1. 魔女の宅急便(1989)
賛否あるでしょうが個人的に… 「ナウシカ」、「ラピュタ」、「トトロ」そして「魔女の宅急便」。 ジブリ四天王でございます。 あまりにも思い出深くて何を書こうかレビューを躊躇するぐらいでした。 キキの魔女としての成長が、冒険のわくわく感がたまらなく響きました。 こころを温かくする宅急便。アイデアが素晴らしい。 ホントに名作です。 色褪せません。 松任谷由実の曲も素晴らしいです。 ああ、また無性に観たくなってしまった。 [ビデオ(邦画)] 9点(2020-02-27 00:19:54)(良:3票) |
2. スリー・ビルボード
《ネタバレ》 あらすじからクライマックスまで飽きないテンポで非常に好みの映画でした。 頼むからこんなラストであってくれ。劇中何度願ったことか。 裏切るようなラストじゃなくて素直に嬉しい。 このスリービルボードは犯人を捜す映画でもないし、復讐劇でもない。 きっかけが娘のレイプ殺人であって犯人逮捕を願う母親を中心に様々な怒りが交差する人間ドラマなのだ。 人種差別が根強く残るこの腐敗した街で孤軍奮闘。つまらないわけがなかった。 主人公を務めたフランシス・マクドーマンドはファーゴ以来のご対面だが 強い女性を演じるところは色褪せることなくお見事でした。 [映画館(字幕)] 8点(2018-03-21 23:32:16)(良:3票) |
3. 偽りなき者
《ネタバレ》 ややっ。マッツ・ミケルセンって007カジノロワイヤルでしか見たことなかったけどいい役者ですな。 協会で訴えるシーンは迫真の演技です。 子供は嘘をつかないとう謎の固定概念で事実確認をすることも無く閉鎖的な田舎町で一方的に犯罪者扱い。 孤立し、精神的にも肉体的にも追い込まれてしまう。人間の陰湿な気持ち悪さが存分に出てた。 感情移入という部分では久々に怒りが込み上げてくる、冤罪系って弱いんだよね。 無実を晴らすシーンがもう少し欲しかったかな。思ってたよりもずっといい映画だったけど惜しい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-05-26 22:49:36)(良:3票) |
4. ゴッドファーザー
マフィア映画の代表作であり間違いなく映画史に深く刻まれた映画。始まりから終わりまで迫力で押し切っている。そして単なるマフィア映画にとどまらず家族を守ろうとするコルレオーネ一族の愛が深い。愛を守るためであれば血が流れようとも手段を選ばないその姿に興奮を覚えたし、マフィア映画の真髄が前面に出ている。音楽も独特の迫力を出している描写も素晴らしい。エンディングでジーンと鑑賞に浸れる映画でした。僕が映画を見てきた中で一番です。 [DVD(字幕)] 10点(2008-08-25 22:07:24)(良:2票) |
5. ターミネーター2/特別編
文句のつけようがない。 VHS録画で観すぎてセリフまで完コピできました。面白さが増してI'll be back! [地上波(吹替)] 9点(2019-05-28 22:59:38)(良:2票) |
6. 生きる
こんなに後からじわじわとくる映画も珍しい。黒澤が描くヒューマニズムの代表格であり間違いなく不朽の名作。 無気力に生き坦々と過ごす日々の人間にある日死の宣告が訪れる。余命をどう生きるか。誰もがいつかは死ぬわけではあるが、こんなに人生の意味を考えることはないんじゃないか。きっと同じ立場であれば強烈な不安に襲われる。そのなかで明日をどう生きるか。深く考えさせられた。 また、志村喬が迫真。何が凄いって、全体的にボソボソと話すのだが会話要らずの眼の演技。絶望、不安、生命力を眼で表現してる。 エンディングは夕焼けが印象的。モノクロではあるが生き抜いた達成感と哀愁に映え色彩があるようだ。ブランコを見る際、恐らくずっとこの生きるが頭によぎるだろう。それだけの映画。 [DVD(邦画)] 9点(2017-01-11 19:34:06)(良:2票) |
7. 孤狼の血
《ネタバレ》 法が整備されていない時代とは言え凄まじい広島呉(架空)の夏だった。 二大勢力暴力団の抗争の狭間でマル暴の躍動が存在する。 俳優はなんと言っても輝きを放つ役所広司。 正直、アウトロー刑事はツボなんですよ。違法捜査を厭わないが正義はしっかり持っていてヤクザを手懐ける。 暴力団からすれば脅威の存在。一言「ガミさんかっこよすぎる」。 松坂はラブコメ俳優の印象が強かったがギャップで凌駕する。こんな演技もしてくれるのだと。 真面目なインテリ優男の成長を見事に演じきりラストにハイライト吸うあたりなんてのは立派なガミさんの相棒になったもんだとグッと熱くさせてくれた。 過激さはアウトレイジ1より若干マイルドにおもう。抵抗がある人もスルーせず是非観て頂きたい。 男臭いドラマの中で個々の生き様が胸を熱くしてくれる。 意外にも劇場で女性客が多かったのは松坂桃李ファンなのだろうか?この作品の魅力なのだろうか? 後者でしょ。 次作も決定したので引けをとらないパワーみなぎる作品を期待してます。 [映画館(邦画)] 9点(2018-06-01 13:11:16)(良:2票) |
