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プロフィール
コメント数 178
性別 男性
自己紹介 素直に申し上げて
ワタクシの評価は甘いです
だって
どんな映画でも楽しいしワクワクするのです
なので批評ではなく無邪気な感想ととらえてくださいませ

※ 蛇足ながら10点の作品は
  たとえDVDで持っていてもブルレイで買い揃えております
  そのくらいの責任感?はございますwww

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評価順12
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1.  ルパン三世 カリオストロの城 《ネタバレ》 
少年時代、尊敬する人は? なんて問いに、ルパン、と答えるほど 実力も能力もあるのに どんな状況でも余裕と遊び心を失わない ルパンメンバーの飄々とした姿にいっぱい憧れました。 厳しい状況である時ほど明るさを失わない。 大げさでなく、人としての指針でした。  「どっちにつく?」「オンナァ」「だろうなw」 「本格的に攻めてきやがった」「ああ、面白くたってきやがった」 「まぁ、ゆっくりしようぜ、どうせ出口はねぇんんだから」 「じたばたしたって始まらねぇや。おやすみ、とっつぁん」 「ほんじゃま、握手、と」「馴れ合いはせん」「あれま」  こういう会話ができる自分でありたいと そして、そういう人に囲まれる自分でありたいと思いました。
[ビデオ(字幕)] 10点(2016-09-10 01:44:15)(笑:1票) (良:2票)
2.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
   かつて、黒沢明の「生きる」をハリウッドがリメイクする なんて話が話題に上っていましたが この作品はこそ「生きる」のイーストウッド版でしょう、きっと  定められた死を前に何をしていいのかもさえ分からず 人付き合いも少なく、ただひとりで 芝刈りをして過ごす自分への焦燥感と虚無感 自分が育ててきた息子との距離や擦れ違いの埋め方が分からない姿 後悔以外、残されたもののない人生への懊悩  そんな苦しみの中から 力なく弱い立場の人に、未来を残すことに 残された自分の命を昇華させるこを決意して行動する  細かい設定こそ異なりますが 貧しい庶民は、隣家のモン族と少年タオ 庶民を苦しめていた環境汚染は、劣悪な治安 弱者が抗しきれない役所権力はギャングの暴力 主人公が残したかった公園は、穏やかになった町とタオの未来  置き換えてみても違和感を感じません  ラストの、情感あふれるウォルトの歌声に グッと胸にこみ上げた人もいらっしゃると思いますが あれこそ、まさに 「生きる」の主人公が、ブランコに揺られ歌っていた「ゴンドラの歌」 主人公の万感の思いが胸に染みこむような歌声です  舞台を現代のアメリカ社会に置き換えながらも 「生きる」に描かれていた大切な要素を残し そして、余命を宣告されてからのわずかな時間が ウォルトにとって満たされたものだったことをつたえてくれる、 優しく、穏やかな歌声  監督としても、主演としても そして歌声までも、さすがのC.イーストウッドでした
[映画館(字幕)] 10点(2016-08-04 06:13:08)(良:3票)
3.  デッドマン・ウォーキング 《ネタバレ》 
死刑にまつわる映画ですが、死刑制度についての是非を伝える映画ではありませんでした。 悪ふざけの延長のように女性をレイプし、恋人ともども殺した男の罪。その男が、どれほど悔悛したとしても、無垢な命が失われた事実も、残された家族の怒りや悲しみも消えることはない。 そして男が自らの蛮行の愚かさを心から後悔し、奪った命や残された家族への償いの気持ちが本物であったとしても、代償としてその命を奪う死刑という罰。 罪を悔い、涙を流しながらシスターに許し乞うた男への罰が執行される中、男の犯した罪が重なって描かれる。 男の行為で奪われた命がある事実と、死刑によって命が奪われてゆく事実。 死刑というと受刑者側の人権、人命などの視点から論じられたり、受刑者側に同情が向きがちな映画が多いですが、この映画は、死刑さえも望んでしまうほどの悲しみや痛みの存在にも真摯に目を向けているように思います。 犯罪であれ死刑であれ、「人が、他人(法)の意志で命を奪われる」という事実に変わりはなく、「人が人の命を奪う」という事実が現実が存在し続けていることへの無常と悲しみにあふれた映画と感じました。 人が人の命を奪いさえしなければ、死刑で人の命が奪われることもなくなる。理屈は簡単なんですけどね。。。
[DVD(字幕)] 10点(2014-12-17 20:33:46)(良:2票)
4.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
理屈はいりません。 スーパーロボットが出て、怪獣相手に、ドカーン・ギャオー・スドーン!! パイルダーオンにロケットパンチ!その辺にあるものを武器にして怪獣をぶん殴り! タンカーの持ち主から苦情が来るってw 一度でもガンプラや超合金を手に取った人なら、水に濡れるロボットの質感だけで悶絶。 逆にガンプラを子供っぽいと一笑する人には微塵の見どころもないでしょうw 幼いころガンプラを作り、超合金を戦わせて遊んでいた僕にとっては、夢のような映像のオンパレードでした! 
