1. 海獣の子供
《ネタバレ》 映像が素晴らしい。 特に背景が凄い。 最近は実際の景色をトレースしただけの写真みたいな背景の作品が多いけど、本作の背景は丁寧に描き込まれていて味わい深い。 ただ残念なことに内容がつまんない。 背景の丁寧さとは対照的には、物語は抽象的で何を描きたいのか伝わって来ない。 海洋生物について何か訴えたいことでもあるのかと思って見てたら、宇宙を語り出したので呆れた。 延々とセリフで説明し続ける宗教みたいな作品でした。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-09-09 14:41:13) |
2. 海底超特急 マリン・エクスプレス〈TVM〉
《ネタバレ》 いろんな作品のキャラが次から次に登場して楽しかった。 宇宙じゃなくて、海底を走る鉄道というアイデアも素晴らしいね。 1万年前の女王が出てきたときは、初代1000年女王なのかと思ったけど、それも松本零士だったか? 時代を先取りしたサメ映画の要素もあって、手塚治虫の先見性に感心するばかり。 エンドロールが下から上に流れるのも斬新だった。 [地上波(邦画)] 5点(2024-02-21 09:46:19) |
3. カクレンボ
これって鬼ごっこだよなぁって思いながら見てたけど、そんなことどうでもよくなるくらいつまんない。 映像はちゃんとしてるけど、中身がない。 長編作品のどうでもいいシーンを抜き取った感じで、この前後に壮大な物語があるのかも知れないけど、面白味を感じることはなかった。 [インターネット(邦画)] 3点(2023-07-22 12:40:28) |
4. COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉
TVシリーズと比べるとスケールの大きな事件が描かれていますが、面白さのスケールは小さくなっているように感じる。 人がたくさん死ぬし、賞金も高額だけど、そんなのは作品の面白さには一切関係ない。 ビバップ号のみんなは相変わらず楽しいんだけど、事件の大騒ぎとの相性が悪かったのかも知れない。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-07-21 18:04:43) |
5. 帰ってきたヒトラー
《ネタバレ》 これはかなり危険な作品ですね。 多くの人が風刺と感じているようだけど、僕には扇動を目論んでるように思えた。 仮に風刺を目的に制作されたのだとしても、これを見て扇動される人が現れる可能性はありそう。 ヒトラーに対して好意的な人と批判的な人がバランス良く登場するので、つい油断してしまうけど、作中で語られるヒトラーのメッセージは強烈だった。 部外者の僕でさえヒトラーの言ってることは正しいんじゃないかと錯覚しそうになったので、様々な社会問題に直面している現代のドイツ国民がどう感じるのだろうかと興味深かった。 選んだのはドイツ国民だというメッセージは反省を促す言葉のようではあるけど、選ぶのはドイツ国民なんだと鼓舞しているようにも聞こえた。 でも、そういった問題に無関心でいるより、こうやって問題点を明確に提示することは良いことだと思える。 ドイツ国民がどんな選択をしようとも、何も選ぼうとしない僕よりはマシなのかも知れない。 [インターネット(吹替)] 8点(2023-02-07 12:54:29)(良:1票) |
6. 火口のふたり
エロいかエロくないかで言うとエロいんだけど、あんまり興奮しない。 結婚の話とか、病気の話は嘘なのかなとか、いろいろと深読みし過ぎたけど、そんな深い話ではなかった。 ただやってるだけで中身はない。 それでも、いいおっぱいだったので、見て損はなかった。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-02-08 21:11:46) |
7. 彼らが本気で編むときは、
《ネタバレ》 何の予備知識もなしにタイトルだけ見て何を編むんだろうって興味本位で見始めた。 辞書か?辞書なのか?って思ってたら、ちんこだった。 トランスジェンダーを描いてはいるけど、もう一歩踏み込んで母性とは何かを問い掛けた作品のように感じた。 でも、料理を作ったり、編み物をしたりすることが母性の象徴だとしたら時代に逆行してるような気もする。 タイトルが彼女らじゃなくて彼らになってるのも意味深で興味深い。 あと、ミムラが育児放棄するようには思えなくて、そこは安藤サクラだろって僕の中の偏見が囁いた。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-02-08 18:51:30) |
8. 南瓜とマヨネーズ
《ネタバレ》 ヒモを養う為に体を売ってでも稼ぐというのが献身的で切なかった。 倫理的にはアウトだけど、それくらい愛してるという解釈で共感できた。 でも、オダギリジョーが出てきて、そんな共感は吹き飛んだ。 純愛じゃなくて、ただのバカ女だったのかとがっかり。 エロシーンも肝心なところでカットされてがっかり。 濡れ場までやれとは言わないけど、スク水に着替えるまでは頑張って欲しかった。 ラストの猫の歌は嫌いじゃないけど、泣くタイミングを間違えててモッタイナイ。 泣くような曲じゃないのに泣いてしまうという切なさはあったけど、歌う前から泣いちゃってたので盛り上がりに欠けた。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-12-22 22:40:09) |