8. ターミネーター:新起動/ジェニシス
《ネタバレ》 これはつまらない…。劇場で正直ビックリした。 言いたいことはたくさんあるがまずキャスト全体のミスマッチ。ジョンコナーのイメージとかけ離れ過ぎ。 また敵役にしちゃうとこも大胆不敵ではあるが好みじゃない。 時系列を導入し、1~3の歴史を全否定。ウェイトレスじゃないサラコナー…。 老いたシュワ。そんなんなら全部CGでいいんじゃない?安っぽいT-1000。 アクションも特筆インパクトに欠ける。まだ不評の3のほうが見応えがあった。 シュワが「アイルビーバック」と言ってサラが「はあ!?」っていったのはウケた。 とまあ、ターミネーターファンとしては裏切られてショックでしたよ。 番外編と割り切ればなんとか。こんなの3部作も続けるのか…。 キャメロン絶賛って言ってたけど、本気で言ってたのか?? [映画館(字幕)] 3点(2015-07-17 12:30:43)(良:2票) |
9. ロッキー5/最後のドラマ
うん、間違いなくシリーズでいちばん酷い。 まず始まりが酷い。会計士の不正で破産とか必要だったのか。 弟子のトミーにはボクサーとして育てた挙句、裏切られ侮辱され最後は喧嘩を買って場外戦。 ロッキー違うだろ、お前のたたかう場所はリングだろ。と言わずにはいられない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-12-31 13:44:49)(笑:1票) (良:1票) |
10. 新しき世界
練られた脚本に独特で生々しい描写はやっぱり韓国が世界に誇れるとこ。 この映画でも韓国カラーが炸裂してる。絆、裏切り、苦悩の中でたたかう潜入捜査官。彼が最後に出すアンサーとは? 面白くないわけない。イメージとしてはインファナルアフェアと北野武のブラザーで結末はゴッドファザー…。…がどこかで観たような場面がちょっと多い気がしたのが残念。 イジョンジェが若頭ってかんじではまり役だった。囲碁の先生役ソン・ジヒョもうちょっとみたかった、うん。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-04-18 23:45:11)(良:1票) |
11. フェア・ゲーム(2010)
良心的な政治ドラマだとは思いますが、やはりというかこの手の国家権力を相手に戦う主人公達、こういう構図は正直見飽きた。 実話だけども裏の裏過ぎてアメリカ政治に興味が無いとなかなかグイグイとは来なかった。 [地上波(字幕)] 5点(2015-07-06 12:17:00)(良:1票) |
12. 蜘蛛の巣を払う女
知的で過激な天才ハッカー・リスベットが帰ってきた。 北欧の冷たい世界でスケールの大きい姉妹喧嘩なわけだが、衝撃の前作と比較するとどうしても見劣りしてしまう。 バイクアクションは素晴らしいが、過激さはだいぶマイルドになりストーリー性に奥深さが無い。 フィンチャー監修とはいえ、なんとも残酷なキャストオールチェンジ。 理解して観たわけだけども、残念感は払拭できず。もし続編があってリスベット役が毎回変わるのであれば納得するかもね。 007のジェームズボンドのように。 割り切れれば、まあ及第点のサスペンスには仕上がっている。 [映画館(字幕)] 6点(2019-01-26 23:49:45)(良:1票) |
13. バッド・ルーテナント
暇つぶしに見てみましたが、まあなんと評価したらいいか微妙な作品。 葉っぱ吸ってるダークヒーローはもうおなか一杯かな。ブレない正義の芯があれば魅力的なんだけど。後味もわるい。 ニコラスの主演映画はいつもあと一歩二歩。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-12-23 00:05:07)(良:1票) |
14. ロッキー3
クラバーのキャラが際立つ。モヒカンのパワー系黒人。敵はアポロだけじゃない。 そんなロッキーの引き立て役にはバッチリ。 ミッキーに不幸があったもののアポロがトレーナーとしてタッグ組む。3作目として十分刺激はあった。 ただ少し単純な構成だったかな。わかりやすいのがロッキーシリーズのいいところであって弱点でもある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-30 17:36:11)(良:1票) |