[映画館(字幕)] 8点(2014-12-14 21:33:38)(良:2票)
5.  ラブ & ドラッグ 《ネタバレ》 
綺麗ごとのない ラブストーリーでした  愛する資格や 愛される資格  純粋な人ほど それにこだわり 縛り付けられ ごちゃごちゃしてしまうのでしょう  よか映画でした
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-12-09 22:45:06)(良:1票)
6.  パール・ハーバー 《ネタバレ》 
   日本人として評価が難しい映画です。 エンタメとしての映画では高い評価に値する映画ではないと思います。 アメリカ映画なので、アメリカヒーロー、日本が悪役になるのも仕方ないかと。 ですがパールハーバーのシーンは考えさせられました。 戦史で言えば、たとえばアリゾナが撃沈したといわれますが、その船に乗っていた無名の人達。 その人達が泣き叫んで亡くなっていく。戦争に希望はなく、悲しみと絶望に溢れてる。 戦争がもたらす幸せはひとつもない。 それが描かれていると思える映画です。  残念なのはエンタメに偏って、アメリカ万歳にしてしまったこと。 パールハーバーのシーンは、戦争という手段しか選択肢が無くなってしまった日米それぞれの悲しみや絶像と、 それに巻き込まれて行く人たちがしっかりと描かれていたのに。  久しぶりの視聴でしたが、パールハーバーのシーンだけなら10点。 でも、前後を再見する気がしないので、でも、パールハーバーの無名戦士に8点です。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-07-20 09:02:49)(良:1票)
7.  HK/変態仮面 《ネタバレ》 
なんだこれ。全編、楽しい苦笑い(笑)  原作漫画のことは知りませんが、日本であまた作成されたアニメ・漫画原作映画としては、屈指作品でしょう。 主演の鈴木亮平さんをはじめ、その他の共演の方々も、妙なキャラクターの役を真面目に演じられています。 MARVEL風のオープニングから、マトリックスや特撮ヒーロー要素満載のサラ金強盗解決までの20分は個人的には文句なしの10点w  あと片瀬さんのキャラもなかなかw  内容が内容なので万人には薦められませんが、これは・・これで・・・ういぃーーー!  
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-26 22:10:50)(良:1票)
8.  ボヘミアン・ラプソディ
30年以上前からQUEENのファンをやっております。 初めて手にしたQUEENのレコードwは「JAZZ」でした。 まだ小学生なのにマセた子供ですww  当時はまだ高額だった輸入盤のビデオも 誕生日だったか、クリスマスだったかに買ってもらって アホのように見てました。  マーキュリーが亡くなった時。 生命にかかわる病気であることは明白だったので ああ、この日が来たか、って落胆したものです。 一度でいいから、ライブに行きたかったと。    映画ではありますが、 あのウェンブリーでライブを見ているような 夢が現実になったような高揚を味わえたことは幸せです。  ドルビーアトモスの劇場で見て 本当に良かった! でもやっぱり本当のライブに行きたかったので、涙の9点。     近年亡くなったD.ボウイとマーキュリーは 少年のころから本当に憧れのスターでした。 なんか書き込みしてたら、寂寥感満載になってきた。。。
[映画館(字幕)] 9点(2019-04-01 12:44:11)(良:1票)
9.  コンタクト 《ネタバレ》 
これまでも何度となく繰り返し見た映画ですが、インターステラーを見たら、またまた見たくなったので再見w あ、マシューマコノヒーだwww 公開当時から感銘を受けた映画でしたが、当時、周りには共感してくれる人はいませんでした。『宇宙人が人の姿して出てくるなんて嘘くさいし、面白くないし』みたいな反応ばかりで。 宇宙人や海底人や地底人が出てくる映画は他にたくさんあって、それはそれで僕も大好きなんだけども、だけど、この映画は、そういったSF的空想映画とは一線を画していると思うのです。 宇宙人、というか地球外生命体を描くSFや娯楽作品は空想の中で遊ぶ映画なのに対して、このコンタクトという映画は地球外生命体というものが『現実に存在する可能性』を描いている映画だと思うのです。 もちろん地球外生命体の存在は具体的には確認されたわけではありません。 でも、その可能性はゼロではないのです。 『地球は宇宙の孤児ではない』 素晴らしいメッセージを含んだ映画だと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-09 17:47:31)(笑:1票)
