後にみんなを救って犠牲になるっていう後味の悪さ。まあこーゆー結末も、『予想できない』とか、『変にリアル』とか、メリットもあるっちゃああるんですが。他の人たちが『助かって良かった』という安心感より、何も悪いことしていないこの人が犠牲になるっていう不快感のほうが勝っちゃいますね。  最初にエレベーターが全然出発しないのがあまりに不自然。会長とスピーカー越しにやりとりしていた警備員がばっくれるのも不自然。そんなことしたらクビになるでしょ。  浮気問題も放置。爆弾男もなんだかんだで放置。名乗り出てきたからてっきり解除の方法でも教えてくれんのかと思いましたよ。  細かいところで不満はあれど、ワンシチュエーションスリラーとしては及第点。先の読めない展開ってのは最後まで楽しめるから良いです。
[DVD(字幕)] 7点(2022-05-16 00:59:45)(良:1票)
202.  アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの 《ネタバレ》 
 前作よりはるかにパワーアップした3作目。2作目よりかはもちろん面白いわけですが、1作目と比べてもまた違うテイストの面白さが感じられます。  1作目がストーリー重視なら、こちらはスピード感のあるアクション重視のエンターテイメント。  今作では恐竜がたくさん出てきます。地下に恐竜ワールドが広がっていて、そこを冒険するわけです。『地下なのになんでこんなに明るいねん』とか思わないでもないですが、とりあえずその辺の適当さは無視します。  目的はシドの救出。ただそれだけ。そのシンプルさがアニメを、映画を面白くします。  目的がシンプルであれば、あとは道中待ち受ける苦難、障害をどう乗り越えていくか。それだけを純粋に楽しめるわけです。シンプルイズベストとはこーゆー映画のためにある言葉です。  さて、劇中いろんな恐竜、巨大昆虫、巨大食虫植物が出てきます。嬉しい。サービス精神にあふれています。  1つ気になったのは、草食恐竜が凶暴すぎること。地下世界一発目で襲い掛かってくるアンキロサウルス。なんでやねん、と。その直後に登場するブロントサウルスみたいなのはおっとりした感じで描かれていることから、もしかしてアンキロサウルスを草食恐竜だと知らなかったとか?それって映画作品の作り手としてどーなの?って思っちゃいました。  恐ろしい肉食恐竜もいれば、愛すべき恐竜もいる。その両方を描くことでメリハリが出て魅力ある恐竜ワールドを堪能できると思うんですけどね。  でも気になるのはそれぐらい。  巨大食虫植物の脅威。巨大肉食獣とのバトル。翼竜とのチェイスなど見所満載。  ストーリーが弱くても面白いアニメーション映画は作れちゃうものなんですね。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2022-05-15 16:41:53)
203.  マダガスカル3 《ネタバレ》 
 相変わらずストーリーはめちゃくちゃ。あってないようなものです。このシリーズに整合性とか常識とかは存在しないもんだと割り切って見ています。・・・のつもりなんですが、夢にまで見た動物園に戻ってきたのに、『動物園ってこんなに小さかったっけ・・・』とか、『私とメルマンの間には檻があったっけ・・・』とか、ちょっとシリアスを挟むものだから混乱してしまいます。  まあ、それはともかく、3作品の中では圧倒的に映像と音楽を楽しめるのは間違いありません。  サーカスの公演で大成功を収めるシーンなんかもう理屈じゃない。原因不明の鳥肌が立つほど感動します。そういった意味では3作品のなかでは今作が一番好きかもしれません。  でも音楽と映像だけで押し切ってしまった感じもします。  アニメに限らず、昨今の映画はどうしてもこーゆーのが増えた気がします。映像技術の進歩とともに、そこにばかり力を入れる作品。ないがしろにされるキャラクターとストーリー。映画とアートの区別があいまいに。  映画にストーリーを、魅力あるキャラクターを求める私には、こーゆー映画を心の底から楽しいとは思えないのです。  映像技術の進歩を否定はしません。この時代だからこそ表現できる世界がそこにはあります。実際サーカスのシーンのアニメーションは最高に良かったし。でもそれに頼りきった作品ばかりになってしまうのは寂しいですね。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-05-15 03:01:31)
