1. 映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち
《ネタバレ》 さて、鳴り物入りで公開された本作だが、前評判が完璧に近いほど高評価だったので、旧作が大好きな自分もリメイクを楽しめるかもと思って楽しみで鑑賞した。結果としては5点(評価基準にあるように、『損も得もしない』)としか言いようがない。リメイクである以上、旧作と比べられるのを承知のはずだが(リメイクは単体で楽しむべきという意見はおかしいと常々思う)もし単体として見たとしてもこの評価は変わらないだろう。どう考えても無理やりひねり出したとしか思えない「ピッポ」の存在。劇中では始終浮いてしまっており、リルルとしずかがメインのはずの交流がのび太+ピッポの構図にも振り分けられており、中だるみの原因である。リルルとの交流にどうしてものび太を介入させたかったのだろうか?「優しいのび太が『撃つ』という選択をする」「笑顔で『撃って!』と振り返る」これだけの表現でも強烈なインパクトだ。それなのにわざわざピッポを介して「言葉」で説明しようとする。観た後に思ったのは、今回のピッポの登場は観客にロボットと人間の違いを「言葉で説明させる」役だったということだ。 湖での防衛線も前哨戦はなく、盛り上がりが薄く改変されている。それはもちろんピッポとのび太の交流に時間を割いた為と、それによって生まれた間を消化することができなかったからだ。原作を読むと、作者がいかに物語を上手く見せるかがよくわかる。旧作で最終決戦が描かれなかったのも映画化に際してのテンポを重視したからだ。 映画の中でテーマが二転三転し、新キャラの登場・設定追加による説明・表現が増えたためにいたずらに時間が長くなっており、一貫性が薄い。 「新しいドラえもん」を作りたいのだろうが、古いものをぶっ壊せば新しいものがついてくるといった考えは浅はかだと思える。良いところだけ「昔」に頼り、「今」の弱さを「新しい」として逃げるのはずるい。 [映画館(邦画)] 5点(2011-03-27 01:42:42)(良:1票) |
2. パラノーマル・アクティビティ
《ネタバレ》 彼氏うぜえ!あんなに嫌がってんのにそれでもへらへらしながらカメラを回してるのは悪魔が乗り移ってるんじゃないかと思うほど。ところで悪魔って3本足なの?影あるの? でもまあそれなりに怖かったし、最後の演出は良かったが、何といってもダルイ。昼間のどーでもいいシーンは省くべきだった。あと、こういう低予算ハンドカメラ映画にありがちな疑問として「なんでそこでカメラ回してんの?」という疑問があるが、本作でもそれは例外ではない [DVD(字幕)] 6点(2010-07-19 16:55:39) |
3. 映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史
《ネタバレ》 いつまでリメイクを続けるのかウンザリしていたがやっとこ来年からはオリジナルらしいですな。楽しみにしてます。 で、本作。面白いのはF氏が描いたストーリーだけで、付け足しは完全に蛇足。新キャラとかドラミとか、「リメイクだけど新しいの盛り込んだよ!旧とは違うんだよ☆」とアピールしているのがよくわかる。宇宙で迷子になったモリーナのお父さん、あなた、一体何を材料に宇宙の果ての星でロケットを作ってたんですか?その割にはカモランの息子ブブ君の責任感からの一念発起を削るし…。最後の別れ、淡白すぎ。コーヤコーヤで何をしてたかが殆ど思い出せずに終了。安易に作りすぎだと思う。 あと、作画がたまに崩壊している。素人の初見で「これはひどい」と思わせる作画は驚くしかない。 [DVD(邦画)] 3点(2009-08-29 00:21:51) |
4. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 弾を弾で弾き返す。その名はシティハンター。1を殺して1000を救うなんて言ってたが、バスに乗っていた人たち、車を破壊された人たち、そして列車の数百人の乗客、彼らが哀れでならない。人を殺すというテーマを扱っているのに笑いながら人を殺しているのがすごかった。2点。 [映画館(字幕)] 2点(2008-10-13 21:40:17) |
5. AVP2 エイリアンズVS. プレデター
《ネタバレ》 謝れ!H・Rギーガーに、マクティアナンに、スコットに、キャメロンに、(あとシルヴェストリとホーナーに)謝れ!妊婦を殺し、胎児を殺し、子どもを殺し、その描写を見せることで恐怖を作ろうとする浅はかさに驚愕。爆弾落としてはい終わり?お前はバタリアンか。 [DVD(字幕)] 1点(2008-08-15 16:49:36) |
6. 映画ドラえもん のび太の新・魔界大冒険 7人の魔法使い