10.  のぼうの城 《ネタバレ》 
   軽ーいタッチの娯楽映画。 大幅な誤解を伴う内容ですが、ちゃんとした興味のきっかけになる可能性はゼロじゃないし 歴史に興味がない人が、へー戦国時代って面白いじゃんって思うきっかけになれば、まぁ、せめてもの。。。  端役まで強力な演技派が固める中、三成が残念すぎる。 この歴史解釈なら、甲斐姫を出す必要はあったのだろうか。 その後の消息を伝える蛇足なナレーションと演出は必要だったのだろうか。 水責めの目的は洪水じゃないよw などなど、きりがない。  せっかくの演技陣。予算。CG。 せっかくの忍城合戦。もっと骨太に作って欲しかった。。。
[インターネット(邦画)] 4点(2017-12-29 17:11:06)(良:1票)
11.  二百三高地 《ネタバレ》 
   初めて見たのは幼い頃、映画館で。 当時は前編後編で、中休憩があったのを覚えています。 誰がカッコいいとか、誰が嫌いとかなく、ただ、さだまさしの歌が悲しかった。 そんな記憶があります。  今、この時代に見て、戦争にハッピーエンドなんかもなく、英雄も栄光もなく、 そこに残されるのは、ただただ残されるのは悲しみと傷。  今、僕が見た時と同じ年頃の子が見たら、どう感じるんでしょうか。 意味や理由は分からなくても、なんとなくでも感じてもらえたらいいな。
[映画館(邦画)] 10点(2017-12-29 20:40:09)(良:1票)
12.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 
   こりゃ、どの年代を狙って作った映画ですかw シャイニングのパロディ?やら、オリジナルを見たことのない人にはサッパリでは?w ATARIってゲーム筐体を知ってる人がどのくらいいますかw でも、でも私には楽しい、ひたすら楽しい映画でした。 アバターに気になりすぎてストーリーが上の空になることもしばしばw あ、ヘイロー?ん?タイタンフォール?冒頭にキティちゃんとバツ丸歩いとるし。  あと、音楽もたまりません。 エンディングがホール&オーツって。もう、なんなん、この映画w て感じで楽しみまくりました。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-12-09 21:22:59)(良:1票)
13.  ロッキー 《ネタバレ》 
時代を越えて不変の物語でしょう 人間の強さと優しさが溢れかえっています ボクシング映画の熱さもありますが 本当に熱くしてくれるのはロッキーの生き様ですね 素晴らしい映画です
[映画館(字幕)] 10点(2015-12-20 04:37:13)(良:1票)
14.  ファンダンゴ 《ネタバレ》 
切なく美しい映画。  特にトルーマンが彼女を連れてきてからは、どのシーンも一枚の絵画のように美しくて、そして切ない。 青春という言葉は安っぽくて単純だけど、その時にしかない純粋さは、その時しか手に入らない。 今の楽しさを信じていても、未来への不安がどこかにある。 馬鹿馬鹿しいことを純粋に楽しんでいても、満たされない思いを抱えている。 その時しか手に入らないもの。二度と戻れない時間。  ちいさな会話のひとつひとつが美しい。 今までの思いと、これからの不安と希望の中の 彼らだからこそ美しい。
[映画館(字幕)] 10点(2015-04-20 01:49:37)(良:1票)
15.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 
これはあくまでも娯楽映画。 死刑制度は、こんな単純なことではありません。 どんでん返し映画としては秀作ですが 死刑制度を娯楽に使う作風は好きになれません。