204.  マレフィセント 《ネタバレ》 
 マレフィセントって、とっても良い人だったんですね。ディズニーのヴィランズのなかでも最強最悪の魔女とか言われていたんで、どんなものかと思えば・・・。少女時代は聡明で純粋。大人になってからは優しく母性あふれる良識人。そりゃそうです。だって『よ・う・せ・い』ですよ。妖精。妖精に悪いやつはいませんからね。  マレフィセントが幼いオーロラ姫を見守る中盤が一番好き。ディアヴァルにミルクを届けさせたり、崖から落ちそうになるのを助けたり。こーゆー見た目が怖そうな人の優しさって最高です。オーロラ姫が大きくなってからも、二人の交流シーンが心温まります。  で、今作の問題は後半から終盤にかけて。  お約束通りオーロラ姫はマレフィセントと仲違いして父親のもとへ。ところが父親から幽閉されそうになった挙句、結局呪いは発動。呪いを解きに行くマレフィセント。その流れ自体は王道だし、何の文句もありません。  ただ、城に着いてからのマレフィセントのアクションには一言物申します。  なぜ魔法を全然使わないのですか。今までありとあらゆる魔法を使って無双していたのに、城に入ってから全く魔法を使わない。明らかに不自然でしょ。いや、なんか見落としたのかな?城の中では魔法って使えないんでしたっけ?『ドラゴンになれ』使っとるやないけ!ピンチになる必要なんてないのに、わざわざ映画を盛り上げるためにピンチな状況を作っとる!こんなの子供が見ても、『何で魔法使わないのー?』って思うでしょうし、それを聞かれたお父さんお母さんはもっと困ることでしょう。  まあ、そんな不自然な戦闘シーンを除けばとてもよくできたファンタジーで、アクションも楽しく、映像もきれいで、最後はめでたしめでたしのハッピーエンド。良いんじゃないでしょうか。  あと映画とは関係ないんですけど、誰かのレビューに「眠れぬ森の美女」って書いてあって笑っちゃいました。それじゃ不眠症だよ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-10 03:18:15)
205.  マイ・プレシャス・リスト 《ネタバレ》 
 ベル・パウリー演じるキャリー・ピルビーのキャラは嫌いではないです。IQが極めて高いがコミュ障。ただコミュ障というほどコミュ障でもない。そしてIQの高さやコミュ障という性格が映画にうまく活かされていない感じもします。  IQが高い人、頭が良い人っていうのは、総じて冷静な人が多い印象があります。それに対しキャリーはちょっと感情の起伏が激しすぎる気がします。  で、このキャリーが出会う男は、デヴィッドにしろマットにしろ、クズが多い。それに加え父親は勝手に新しい女性と婚約しているし、セラピストは不倫しています。それ以外はたいしたエピソードもないので、見ている間ずっと軽いストレスを覚えます。  せっかくキャリーを天才キャラにしたんだから、その知性を使ってデヴィッドをやりこめちゃうくらいの爽快エピソードがあっても良かったかなと。まあ最後は父、そしてセラピストとも和解して、良き隣人とも仲良くなるので後味は良いです。金魚のエピソードなんかも好きです。  ただ小ネタばかりで、面白みに欠ける映画だと思います。心に残る何かもないので、せめてもう少し楽しませてほしかった次第です。
[DVD(字幕)] 5点(2022-05-08 22:10:48)
206.  アイス・エイジ2 《ネタバレ》 
