1. 赤ひげ
《ネタバレ》 三船の演技は圧巻。 喧嘩で圧勝するシーンは強すぎて盛りすぎと感じたが人間味もあって頼りがいのあるいいキャラ。 加山雄三も良い。 話し方が赤ひげに似てきてるのもお約束だが笑いを誘ういいシーンだった。 しかしちょっと不自然に感じたシーンが気になった。 ひたすら続く不幸話。 貧民ならではの楽しい話も沢山あるはず。 そういうのも入れないと不幸が際立たない。 佐八の嫁さんが自殺する話も急展開すぎてついていけなかった。 単純に好みの問題かもだけど。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-01-30 03:52:13) |
2. 朝が来る
《ネタバレ》 最初の方の全然話が進まない感じが結構ストレスだったが中盤から引き込まれ始めた。 ひかりがどんどん不幸になっていく感じが女性が一人で生きていく難しさという社会の問題提起とも感じる。 ひかりには是非幸せになって欲しい。 現実では二人の母親という環境って上手くいくんだろうか。 ひかりは新しい男を見つけて新しい家族を作るという選択肢がより良いと思う。 朝斗に固執しすぎるとこの先不幸になりそう。 [インターネット(邦画)] 9点(2022-12-17 18:38:36) |
3. ある戦争
《ネタバレ》 前半の戦闘シーンは正直あまり劇的なシーンは特に無く淡々と話が進んでいく。 後半の戦争犯罪者として裁判に掛けられるシーンからが本作のメインだが 主人公視点でいうと一刻を争うような部下の命がかかっている状態で冷静に敵の存在を確認してから支援要請をする事が出来るような状況ではないことが分かっているから自然と応援したくなる。 しかし現実は子供を含めた民間人を虐殺してしまった訳で観ている側もまた葛藤する。 とはいえ最後の最後で部下がスケープゴートとなって主人公を救ったことにほっとする自分がいる。 モヤモヤ感が残る良い映画だった。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-10 23:16:24) |
4. あの頃、君を追いかけた(2011)
《ネタバレ》 序盤の下ネタの嵐で正直視聴をやめようかと思ったけど評判を見直して視聴を続けた。 中盤から面白くなってきてオチも良かった。 学生時代は陰キャだったのでこういう青春時代とは真逆だった。 なのでこういう作品を見るときは爆発しろ思いながら見るようにしている。 中盤からは現実味がなくなってきたので丁度よく観れたのかも。 台湾の映画だけどなんか韓流っぽい感じがする。 なんかコートンのチアイーに対する一直線な想いが男気溢れてて良かった。 でもどうなんだろう。女からしたら重いんじゃないだろうか。 チアイーもチアイーで結婚式にコートンたちを呼ぶのも何考えているんだと思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-21 23:31:47) |
5. アフタースクール
《ネタバレ》 頭悪いせいでちょっと混乱したがどんでん返しが続くのが爽快だった。 役者が大物ばかりで個人的にはいまいち映画にのめり込めなかったのが残念。 作品自体はとても良い。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-08-21 19:59:33) |
6. 愛がなんだ
《ネタバレ》 ちょっと変わった人たちの話として面白かった。 恋人に対しての依存度が高い。 こんなんされたら重く感じるような極端な人たち。 カウンセリングを受ける事をお勧めしたいわ。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-07-10 22:56:22) |
7. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 緊張感のあるいい映画だった。 女性や子供でも容赦なく殺さなくてはならない。 スナイパーの葛藤が良く描かれている。 調べてみると4回の派遣で身も心もボロボロになったとあるが 志を持ってここまでのことができる英雄でさえやはり自分を騙して 心の葛藤と戦っていたということだろう。 wikiにはカイルを殺害した男の事も記載されている。 戦争のPTSDの治療の一環で射撃訓練をするのって一見矛盾している気がするな。 よけいに悪化しそうな気がしてしまう。 [インターネット(吹替)] 7点(2022-06-30 03:15:55) |
8. アスファルト(2015)
