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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2526
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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121.  E.T. 20周年アニバーサリー特別版
オリジナルを改変する必要があったのかどうか、甚だ疑問ではあります。確かに藪の中を赤いライトが走ってるだけとか、小さなお人形を手で動かしてますとか、アクション用のETは顔がブサイクな縫いぐるみ状態とかはCGによって綺麗に改善されていますけれど、銃をトランシーバーに変えました、そのためにいちばん重要なシーンのカット割りが一部変わって、音楽のタイミングが少し悪くなっちゃいました、というのは、どう考えてもマズいでしょう。思い出を汚されちゃった気分。それを監督自らが率先してやっちゃってるワケで・・・。追加された2箇所の未公開シーンも、DVDの特典にでも入れておけば十分、程度のものでしたし(特にハロウィンの夜の喧騒のシーンは映画全体のイメージに全く合っておらず、異質なシーンとしか言い様がありません)、エンドクレジットが長くなった分、差し替えられた音楽も間延びしちゃってますし。それでも名作である事に変わりはないんですけどね。でも監督、お願いだから『ジョーズ』いじるのはやめてね。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-26 13:18:16)
122.  アンタッチャブル
エンニオ・モリコーネの音楽が高らかに歌い上げる、戦う男達の物語は、上々の娯楽映画。悪に立ち向かう正義、というシンプルな図式ではありますが、禁酒法時代を再現する映像に、デ・パルマらしいカメラワーク、デ・ニーロの怪演、初々しいアンディ・ガルシア、ショーン・コネリーの存在感(ついでにアルマーニのスーツ)など、見るべきところたっぷり、お腹いっぱい満足して劇場を後にしました。でも、なんと言っても、ケビンが今の俺様節をまだ発揮してないトコがいいですね。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-26 11:38:46)(良:1票)
123.  アマデウス
あ、この映画、重厚にして長尺なのにも関わらず、親しめてしまう理由が判りました。目の前に天才が現れて、その才能に打ちのめされつつ、やがてその大嫌いだった人格に魅了されてゆく、って、マンガによくあるパターン、意外にも慣れ親しんだ設定・・・って、すいません、こんな名作をそんな言葉でしか語れなくてごめんなさい。申し訳ないです。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-26 10:37:05)(良:2票)
124.  アイアン・ジャイアント
近場では一切上映なし、という事で、隣りの県まで遠出して見に行きました(まるで凄い田舎に住んでるみたいですねぇ)。CGを駆使したアニメートと立体感溢れるデジタル音響以外に、これと言って新しいところのない、いや、むしろ古臭さすら感じる映画ですが、どきどきわくわくに溢れて、教訓もあって、きれいにまとまっていました。これでホーガスの初恋物語も描かれていたらなぁ、というのは贅沢ですか。宝物また一つ、という感じでした。
[映画館(吹替)] 9点(2003-11-25 12:21:18)
125.  ラッキー・レディ
日比谷の映画街をフラついていて何気なく「シュミじゃないけどミュージカルでも見るかぁ」と、立ち寄った有楽座(って中学生時代なワケですが。今考えるとロクでもねーヤツですな)。2時間後には面白さに打ちのめされてクラクラきてしまいました。禁酒法時代のアメリカ・メキシコ国境を舞台に、酒の密売を取り仕切るギャングと、それに対抗するろくでなし軍団の抗争を描いた海洋スペクタクル犯罪ミュージカルアクションコメディ! まあ、興行はハデにコケましたが。全編ソフトフォーカスの画像に、アールヌーヴォー、アールデコの世界が豪華に飾られ、ライザ・ミネリ、ジーン・ハックマン、バート・レイノルズのバカ演技が爆発します。当時の私は、この映画の追っかけ状態になりましたが、70ミリシネスコ版、35ミリシネスコ版、35ミリビスタ版と、短期間のうちに上映スタイルがコロコロ変わった、不思議な映画でもありました。何はともあれ、私の映画ファン初期に、強烈な印象を残した一本でした。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-24 13:40:22)