 1作目に比べるとストーリーが物足りないです。  地球温暖化で溶ける氷河。迫りくる大洪水。こんなサスペンスフルな舞台設定をして、なぜこんなにまったりだらだらになっちゃうのか不思議。  マニーは恋愛。ディエゴは自分の弱さと向き合うのに必死。シドは謎の宗教団体とのトラブル。だから『大洪水がくる・・・!一刻も早く非難しなきゃ!』ってのが二の次になっているからかもしれません。  太古の水棲恐竜らしき二頭が多少場を盛り上げてくれはしましたが…。たった二頭か。しかもその二頭と遭遇しているのが、犠牲になった一匹を除けばマニーたちだけ。せっかくパニックものの要素を取り入れる大チャンスなのにもったいない。  『こうなれば助かる』という最終ゴールラインがあやふやなのも良くありません。そこが明確であるからこそ、ハラハラドキドキもできるし、感情移入もできるってもんです。だいたいやっとゴール地点らしきところに到着したのに、そこも氷河に囲まれているっていうのはどうなの?正解なの?前作は人間の子供を両親に会わせるという明確な最優先事項が、映画にメリハリを与えていました。多分そこが良かったのだと思います。  文句ばかり書いてしまいましたが、二頭の水棲恐竜の襲撃シーンや、間欠泉のシーンなど、見所も多いんです。アニメーションだって前作にひけをとりません。特に水に濡れたマンモスの毛の質感のクオリティたるや形容できないくらい素晴らしい。ただその一つ一つがただのアクセサリーと化していて、映画の面白さと上手く結びついていないのがなんとも惜しいのです。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-05-04 23:22:55)
207.  マダガスカル2 《ネタバレ》 
 前作とは打って変わって、子ライオンがハンターにさらわれちゃうスタート。しかもそれがまさかのアレックス。アレックスがニューヨークの動物園に流れ着いたのにそんな事情があったなんて。今作はもしかしてシリアス路線でいくのか?  いやいや、前作と同じノリでした。前作と打って変わっていませんでした。悪ノリ。悪ふざけ。やはりこのノリにはついていきづらいものがあります。中身のない会話やギャグもたまにはいいんですけどね。  ただ今作ではペンギンズをすんなり受け入れてしまった自分がいます。もうそーゆーペンギンを超越した存在として認識しちゃってます。だから抵抗感なく彼らの活躍を見守ることができました。確かに愛すべきキャラであり、なんかすごく頼りがいがあります。  親子愛。アイデンティティー。異種族間恋愛。様々なテーマが盛り込まれている今作。いや、盛り込みすぎたと言うべきでしょうか。おかげでどのエピソードも駆け足で薄味。それにアレックス、マーティー、メルマン、グロリアの4人は一緒に行動してほしかったので、最後を除いて結構ばらばらだったのがちょっと物足りなかったり。  例えばアレックスの両親の再会と跡継ぎ問題、それに水問題くらいに的を絞っても良かったんじゃないだろーかと。その問題に4人が力を合わせてサバンナの動物たちのピンチを救うみたいな、一本筋の通ったストーリーのほうが好みです。そうすればもう少し落ち着いて見られたと思います。親と出会うのもわりとあっさりで、もう少し感動的に演出できなかったものかと。  いずれにせよ話がとっちらかっているのがあまり好きではないので、点数厳しめです。  え?次作?もちろん見ます。面白いかもしれませんので。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2022-05-03 11:59:29)
208.  グレイヴ・エンカウンターズ2 《ネタバレ》 
 前作に比べると怖さは2割~3割減。いや、もっとかもしれない。特に終盤は完全にアドベンチャーと化してしまって、せっかく前作から引き継いだ最高の舞台が、ただのダンジョンになっちゃいましたね。  前作は少しずつ超常現象が起きていくその過程が見事でした。  今作はさんざんもったいつけた挙句、いったん超常現象が起き始めるとあっとゆーま。風情も何もあったもんじゃない。こーゆー映画は趣が大事なのに。これじゃあ本当にテーマパークのアトラクションです。まあアトラクション嫌いじゃないから良いけどサ。  コックリさんみたいなやつは良かったですよ。そこからポルターガイストかますのが早すぎるんですって。もう少し丁寧に積み上げていかないと。え?尺が足りない?前半のくだらない学園ドラマに40分も使うからですよ!ってゆーか序盤の40分いる?10分でよくない?早く廃病院行けよってずっと思っていました。くだらない学園でのパーティーやらクソみたいな映画製作やらはとっとと切り上げて、廃病院に入ってからを丁寧に撮らないと。