[DVD(字幕)] 3点(2015-06-26 04:29:19)(良:1票)
16.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
    遠藤周作の深淵な思考を、はたして映画で表現できるのか? そんな不安を抱きながら鑑賞。 結論は、最後の一歩で踏み絵を踏めなかった、かな。 荼毘に付されるロドリゴに持たせた十字架。 原作にはなかった演出で、最後の最後、彼の信仰を安らかしめた。 そうすることで原作が問いかけ続けたことを、分かりやすく表現し、 でも台無しにしたとは思う。   極力、人工的な音や音楽で感情をあおることもなく、 風や波の音、鳥や虫の声、人の讃美歌やうめき声だけで作り上げた演出は見事。 人の弱さや迷いや苦しみや傲慢が、そのまま伝わってきました。
[映画館(字幕)] 10点(2017-01-31 20:07:49)(良:1票)
17.  ラビリンス/魔王の迷宮 《ネタバレ》 
  大人になってわかった。 ジャレスは、城に引きこもって好き勝手にしながらも孤独。 永遠に続く孤独の住人。 それは全てを否定して、私は孤独なのだと疑わずに信じていたサラの心の住人。  ジャレスがサラを求めたのは永遠の孤独から救われたいという願い。 様々な障害を与えながらも、自らのもとに来て欲しかったのはジャレス。  孤独なのは、辛いのは自分のせいじゃない、という理由を探して様々な言い訳を欲しがったのはサラの心。 ジャレスは、その思いに寛大に応えただけだ。  迷宮に囲まれた城にたどり着くまで、人を助け、助けられ、孤独じゃないことの幸せを知ったサラを見届け、 ジャレスはひとり、空へと去っていく。 永遠の孤独は自分が持ち去るとばかりに。。。     それにしても、出てくるキャラクターの愛おしさは、悪意も寓意も含め魅力的。  ジャレスが時計をにらんだ後、ゴブリン達とワイワイ歌い踊るシーンは サラは何、グズグズしてやがるんだよ!ってヤケクソ感がDボウイの歌声も相まって最高です!  追記 ブルレイの特典を見て、脚本がテリージョーンズと初めて知った。 なるほど、ちらちら見え隠れする悪意というか、風刺に得心ですwww
[映画館(字幕)] 10点(2017-03-18 10:20:36)(良:1票)
18.  ジョーカー 《ネタバレ》 
アーサーは、自分の病気を抱え、母を愛し、 貧困の中でも、周りをハッピーにすることを夢見る青年。  善い人間であろうと努め、 周囲の軽蔑や冷笑や横暴をこらえながら、 社会に受け入れられる人間であろうと必死に努める。  たかが、といえば、たかがPR看板を面白半分に盗んだガキを 取り返すために必死で走るほどに。   敬愛するマレーにステージに呼ばれ、その善行を称賛された時、 やっと自分の今までを理解してもらえたことに感涙する。  (これが現実だったのか、アーサーが望んだ妄想なのかは、   ソフィーとのことを思えば懐疑的だが)    ところが、だ。 アーサーの努力をあざ笑うかのごとき証券マンたちを、 その時はあくまでも自己防衛として射殺する、最初の二人までは。  三人目は衝動的とはいえ、確実な殺意を持って弾切れまで撃ち込んだ。 そして恍惚の境地を知る。  それは人を殺したことでも、横暴な富裕層に仕返しをしたことでもない。  それまで、善い人間たるべく自分を縛っていた鎖がなくなり、 自分の感情と欲望のままに振舞うことが許される「自由」というものへの陶酔。  自分に向けられてきた相手の「自由」を理解した衝撃。  これまで、病気であるがゆえに周りに合わせて生きなければならないと、 切迫した苦しみに生きてきたアーサーにはなかった甘美な感情。    さらに自分が起こした行動が報道という形で明確になり、 賛否ともども、自分が「存在する」ということを世間が知る高揚感。     それでも続く、多くの裏切りや欺瞞の中、 善き人間であろうとしたアーサーの拠り所は、ことごとく奪われる。 いや、奪われるのではなく、無意味なものと気付く。   そして、かつて善き人間であろうとしたアーサーを ステージにあげてまで称賛したマレーに、 同じステージの上で嘲笑の対象にされることで、一つの結論に至る。    俺は「俺の自由」を謳歌する。 