9. 彼女がその名を知らない鳥たち
序盤は作品のジャンルがよくわからない展開で、登場人物も変な人ぱかり。 中盤くらいからミステリーのような雰囲気が漂い始めるけど、どこに共感したらいいのかよくわからない。 終盤になってラブストーリーだったことを理解して切なくなった。 幸せな結末は無理なんだろうけど、もう少し救いのあるラストにしてあげて欲しかった。 許されることではないけど、自業自得な部分もあるので、なんだか後味の悪さが残ります。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-12-10 19:23:50) |
10. かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発
登場人物の生い立ちや境遇は気の毒だと思うけど、物語としては薄っぺらい。 とりあえず印象に残ってるのは有村架純のエロい生足。 桜庭ななみの不倫女教師もエロ過ぎ。 最近の世の中の風潮だと絶対に許されないはずだけど、不倫した女教師が肯定的に描かれてるのは斬新。 面白くはないけど、害もないので、2時間無駄に過ごすのに最適な作品だと思います。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-12-01 00:24:45) |
11. 勝手にふるえてろ
《ネタバレ》 たぶん妄想なんだろうなぁって思いながら見てたけど、どこまでが妄想なのかは気になった。 意外と現実的なラインまでだったので良かったけど、全部が妄想だったら悲し過ぎて泣いてたかも。 心配してくれる友達が居て、好きになってくれる人が居るんだから、どう考えても孤独ではないね。 最終的には丸く収まったようで安心しました。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-11-25 15:36:03) |
12. 海賊とよばれた男
尺が短過ぎて、詰め込み過ぎになってるけど、ストーリーは理解できるレベルの編集にはなってる。 三部作くらいのシリーズにするか、連続ドラマにするべきだと思うけど、歴史的な出来事を知ることが出来たのは良かった。 金儲けの為なら社員の命も危険に晒すという社風は現代ならブラック企業大賞を貰えるだろうけど、当時はこれが当たり前だったのかも知れない。 物語としてはつまんないけど、当時のコンプライアンス意識の低さが笑えます。 [地上波(邦画)] 5点(2020-01-11 17:02:23) |
13. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 前半のワンカット長回しだけでも普通に面白かった。 低予算でゾンビ映画を撮るとこうなっちゃうよねぇみたいなシーンがいくつもあって、本当に仕方なく妥協したチープさなのか、ゾンビ映画あるあるのパロディ演出なのか、虚実入り乱れた構成が巧みだった。 そういうコンセプトの短編作品だったとしたら7点くらいの評価だろうか。 劇中劇って本編よりクオリティが低いのが普通だけど、劇中劇の撮影と本編の撮影が同じ熱量だったことに納得。 エンドロールで本当の撮影風景が流れるけど、メイキング映像をもっと見たいと思いました。 というわけで、必然的に後半の撮影シーンのネタバラシがとてもリアリティがある。 本当の撮影と同じことをしてるんだからリアルなのは当たり前で、この構成を思い付いたアイデアの勝利でしょうか。 事前情報で二重構造の作品と聞かされていたけど、実際に見てみるとマトリョーシカのような四重構造の作品だったように感じる。 まず最初にゾンビ映画を撮影する劇中劇があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編を撮影する本当の撮影があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編を撮影する本当の撮影を撮影するメイキング映像の撮影が行われていたんだなと思うとなんだか感慨深い。 ワンカット長回しなのに一体何台のカメラで撮影してたんだろうかと想像するとワクワクしてくる。 あと、出演者がそれぞれに味があるのもいいね。 よくこれだけ個性的な面子を集められたなと感心しました。 またこのメンバーで作品を撮影してもらいたいな。 それにしても、これを生で放送するなんて無茶な企画ですね。 本当に放送されるなら絶対に見ますよ。 成功すれば凄いし、失敗してもそれはそれで面白そう。 低予算であろうと、無名であろうと、良い作品がきちんと評価されて世に出たことが感動的で、こういった意欲的な作品がこれからもどんどん制作されることを期待しています。 [地上波(邦画)] 9点(2019-03-10 17:36:13) |
14. ガーディアンズ 伝説の勇者たち