力の入れどころを間違っています。  前作のすこーしずつ追い詰められていく感じが好きだったんですけどね。今作はあっとゆーま。  ただ脱出出来ちゃったのが予想していなかったので、そこは凄く楽しめました。エレベーターからの逆戻りもばればれでしたがアイデアとしては悪くない。掃除のおばちゃんがこっちを見ていたのが妙に怖かったです。そーゆーのをもっと盛り込めばよかったんですよ。  それにしてもランス・プレストンが出てきてからはこの映画自体が完全に迷走していましたね。  え?じゃあこの映画は嫌いなのかって?  いやー、こーゆー映画が好きっていうのは、もはや理屈じゃないみたいです・・・。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-01 03:36:43)
209.  アイ・アム・ナンバー4 《ネタバレ》 
 好きです。こーゆーの。  『自分には隠れた力がある。本当の力を隠し、学園生活を送っている。自分と同じくらい強い仲間もいる。』  遠い昔、小学生や中学生の頃はこーゆー妄想してたなー。こんなあからさまな厨二病的発想を堂々と映像化してくれるだけでも嬉しい。  前半は学園ドラマとして楽しめます。あちらのお国の学園ドラマはいつも同じノリ。必ずいじめっこといじめられっこがいて、主人公はいじめられっ子の側に立つ正義の味方。そこで必ずひと悶着。安定のエンターテイメント。私はこーゆー『毎度おなじみ』なノリが好きです。  そして遂に敵に発見されてしまう主人公。ナンバー6とも合流して二人で大暴れ。さんざん出し惜しみしていたスーパーパワーもここぞとばかりに使いまくっちゃうもんねー。そして地球人の彼女や友人に良いとこ見せちゃる。そうそう、オーディエンスがいたほうが絶対盛り上がります。わかってますねー。  こちらでの平均点が低かったので、バトルも映画そのものもあまり期待していなかったのですが、バトルもめちゃめちゃ良いじゃないですか。スピード感、テンポ、ビジュアルのかっこよさ、個人的に大満足。ちゃんと超能力バトルしてくれている。これ大事。やたらめったら凝った説明とかいらんのです。これで良いんです。  犬もただの犬ではないと思っていましたが、まさか味方だったとは。嬉しいサプライズ。  でも愛犬の安否を確認せずに立ち去ろうとしましたね。それは薄情すぎじゃありませんか。愛犬、結局救出されないまま自力で帰ってきてるし。そんな薄情な主人公食べちゃえよ。  それからついでに苦言をもうひとつ。  個人的に今の時代続編ありきで映画製作すること自体は文句ありません。映画内で、いったん完結しないのはダメだと思いますけどね。この映画はちゃんとこのエピソードを完結させているので問題なしです。  問題は別のところにあります。さも『続編がありますよー。ナンバー5や7,8、9というあと4人仲間がいますよー。』って期待させといて、続編がないのは『おいっ!』って感じです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-27 02:57:19)
210.  アイス・エイジ 《ネタバレ》 
 最近『マダガスカル』を見ました。これも同じタイプの映画だと思っていました。  ですが中身は似て非なるものでした。  まずストーリーがしっかりしています。キャラ付けも良い。目的も単純明快ではっきりしています。  肉食。草食。そして人間。本来相容れない者同士の交流っていうのは鉄板。こーゆーシチュエーション好きです。  狩るものと狩られるもの。当然最初はお互いに警戒しあいます。命がかかっているから当たり前。でも一緒に旅をするうちに少しずつ種族の垣根を超えた友情みたいなものが生まれてくる。何百回何千回と語られてきたであろう使い古されたプロットですが色褪せない。こーゆーのが好きです。すごく良い。  正直観る前まではもっとおちゃらけた映画を予想していました。いや、確かにそーゆーシーンもたくさんあります。鳥たちとスイカを奪い合うシーンなんてその最たるもの。ですが映画そのものはコメディ調である一方、シビアな状況も描いています。  だから見ていて飽きません。子供が楽しめるようなアニメーションですが、ストーリーやキャラクターは大人の鑑賞にも堪えうるものです。  終わり方も良かったです。サーベルタイガーのディエゴが遠くから子供をあやすシーン、マニーがあれだけ嫌っていたシドを背中に乗せてあげるシーン。心温まる終わり方で凄く後味が良いです。  