126.  モダン・タイムス
子供時代、母にせがんで連れて行ってもらいました。それはそれは楽しい映画で、しばらくはチャップリン、最高!って状態。今見れば「チャップリンの笑いってクドくて笑えない、むしろヒくところがあるなぁ」なんて思ったりもするんですけれど(機械の中に巻き込まれた上役に対して執拗に嫌がらせをしてみせるところなんて)、色んな才能がたっぷりぎゅっとチャップリンの中に詰まっていて、それが人を楽しませる、そう考えると、やっぱりチャップリンって偉大だったんだな、ってつくづく思います。それにしても当時、ロードショー劇場の最高峰、有楽座の指定席を親子4席分買ってまでこの映画を見せてくれた母に今更ながら感謝。そういう子供時代の経験があって、映画を「見に行く事」(「見る事」でなくて)の愉しみ、悦びを今も味わえているのですから。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-22 22:12:34)
127.  シカゴ(2002)
この映画を見ている間、ずっと映画を見ることの愉しさ、歓びを感じていました。めくるめく夢物語。殺人とか弁護士とかが描かれているけれど何も難しい事はなくって、大勢のお客さんと一緒に大きなスクリーンに映し出されるきらびやかなミュージカルの世界に、ただ身を委ねていれば、それで幸せ。家のテレビ画面で見てたら気分は全く違ったものになったでしょうけれど。これは映画と言う名のショウみたいなものですから。もっともレディースデーの昼間に見に行った私は、満席の場内の9割女性、しかもおばさんが殆ど、という状況で、化粧品臭に悪酔いしそーではあったのですが。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-22 16:56:29)
128.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 
被災者や仲間を救い、炎と闘うマックイーン演ずるマイケル・オハラハンのカッコ良さに比べると、ニューマン扮するダグ・ロバーツはやる事がいちいち裏目に出てるという悲しさ。いくら直接関与していないとは言え、設計責任者なのにオープン当日になるまで人任せにして旅に出て、好き勝手やられて火事の原因を作り出すわ、屋上からのヘリでの脱出では暴走する女性達を抑えられずにヘリを爆発させちゃうわ、重力ブレーキで展望エレベーターを無理矢理降ろそうとしたら、途中階で爆発起こってリゾレットが落ちちゃうわ。ラストで人類の思い上がりの象徴とか他人事言ってていいんか?相当責任負ってるんちゃうんか?とツッコまれても仕方ない状態です。オハラハンはダグに「お前、頼むからじっとしててくれ、何もせんといてくれ」って言いたかったんじゃないですかねぇ? ・・・なんてコトを考えるようになったのは大人になってからで、子供の頃、映画館で見たこの大災害映画は、そのどっしりとしたスケールにひたすら圧倒されたものでした。見終わるともうぐったり、だけど9回見に行きましたねぇ。ビデオなんて超高価でそもそもソフトが発売されていなかった当時と違って、今はDVDでお気軽に見られるワケですが、今でも映画館にかかってれば何回でも通いたいくらいです。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-21 13:24:53)
129.  タイタニック(1997)
初見の時、感動しまくった自分の気持ちを素直に肯定するとしましょう(結局公開当時4回見に行ったしね)。私は男ではありますが、ローズに感情移入しまくりで見ていたので、ジャックと離れてゆく→やっぱり一緒に!のシーンで「はふ~ん」と夢見る乙女状態。ああだこうだと色々言われる映画ではありますが(そして私自身、今ではDVDで見ても自殺しようとするシーンとかダイヤをコートに隠すシーンなんか、イライラして早送りしちゃいますが)、これだけのスケールを制御する能力は、やっぱり凄いと思います。それに、当時の映画館での熱狂度、自分の周囲の盛り上がりを見ても、この一本の映画が作り出した世界的な大きなうねりっていうのは凄かったなぁ、と。『ジョーズ』『E.T.』と共に特別なノリを体験した映画として刻まれてる、今となってはイベントとしての貴重さも評価したいと思います。まあ、ジェームズ・ホーナーのワンパターン音楽のせいで、いつ見てもジャックとローズが水から逃げるシーンでは後ろからエイリアンがやってきそうに思えて仕方ないですけど。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-21 12:52:36)