僕の知ってるジャックフロストはもっと可愛いんだけど、この作品に登場するキャラは総じて可愛くない。 皮肉なことに力を失うと可愛くなるんだけど、それも長続きしない。 サンタが剣を振り回したり、歯を集めるのがネズミじゃなくて妖精だったり、イメージと違うキャラばかりで馴染めない。 そもそもサンドマンとか知らないし、いまいち物語に入り込めなかった。 信じる心を失った人間が見る作品では無いのかも知れない。 [インターネット(吹替)] 4点(2019-02-13 17:08:09)(良:1票) |
15. 家族はつらいよ
いい役者を揃えてるだけあって安定して面白かった。 熟年離婚とか最近の話題をテーマにしてるけど、登場する家族像は既に一昔前の印象。 家族会議なんて死語だと思ってました。 こんな風にいがみ合ってても繋がりがあるだけ幸せだね。 [地上波(邦画)] 6点(2018-06-02 14:42:03) |
16. 家族はつらいよ2
免許で2時間引っ張るのかと思ってたら、まさかの展開に驚かされた。 それでも、そんなに深刻にならず相変わらずほのぼのしてて良かったです。 前作に出演してた人が違う配役で登場するというのは遊び心があって面白い試みですね。 次回作でもまた違う役で出演するのかな? 家族会議のうな重とか、前作からの伏線も上手く使ってて秀逸な構成になってますね。 逆にトトが居なくなってたのはちょっと残念。 [地上波(邦画)] 7点(2018-06-02 14:25:17) |
17. 完全なるチェックメイト
実話だから仕方ないけど、なんとも後味の悪い作品でした。 まあ、彼の人生そのものは横に置いておくとして、対局シーンの緊張感が凄かった。 チェスは駒の動かし方を少し知っている程度だけど、何か凄いことが起きてるということはよく伝わって来ました。 [DVD(字幕)] 6点(2018-01-30 13:56:54)(良:1票) |
18. 駆込み女と駆出し男
《ネタバレ》 配役を見たときの第一印象は戸田恵梨香で大丈夫なのか?って感じでした。 満島ひかりに食われちゃって存在感が薄れるんじゃないかと。 他にも灰汁の強い女優がうじゃうじゃキャスティングされてて心配したけど、それは杞憂に終わりました。 作品の構成としては群像劇のスタイルではあったけど、物語の中心で素敵のじょごが存在感を示していたと思います。 1つ1つのエピソードに人間ドラマがあり、ごちゃ混ぜに描くのはちょっと勿体なかったかな。 1本ずつじっくりと鑑賞したかったような気もするけど、それぞれ心に込み上げてくるものがありました。 詰め込み過ぎてストーリーがわかり難い部分もあるけど、重厚で奥深い作品に仕上がっていると感じます。 特に鯵売りとお吟の駆込み理由の件は秀逸です。 あと、松本若菜が無言の演技でいちいち心を揺さ振ってくるんです。 当たり前だけど、無言の理由が明かされる前からずっと無言だったわけで、改めて見たら些細なシーンでいちいち泣きそうになる。 鯵を買うシーンなんて、鯵に泣かされてるのか、無言に泣かされてるのか、訳が分からなくなる。 そんな泣かせる人情噺だけじゃなくて、ちょっとした笑いも散りばめられていて、泣いたり、笑ったり、忙しい作品です。 台本通りなのか、アドリブなのかよくわからないけど、陽月華と大泉洋の掛け合いは最高に笑えました。 それから、演技とかあんまり関係無いけど、内山理名が若いの。 戸田恵梨香や満島ひかりより年上なのに全然そんな貫録が無いの。 その若々しさが美人剣士役にぴったり嵌ってて良かったけどね。 [DVD(邦画)] 9点(2018-01-26 14:50:36) |
19. 神様メール
コメディと思って気楽に見てたのに意外とシリアスな展開で驚いた。 設定もストーリーも映像も斬新で面白かったです。 子供が主人公の作品で、あんなにも綺麗なおっぱいを見られるとは思ってなかったので油断してました。 ベルギーは風俗大国という噂は聞いてたけど、なかなか興味深い文化が発展してるようですね。 ラストは幸せな気分になれて良かったです。 あと、ウズベキスタンの扱いはあれで正解なんだろうか??? [DVD(字幕)] 8点(2018-01-24 17:12:20)(笑:1票) |
20. 海難1890
《ネタバレ》 長かった。 映画2本見たくらいのボリュームで、2本目で忽那汐里の出番が増えたので、頑張って最後まで見られたけど、疲れました。 作品の内容としては、正直言って恩着せがましい。 自らのことを省みず、困っている人を助けるのは良いことだけど、流石にここまでやられると嘘臭い。 食べるのにも困ってるくらい貧乏なのに負傷者の為に食料を提供するとか、戦争が始まって自分たちの命も危ないのに救援機の席を譲るとかあり得ないことだらけ。 感動物語の脚本を発注して、こんなストーリーを作って来られても即却下でしょう。 それくらい酷いべたな感動物語だけど、実話と言われてしまうとぐうの音も出ないです。 そんなわけで、娯楽作品としてはどうかと思うけど、後世に伝える為の記録映画としては良く出来てるんじゃないかと思います。 あと、どうでもいいことだけど、鑑賞環境を邦画にするか、字幕にするか、悩みました。 [DVD(邦画)] 7点(2017-05-22 18:56:28) |