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2022-04-23 07:37:16)
211.  マダガスカル 《ネタバレ》 
 当時かなり子供向けっぽかったので見るのを敬遠していました。でもどんどんシリーズ化されていくので、『もしかして面白いのか?このままその面白さを知らずに人生終わっていいのか?』との思いに駆られ見てみることに。淡い期待はありました。結果、あんま、いや結構つまらなかった・・・。  まずマーティがちょっと気に入らない。マーティーは草食だからいいでしょうけど、アレックスは肉食。マーティのせいで2日もご飯食べられずフラフラ。それなのにマーティーは『お前はアレックスだろう。キングだろう。』の精神論一点張り頑張らせようとする。目くじら立てるような映画でないことはわかっています。これは、え・い・が。あ・に・め。でもなんかマーティの無神経さがカンに障っちゃったんです。  徐々にアレックスが野生に目覚めていく過程は面白い。ですが結局その野生を克服するのもアレックスの心ひとつ。何だかなあという醒めた目で見ちゃいます。  で、巷でとても評判良いのがペンギンズ。そして私がちょっとついていけなかったのもペンギンズ。いや、そのキャラクター自体は好きですよ。動物の擬人化だって今や当たり前ですから気になりません。やたら交通アクセスに詳しいキリンなんて楽しいじゃないですか。  でもね、ペンギンたちの貨物船乗っ取りは、やはりいくらなんでもやりすぎじゃないかと思っちゃうわけですよ。それがOKならなんでもアリになってしまう。ギリギリ許容できる範囲を超えてしまっている気がするのです。  まあでもシリーズ化されるほどの人気の秘密を知りたいので、続編も見てみることにします。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2022-04-21 02:50:15)(良:1票)
212.  グレイヴ・エンカウンターズ 《ネタバレ》 
 午前2時に一人で見ました。すんげー怖くてとても面白かったです。  特に前半はすごく良かった。こんなところに車椅子。髪がふわっ。窓がバタン。いなくなるマット。少しずつ助走をつけていく恐怖演出がどれも良い。『部屋の隅っこでゆらゆら~』の女性や、『舌、落としましたよ。』の天井おじさんも個人的には好き。あ、怖かったという意味です。ただ追いかけてこないほうが良い。ゾンビじゃないんだから。  寝ている間に手にバンド。背中に『HELLO』。体調が悪くなっていくサシャ。どれも不気味で怖い。  天井から手がにょきにょき。ドアつきやぶって手が出てくる。霧がでてきてサシャが消える。この辺は微妙。ドリフだしマジックショーだし。でもバスタブに血がいっぱい、からの引きずり込みは個人的にアリ。  入口開けたらまた廊下。明けない夜。こーゆー絶望的演出も嫌いではないですがやりすぎちゃうとファンタジー。特に時間無制限ってのは興が醒めます。日も昇ってほしい。あまりに異次元空間だとなんだか冷静になってしまって、せっかくの没入感に水を差されます。  それだったら約束の時間に迎えが来て、入口を外から開けてくれるんだけど、みんなロビーから移動しちゃっててロビーに戻ってこれないっていうほうが『やってしまった感』が強くでて良いと思う。迎えに来てくれた人たちの声は聞こえるんだけど、こちらからの声は聞こえない、とかね。で、『いったん引き上げるか。』と言って迎えに来た人たちも車で帰っちゃう。泣き崩れるスタッフたち。そーゆー演出のほうが絶望感が増してぐっときます。  ホラーにおいては、助かりそーな希望をもたせたほうが、ダメだったときの絶望感が際立つってものです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-04-19 03:28:24)
213.  ブリッツ 《ネタバレ》 