《ネタバレ》 あるマンションの住人の3つの話が展開する。 車いすの冴えないおっさんが偶然知り合った看護婦に写真家と偽って毎晩会いに行く話。 若いイケメンのにいちゃんが偶然向かいに住む昔有名だった女優と出会い打ち解けあう話 NASAの宇宙飛行士が手違いでマンションの屋上に不時着し迎えが来るまでの3日間おばさんに匿ってもらう話。 物語性もなくどうでもいい話ばかりなんだけど登場人物が皆いい人ばかりで優しくあたたかい。 なんか不思議な気分になるいい映画だった。 気になったのは要所要所で聞こえる奇妙な音。 意味ありげだったけど正体はまったく意味のないものだった。 ただ聞く人によって様々な聞こえ方をしている所。 あと宇宙飛行士が何度も水漏れを修理するが直っていないシーンはどういう意味だろうか。 足で蹴ったら直るはずのエレベータが車いすのおっさんが蹴っても直らなかった。なぜだろう。 特に意味はないのかもしれないがなんとなく印象に残った。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-06 00:41:04) |
9. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 所々そうはならんやろって思うところあったけど結構好きだな。 いきなり洋楽でちょっとおしゃれっぽい感じもして 原作は読んだことないけどこの作者の作品は何作か読んだことあるので 作風はそういやこんな感じだったなと思いながら観てた。 軽快でサクサク読める作風が映画でも同じで楽しかった。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-23 02:53:04) |
10. アデライン、100年目の恋
《ネタバレ》 恋愛映画は苦手だけどこの映画は割と楽しめた。 話自体はシンプルだしオチも安直だけど演出が良かったからかな。 あと女優さんが美人だったからかも。 美人ってのは見てるだけで楽しいんだなぁ。 ルッキズムはもう人間の本能なんだから 過度に多様性を求めることは人間性の喪失なんだと思えてくる。 そう認識する映画でした。 [インターネット(吹替)] 6点(2022-02-20 12:05:47) |
11. ANNA/アナ(2019)
《ネタバレ》 久しぶりにエンターテイメント性重視の映画を見たので楽しめた。 ヤバイ状況に追い込まれると、数日前にさかのぼって実は,,,見たいなシチュエーションが多かったがそれが見ている人に疑心暗鬼にさせて良かった。 あとアナがメチャクチャ強過ぎるのも白けた。 ちょっとやり過ぎ感がある。 気になった点はあったが良い映画でした。 [インターネット(吹替)] 7点(2021-12-01 07:38:51) |
12. 歩いても 歩いても
《ネタバレ》 前半はつまらない。 是枝監督の作品はだいたいこんな印象。 後半でだんだんと本音が見えてくる。 そっからが秀逸だ。 各登場人物に見せ場があって強い印象が残る作品だった。 ラストは正月くらい帰ってあげようよって思った。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-11-01 01:04:19) |
13. 安城家の舞踏会
《ネタバレ》 うーんつまらない。 80年間存在した日本の貴族が敗戦と同時に廃止され消滅する悲哀を描いている。 廃止された年に作られた映画だからある程度リアルなのだろうか。 華族がすっごくバカっぽく描かれているので自業自得な印象だけど実際こうだったという事かな。 そっからどう話が展開するのかと思ったら最後まで悲しげなまま終わった。 原節子がやたらクローズアップされるので彼女のための映画なのだろう。 ラストの外は明るい!明るい未来が待ってる!的な原節子の笑顔も楽観すぎる気がしてスッキリしない。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-08-01 23:58:35) |
14. アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
《ネタバレ》 一方の主張を中心にしているのでホントかウソか分からない犯罪ドキュメンタリーを見ている感じ。 本当だとすると女子フィギュアでは陰険な足の引っ張り合いが普通に行われていて 被害者であるトーニャもまた他の選手の足を引っ張ろうとした。 しかし暴走した実行犯が相手選手を暴行したのでトーニャの罪は大きくないという印象になる。 この後トーニャは罪を認めて懲役刑を逃れケリガンに謝罪し和解した。 いずれにしても敵が多かったのだから素行に問題があったのだろう。 あんまり同情できないし自業自得なんだろうな。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-04 23:42:33) |
