1. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 ジュリアン・ムーアが出てるっていうから見てみたけど、彼女、どうでもよくねえ?(笑) ジュリアンの出演シーンを全てカットして、CAだけをヒロインしちゃってもよかったんじゃないかって。 主人公がどういう経緯で飛行機に乗せられたのか全く描かれないけど、どういう訳か、途中までは頭使わずに見れちゃう。 ツッコミどころ満載なんだけど、こういう、ただ暇つぶしに映画でも観るかぁって感じの作品は、私は正直苦手。 伏線があるんだかないんだかわからない犯人の登場もイマイチピンときませんでした。 多分1年後には、この映画自体忘れていると思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-31 18:30:15) |
2. フォックスキャッチャー
《ネタバレ》 恐ろしい映画を見てしまいました。 オリンピック金メダルを目指すために悪魔に身を捧げてしまったレスリング選手の話しです。 フォックスキャッチャーと呼ばれる養成所にいるのは、終始冷酷な表情のジョン・デュポンという資産家。 その資産家の母親に対するコンプレックス。 欲望に対する完璧主義。 レスリング選手たちをまるで愛犬のように扱う態度。 全てが得られる瞬間を味わった時の絶望感。 登場人物の全てに見事感情移入できました。 これほど素晴らしい映画に出会ったのは久々です。 今はあの世にいるデュポンにとって、この映画は「事実とは違う」と言われるかもしれませんが、人間のエゴを描ききった傑作だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2020-06-06 04:04:25) |
3. ファントム・スレッド
ポール・トーマス・アンダーソンの作品は好きなので期待しすぎたのか、退屈な映画でした。 予備知識なしで鑑賞したほうがもっと点数は上がったかも。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-20 18:38:29) |
4. ブレイン・ゲーム
予知能力なんて私は全く信じていないし、そういうのを題材にした映画なんてくだらないと思ってしまうのですが、アンソニーホプキンス演じる予知能力者が、より能力の高い犯人と戦う展開は面白いと感じました。 全体的に粗の目立つシナリオです。 まず、犯人はどういう理由でターゲットを選んでいるのか? 主人公のホプキンスが女性捜査官に対する気持ちの描写も娘と何故オーバーラップするのか、私にはよくわかりませんでした。 でも、最後まで心が揺さぶられる展開で、他のレビューのほとんどが6点か7点にする理由もわかるような気がします。 6点ではありますが楽しめる映画ではあります。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-01-21 20:01:59) |
5. フロントランナー
《ネタバレ》 ゲイリー・ハート議員のことを全く知らなくても面白い映画でした。 っていうか、超ハードル低くして見ていたから。 単純な話です。 頑張って選挙活動していたら浮気がバレて出馬を断念する。 他に見る映画は沢山あります。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-01-05 13:33:47) |
6. フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
《ネタバレ》 無職の刺青女とイタズラ好きの娘が安モーテルで何となく暮らしているという、最後までほとんど何事も起きない映画です。 本作でアカデミーとゴールデングローブ賞にノミネートされたそうです。 こういう映画を見て「つまんなかった」というと「お前は何もわかってない」と言われそうなんです。 でも、私はこの映画を「見事なクズ映画」と訴えようと思います。 ストーリーなんてほとんどありません。 クリエーターは、この映画を鑑賞した人に何て言ってもらいたいのでしょうか。 最後にこの安モーテルがディズニーランドのそばにあったことを知りました。 「だから何?」って感じです。 それから日本版予告編も見ましたが、これがまた薄っぺらい偽善的な作りでガックリでした。 ホント、「感動」とかいう言葉を安直に使ってもらいたくないです。 [DVD(字幕)] 3点(2019-10-12 17:47:24) |
7. プライズ ~秘密と嘘がくれたもの~
確かに暗い話ではありますが戦後まもない時代、レジスタンスとして生きている母親と純粋に生きる少女。 まだ年端もいかない少女は母親の立ち位置がわかっていない分、苦しんでいるのがよくわかります。 心が洗われる素晴らしい映画だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-09-04 07:37:50) |
8. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 以前からネットで無駄に長いと聞いていたので、今回は鑑賞前に大量の酒とつまみを用意した。 で、90分くらいで眠くなりリタイア。 その日は爆睡。 で、次の日に続きを見たけど、やはり無駄に長い。 金ばかりかけてシナリオに全くやる気が感じられない。 ハリソン・フォードは1時間45分の時点で登場。 で、デッカードの子供というのは女の子だったというオチ。 こんなんでいいの? 時間経過してから本作も名作になるかもしれない…なんて文章読んだことあるけど、それは絶対ないと思う。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2018-07-22 14:26:49) |