 ジェイソン・ステイサムの映画は一通り見るようにしています。まあ、いつものジェイソン・ステイサムですね。  スティーヴン・セガール、ジェイソン・ステイサム、水戸黄門はいつも同じで、それが良い。  ストーリー?悪くはないですがもう一声なんかほしかった。  ヤク中の女刑事。その女刑事を慕うギャングの少年。奥さんを亡くしたベテラン刑事。ドラマとして面白くなりそうな要素をいくつか用意した割に、ドラマパートが一様に盛り上がらない。もう少しそういった要素が映画の面白さに貢献できなかったものでしょうか。  例えば女刑事のほうでも良いですが、幸せな家庭を築いている刑事を用意してそれを惨殺させたほうが復讐のカタルシスを得られると思います。  次々と自分を捕まえたことのある警官を処刑していくワイス。逆恨みもいいとこですが、そのイカれ具合は悪くない。  ただ、ワイス演じるエイダン・ギレンの拭いきれない小者感。ジェイソン・ステイサムを相手にするにはちょーっと役不足でしたかね。せめて警察組織を逆恨みするサイコパス集団による組織的な犯行であれば、もう少し見ごたえもあったかもしれません。
[DVD(字幕)] 6点(2022-04-18 00:53:25)
214.  キラー・スナイパー 《ネタバレ》 
 もうはちゃめちゃ。出てくる人間がクズばっかり。誰にも共感できないのはもちろんのこと、終始イライラさせられる人物ばかり。その筆頭は兄クリス。  妹思い?いやいや、自分を慕ってくれるのが妹だけなので、ただ手放したくないだけでしょう。  アンセルとシャーラは社会の底辺の人間ではありますが、まあクリスに比べればマシかと。それなりにドティのことも考えているし。と、思っていたのですが、最後でどんでん返されました。  まず真相がわかったときに、シャーラもクズ決定。こいつはとんでもない女だ。こいつがジョーにぼこぼこにされたときはスカッとします。  まともなのはアンセルだけかと思っていたら、保身のためにジョーがクリスを殺そうとするのに加担する。よく殺されそうになっている自分の息子の足を押さえつけられるもんだ。アンセルは周りに流されるだけのダメ人間。撃たれて当然。  ってゆーかどこがスナイパーやねん。邦題に偽りありすぎでしょう。  更には何一つ解決せず、なんの救いも示されないまま映画は唐突に終わりを迎えます。  正直ドティのかわいさ以外見るべきところがありません。  マフィアのボスが一番まともな人間に見えるんだから、とてもまともな映画じゃねぇや。
[DVD(字幕)] 4点(2022-04-15 00:44:02)
215.  ゴーストバスターズ(2016) 《ネタバレ》 
 オリジナルのほう結構好きでした。  オレンジ色の捕獲レーザー、緑の食いしん坊ゴースト。これをオリジナルのほうで最初見たときは、そりゃあわくわくしたもんです。  こちらではどうでしょう。  おそらく映像技術はオリジナルのときより大きく進歩しているのではないでしょうか。色鮮やかで躍動感のあるゴーストたちがたくさん出てきて、それを見られるだけでも間違いなく楽しい。  でも1作目を見たときの、子供心をくすぐるわくわく感が何となく足りない気がするのです。  それは見ているこちら側の問題なのか、それとも演出やストーリー構成の問題なのか。  とはいえ、ストーリーがあってないようなもんなのは、今作もオリジナルもいっしょ。  『はみだし者が集まって何か大きなことを成し遂げる。』『世間から認められる』といったノリが守られていることが大事。こーゆーノリ好きなんです。  ラストはニューヨークの人々がゴーストバスターズに感謝の念を表してハッピーエンド。  みんなで屋上からその夜景を眺める画は悪くないんですけど、やっぱりなんかカタルシスが弱い・・・。  おそらくオーディエンスがゴーストバスターズの最後の活躍を見ているシーンがないせいだと思います。ヒーローものにオーディエンスはつきもの。観客って大事です。  4人のユーモアに富んだ会話やユニークなアイテムの数々など、エンターテイメントとしての工夫はなされているんですが、もう少し上手に盛り上げてほしかったものです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-04-10 20:27:10)
