1. あなたを抱きしめる日まで
《ネタバレ》 これが実話を元にした話だと思うと胸糞悪くなる。真実が明らかになったとき、何もせずただ赦すという決断をしたフィロミナは物凄いのだろうが、どうしてもモヤモヤしてしまう。マーティンが「僕はあなたを赦せない」って言ってくれたのがせめてもの救いだった。 [DVD(字幕)] 6点(2015-05-26 02:31:28)(良:1票) |
2. フルメタル・ジャケット
《ネタバレ》 説教臭くなく、登場人物の心情に深く触れるわけでもなく、淡々と場面場面が描かれる。にもかかわらず、彼らがどっぷりと兵士になっていくことに違和感を覚えることなく鑑賞していた。それに気づいたとき冒頭の頭を刈るシーンが思いだされて、特別でない普通の人間が戦場で銃を撃っているのだと怖ろしく思った。 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-10 19:39:47) |
3. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 前半のクイズ番組とリンクしながらジャマールの半生が明るみになっていくところは非常に面白かったんですが、後半は薄っぺらな恋愛映画という印象です。ご都合主義は嫌いではないけど、最後の「運命だった」には違和感を感じました。わざわざ言わなくてもいいんじゃないかと思います。 エンドクレジットのダンスは図らずも感動しました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-03-05 22:05:47) |
4. スナッチ
テンポ良く展開していく話は面白いのですが、どうしても同じような雰囲気の『ロック、ストック~』と比べてしまい、痛快さが物足りなかったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-25 14:20:09) |
5. ファーゴ
距離を置いた立場から、登場人物たちを皮肉を効かせて滑稽に描いた作風。この辺が合うか合わないかで、かなり印象が変わりそうですね。自分には、ちょっといまいちだったかな。 でもジェリーが書類をバンバン叩きつけて怒るシーンはかなり好きです。動きがやたら上手いし、直後にチラッと外を見るところがまた良い。彼の小心ぶりと見栄っ張りな性格が出てて面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-28 10:27:10) |
6. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 病原菌を撒き散らしたテロリストがいい者に思えるくらい、国家権力側に腹が立ちました。生存者たちは全部マスコミにぶちまけちゃえ!と。それからあの女の子にもイライラ。頼むから大人しくしててくれと。まぁそれくらい緊迫した気持ちで観れたって証拠だろうと思います。 余韻の残るラストも好きです。 列車から降りるときにローレンとハリスが見つめ合ってる場面では「さっさと降りろ」と後ろから突き飛ばしたくなりましたが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-06 16:58:29) |
7. エコール
《ネタバレ》 不思議な雰囲気を楽しむ映画なのだろうと思います。結局あの屋敷が何だったかの説明はなく、性的描写も抽象的。でもそれ故に不気味さやエロティックさが一層強く感じられました。映画の解釈に関しては各々で想像してくださいってことでしょうけど、良いイメージは湧かないので余り考える気がおきません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-01-04 02:22:27) |
8. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
大の映画好きが、好きなものを好きに作ったようなコメディ満載の痛快アクション。 ただわかる人だけがわかればいいといった感じではなく、役者の演技や細かい演出など観客を楽しませる要素が盛りだくさんの上質なB級映画です。 安心して楽しめて、ツボにはまれば最高というような感じかな。 [映画館(字幕)] 6点(2008-09-12 11:28:47) |
9. ツォツィ
《ネタバレ》 全体的にもの悲しい映画でした。 強盗や殺人のシーンでは派手な演出も観るものを驚かせるような奇策も戦略もなく、ただ単純に銃やナイフで脅すだけ。それが余計にリアルで、ハリウッドのアクション映画であるような特別なスキルを持った人とは違う、普通の人間がやってるという印象を強く受けました。 最後はややうまくいきすぎな感じもありますが、少し希望が見えるあの終わり方で良かったんだろうと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-09 12:40:09) |
10. アース
《ネタバレ》 一番印象に残ったのはオオカミがトナカイの子を追うシーン。追う追われるの関係だが、勝負は五分五分。生きるために必死に走る両者の姿に、胸が熱くなりました。観客を意識して飾りつけられたものとは違う、ただただ純粋な闘いに圧倒されるばかりです。 映画自体も、全編通じてよくこんなシーンを撮影できたなと思うほど素晴らしい映像が続くので、とても楽しく観ることができました。それだけに残念だったのは、音楽が狙いすぎていたことと、最後のナレーション。確かにこの映画のテーマですが、言葉にされるとちょっと冷めてしまいますね。 [映画館(吹替)] 6点(2008-01-31 18:31:40) |
11. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
原作はミュージカルですが、この映画には必要なかったのではないかと思います。歌声や曲そのものに見所があったとは思えず、話のテンポを悪くしているだけのように感じました。同じような歌も多く、聴いていてウンザリです。 グロシーンも耐性の無い私にはキツく、時間を長く感じる映画でした。 [映画館(字幕)] 2点(2008-01-24 21:42:07) |
12. エディット・ピアフ~愛の讃歌~
エディット・ピアフのことを全く知らずに観た私の第一印象は、わがままな性格と変な眉毛。映画を観終わってもそれは変わりませんでした。歌と愛に全てを捧げた生き方は純粋に凄いなと思いましたが、彼女に魅力を感じなかったので最後まで感情移入できませんでした。それでも主演のマリオン・コティヤールの熱演ぶりは素晴らしかったし、愛の賛歌をはじめとしてピアフの歌声は鳥肌ものです。そこだけでも観る価値はあったと思いますが、事前に彼女のことを知ってから観ていれば作品に対する理解がぐっと深まったのかなと思います。 [映画館(字幕)] 5点(2008-01-17 23:04:50) |