130.  キル・ビル Vol.1(日本版)
一体、この映画はナンなんだろう?という不思議な感覚は、やがて記憶の奥底を刺激し、ノスタルジーを誘うものになりました。昔、土日の午後のテレビで見ていた、どこの誰が作ったのかも定かでない、映画史などとは無縁のB級の映画達。本来、忘れ去られてゆく筈のものに対して愛情を向けたこの映画、「笑えた」という意見が多いなか、私は妙に泣けてきてしまって、仕方なかったのでした。映画を見る眼を研ぎ澄ましてきた人にはダメ映画として映りそうですが、どんな映画でも、どうしても切り捨てる事ができないまま生きてきた人には最高の映画なんじゃないでしょうか。【追記】再度スクリーンで見たところ、初見の時よりも更に印象アップしました。実は意匠が非常にしっかりしていたんですね。特にクライマックスでのブライドとオーレンの対決シーン。ブライドが映る画面は障子から洩れるオレンジの光が、オーレンの映る画面は雪が散りばめられた空のブルーが常に背景にあって、熱さと冷たさが対比されています。怒りに燃えたぎるブライドの温度と、冷たく情を捨てて生きてきたオーレンの温度。単なる日本映画のエッセンスを置いてみました、というのではなくて、その映像に「日本映画の血」を確実に見たのでした。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-21 11:30:24)(良:1票)
131.  マッドマックス:フュリオサ 《ネタバレ》 
 ジャパンプレミアにて鑑賞。   最初に書いておくべきなのは、できればやっぱりこれを見る前でも見た後でもいいので前作『怒りのデスロード』は見るべきってことね。『怒りのデスロード』の前日譚なこの映画は当然だけど話が繋がっているので。これだけでも楽しめる作りではあるのだけどね。   さて、公開前につきなるべくネタバレ無しで書きたいのだけど構成とかちょっとした設定とかでもネタバレ!って思う人はもう読まない方がいいわ。   始まってしばし(結構長く)フュリオサの少女時代が描かれて、でも物語はむしろイモータン・ジョーとディメンタス将軍の対立と確執を追う感じでフュリオサはずっと受動的な状態、フュリオサは狂言回し?みたいに思っちゃったわ。でも大人(アニャ)になってから映画はどんどん能動的に加速していって、パワフルでテンションの高いあの世界へと突入してゆくのね。息つく暇もない、退屈とは無縁な世界。   ちょっと気になったのは前作同様、地理的な位置関係がよく判らない点と、連なるエピソードの起承転結の結がいちいちすっぽり抜けてる点。どんどん先に進んでちょっとアレはどうなったの?っていうのが判らなかったり後でセリフで語られたりみたいな。それは必ずしも重要なポイントではない、って事?みたいな。  その取捨選択はフュリオサってキャラに視点を寄せるための省略なのかもしれないわ。戦いに身を投じてゆくフュリオサの意志が研ぎ澄まされてゆくように。   アニャは全編マトモなアニャの顔をしている事が殆ど無いのだけれど(汚れてるか塗ってるかのどちらかよ)それでもいつもの魅力的なアニャね。ジョージ・ミラーの世界に溶け込んで凶暴なまでのテンションの高さを見せてもアニャはステキ。   神話的な物語だけれどやっぱりカーアクションこそがキモとばかりにコッテリと魅せてくれて、そこだけでも元取れる、ってカンジ(IMAX GTテクノロジー版をタダで見せて貰えたのだけど)。  あと、シネスコ固定なのでIMAXでなきゃ!って状態ではないのでお好みのスクリーンでどうぞ、ってカンジね。  『怒りのデスロード』とのリンクは色々とあるので、お楽しみに。   そんなところ。
[試写会(字幕)] 8点(2024-05-29 15:15:09)
132.  バービー(2023) 《ネタバレ》 
 2回見に行ったのだけれど初回と2回目とで見終わった後の気持ちが全然違っちゃったのよね。   初めて見た時には痛快なコメディだと思ったわ。バービー達の暮らす作り物で固められた世界、目覚めてしまったバービーの揺らぐ自我、散りばめられた映画ネタや自虐的なマテル社いじり、そして明快なフェミニズムとホモソーシャル批判。それはそれは楽しい映画だったハズなのよ。  だけどDJ SODAさんに対する性加害と大量の(本当に大量の)二次加害があった後に2回目を見た時、そこに感じたのは切なさ、辛さだったわ。   この映画に描かれたフェミニズムは単純な基本中の基本、何を今更そんなところを、みたいな感想があるわ。  わざわざ男と女とを分断するかのような描き方をするのは間違ってるって感想があるわ。   だけど今現在のこの世界のこの現実、その基本だって全く尊重できてないワケじゃない。