《ネタバレ》 製作決定の段階からして「まじで~」という気持ちだった記憶がある。ファンの中で最高傑作と名高い本作をリメイクするとは、血迷っているのか、自信があるのかどっちなのだろう、と思いながら観た。いきなり気象衛星による天体衝突の危機…ちょっと待て。現実世界に影響及ぼさないのがポリシーじゃなかったっけか。まあ直接物語には関係していないのと、パラレルワールドとのリンクをほのめかしたのは良かったのではないかと思う。前作の悪いところはほぼ改善されており、しっかりとした作りになっていて、多少の悪乗りも新ドラの持ち味とするような感じになっている。 恐怖感はほぼ皆無だったが、オリジナルよりも「冒険」の感じは出ており、とても良かった。ただ「母親」は…いらんのではないか。「台所のレンジ」が旧作同様存在していたのと、出木杉君の「宇宙一わかりやすい魔法と科学講義」が抜かれていたのは非常に残念だった。「魔美」は…正直やりすぎだろう。いらない。藤子作品では主人公達の世界はある程度繋がっているはず(スミレとみつおとの邂逅)なので、あそこまでやられると、やっちまった感は否めない。 しかし、普通に楽しめた。「旧作シリーズ」は回を重ねるごとに面白さが増していったので、新シリーズも加速していってピークを迎える兆候にあるのではないか。 [DVD(邦画)] 5点(2007-09-02 15:09:16)(良:1票) |
7. トランスフォーマー
一言で言えば「面白い映画」。完全な娯楽大作。こういうのを待ってました。何も考えず、垂涎寸前で驚きながら観られる映画。本当に楽しかった。 2ヶ月も前から楽しみにしていて、できるだけ予告編も見ないで臨みました。そしていよいよその時!「!」しまった!前に座りすぎた!…。最後の決戦を楽しみにしていたのにあまりにも大画面で画面が揺れるので、何がどうなっているのか、整理するのに必死。でも、コンボイもといオプティマスたちを迫り来る大画面で見られたのは大満足。 そして変身シーンの見事さは究極。ワンカットで見せるスタッフの情熱は半端ではありませんな。 そして、何と言っても金属生命体たちが「かわいい」。頼もしくてかっこいいのに、なぜか可愛らしい。人間ぽい表情(仕草)を隅々まで描ききった事による効果でしょう。だから「庭で駐車場」みたいな私にとってのツボな場面が生まれるわけで。戦闘シーンをじっくり見るために次はちょっとだけ引いた席に座ってみます。そして「玄田コンボイ」を堪能します!何回でも観られる映画って本当に楽しい。 [映画館(字幕)] 9点(2007-08-05 11:46:12)(良:1票) |
8. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 うーん、ずばりネタの練りこみ不足。マクレーンは「死なない」んじゃなくて「死にそうでヘロヘロなのにくたばらない」のが良かったのに、完全にそこらのどこにでもあるようなご都合不死身人間になっている。性格も娘を持って無鉄砲さがなくなったかな? やたらに「殺す」を用いていたのにも違和感。 ダイハードシリーズの魅力はマクレーンの人間臭さと「巧みな」アクションだったと思う。1ではビルの中を縦横無尽に這いずり回り、時には度肝を抜いて時には奇襲をかける。2でも意表をついて出現したり、敵を的確に嗅ぎ分けて先回りをしたりしている。で、本作でそれが見られたのが消火器爆弾。あれだけだった。実際に「お!」と思ったのは。どうもアクションが派手+マクレーン=ダイハードの構図が製作者にこびりついているようだ。一言で言えば「勿体ない」である。 [映画館(字幕)] 4点(2007-07-11 20:34:37) |
9. ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド
ちょっと酷いんでないの?文庫本三巻、しかもあの濃い内容を普通のアニメのノリで描くのは無謀。もうちょっと何とかならんものか。薄い。薄すぎる。初めの三十分は『若草物語』かと思ったよ。擬音の映像、音声化は無理だとしても有名な台詞回しや、熱くなれる要素が皆無だ。期待してた分、そのがっかり度はまさに原作に対しての「な、何をするだあーッ!」である。「サンライトイエローオーバードライブッッッ!」の一瞬の輝きに三点。 [映画館(邦画)] 3点(2007-02-28 21:56:07) |
10. ターミネーター2/特別編
SFアクション映画史上最高傑作…こんな陳腐な文句では治まりきらない面白さ。感服! [ビデオ(吹替)] 10点(2007-02-15 21:35:34) |
11. いま、会いにゆきます
《ネタバレ》 邦画自体を久しぶりに見たが、良かった。中盤が少し退屈だったが、後半のフラッシュバックと竹内結子の演技が非常に気持ち良かった。 [DVD(邦画)] 8点(2007-02-14 18:09:30) |
12. ユーズド・カー
こういうおバカ映画も撮っていたんですねえ、ゼメキス監督。「永遠に~」とはまた別の意味で。私は所謂B級映画というものを観ないのですが、この映画でB級という意味を知ることができました。でもまた観るんだろうな…。その辺のさじ加減が良い印象。5点だけど。 [地上波(吹替)] 5点(2007-01-13 21:49:40) |
