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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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221.  必殺4 恨みはらします
中村主水が主役で、必殺の劇場版である以上、 劇場版ならではの新しい登場人物や要素を入れるのは当然としても もう少し当時の必殺シリーズの空気を残してほしかったですね。 特にクライマックスの仕事シーンは仕事人1人1人の見せ場が無くなっており全く別物になってしまっていました。 暗闇の中、ターゲットを待ち伏せるところから始まり人知れず華麗に冷徹に仕事をこなしまた暗闇に消えていく。 この一連の所作、これこそが仕事人シリーズの様式美だと思うのですが、あそこまで大騒ぎしてしまうとねえ。 中村主水以外のレギュラーの登場も中途半端で出番があまりにも少ないのも残念。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-02-29 19:14:46)
222.  必殺! 主水死す
CSで必殺の映画を一挙放送していたので、本作と「必殺4恨みはらします」の2本を見てみた。 必殺4よりは作品のスケールや世界観は必殺シリーズらしかった。 「主水死す」というタイトルがついているので、結末は想像がつく。 あの中村主水にどんな散り際を用意しているのかと思っていたら、えっ!?というほどあっけなかった。 これなら主水死すというタイトルは無かった方が良かったですね。。 それであの最後なら、あの中村主水が・・・。というそれなりの衝撃があったと思います。 今回は勇次と秀が登場しますが、やはりその登場シーンはごく僅か。 しかも2人の殺しのシーンがショボい。毎週やっていたTVの方がもっと華麗で決まっていました。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-02-29 19:11:52)
223.  花嫁はエイリアン 《ネタバレ》 
根っからのコメディアン、ダン・エイクロイドとクールビューティ、キム・ベイシンガーの2人が恋に落ちる。 作品の空気はドタバタ・コメディ寄りなロマンティック・コメディ。 双方の持ち味をうまく掛け合わせた感じで、娘もうまく機能させており、ほのぼの感漂うエイリアンものです。 色んな事情があって地球にやってきて、人間社会に溶け込んでいくエイリアン。 しかしこの手の映画は最後には宇宙の彼方からお迎えがやって来て、しんみりとしたラストを迎えるという形も多いですが 宇宙から美女軍団のお出ましで、最後までとことん軽い。これもまたアメリカン・コメディの良さ。 本作に関しては余計なことをせず、最後までこの空気で突っ走ったのが良かったですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-21 18:11:10)
224.  続・荒野の1ドル銀貨
まず、オープニングに流れる主題歌であれっ?と思った。 前作?では、故郷を捨てて西部にやって来たはずなのに「ついに故郷に帰ってきた~♪」なんて歌っている。 ジュリアーノ・ジェンマの役名が違う。「荒野の1ドル銀貨」とは全く関係ない作品です。 ジュリアーノ・ジェンマ主演ということ以外。 大ヒットした「荒野の1ドル銀貨」の翌年のジェンマ主演のマカロニウエスタン。 「激突!」と「続・激突カージャック」とかと同じく日本で勝手に続編と銘打ってしまったということですね。 メインとなるのは復讐劇なのでガンアクションも豊富で、マカロニらしいこってり感がある作品。 やはりジェンマは本作でもカッコいいし、かたいことを言わなければまずまず楽しめる作品には仕上がっています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-21 18:08:18)
225.  荒野の1ドル銀貨 《ネタバレ》 
