101. 奇跡の人(1962)
《ネタバレ》 ○午前十時の映画祭にて鑑賞。○前知識なしで観たが、名前と目耳の障害で誰の話か容易に想像がつく。○サリヴァン先生がヘレンをしつける場面は割と長回しで見せ、迫力があり引き込まれる。○またサリヴァン先生はヘレンだけでなく、彼女の家族にも諦めずに立ち向かう。○粘り強く諦めない姿勢は観ている者の胸に強烈に刻まれる。 [映画館(字幕)] 8点(2017-02-18 22:19:34) |
102. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 ○イーストウッド作品にしては短く、あっさりした味付け。○トム・ハンクス対政府当局は、程よく気持ちいいエンディングを迎えた。○幻想シーンにニューヨークのテロから15年経った今も傷が癒えないことを暗示していたが、この映画公開の年に再びテロが起こるとは。 [映画館(字幕)] 8点(2016-10-29 23:10:52) |
103. キングスマン
《ネタバレ》 ○「キック・アス」監督が撮ったんだなっていうのが伝わってくる。映画オタクっぽい、映画ファンが喜ぶオマージュがたくさんある、遊び心のある映画。○悪役もサミュエル・L・ジャクソンが楽しんでるなっていうのが伝わってくるのが良い。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-08-17 21:56:32) |
104. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 ○CG多様だが、見事な映像美。映画館で観るべきだった。○トラの象徴としての存在が面白い。その前にいた動物も含め。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-11 21:59:55) |
105. ショーガール
《ネタバレ》 ○よくラジー賞の割にはという評を診るが、本当にその通りだな。そういう色眼鏡なしに面白い作品であった。○よくあるスポコンものの舞台がショーの世界奈だけで、要素としてはごくごく一般的である。○中盤以降ややだれるのが残念だが、要所のダンスシーンで絞めてくれる。○主演のエリザベス・バークレイはまさしく体当たりの演技だったが、女優の顔としては口元が少しだらしない感じが残念だが、ここまで悪評もらうのはかわいそう。他の女優陣もとにかくきれいな体だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-11 21:55:42) |
106. スポットライト 世紀のスクープ
《ネタバレ》 ○地道な取材から徐々に明らかになってくる事件の大きさ。これだけの事件を暴いたのに、最初のタイミングを逃したのがロビーだったのもつらいところ。○各登場人物に満遍なく見せ場があり、良いバランスであった。○そして各演者のすばらしさ。特にマーク・ラファロ。ここ数年話題作への出演が続いているが、これからも名優への道を着実に歩んでほしい。 [映画館(字幕)] 8点(2016-05-11 20:25:34) |
107. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 ○嫌というほど流された予告編を何とか避けつつ鑑賞。○リドリー・スコット×SFでのイメージで見ると面食らうが、SF×サバイバルとして観れば面白い。多少コメディタッチでワトニーと一喜一憂できる感じだ。○近年のSF作品でいざという時に中国登場があったが、これもかと少しげんなり。映画の終わらせ方もどこか古臭い印象だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-02-22 22:10:55) |
108. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 ○某飛行機サスペンス映画と被る印象もあるが、これはやはりリーアム・ニーソンの映画。○二転三転する展開に、要所でのアクション要素も良い。ただ、終盤の飛行機に穴が開くのは、この手の映画の鉄則なのかね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-17 09:12:38) |
109. ブリッジ・オブ・スパイ
《ネタバレ》 ○スピルバーグ監督作品は久々の映画館鑑賞。○マーク・ライランスの演技が見事だった。動じず、人を見ている賢さ。○何度かやり取りのあった、恐怖を感じるかの問いに「役に立つのか?」の訳がどうもしっくりこなかったのが残念だった。○各所への交渉の術は非常にスリリングだった。 [映画館(字幕)] 8点(2016-01-16 18:58:00) |
110. クリード チャンプを継ぐ男
《ネタバレ》 ○「ロッキー」は無理矢理にでも続編を作り続けたシリーズであり、今回もよくここまで話を作ったなとある意味感心させられる。○次々に登場人物が死んでしまうシリーズとあって、ついにポーリーまでいってしまった。○非常に良く出来たスポーツドラマだが、強いて言うならドニーの過去が少年時代の序盤数分だけというのが少なすぎる。終盤にかけて感動的だったが、そこがもう少し手厚く描かれていればもっと良かったはず。○ただ、ドニーとロッキーがそれぞれ闘うのが良い。ビアンカの進行性難聴の設定はあまり効いていなかったが。○また、ファイトシーンも更に洗練されており、これを見ると過去シリーズのファイトシーンがチープに見える。○最後に、スタローンがエヴァートンファンとは聞いていたが、グディソンパークまで出てくるとは。自身はリヴァプールファンだが、サッカーファンとして喜ばしく思った。 [映画館(字幕)] 8点(2016-01-10 12:45:18) |