15. アルキメデスの大戦
《ネタバレ》 最初の大和沈没のシーンはすごく良かった。 つかみはバッチリで始まった山本五十六が一学生に大和建造の見積もりを頼む場面はさすがに無理があるよなと最後まで引っかかった。 原作ではもっと自然な感じなんだろうか。 途中間延びした感じでダラダラ進行していて苦しかったが思ったよりは良く出来ていた。 ラストで結局櫂は平山の案に乗る訳だけど平山案に乗るような人物に描かれていたら納得も出来たけどそんな感じが無かったのでもっと説得材料が欲しかった。 [DVD(邦画)] 6点(2021-05-04 23:52:21) |
16. 愛のむきだし
《ネタバレ》 どうも園子温とは好みが合わない。 この作品もこのシーンはなんか意味を込めた演出や表現なんだろうな。 意味分からんけどいろいろ考えたんだろうなと思いながら観たものの 何を得る訳でもなく時間を無駄に使ってしまった感だけが残った。 親である神父に罪を懺悔する為にあえて罪を犯す主人公。 現実的に有り得るんだろうか。 ヒロインの頭に白いケープが載せられるシーンも誰が載せたん? 盗撮もなんでばれない思いながら観ててギャグなんだからまともに考えちゃだめなんだろうけど ギャグならなんでも許されるのかっていうとそうじゃないやろうし。 教室に暴漢が殴り込むシーンもありえん。 いろいろありえんシーンが続いて観てて疲れた。 これが許されるなら映画なんかクソみたいなもん。 感動も興奮も何もあったもんじゃない。 [インターネット(邦画)] 3点(2021-03-28 16:38:32) |
17. あにいもうと(1953)
《ネタバレ》 昔の邦画とかほとんど見ないので俳優がどうとかまったく分からない。 他のレビュワーさんみたいに評論みたいな事がいっさい出来ないのであるが この映画の良さがほとんど分からなかった。 自分として解釈したのは 親父は過去を振り返り昔を懐かしむだけの自分にちょっとした無力さを感じており 娘を寝取った男に対しても以前のように怒鳴ったりしなくなってる。 ラストで兄妹の修羅場にも関わらず部外者になってしまっている部分でどういう意図があったのかなと気になった。 兄貴は長妹に対するゆがんだ愛情というか学生とか長妹を殴ってるの見てスッキリさせてくれた。 いい味出してたと思う。 スッキリしない終わり方で「起承転」で終わってしまっている印象。 こっからが見せ場やろ!って突っ込みたい。 人生に「結」なんてない。リアルでしょ?って感じで気に入らない。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-12-06 16:18:18) |
18. アルカトラズからの脱出
《ネタバレ》 脱獄ものとしては定番でそれ以上でもそれ以下でもない。 おそらく当時としては画期的だったのだろうが この作品から影響を受けたと思われる作品がいくつも出て今では特に目新しさは感じない。 やはり気になったのは脱出シーンで比較的明るいなかで堂々と脱出した所。 真っ暗だと映画的に見辛いのだろうがやはり不自然に感じた。 見ながらこれは映画だから仕方ないんだと自分に言い聞かせながら観てた。 [インターネット(吹替)] 4点(2020-11-15 21:02:10) |
19. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 面白かったけど精神世界での話ってのがかなり引っかかる。 今までのワクワク感はなんだったのか・・・ そら不思議な事も無茶なことも起きるわなー。 なんか納得はできないけどワクワク感にこの点数入れました。 [インターネット(吹替)] 6点(2020-10-31 13:37:11) |
20. アイリッシュマン
《ネタバレ》 マフィアの盛衰を描いた作品。 デニーロやパチーノ、ペシの名演がすばらしく3時間半という長丁場ながら終始緊張感を持って楽しめた。 ただ登場人物が多く名前が覚えられず話の展開が理解できない箇所も多かった。 これから見る人はある程度の知識があった方が楽しめるかもしれない。 まず70年代アメリカで未解決事件として当時知らぬ者がいないほどの有名人の労働組合指導者ジミーホッファが行方不明になる。 長年謎とされてきた真相であるがあるマフィアの殺し屋が晩年自分が殺したことを自白する。 それが今作の主人公フランクシーラン。 彼は恩人であり親友でもあるジミーをなぜ殺すに至ったのかが描かれている。 [インターネット(吹替)] 9点(2020-10-11 21:09:45) |