お前たちが、お前たちの望むハッピーを楽しむように俺も。   マレーを打ち殺して、暴動が大きくなる街を走るパトカーの車窓から見ている暴徒たち。 アーサーには「みんな、楽しそうにやってるね。ハッピーそうだ」と見ているようだった。  そして警官が言う。お前のせいだ、と。  これが俺のせいだって?みんなが楽しんでのが?。 じゃあ、俺はみんなをハッピーに出来たってことなんだな。やっと。 満足そうに暴動を見つめる。    アーサーの笑い声は、最初は懊悩に苦しみ、みじめな自分に向けた笑い声。 それが、自分が信じていた善行への嘲笑に代わって、 最後には「俺の自由」を謳歌する喜悦の声に代わっていった気がします。   アーサーの「自由」は、実社会で決して許されるものではないですが、 人間が持つ「心の多様性」と、 そして、もうひとつ付け加えたいのは、 暴徒にも上流階級にも描かれた「多数の意志」というものの恐ろしさ。  自分が正しいと思うなら何をしても許されるという「ヴィジランテ」という発想。   アーサーがジョーカーに変貌する過程を見せられながら、 「個人」と「多数」というものの、見えざる戦いを見せつけられたような映画でした。   映画としては10なんですが、実社会に生きてるものとして、 いや、でも、これを理解してしまってはという葛藤もあるし、 現実のソフィーに起きたかもしれないことを想像すると不安で仕方ないので9にします。    ((追記))  公開前の予告を見直して思いました。   予告編のコピー。   「本物の悪を見る覚悟があるか」  違うと思います。    「本物の悪を 生んだ理由を 見る覚悟があるか」   です。 ひとりひとりの無関心が、自己利益が、傲慢が、 その欠片にでも、自分が関わらなかったと誰が言えますか?     <<さらに追記>>  友人の、   「結局、これ全部、カウンセラーに話したジョーカーのデタラメを   映像にしてるだけなんじゃないの?   アーサーなんかいなくて、実在してる最後のジョーカーだけで」  という意見に、ゲッと息を呑んで、 なんだか全部、腑に落ちた気分になりました。
[映画館(字幕)] 9点(2019-11-09 22:51:24)(良:1票)
19.  ポンペイ 《ネタバレ》 
   映画としての面白く見てましたが、最後の映像で一気に引きました。  ポンペイの遺跡には、火山灰の中に閉じ込められた遺体が消えた空間に石膏を流し込んで その当時の姿を今に残す研究がなされています。 うずくまっている人、子供を抱いている人、呻いてる人。 驚くほど、はっきりと残されています。 本当に生きていた人の最後の姿を石膏で切り取ることは、すごく大事なこと。 命を切り取る行為で、大切に大事にしなければいけない。  それを、映画のストーリーになぞらえ、 オープニングの本当の命の断片の石膏像と同じように、 ニセモノの作られた石膏像を並べられる感覚に怖気がたちました。  実際に、高貴な女性とグラディエイターが最後の時を迎えたと思われる史跡も見つかってます。 おそらく、そこに着想を得た映画だったのだと思いますが、ラストの、贋物の石膏像は許せない。 いかな2000年前のこととはいえ、娯楽と同列に並べられて良いものではない。 内容以前に、認めたくない映画でした。
[インターネット(字幕)] 0点(2021-12-10 19:33:49)(良:1票)
20.  マグノリア 《ネタバレ》 
冒頭に描かれていた 3つの事案は奇跡のような話 そして空からカエルが降ってくる  人はわかりやすくて、目に見えることだけを奇跡と思い すげー、ありえねー、って思う   だけど ありふれた日常の全ては奇跡なのかもしれません  身の回りで起きるすべての出来事や 人々との小さな触れ合いさえもが あなたや、あなたの知らない誰かにさえも 何かをもたらしているのかもしれません  ましてや 自分を認め、赦し、愛してくれる人との出会いは 空からカエルが降るよりも奇跡なのだと クローディアの笑顔が語ってくれた気がします   エイミーマンの音楽とともに 素晴らしい映画です
[映画館(字幕)] 10点(2016-05-01 05:06:32)(良:1票)

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