111. インソムニア
《ネタバレ》 ○ノーラン監督作品ではあまり評価が高くないが、なかなか楽しめた。○アラスカの素敵なロケーションとアル・パチーノの素晴らしい演技。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-11-07 19:42:47) |
112. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
《ネタバレ》 ○俳優マイケル・キートンのキャリアになぞらえた設定が良く、そのマイケル・キートンの程よい枯れ具合が絶妙だった。○終盤の実弾入りの銃へのすり替えの伏線から見事な裏切り。ラストはいまいちだったが。○また、場面が途切れないことを売りにしていたが、割と真っ暗になるシーンが切り替わっているんだろうなと観客に変な気を使わせた。こういうのはこだわったワンシーンでやるべき。○最後に、エドワード・ノートンの素晴らしさを再確認。最近はおとなしい印象だったが、見事だった。もう少し作品に出てくれないかな。 [映画館(字幕)] 8点(2015-10-25 20:21:21) |
113. ゴーストワールド
《ネタバレ》 ○青春ものとして素晴らしい出来。○レベッカ目線で観ていた序盤から気付けばイニード目線に。観客の目線をスムーズに移す素晴らしさ。○漫画の原作を映画化しただけあり、サブキャラもいい塩梅。○ラストについてはどうなんでしょう、もっと分かりやすい表現にしても良かったかも。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-24 21:04:06) |
114. トゥルー・ロマンス
《ネタバレ》 ○タランティーノ脚本でトニー・スコット監督なら間違いない。○ラストはバッドエンドだろうなという雰囲気の中、想像とは違ったエンディング。ただ調べてみるとやはり。○向こう見ずな若者とハードボイルドさが見事で、クリスチャン・スレーターはさすが。○会話シーンではクリストファー・ウォーケンが見事だった。○映画のドンパチとは裏腹の優しい音楽が耳に残った。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-18 01:07:50) |
115. プリズナーズ
《ネタバレ》 ○重厚なサスペンスに見事な配役。多少の長さを感じるものの、サスペンスミステリーとしてなかなかの出来。○終盤の展開がもうひとつだが、エンディングの伏線などは見事だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-18 01:00:48) |
116. 消されたヘッドライン
《ネタバレ》 ○こういう陰謀ものは大好きなので、雰囲気やキャスティング含め素晴らしかったが、やはりラストの葛藤をしっかり描けていない点が残念でならない。○どこでどう暴くかによって処罰を受ける対象が大きく変わってしまう辺りをもう少し描いてほしかった。○個々では良かったが、ラッセル・クロウとベン・アフレックはなんか合わないような印象だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-07-27 21:28:52) |
117. アリスのままで
《ネタバレ》 ○病気に対する説明や理解、それに苦しむ主人公と家族たちが見事に描かれていた。○知性の高い人ほど病状が進行する点においてジュリアン・ムーアは適役だった。彼女の演技の幅と共に本作でのオスカー受賞には拍手を送りたい。 [映画館(字幕)] 8点(2015-07-27 21:22:00) |
118. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 ○このような内容の作品でもエンターテイメントとして成立させてしまうあたりイーストウッドはさすがだと感じる。この年になってもハイペースで映画を撮り続けるのはすごいし、彼の作品が映画館で観られるのはうれしい限り。○PTSDの描き方は特筆すべきものこそないが、戦争の地獄は十分表現されていた。特に終盤の砂嵐の中の銃撃戦はものすごい緊迫感だった。 [映画館(字幕)] 8点(2015-05-17 16:21:55) |
119. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 ○フィンチャーらしいサスペンスが堪能できると同時に、夫婦である2人のドラマも堪能できた。○ダメ男がしっくりくるベン・アフレックと徐々に株を上げてきたロザムンド・パイクの熱演も光る。○ラストの落としどころに行くまでがじれったく感じたが、全体的にはテンポよく見られた。 [映画館(字幕)] 8点(2015-01-04 15:02:15) |
120. インターステラー
《ネタバレ》 ○3時間近くある超大作、オチは半ば力技な印象だが、まとめあげるノーランはさすがだ。○宇宙映像で言えば「ゼロ・グラビティ」の足元にも及んでいない印象だが、入れ代わり立ち代わり登場する豪華キャストと、よく分からないがそれとなく進んでいくストーリーに引き込まれた。○マシュー・マコノヒーの活躍はうれしい限り。にしてもノーランはマイケル・ケイン好きだな。 [映画館(字幕)] 8点(2014-12-21 22:37:51) |