9. ブルックリン
《ネタバレ》 故郷アイルランドで貧乏生活を送っているヒロインがアメリカのブルックリンへ夢を求めて旅に出るんです。 そこで慣れない生活を送り、ホームシックにかかるのですが、恋に落ち結婚までするんです。 すると突然、姉の訃報が入り、アイルランドへ帰郷するのですが、帰郷した先で出会った男性と再び恋に落ちるんです。 たった一人残された母親、ブルックリンで学んだ知識を活かし、仕事にもありつけるので、心境は揺れ動きます。 ところが、ある日、貧乏生活を送っていた時の意地悪ババアが「アンタ、結婚してるんじゃなくて? 苗字は何?」 とけしかけてくるんです。 ヒロインはババアに向かって言います。 「忘れてた」 ババア 「忘れてたですって?」 ヒロイン 「ここはそういう町だった…」 私には、このセリフの意味がよくわかりませんでした。 ここは、結婚したのを忘れてしまうほど素晴らしいところだったという意味か? それとも、ここは(目の前にいるババアみたいな人間が住む)酷いところだったという意味か? まあ、何はともあれ、彼女は結婚していたことを母親に打ち明け、愛する夫の元へ再び旅立つのでした。 めでたし、めでたし。 っうか、二股かけておいて自分だけ幸せになりやがって。 ふざけんなー! このアマ!!(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-31 20:58:39) |
10. 舟を編む
ひたすら辞書を作るという鑑賞中も感情移入させる映画です。 悪い映画ではないんです。私は途中でリタイアし、2回かけて見ました。 でも、こういう映画見て「つまらない」とか言うと、「お前は映画というものを理解できないんだ」って言われそうなんです。 だから、批判する人間が出てこないから、こんなクソ映画でアカデミー賞を取っちゃうんです。 私は正直に言いたい。 「この映画はなんてつまんない映画なんだ!」と。 実際、辞書作る人間なんて、つまんねえ奴だと思うよ。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-01-07 18:11:37)(笑:2票) |
11. 武士の献立
頭使わないで見れる作品かと思ったら、1時間くらいたって、凄く下手くそなナレーションが入り、なんだかよくわかない話になってしまった。 侍を中心に置けばいいのに、無理して女房役の上戸彩を主役にしたから、話がつまんなくなったんだと思う。 映画のハイライトは全然上戸彩出てこないし……。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-05-16 13:29:53) |
12. フライトナイト/恐怖の夜
リメイクらしいですね。オリジナル未見ですが、娯楽作品としては合格だと思います。 この手の映画に何か残るものを求めてはいけません。面白ければいいんです。ハラハラドキドキさせてくれればいいんです。 ヒロインが可愛かったです。一番かわいかったころのマドンナとキャメロン・ディアスを足して2で割ったような娘でした。ある意味、主人公より活躍していましたね。 コリン・ファレルも、いい仕事したと思います。 劇場では3Dだったらしいけど、2Dでも十分満足しました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-02 05:38:00)(良:1票) |
13. フライト
《ネタバレ》 冒頭から愛人との夜遊びの翌朝を映し出し、電話のやりとりだけで主人公が、どんな人間なのか理解できるような作りは見事です。 そこから先、墜落まではノンストップ、最高のアクション劇。 その後のアルコール中毒者である主人公が、二転三転、天国と地獄を味わう演技はデンゼル・ワシントン、さすが演技派といったところです。 でも、最後の審議で、どうして主人公がアル中を認めたのか、そこが納得いきません。どんでん返しのきっかけがないんです。 観客に「あ!」と言わせるだけの説得力に欠ける、一番重要なシーンが、突然2流映画並みに落ちてしまったのが、残念でした。 飛行機に付け加えて、この映画、二度墜落しています。 息子との和解も、私の大嫌いな「ジョンQ」並みの薄っぺらいエンディング。 これじゃ、アカデミーは獲れないと思います。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-01-20 09:51:48)(良:2票) |
14. プロメテウス
《ネタバレ》 冒頭から理解不能でしたが、この先どうなるんだろうという期待が上回り、それなりに楽しめました。主人公のノオミ・ラパスという女性、他サイトでは「ブス」とか「適役じゃない」とか書かれていましたが、それは、どういうわけか、美人のシャーリーズ・セロンがいたからではないかと思います。おまけにセロンの存在自体もストーリーには、そんなに深く絡んでこないし…。ところで、パラスが下着姿になるシーンがありますが、かなり鍛えてると思いました。「ミレニアム・ドラゴンタトゥーの女」の女性だとは気付きませんでした。印象に残ったシーンは、セルフサービスの帝王切開ですね。局所麻酔だけで手術して、その後、宇宙船で飛び立っちゃうのですから、いや~、映画って凄いもんですよね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-27 00:54:03) |
15. ふがいない僕は空を見た