ジュリアーノ・ジェンマ主演、マカロニウエスタンの佳作。 刺激の強い展開、アメリカの西部劇とは一味違う雰囲気を醸し出す音楽など本作もマカロニらしい作品です。 ジュリアーノ・ジェンマ以外にもフランコ・ネロなどのスターを産み出したマカロニウエスタンですが、 やはりジュリアーノ・ジェンマは他とは違う華があるスターらしさのある人です。 序盤は顔中が髭で覆われた風貌で登場ですが、スカッと髭を剃ったジェンマのカッコよさ! ラスト、暗闇の中ランプの明かりに照らし出された表情、そして光と影の使い方の妙。 ジェンマをいかに魅せるかといった工夫と共に、序盤のヒゲ面、1ドル銀貨、銃身が切られた拳銃、柱時計・・・。 序盤に登場したそれらがその後のストーリー展開に欠くことのできない要素として見事に機能させている。 少し立ち止まったり、余韻を持たせたりという時間帯はほぼ無く、常にストーリーも、ジェンマも、動き続ける。 あっという間の90分ですが、本作に関しては中盤から後半にもう少し時間を使ってくれてもよかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-11 20:40:29)
226.  グリーンブック
育ちも性格も全く異なる2人が旅に出る。ロードムービー定番の作品の始まり。 それ程の大事件は起こりませんが、小さな出来事を丁寧に積み重ねていき、 街から街へ、2人が固い絆で結ばれていく過程が見事なテンポの良さで綴られていきます。 しかし、60年代、アメリカの南部、黒人と白人、実話。 これから旅先の南部の地でどういうことが起こるのかは容易に想像がつく。 コメディにするには非常に難しいテーマですが、 シリアスさとコミカルさを見事に両立させてみせた脚本が素晴らしい。 また、これが両立したのはヴィゴ・モーテンセンの存在があってこそであると思います。 彼が主演という前提で見たので分かりましたが、予備知識なしで見たら彼だと気付かなかったかも。 演技の素晴らしさと共に、本作にかけたその役作りもまた見事です。 色々あった旅の終わりだけに、終盤に度々登場する「メリークリスマス」の使い方がいい。 ラストの「手紙をありがとう」には参ったな・・・。クリスマスにいい映画を見ることができてよかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2020-02-02 16:09:56)(良:1票)
227.  大列車強盗(1978)
1800年代半ば、ヴィクトリア時代のイギリスで実際に起こった事件らしいですが、 本当にこんなことが出来たの?と思える内容で話としてはとても面白い作品。 強盗に必要な4つの鍵の合鍵を作るまでの前半は、アクションはほぼ無く地味な作りになっていますが 見る前の予想に反してコミカルな人物描写が面白く、コネリーとサザーランドがなかなかの名コンビぶりを見せます。 ヴィクトリア時代の世相や人々の衣装なども楽しめる内容となっています。 後半はいよいよ強盗の決行ですが、疾走する列車を舞台にしたアクションサスペンスの定番、 屋根を飛び移るコネリーの体を張ったアクションなど、見どころは十分。 成功して金塊を山分けしてエンディング、と思っていたら意外な展開が待ち受けていました。 結末はちょっと拍子抜けですが、前半の作品の空気の流れが戻ってきたかのようなラスト。 このラストまで含めてやっぱり、本当にこんなことが出来たの?というような事件の映画化でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-02 16:06:08)
228.  リチャード・ジュエル 《ネタバレ》 
本作もイーストウッド御大らしく、そう遠くない過去のアメリカで起こった史実を 淡々と、お涙頂戴にもならず、しかし手堅くきっちりと仕上げられた良作でした。 それでいてドラマ、サスペンスとしてぐいぐい見る者を作品の世界に引き込んでいく力強さがある。 多くの市民を爆弾テロから救った英雄が、あっという間にテロの犯人の如く仕立て上げられていく。 強引な捜査手法やメディアの在り方について考えさせられますが、 それだけに、この騒動のきっかけを作った女性記者が終盤になってフェードアウトしていったことは残念。 この記者が実際に騒動の最終盤に目立った動きを見せていなかったなら仕方がないところですが。 鑑賞中は腹立たしい展開続きの作品でしたが、 「僕が犯人だという証拠は何も無いのだね?では、もう帰らせてもらおう。」 何も言い返せず黙って見送るしかないFBIの捜査官と、席を立つジュエルと弁護士ブライアント。 終盤、最後にFBIの捜査官と対峙するこのシーンと2人が再会するラストが見る者の溜飲を下げてくれる。 本作もまた、イーストウッドらしい作品であると思います。 キャシー・ベイツは本作でアカデミー賞にノミネートされているようですが、 それも納得の素晴らしい演技を見せてもらいました。