莫迦な男達が平然と莫迦を繰り返して反省もしやしないのが実情でしょ? ホモソーシャルに捉われた、あるいはミソジニー丸出しの、アタマの弱い男達には単純にストレートに批判をぶつけるのが正解じゃないかしら? そしてそれでも判らないであろう現実が切なく、辛いのよね。この映画って実は監督の怒りの発露だわよ。  ついでに言うとホモソーシャルに属さないアランは映画において必ずしも良い存在であると肯定されてるワケじゃないので(逃げようとするでしょ?)自分はどちらかというとケンじゃなくてアラン、って思ってるタイプもちゃんと自分のアタマで考えないとダメよね。   『2001年宇宙の旅』のパロディから始まって監督の差かしら『バビロン』に比べたらマーゴット・ロビーが格段に良かったとかケイト・マッキノン相変わらずステキとか美術デザイン最高とかマテル社の幹部連中が女性活躍社会!とか言ってる日本政府の男どもみたいとか色々と楽しめもしたのだけれど、この現実の中での映画の位置を考えた時にこれは重い重い映画なのではない?ってズーンと来ちゃったわ。
[映画館(字幕)] 8点(2023-09-05 15:45:55)(良:2票)
133.  ノック 終末の訪問者 《ネタバレ》 
 見終わっていつものシャマラン監督らしい明快さは無いわね、って思ったのだけど考察するうちにやっぱりシャマラン監督ならではの映画だって思えてきたわ。シャマラン監督の映画っていつも見終わった後にあれこれ考えるのが楽しいのよね。   『シックス・センス』からずっと監督の作品に描かれてきたのは「見えない恐怖、見えてしまう恐怖」だと思うの。その相手は幽霊だったり宇宙人だったり超常現象だったり。今回その相手は人の心であり信仰でありそして神なのね。  キャビンの3人家族は見えない恐怖の代表者。家族にとって押し入った4人は訳の判らない事を言う、頭のおかしい、死を強要してくる理解不能な謎の集団。捉えどころのない、不条理な存在。  一方キャビンに押し入った4人は見えてしまう恐怖の代表者。世界の終末のビジョンを見てなんとかしないといけないと突き動かされて本意ではない拘束、殺人の強要をする事になる。  一見、一方的に押し入った側に絶対的なイニシアティヴがあるように思えながら、実は恐怖に支配された弱い存在である事が判ってゆくわ。善良、とは言えないけれど本来は主人公家族と同様、普通に生きてきた人たち。  双方とも不条理な意思に翻弄され、その運命に抗いきれないままに反目し葛藤し、最終的な到達点へと至る、それは神に象徴される権力に支配された者たちがその掌で繰り広げるいざこざのようでもあるし、思想、宗教に翻弄され対立する人びとの姿のようでもあるし、そして人にはそれぞれに生があり心があることを啓示しているようでもあるし、理不尽な事象によって犠牲となった人びととその縁者の心を映しているようでもあるし。  人類の代表者にされてしまった普通の人びとが天罰を回避するために葛藤する物語、それはあまりに不条理で納得のゆくものではないわよね。   密室サスペンスとしてはちょっとユルい感じね。双方、肉体はともかく心は弱いのでピリピリとした緊張感とはならずパワーバランスがあやふやな混乱劇って風情。それでも役者さん、特にデイヴ・バウティスタさんが多面的な(怖い、優しい、強い、弱い)演技を見せてくれて良かったわ。   シャマラン監督らしい衝撃的ラスト!ってのは今回なし。でもクルマの中で見つけた証しが彼にもたらしたもの、それは切なく哀しいけれど無常の中の少しの理解、少しの希望のようでもあったわ。
[映画館(字幕)] 8点(2023-04-09 13:36:30)(良:1票)
134.  バッドガイズ(2022) 《ネタバレ》 
 ドリームワークスアニメーション、このところパッとしないイメージ。小さなお子様向けに特化してる感じで映画よりも配信用のシリーズ作品に注力している?みたいな。ディスニー&ピクサーは元より、イルミネーションにも置いてゆかれ気味って印象なのよね。  この映画も見る前はあまりピンと来なくて。擬人化された動物モノって海外アニメーションにはありがち過ぎるほどにありがちだものね。  でも実際に見てみると痛快な娯楽と普遍的なテーマとを両立してしっかりと見応えのある作品だったわ。   簡単に説明しちゃえば窃盗団が警察に捕まって改心するまでのお話、なのだけれどもそこに幾つものひと筋縄ではいかない要素があって。始まってそう経たないうちからワリと簡単に改心しちゃうライン?と思ったら正義と悪とが曖昧になっていったり二面性があったり、裏切りの裏切りのまた裏切りみたいな二転三転する波乱に富んだ展開があったりで全く油断できない、飽きさせない作り。  