《ネタバレ》 タナダユキさんの作品に出てくる青年って、どうしていつもヤルことばかり考えている性格なんだろうって、本当に思います。如何にも、女性が想像する若者像なんですよね。始まってすぐ、セックスシーンがあるのですが、わざわざボカす必要ないし、エロスも感じません。悪いことばかり書いてしまったようですが、これが見ていくうちに、作品に引き込まれていくから面白い。あんまり長いので、途中で2回くらいトイレに行ってしまいましたが、一つ一つの偶像が面白かったです。コスプレに夢中な主婦には感情移入出来たけど、相手の高校生が、学校で暴露されたおかげで不登校になることが、どうもピンとこなかったです。人と違う世界を見た人って、もっと強い意志を持っているんじゃないかっていうのが、持論なんですけどね。タナダユキさんの作品、久々に観たけど、彼女のカラーが強く出た、いい作品だとは思います。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-12-04 01:36:56)(良:1票) |
16. ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
《ネタバレ》 日本では、まだまだ男性向けのコメディですね。 アメリカでは客席のほとんどが女性で大ヒットしたらしいけど、日本の他サイトのレビューを拝読すると、特に女性には反感を持たれた内容が多くみられました。 役者さんたち本当の友人たちで固められているらしく、プライズメイズ(花嫁介添人)の雰囲気はピッタリです。ストーリーは主人公の友人の結婚を軸に、あとは小ネタを並べただけのものです。 主人公のクリスティン・ウィグが脚本を書いているようですが、アカデミー賞にノミネートされたのは驚きですね。 英語が理解できない私には笑える部分は半分くらいかなって感じです。個人的には、主人公の女性が宝石店で子供相手に下ネタの喧嘩をするシーンが一番笑えました。それから記念品の小犬も大笑いでした。 クリスティン・ウィグってコメディアンらしいけど、とても魅力ある女優さんだと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-28 01:22:21) |
17. ファミリー・ツリー
《ネタバレ》 ハワイアンムードたっぷりのホームドラマ。 ボートで事故を起こして再起不能の妻をジョージ・クルーニー演じる夫の心境を描いたものだが、生命維持装置を打ち切ろうとした矢先、妻が浮気していたことがバレる。 娘二人と長女のボーイフレンドが夫と一緒に浮気相手のところへ行くところがハイライトなのだが、ヤンキー風のボーイフレンドも生かされてないし、主人公が結局何をしたかったのか、テイストが薄い。 雰囲気のある音楽に助けられた本作。 6点がいいところかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-29 22:59:57) |
18. 50/50 フィフティ・フィフティ(2011)
《ネタバレ》 こういうのって日本じゃ企画段階でストップされちゃうんだろうな。癌というテーマを半分コメディにしちゃうというプロット。実は脚本家の実話を元にしているというのが救いの種なんですね。自分が5年後に50パーセントの生存確率と言われ、周りの相談相手が自分の理想とは違う人ばかり。それをネタにしてナンパをする悪友、浮気している彼女、まだ3人目という心理カウンセラーの見習い…。でも皆それぞれ彼のことを心配している。特に悪友の家の洗面所にあった「癌患者との接し方」というタイトルの本に、たくさん折り目がついているのには感動しました。本当に癌を患っている人に勧められるか私にはわかりませんが、とても「ハートフル」な映画なのは間違っていませんでした。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-01-16 03:06:41)(良:2票) |
19. ブラック・スワン
《ネタバレ》 今まで私が素晴らしいと思った映画は何だったのだろうか?! 「白鳥の湖」と聞いて、ちょっと嫌だなと思ったのは、始まりの1分もなく、1時間40分全てを観賞し終えて、これほどアッという間に終わってしまった作品はありません。最近の映画は2時間を超えるものが多いですが、これだけ無駄のない作品に出逢えたのは何年ぶりのことか。 主人公一人の妄想? 妄想、妄想、妄想…。いいじゃないですか?私は毎日妄想に浸っています。 妄想に浸り、現実を見ながら、何が大切で何をしなければならないのか、この映画の主人公は葛藤し続けていきます。 お笑いタレントのエガちゃんが、この映画に10点付けていた理由がよくわかります。 SM的なことを言った評論家もいたらしいですが、私はこの自虐的な監督と趣味が合うみたいです。 完璧なプリマ(主役)なるため、主人公が崩壊していく様は、私には美しく思えてなりませんでした。やはり題材は「白鳥の湖」でよかったんです。 ナタリー・ポートマン演じる主人公ニナが、愛するステージママと敬遠するリリーを天秤にかけ、道を踏み外していく過程は、とても面白い! ナタリー・ポートマンはヘップバーンのように美人でした。私には20代前半にしか見えません。反対に「エイリアン」を観た時、こんなに可愛い子がいるんだとビックリさせられたウィノナ・ライダーはオカマにしかみえませんでした。ウ~ン…。 私にとって今年一番最高の映画は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」でしたが(どちらの主人公も崩壊的ですが…)、軍配はこちらに上がりました。 字幕、吹き替え、共に「パーフェクト」です。 [DVD(吹替)] 10点(2012-09-22 09:39:19) |