61. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
前作のほが良かったけど、懲りないどころか、また太って、二人のエリート男性から好かれるなんて有り得ないじゃないか、と思わせるアンバランスな役に徹しているレニーには頭が下がる。そこまで太るか。プロだねえ。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-13 21:19:24) |
62. SAYURI
ハリウッドの戦争ものでは、ドイツ兵やロシア兵も平気で英語をしゃべっている。日本兵ですら。日本を舞台にした作品でも、結局はアメリカの映画である。それにしては、芸者の世界をよく描いている。原作がしっかりしているからか。日本の文化であっても、庶民には遠い世界であり、同じ日本人でも、あの進駐軍と同じ目でしか見れないのかもしれない。私自身もほとんど知識がないのが正直なところではある。なるほど、こういう独特の文化があるんだな、と、中国人が演じるアメリカ映画で感心している日本人がいる。 [DVD(字幕)] 9点(2006-07-18 23:06:17) |
63. メラニーは行く!
《ネタバレ》 まず、邦題は何を言いたいのかわからない。少なくとも、メラニーは戻るか、だろう。フィアンセは帰るか?のほうがいいかも。南部の人達の心意気はよく感じられたが、フィアンセも市長である母親も、こんな仕打ちを受けるほど悪くはない。結局、最悪なのは主人公じゃないのか。ということは、邦題は「メラニーのわがままに振り回される人達」か。で、猫は何歳なんだ? [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-09 00:26:11) |
64. エリン・ブロコビッチ
《ネタバレ》 映画ではカッコ良く、きまっていたけど、実際はどんな人なのか興味を持った。3人の子供を育てながら、仕事に目覚めて行く課程での悪戦苦闘ぶりは、おそらく実際もそうなんだろうと想像できる。朝方に、帰りの車から電話して、3番目の娘が初めて言葉を発した様子を聞きながら涙するシーンは、ジーンときた。おそらく、こういうシングルマザーに限らず、仕事と家庭を両立させている人は、ほどんどいないのではないかと思っている。どちらかを犠牲にし、あるいは両方中途半端にしているんじゃないのかな。自分は両立させたという人も、家族など誰かの犠牲はあるはずだ。それが人生なのかもしれない。あきらめない姿勢は、成功者共通のものなのだろう。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-06-03 22:27:46) |
65. ザ・ハリケーン(1999)
《ネタバレ》 けっこう良い話だ、というか辛い話でもある。ボブ・ディランの歌は確かに聴いたことがあるし、無実のボクサーを救えというメッセージに共感を覚えた記憶はある。ただ、作品を観る限りでは、スーパースターのセンセーショナルな歌とはいえ、地道な事実の積み重ねと粘り強い活動にはかなわないんだな。主人公の閉ざされた心が、カナダ人たちにより少しづつ開かれていく課程は良く表現されていたが、やはり、なぜ彼らがそこまでするのかが今ひとつ伝わらなかった。ロッド・スタイガーの迫力にはさすがの悪刑事も平伏すしかないな。あのでかい顔と体が、さしずめ葵の紋所になったみたいだ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-30 22:49:33) |
66. ターミナル
国際空港という場所の持つ人工的な側面と複雑な社会の接点は、我々も利用するたびに何らかの形で感じるところではあるが、ひとたびトラブルとなった場合は笑い事では済まされない。国内で生活している時の、あるいは外国にいるときの自分の立場、保護される権利、受けられるサービスなどが全て中途半端なのだ。国際社会が作り出す国境をまたいでいる状況なのだから、当然といえばそれまでなのだが、だから、色んなドラマも生まれるのだろう。常識的でない出来事も妙に納得してしまう。父親とのエピソードがジーンときたな。音楽に国境はないという事が、当たり前とはいえ、素晴らしく感じた。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-23 13:30:11) |
67. シザーハンズ
ティム・バートン監督の代表作です。毒とメルヘンと愛が織り交ぜられて、独特の世界が展開されていきます。突拍子もない設定も、何でってしつこく追究しなければ、違和感なく入り込めます。人間社会の縮図を描き、純粋な心の美しさみたいな部分なんかは良く表現されてますね。クリスマスの時期にはいいんだろうな。切なくて、でも、暖かい気分にさせられます。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-01 07:06:07) |
68. ジュラシック・パークIII
《ネタバレ》 スピノサウルスが勝つか?Tレックスが勝つか?世紀の大決斗!大方の恐竜ファンの予想を裏切り、最強の恐竜Tレックスが敗れる大波乱。来場所の主役が期待されるプテラノドンも堂々の登場。恐竜(怪獣)もののシリーズは、どうしても「○○対○○」路線に向かうんですなあ。確かに、人間が襲われるのと恐竜同士が戦うのは必須のパターンで、それがないとハラハラもドキドキもしない。 [地上波(吹替)] 7点(2006-03-11 23:33:23) |
69. フォレスト・ガンプ/一期一会
一種のおとぎ話といえばそれまでなんだが、なかなか製作者はこだわりまくっている。アメリカの現代史を通じて描かれるのは、第1に、正直者がばかを見てはいけないという良心的な訴えのようだ。自己顕示欲や富と名声へのこだわりだけでは、決して成功はしない。無欲と相手へのいたわりが大事であり、それが成功の秘訣にもなる。しかし、だからといって本人が幸せかというと、そこはどうかなと疑問も示している。第2に、人生とは筋書きのないドラマのようなものというもの。自分の意思とは関係なく色んなものに影響や制約を受けるし、それを予想はできない。人との出会いと別れも同じだ。結局、人間とは偶然と社会に翻弄されるものだと、風にまう羽が示している。誰にでも思い当たる節はあるはずだ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-07 23:32:12)(良:1票) |