一方でテーマの中にある元からのイメージによって世間が決めつけてしまう、差別的な扱いを受ける、っていうのは『ズートピア』とカブってるのね。キツネの持つイメージの部分はそのまんまってカンジ。そこはもう少し違いを見せられなかったのかな?と思ったのだけど、他者からの影響による変化じゃなくて自身の内側からの変化という点には違いがあるのかも。  コントロールされたモルモットが集団で暴走するっていう『DCがんばれ!スーパーペット』とのモロネタカブリは同時期公開ってコトで(本国ではこちらの方が三か月早いわ)仕方ないわね。   これからのアニメーションは『スパイダーマン:スパイダーバース』前と後とに分類されるって思っているのだけれど(国産も含めて)、これは確実に『スパイダーバース』後を感じさせる作品ね。ガチガチなリアル志向から離れ引き算で描かれたCGや、スタイリッシュな画面構成、大人が見ても楽しめる要素(冒頭はアレ、『パルプ・フィクション』のトラボルタとサミュエルよね)、より自在になった時代のCGアニメーション映画って感じ。  個人的には知事がステキで好き。知事のままだったらつまんないキャラだったけど、ね。   『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』の次のドリームワークスアニメーション映画ってことでお子様向けみたいなイメージがあるけれど、オトナも楽しい映画よ。
[映画館(字幕)] 8点(2022-10-12 15:43:51)
135.  SING/シング:ネクストステージ 《ネタバレ》 
 吹替版、字幕版の両方見てからのレビュー。   前作の方が物語としては面白かったのね。前作はどん底なひとびと(全員、人じゃないけど)が這い上がって自分の居場所を勝ち取るサクセスストーリーだったのだけれど、今回は前作で既に成功してそれなりの地位、それなりの立場から始まる物語なワケで。その苦悩やジレンマも多くはもう一段上へ、というもの。田舎芝居から一流のブロードウェイミュージカルへ、という状態、プロフェッショナリズムについてのハナシになっていて、ちょっと遠い存在へと昇っていっちゃったねぇ、って感はあるのね。相変わらず山師なコアラはヤバいヤツだけど。   だけど今回は1つの大きな舞台を創り上げるという流れで物語が組み立てられていて、そこに向ってゆく様々な力、完成された舞台の魅力で前作以上に盛り上がりを見せてくれるわ。裏方のひとびとの仕事にもスポットライトが当たっていてスケールの大きな群像劇になっているの。  キャラが増えた分、ひとりひとりの扱いは小さくなった感があるわ。キャラの振れ幅が小さくなった分、ドラマチックな要素は薄まったし、新キャラで重要なポジションなハズのクレイ・キャロウェイですらそのくらいで心変わりしちゃうんだって程度のドラマの量だし。  そうしてまで描かれる群像と、同時進行してゆく多数のエピソードで形作られてゆく大きな流れ、そしてたっぷりと時間を取って魅せるクライマックスのステージが圧巻なのね。一流のショウを見ている気分になれるの。その背後で展開する、舞台を阻止しようとするジミー・クリスタルとの攻防のサスペンスがジャマなくらいには。  個人的に特に良かったのは新キャラでジミーの娘のポーシャのステージね。お金持ちのワガママ娘から一転、父親の呪縛から離れて飛び立つ舞台、しなやかなデザインと動きも伴って、とてもキモチいい、爽快な歌と映像だったわ。   前作はそれなりに字幕版と吹替版とにデキの差があった、吹替版はそこまででは・・・って印象だったのだけれども、今回はプロ意識の物語に合わせるような感じで吹替がグレードアップしていてとても成長したものになった、字幕版との差をあまり感じないものになったと思うの。歌唱シーンが前作よりもテクニカルな、難度の高いものを要求されてる状態なのだけどみんな見事にこなしていて。それに初参加のアイナ・ジ・エンドさんはキャラにぴたっとハマってまるでポーシャは彼女のために作られたキャラみたいにすら思えるし。稲葉さんは声優としてはアレだけど歌はさすがだし。   前作からのキャラも今回登場の新キャラもみんな好きで、そんなキャラたちが織り成す世界が大好きで。でも今回最大の功労者はイグアナのミス・クローリーかしらね。
[映画館(吹替)] 8点(2022-04-10 18:44:23)(良:1票)
136.  スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 《ネタバレ》 