15. ソウ ザ・ファイナル 3D
《ネタバレ》 最後に相応しい…とはなりませんでした。 ゴードン医師登場もインパクト薄れジルは結局死ぬんかいってぐらいでした。 ここが限界でしょう。シリーズとおして楽しめましたが嫁にはどんな気持ちで観賞してるの?と毎回言われました(笑) [DVD(字幕)] 6点(2015-10-18 22:23:26)(笑:1票) |
16. スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
《ネタバレ》 最終章となり、スターファンは感無量なのかもしれませんが、一歩さがって評価すると痛快な面白さは無かった。 前半はかなり退屈。ソロがいなくなってからは沸点がない平行線。 成熟した強さのレイとマスクをやたら外すカイロレンが光と闇を繰り返すだけ。 レイがパルパティーンの孫だのってネタ晴らしにしてはインパクトは残らず「へー」ぐらいか。CG映像美とファルコンに魅せられるだけで中身は乏しい。 決定的なのは新シリーズにて絶対キャラを作れなかったこと。レイの女主人公はチャレンジあって設定は好きだけど、基本構成はダースベイダー、ルーク、ソロ、レイア、チューバッカなど過去の遺産頼り。 本家スターウォーズにもう少し近づいてほしかった。 これが産業映画のディズニークオリティだね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-04-30 19:55:20)(良:1票) |
17. ユナイテッド93
《ネタバレ》 当時を思い返してもウィキらないと曖昧な記憶が多く、4機のうち1機のみ 目的地に達っしたなかったことは知っていたが助かるもんだと思ってたら、こちらも悲しい結末になり緊張感あった。 人は窮地に立たされると結束し、何とか生きようと立ち向かう。 テロリストを追い込んだだけに残念でならない。 亡くなった人たちのためにもこの同時多発テロは風化してはならない。この作品を通して強くそう思えた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-08-16 21:25:20)(良:1票) |
18. キラー・エリート(2011)
うーん。ネームバリューの割にはなんとも拍子抜け。 ステイサムの強さは相変わらずだけど、物語が乱雑でグッとくるオチもないし、MISSオンパレードな暗殺者たち。 実話に沿っているのか、映画として盛っているのか。もはやわからない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-10-21 23:41:07)(良:1票) |
19. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 コロナ禍で上映を我慢しAmaプラもスルーして満を持してBlu-ray購入したらレコーダーが壊れて見れなかった…。 前作のQから8年も要したのにさらに長く遠かった思い出あります。 溜めて溜めて4部作完走。ようやくエヴァも幕を閉じたな‥と。 正直、単品の内容だけでみればそんなおもろないです。 広げた人類補完計画という伏線を回収しhappy endまでもっていった。壮大な妄想の中で…。 でも不思議と強い余韻が残る。 エヴァへの想いというか愛というか…アニメーション時代も含めて感情がこみあげてくる。 そんな映画も珍しい。 また、宇多田ヒカルのOne Last Kissはエヴァとの世界観と哀愁とシンクロしすぎて素晴らしい。 これだけでも満足です、ホント。 本作6点+One Last Kiss1点+トータルで見たエヴァの世界観に1点で8点。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-07-04 18:06:11)(良:1票) |
20. さよなら歌舞伎町
《ネタバレ》 アジア一の歓楽街・歌舞伎町。ワケアリの人間が集まる街。 そんな舞台だからこそAV、売春、クスリ、枕、指名手配犯など当然出てくるものは出てくるわけで。 人間ドラマが想定内というか。もっと刺激あってもよかったんじゃないでしょうか。 「さよなら」の意味。歌舞伎町の脱出?主人公の負け犬っぷりしか映らない。イマイチこの映画のメッセージが伝わらなかった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-02-04 23:48:21)(良:1票) |