13. エイリアン4
《ネタバレ》 気持ちわりい…。舌を引っこ抜いて「お土産にしたら?」はないだろう、リプリー…。いつの間にか母親の様を呈していたり、可愛がる振りして粉砕したり…ちょっと一貫性に欠けます。それにしても船体に穴が開いたまま再突入して生きていられるとは、やつらもすでにエイリアンの素質があるんじゃなかろうか。 [地上波(吹替)] 4点(2006-12-15 14:24:39)(笑:1票) |
14. 時計じかけのオレンジ
うーん。なんというか、いちいち脳がチクチクするんですが。一言で言えば「強烈」です。ウイリアム・テル協奏曲とか喜びの歌とか、狂気の沙汰を壮大な、軽快な歌で表現するのは反面教師的なものとして一応効果をあげてるようですが、いかんせん精神的に痛すぎる。「芸術ってのはこうなんだよ。分かるか?ほれ、もっと見せてやる!これがハイセンスってやつよ!狂気ってやつよ!」という言葉が聞こえてきそうで。楽しむことは出来ませんでしたが一生忘れないと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2006-11-21 11:35:36) |
15. ワイルド・ワイルド・ウエスト
突っ込みを前提に作られているので単純に楽しむという意味では非常に楽しかったです。メカとかもぎりぎり現実的かな。とうもろこし畑の追いかけっことか最後のクモの攻防はあほらしくも面白かった。ただ…。磁力を使った一連のギャグシーンはどう考えても「ジョジョの奇妙な~」のバステト女神の話にみえて仕方がない。線路とか…。 [地上波(字幕)] 7点(2006-11-18 11:41:49) |
16. ジュブナイル
《ネタバレ》 …。いやこれはオマージュなんてもんじゃないでしょう。単なるパクリでしかないと思うんですが。具体的には『ドラえもん』(偽最終回説の一つ)、『E・T』(押入れの変な生物&自転車)、『SWエピソード1』(ゴーグルをつけて闘う子供とロボット、すなわち初宇宙戦闘のアナキン&R2)『バックトゥザフューチャー』(Y字型の空間移動装置、すなわち次元転移装置)…ってきりがないよ。もうちょっとなんとかできなかったもんかね。それにしても吉岡さんは相変わらず朴訥な演技ですな。まあ味があるといえばあるけども。 [ビデオ(邦画)] 5点(2006-11-06 00:02:19) |
17. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
完結ですね。長えええ!えーと、最後は「冥王サウロンが肉体を取り戻し、仲間と合流したフロドその他が最後の決戦を迎え、指輪の魔力に取り付かれたフロドをぎりぎりで引き戻し、蘇った勇者の一撃」という展開を望んでいた私はドラクエのやりすぎです。あの目玉野郎は結局最後まで傍観者でしたね。原作は現在のほとんどのファンタジーに影響を与え、その恩恵を受けて成長した「映画」がこの作品に映像という表現力を与え、まさに原点回帰、ここに三部作として完結したわけですが…うーん。本当に「映像だけ」という印象しか残らなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2006-11-02 14:21:56) |
18. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
2作目ですね。長ええ!説明不足に拍車がかかってるような気が。いろんな人が、種族が出てきていかにもファンタジーっていう感じなんですけど、肝心の「人間」がちょっと存在感薄いですねえ。フロドの精神が崩壊していくのは見ものですが、気が滅入ってしまいました。 [DVD(字幕)] 5点(2006-11-02 14:02:41) |
19. ロード・オブ・ザ・リング
まず一作目ですね。えーと、長ええ!人物関係とか種族とか悪の存在とかがごっちゃになって、ついていくのに一苦労。そんなわけで壮大さを味わう事が出来なかった…。戦いのシーンは迫力があったけど、「おお?」と身を乗り出したり「ど、どうなるんだ」とかいうワクワク感が無かったです。それにしてもファンタジーの原点とされている作品てこんな暗いものだったんですか…。もっと明るくしてほしかったなあ。まあ原作どおりなんでしょうけど。 [映画館(字幕)] 5点(2006-11-02 13:56:06) |
20. マウス・ハント
「ホームアローン」的ノリでかなり笑わせていただきました。どこかにジョン・ヒューズが関わってるんじゃないかとも思いましたがいませんねえ。かわりにスタン・ウィンストンとアラン・シルヴェストリですか!音楽が良かったので納得しました。「人間対ネズミ」というシチュエーションである程度は予測してましたが、オーソドックスである一方で上手いなあと思うところもありました。さっぱりした印象で気持ち良いです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-26 10:40:58) |