 初日に見たのだけど「これ絶対ネタバレしちゃいけないヤツ!」って。だけどネタバレ無しで感想なんて書けないので公開からひと月経過するまでレビュー書くの待ったわ。さすがにホントに見たかった人はもう見たでしょ? 以下激しくネタバレしてるのでご注意。   見終って「凄いモノ見た」って感じだったのね。  これまでのトムスパイダーマンってMCUの大きな流れの中の1つ、アベンジャーズに参加した大勢の中の一人って状態だったじゃない。スパイダーマン誕生エピソードすらすっ飛ばされて社長やサノスに振り回されまくりよ。  それが今回はそのポジションを維持しつつも過去のスパイダーマン映画を1本の映画の中に内包してひたすら救済に走るの。ヴィランズだけじゃなくてトビースパイダーマンもアンドリュースパイダーマンも、そして中途半端に終わってしまった感のある2つの映画シリーズの存在自体をも。  当然トムの顔が現れると思ったそこにアンドリューの顔が現れた瞬間、満員の場内からどよめきが、そして一拍置いて拍手が巻き起こって、その瞬間に立ち会えた事に感動したわ。  それぞれのスパイダーマンが抱えた辛さや痛みを共有し分かちあい、そして力を合わせて前進する、これまでの『スパイダーマン』の集大成にして大きなフィナーレになっているのね。   それは勿論ライミ版『スパイダーマン1~3』、マーク・ウェブ版『アメイジング・スパイダーマン1、2』、そして『スパイダーマン:ホームカミング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を見ていてこそ成立するものだし、更に最低『ドクター・ストレンジ』と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』程度は見てるべきだし、ならば『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』そして『スパイダーマン:スパイダーバース』も欠かせないし・・・ってマーベルモノにつきもののそれ単体じゃどうにもこうにも状態ではあるのね。  でもその歴史につきあってきた時間の流れの重さ、そこを経た上での感動、感慨は1本の映画だけでは到底語れない大きさね。   その上で、あんなに淋しい切ない結末でいいの?スパイダーマンの「大いなる力には大いなる責任が伴う」ってテーマ、孤独なヒーロー、スパイダーマンって結局こういうモノでしょ?っていうのを最後に持ってきてそれでトムスパイダーマン=ピーター自身は救われてるの?って思ったりもしたけれど、でもあれでやっとトムスパイダーマンは独立した存在になって彼だけの物語を歩み始めたとも言えるのね。当初からアベンジャーズに縛られ振り回されてきたスパイダーマンが総てのしがらみから切り離されて自分だけの空間から自分だけの人生をスタートさせる、ここがトムスパイダーマンの本当の始まりなのかもしれないわ。
[映画館(字幕)] 8点(2022-02-08 19:53:09)
137.  ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 《ネタバレ》 
 悪い奴らなクセにやたらグジグジとウェットで見どころと言えばハーレイとカタナくらいだった冴えない前作とは違って今回は面白かったわ。ジェームズ・ガン監督の作品は必ずしも好きとは言い難いのだけど(自分の中で0~10点まで振れ幅大きいわ)。   冒頭、こいつが主役?この連中の話?って思わせてからの意外な展開(いやポスター見てれば別に意外じゃないんでしょうけど、アタシ基本的に映画見る前にあまり情報をアタマの中に入れたりとかしないのよね)にドン引きしたり笑ったり。  メンバーは揃っておバカだし、前作から続く権力側のオバちゃんは今回あんなだし、スタッフもあんなだし、おふざけ度がかなり強くなっていて、でもそれはそれで楽しいので深刻ぶってるよりはよっぽどいいわ。スタッフ達の描写には『レディ・プレイヤー1』の敵側スタッフみたいに愛が感じられたしね。脇役に愛がこもってるのはいいわ。カタナ出てこなかったのは残念。でもハーレイとサメちゃんとで基本満足。あとネズミ姐さんと。   クライマックスは喜ぶ人間超限定的な大映映画リスペクトね。『宇宙人東京に現る』のパイラ人なボスったらフルCGなクセに中に人が入ってまーすって動きで街を破壊するし対抗するのは『大群獣ネズラ』だし。大きくないけど。   人の命の扱いが大変に軽い映画で、街を救おう!ってクライマックスの意志と相反してたりもして、そこはちょっとモヤるのだけれど、基本バカ映画なので『ホット・ショット』みたいなレベルで考えとけばOK、みたいなカンジ? ジェームズ・ガン監督にはあくまで気を許せないケドね。
[映画館(字幕)] 8点(2021-09-06 22:04:13)(良:1票)
138.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