216.  セントラル・インテリジェンス 《ネタバレ》 
 ドウェイン・ジョンソン好きです。彼が出演している作品も好きなのが多いです。  でもこの作品はいまいちノれません。  高校時代にいじめられていた少年。華麗な転身。いじめっ子たちを見返すサクセスストーリー?全く予備知識なしで見始めたので、最初の印象はこんな感じです。ところがCIAが出てきて命を狙われて、なんか予想と全然違う方向へ物語は進んでいきます。  スパイだとか裏切りだとか。ノリは軽快なアクションコメディなのに、ストーリーはごちゃごちゃしてわかりづらい。CIAの女捜査官が黒幕かと思ったら結局違うみたいだし。  ボブ・ストーンの目的がわからないまま、話がどんどん転がっていくので気持ちがついていきませんでした。  いじめられっ子がCIAの凄腕エージェントになる。これだけでどう料理したってわくわくした展開になりそうなのに、せっかくの題材が全然クローズアップされません。  この映画に足りないのはわくわく感とカタルシスです。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-04-10 19:54:43)
217.  リンカーン弁護士 《ネタバレ》 
 最初はいけ好かない感全開の悪徳弁護士ミック。こいつとは仲良くなれないぜーっと思っていたら、実は正義感が強くて家族思い。このギャップは魅力的。いやー、かっこいいですわー。  さあ、今回の依頼人はマジでとんでもないサイコパス。しかも金持ちの息子。狂気と財力を兼ね備えた最悪の依頼人。そうとは知らず金づると思い込み弁護を引き受けてしまうミック。  で、この映画が面白いのは、だいぶ早い段階でこのサイコパスが自ら犯人だとばらしてしまうこと。  ミックはルイスが犯人だとわかったうえで、彼を無実にするよう弁護しなければならない。そこでミックは暴行で起訴されたルイスを無罪にしつつ、別件の殺人でルイスを逮捕させるという離れ技をやってのける。更にはルイスがいったん釈放されることまでわかったうえで、追撃の手を緩めない。奥の手というか禁じ手というか、マル秘お助けキャラバイクマン召喚。サイコパスを袋叩き。こんなにスカッとすることあるでしょうか。  まさに蛇の道は蛇。悪を以って悪を制す。防戦一方からの逆襲劇。手に汗握るスリリングな展開。いろんな伏線が次々と張られては次々とつながっていくのが快感。いや、これはもう脚本が面白いのでしょう。脇に配置した人物たちもみな一様に活躍していい仕事しています。  相棒の犠牲、自分のせいで服役させてしまった無実の人への謝罪、この辺だけがちょっとしこりとして残りましたが、痛快娯楽ダークヒーローものとして大変完成度の高い名作かと思われます。
[DVD(字幕)] 8点(2022-04-03 23:30:52)(良:1票)
218.  世界一キライなあなたに 《ネタバレ》 
 なんといってもエミリア・クラークが文句なしにかわいい映画。彼女を見るだけでも価値のある映画と言えそう。  ただストーリーがね。映画に夢や希望、爽快感やカタルシス、そういったものを求める人とは相性が悪そうです。  なにせ順風満帆の人生を送っていた好青年が半身不随になっちゃうわけだから、もう最初から希望がありません。しかも某類似作品のように友情メインのサクセスストーリーではなく、自殺を望み、それを周りが容認しちゃう結末。正直見たくなかったです。こんな話と知っていたら、たとえエミリア・クラーク主演と知っていたとしても見ていなかったでしょう。  ただもしかすると、エミリア・クラーク演じるルー目線で見る人にとっては、ある種シンデレラストーリーになる可能性もあります。見る人によって、悲劇にもなるしサクセスストーリーにもなりそうです。  ルーとウィルが少しずつ親密になっていく様子は心温まります。個人的にはどんな未来が待っているにせよ、二人がそのまま結ばれて共に歩んでいく夢を見せてほしかったものです。  ウィルが『自分が何でもできた頃。その頃に行ったパリの思い出を現在の自分で上書きしたくない。』というシーンがあります。それをあえて、ルーと二人でパリを訪れることにより、『更に幸せな思い出で上書きしてくれた』ぐらいの甘々な落とし方だって別に良かったんじゃないだろーか。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-03 14:58:19)(良:1票)