70. エクソシスト ビギニング
単発モノだったら期待しない分良かったのかもしれないけど、あの名作に繋がる序章としてみると物足りなさ感がありますね。気持ち悪さは満載なんだけど、恐怖感が今ひとつなんですね。メリン神父が生き残るのは判っているから当然悪魔がやられるのが判ってしまうという構造的欠陥はいかんともしがたい。こういう場合は彼を脇役にしないと。終わり方も工夫が足りない。むやみに向かっていき、ぶつかってドンじゃ、悪魔じゃなくて体育会系のあたって砕けろ青年だろう。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-25 21:06:36) |
71. Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
オリジナルにはかなわないけど、けっこうポイント突いていて、良かったし嬉しい気分になる。パワーとかノリが違うのは国民性が影響しているんだろうけど、ダンスをやることの照れや微妙な気遣いや遠慮なんかは、各国共通と言うか、個人差の問題なんですね。たま子先生が時々口にするアルコールを、皆の気持ちが一つになってきたら止める場面なんかオリジナル以上に上手い演出だ。終わり方は国民性がはっきり出た感じ。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 20:46:13) |
72. コブラ
スタローンの気持ちがよくわかった。たしかに良い。しかし、にやけて演技は良くない。微笑みとにやけは違う。え?そういう目で映画は観るなって?はい、すみません。 [地上波(吹替)] 6点(2005-12-23 08:39:54) |
73. ブレアウィッチ2
性懲りもなく観てしまったという感じ。結局、話題性を前面に出した売り込みが成功した例でしょうね。映画というよりは、インターネット時代の話題作りの試みという分野かな。金をかけずに売り込むことには成功したが、・・・。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-21 22:28:19) |
74. キングコング2
悪くはない。たしかに、そんなに落胆はしなかった。つまり、あまり期待もしていなかった。で、なるほど、やっぱりなあ、という感じですか。リンダ・ハミルトンの印象はかなり強烈なのに、肝心のコングはと言うと、足で戦車を蹴散らしているぐらいで、地味もいいとこ。まあ、キングコング関連では、こんな作品もあります的な紹介がお似合いの出来。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-21 22:10:02) |
75. JAWS/ジョーズ2
公開当時、前作の印象を引きづりながら、期待して観に行きましたねえ。一般的なパート2の宿命に逆らえず、かなり不評だったのを記憶してます。当然、パート2落差現象により印象も悪く、3が作られても観に行かないと心に誓ったなあ。かなり硬い誓いで未だに破ってない。でも、当時は次はどんな手でサメをやっつけるのかなあ、なんて考えてもいた。 [映画館(字幕)] 6点(2005-12-20 15:01:39) |
76. エクソシスト2
最初の作品が強烈な印象だったため、けっこう期待して観に行った記憶がある。残念ながら、いつものパート2落差現象(いまいちの作品が前作が良かったことによる期待によりさらに凡作に感じる現象)により、落胆しましたね。前作の張り詰めた緊張感や恐怖が、アフリカの自然と奉られる神々の物語みたいな異質なトーンへ変わっていた、私に断りも無く。作り手の勝手だろうって?たしかに、そうなんですけどねえ。 [映画館(字幕)] 6点(2005-12-20 14:45:36) |
77. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
恐竜の容姿や動きは、本物見た人がいないから、誰もこれが正しいものだといえないんですけど、たぶん前作やこの作品のものが正統派恐竜になっていくんだろうな。夜の場面が多いってことは、Tレっクスが夜行性だからなのか。恐竜好きにはたまらない一作だが、映画としては前作に及ばない。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-04 14:38:27) |
78. ベスト・キッド(1984)
この作品の成功の一つはパット・モリタ氏を起用したことだ。ちびで小太り、一見全然強そうに見えない日系人の役で、空手の名人。作品中第二次大戦中の日系人の悲劇も語られるが、彼は実際に強制収用所で生活した経験もあるらしい。空手などの武道は強さにも増して精神的な鍛錬が必要だとアピールした功績は大きい。最後の満面の笑みが印象に残る。ご冥福を。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-26 11:44:36) |
79. インナースペース
スピルバーグは「1941」なんかを撮っているので、ドタバタコメディは好きなんでしょうね。しかし、この分野は自分より明らかにジョー・ダンテが上と思っているんだろうな。軽いノリでテンポよくできているけど、「ミクロ・・」を思い出させる所が難点というか観るものをもうひとつ引きずり込めない要因という感じかなあ。アイデアはいいし映像も凝っているから、楽しい作品ではある。メグが若い。可愛い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-21 22:56:31) |
80. スパイダー
モーガン・フリーマンは存在感ありますね。最後までだまされていたんで、楽しめました。ただ、人を殺しすぎるよな。残酷さを売りにするんなら、殺し方に工夫が必要だけど銃で撃つだけだからなあ。これは、サスペンスとしてはマイナス要因ですね。製作者も反省してるでしょう。ちょっと、スッパイダ(失敗だ)なあって。 [地上波(吹替)] 6点(2005-11-21 11:59:47) |