 最近の国産ゴジラ、『シン・ゴジラ』といい『アニゴジ』といい『ゴジラSP』といい、なーんかピンと来ないのよね。どれもゴジラ(怪獣)をダシにして描きたい事(押し並べてスノッブなナカミ)を披露するばかり、みたいな。ゴジラ(怪獣)を他のモノに置き換えたって全然構わない程度の扱い。   大体、これまでレビューで何度も何度も何度も書いてきてるけれど、怪獣と人間ドラマは水と油の関係、どっちも両立させようなんてのは無理なのよね。人間ドラマ描いてる間は怪獣をどっかにただ置いておくしかないし(海の中とか怪我して休んでますとかのんびり移動してまーす、みたいな)、怪獣が暴れてる間は人間は為す術なく右往左往して逃げ回るしかなくて。そしてそれでも無理して両立させようとすると超能力で怪獣と繋がってますとか、科学者や兵隊さんなのでいちいち怪獣の前に出ちゃいますとか、こじつけるような設定、展開をさせるしかないのよね。   で、前置きが長くなったけれど今回の映画はかなり割り切ってるのね。あくまで怪獣が主役。人間はドラマなんて抱えてなくて、ただ怪獣を動かすお膳立てをするためだけに登場するの。  もう人間達、かなりいい加減だわ。なんでも判ってるかのような科学者が何人も登場してはしたり顔で解説してくれたりして(あの陰謀論者はだからそこら辺を皮肉ってもいる存在ね)。昭和ゴジラや昭和ガメラの科学者みたいなモノよ。悪役は悪い事してます、って判り易さだしね。毎回悲壮感漂わせてる父ちゃんは今回ただ出てくるだけ。観客から「お前何してん?」ってツッコまれるだけの役。  その上トンデモ科学みたいなのも色々登場して。轟天やスーパーXなみに「それ、どう見ても飛ばないわよ?」みたいなスーパーメカ出てくるし、アレはVSキングギドラと機龍のハイブリッドみたいだし。  更になんかメカの中に入ったら動き出しちゃって悪の秘密基地に到着しちゃうとか、システム止めるにはコレがいちばんとか、あんた達、昭和ガメラのお坊っちゃん達なの? 悪の組織、セキュリティガバガバ?   一方でゴジラとコングはココロ持ってて感情剥き出しで、ふきだしポワンと出して「やっつけろ」「りょうかい」とか会話しだしてもおかしくないくらいだわ。   だからね、今回の映画は昭和、平成、ミレニアムのゴジラにぐーっと寄ってるカンジなのね。前作から続くレジェンダリーチャンピオンまつり感は更に強まったの。とにかく怪獣がどつきあいしてナンボ。でっかい生き物が大スクリーンいっぱいに暴れて壊してみせればそれで十分、それ以外に何が必要?みたいな。アタシの中にある怪獣映画って、そういうモノだし。  街並が怪獣の足で破壊されて、カメラがぐーっと上を向くとビルの間に巨大な怪獣の姿があるって、もう「コレコレ!コレが見たかったの!!」って。斜に構えた映像じゃなくて、日本から絶えて久しい、真正面から怪獣を捉えた怪獣の映画。2021年の技術で表現された昔ながらの怪獣映画。   「バカで結構」こそが『ゴジラVSコング』の矜持、誇りなんじゃないかしら?
[映画館(字幕)] 8点(2021-07-03 17:48:36)(良:4票)
139.  ようこそ映画音響の世界へ 《ネタバレ》 
 当然ながら音響重視な映画、って事で上映館の中では立川一択?って思ったのだけど、いかんせん遠いのよ、立川。時間も交通費もかかるし。それに立川やチネチッタの、スクリーンの外側に剥き出しになってるラインアレイスピーカー、アレあんまり好きじゃなくて。映像との調和無視して音ばっかり主張してきて耳に突き刺さって(アタシが日頃、最も映像と音とのバランスがいいと思ってるのはバルト9ね)。  ってコトで新宿(バルト9ではないけれど)に行ったのだけど、意外と頑張ってたわ。『スター・ウォーズ』冒頭のスター・デストロイヤーはやっぱりスクリーンで見てこそね。   さて、これは映画音響についての映画、大きく2つのパートに分かれていて、前半が映画音響の歴史、後半は映画音響の各パートの役割の解説。前半の方がワクワクして後半はちょっとお勉強映画みたいなカンジでテンション下がり気味になっちゃうのは構成上仕方ないわね。  映画史を支えてきた映画人がいっぱい登場して、エポックとなった映画がいっぱい登場して、それはもうめくるめく映画の夢の世界。その歴史の一部を体験してきただけに、1つ1つが記憶と共に映画と時間を共有しているような感覚になれて幸せ。『スター・ウォーズ』や『地獄の黙示録』を公開時に70mmで見られたのは今となっては本当にラッキーだったわ。  ただ、その2本の頃まで映画の音響は製作者から重視されていませんでした、みたいな言い方なのは違うよねぇ、って。それ以前の70mm6チャンネル磁気トラック映画っていい音のものがいっぱいあったわ。