219.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
 『おいおい、何やっってんだよ~』みたいな緩いノリから始まり、それが大惨事へと発展していく。こーゆーノリのパニックかなり好きです。場所や状況は違えど、『海猿2』を思い出しました。  開始15分であれよあれよという間に列車は暴走を始めてしまう。凄いスピード感。  事故の報告が操車場長→部長→社長へと、どんどん上に上がっていく。最初電話に出もしなかった部長から、逆に電話がかかってくる。事態が凄いスピードで大きく悪い方向へと動き出していることを示唆する演出が本当にベタで、でも本当に巧い。小さい亀裂からダムが決壊していく様子をまざまざと見せつけらているかのよう。  関係者各位があらゆる手を使って暴走車を止めようとするが、ことごとく失敗。そんな中、誰も見向きもしていなかった2人の男が動き出す。1人は72日前に90日後の強制退社を命じられたベテラン機関士。もう一人はコネ入社のいまどきふてくされ新米車掌。この二人がまさかのミラクルを起こしていくという、パニック映画ならではのカタルシスを感じさせてくれます。  テレビが結構良い仕事をしています。テレビは私たちに情報を伝える係。そして娘や妻に情報を伝える係。みんなの『目』として『レンズ』としてその役割を全うします。必死に大勢の命を救うため命をかける父と旦那の姿を見て心を動かされない人はいません。ここでもある種のカタルシスを感じられるのです。  その一方で、こんなヒーローまがいのことをしてくれない妻と娘ってどーよ?それってほんまもんの愛ですか?ただのつり橋効果ちゃいますの?なんてことを思わないわけでもないですが、そんな細かいことは言いっこなしでしょうかね。大曲がりを持ちこたえるシーンに素直に感動しちゃう、それで十分。最近見た映画のなかではピカイチ。文句なしに面白い映画です。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2022-03-30 17:11:06)(良:1票)
220.  マイ・インターン 《ネタバレ》 
 面白い映画は盛り上がる前から面白い。  自分がオフィスにいるかのような臨場感のあるカメラワーク。シーンに合った音楽。ユーモアに富んだ会話の数々。奇をてらわなくても、大事件を起こさなくても、こんなに面白い映画ができるものなんですね。  ロバート・デ・ニーロ演じるベンが最高にかっこいい。これぞ年の功。こんな歳のとりかたをしたい。  そしてアン・ハサウェイ。『プラダを着た悪魔』でも感じましたが、この人お仕事頑張る系やらせたら本当に魅力的。こんなに美人なのに、全然気取ってない演技が最高にかわいい。泣きながら話すときの愛らしさったらないです。  脇を固める人たちもユニークな人ばかり。同僚のふとっちょのファッションが少しずつ変わっていって最後はスーツになっている演出が何気に凄く良い。ベンが周りにあたえる良い影響ってのを我が事のように感じられて、とても幸せな気分に浸れます。  基本的に良い人しか出ません。刺激やドラマチックな展開を期待する人には若干不向きな映画かもしれません。  でもなぜか小さいことでもいちいち感動しちゃうんですよね。ジュールスが倉庫で業者に梱包の仕方を丁寧に教えるシーンで音楽が変わるんです。そしてそれをベンが凄く感心した様子で眺めているんです。こーゆーのが本当に良い。  この映画は見ていると不思議とのめり込みます。このまろやかな没入感が心地よい。  人生を頑張ってきた人が、今人生を頑張っている人の支えとなり助けとなる。人間関係の理想の形かもしれない。  良いものみせてもらいました。  
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2022-03-18 12:51:02)(良:3票)
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