パンテオンの『風とライオン』なんてクリアで立体的で素晴らしい音だったもの。そもそも『大地震』のセンサラウンドなんか音が主役の映画みたいなものだったわけだし。っていうかアタシが映画好きになったのはセンサラウンドの存在があったから、とすら言えるし。  それとは逆なカンジで、『トップガン』の音響についても触れられていたけれど(実際の戦闘機の音は意外とショボいので新たに作りました、みたいな)、アタシ、アレは公開当時日劇プラザで見た時にひたすらやかましいだけ、としか感じなかったのね。   そういう個人的な映画体験と映画の歴史とがシンクロしてゆく、これは1つの映画と言うより思い出再生装置みたいなモノで、だからアタシみたいな古びた人間から見たこの感想はあんまりアテにはならないわね。  これから長く生きてゆく人には、現在からこの先の映画の音(ATMOSとかIMAX12.1chとか)を更に味わうための知識として見ておいて損はないと思うわ。今、ヘタしたら画質は家の方が良かったりする場合もあるけれど、音は映画館でなきゃ体験できない世界だものね。新型コロナで映画館から足が遠のいて配信で見ることが多くなったかもしれないけれど、大空間を大出力で鳴らす音は映画館ならではよね。
[映画館(字幕)] 8点(2020-10-11 20:14:07)(良:1票)
140.  トロールズ ミュージック★パワー 《ネタバレ》 
 CGアニメーションはどんどん表現がリアルになってゆくけれど、この『トロールズ』シリーズのCGはリアルの方向がちょっと違ってユニークなのね。トロール達の肌の質感はシルバニアファミリーみたいで、身に着けているものや世界を構成するものはフェルトや毛糸製。そこにラメをいっぱい散りばめて、カラフルに飾って。色んな肌の色があって、色んな髪の色があって。CGだけれど手作りのコマ撮りアニメーションみたいな感覚。   前作は劇場公開されなくて、輸入盤のブルーレイを買って見たのだけど、CGはともかく物語や感覚は『スマーフ』に『シュレック』を混ぜたような感じで(っていうか物語が似てる『スマーフ』と印象ごっちゃ)、ありがちなアニメーションっていう感じがしたのね。  だけど今回は歌を主題に、時代を映す良質なアニメーションになったわ(前作でもトロール達は歌って踊っていたけれど、それが物語に直接関係がある訳ではなくて)。  音楽のジャンルごとに分かれたトロール達の民族や暮らし。それはこの世界の鏡。ポップ、ファンク、クラシック、カントリー、テクノ、ロックの6つの大きな派閥(国家、民族)と、その他のジャンルの少数民族。それぞれの正義や大義があって、1つのジャンル(思想、宗教、理念)に統一しようとする意志があって、それに対する抵抗があって。価値観を揺るがす真実があって。  お子ちゃま向けの可愛らしい世界の中に、いっぱいの象徴が詰まっていて、大人には大人なりの深いテーマを味わうことができるわ。  予告だけ見るとまるでロックが悪役のように思えるのだけど、そんなに単純な作りではないのね。それぞれの派閥が持つエゴや閉鎖性や背景があって、どれも簡単に否定したり切り捨てたりしてしまえるようなモノとしては描かれてないの。前作では1つの価値観が幸せをもたらして、悪は排除されてこそ、みたいな状態だったので、それに比べるとかなり進歩したわ。  そしてそれは現在のトランプ政権下でのアメリカが抱えた危機感の反映のようでもあって。差別を越えて多様性を認め合う、違っていて当たり前、違っているからこそいい、っていう当たり前だけれども、その当たり前が通用しなくなっている現実。同じテーマを抱えた同時期公開の『アダムス・ファミリー』(こちらも良質)と共に、お子ちゃま向けアニメーション映画からの時代の流れへの抵抗。   ちょっと気になったのは音楽が題材という事でK-POPや江南スタイルは登場するけれど日本の音楽は登場しなかった事ね。同じ海外アニメーションでも少し前の『シュガー・ラッシュ』や『SING』には日本の音楽も流れたのだけれど。それはかつて配給のフォックスジャパンが日本でドリームワークス・アニメーション作品を一切公開しなかったためにもはや日本は対象外と判断した(現在配給はユニバーサル=東和、ギャガに移ってるわ)って事もあるのでしょうけれど、日本が世界から遅れ始めてる面もあると思うのね。音楽的に日本はここ何年か世界で実績を残せたかしら? ピコ太郎ぐらいだわね・・・アレも日本政府やトランプに利用された時点で終わったようなモンだし。この映画での日本的要素は唯一「寿司」。果たしてそれでいいのかしらねぇ?
[映画館(吹替)] 8点(2020-10-09 15:58:13)
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