[映画館(字幕)] 8点(2020-01-21 16:42:56)
229.  海底47m 《ネタバレ》 
海中のケージの中の人間が巨大なサメに襲われる。 「ジョーズ」の海洋学者フーパーのエピソードが参考になっているのかもしれませんが、 これを美人姉妹に置き換え、(やはりヒゲ面の男よりこっちの方がいい) サメの恐怖に加え酸素が無くなるというもう1つの恐怖、2人を引き離すことにより生まれる恐怖に 「窒素」や「潜水病」といった新たな要素も加えている。 序盤を手短にまとめ、90分という尺もよし。サメ映画、海洋パニック映画としても健闘している作品です。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2020-01-21 16:32:45)
230.  U・ボート
秀作が多い潜水艦映画ですが、その中でも最高峰に位置づけられる作品です。 戦いや様々な困難に疲れ果て、汚れ、顔は無精ひげに覆われ出航前夜の酒場や出航直後とは別人のようになっていく男たち。 むせ返る汗や油の匂いが画面を通して伝わってくるかのような、恐怖感、閉塞感漂う潜水艦内の描写が凄まじい。 2時間半という長丁場ということもあるのですが、それ以上に鑑賞後はどっと疲れたような気がした。 それだけ中身の詰まった凄味のある作品であったということなのだと思います。 潜水艦映画は映画の柱とでも言うべき艦長というリーダーのキャラクターが際立つものが多いですが 本作は〝機関室の幽霊″など乗組員たちの個性を非常にうまく立たせている点も見事。 受賞には至りませんでしたが、この西ドイツ映画がアカデミー賞で6部門にノミネートされたのも快挙。 ペーターゼンの監督賞は勿論のこと、撮影や音響の分野で高い評価を得たことも納得の作品です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-01-21 16:21:43)
231.  スクランブル(2017)
最初のカーアクションはなかなか迫力があったし、 最後の山道もトンネルや道の分岐といった要素をうまく使っていて面白かったのですが、 ある大物が所有するフェラーリを1週間以内に盗み出せ!という作品のメインになる中盤が全然盛り上がらない。 「1週間では無理だ」と言いながらも、この1週間の時の流れにも大した緊迫感はありません。 この手の映画はカーアクションが決まっていればそれだけで一定の満足度は得られるのですが、 登場する高級車の多くは所有するオーナーからの借り物だったとのことで、それも難しかったのでしょうか。 それにしてもスコットは目のあたりとか、親父さんによく似てきましたね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-01-12 19:37:20)
232.  オリーブの林をぬけて
前作「そして人生はつづく」と同じく作品のベースには90年にイランを襲った大地震があり、 本作でもやはり登場人物の多くは現地の人々が演じており、現実世界とドラマの世界の境界線を行き来する。 本作はキアロスタミ流ラブコメとでも言うべきか。 主人公の若者ホセインは同じ村の娘であるタヘレに恋をしているが全く受け入れられない。 本作の中で進行する映画撮影。この2人が夫婦の役を演じるのですが、 この2人の関係においても本作のドラマの世界と、その中にある撮影中の映画のドラマの世界の境界線を行き来する。 2人が噛み合うことは全く無く、同じシーンが何度も何度も撮り直しを余儀なくされ、じれったい展開が続く。 ホセインはタヘレに延々プロポーズの言葉を繰り返すが、タヘレは全く反応しないまま、ついにラストに・・・。 オリーブの林を抜け、草原を行く2人はもう白い点にしか見えない。 やがて白い点がこちらに戻って来る。その白い点が躍動している。 前作と同じくロングショットで撮られたラストシーンが見事でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-12 19:34:01)(良:1票)
233.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 
オープニング、江戸川の風景をバックに寅さんのテーマ曲が流れる。 しかし、「ん?歌声が違うぞ・・・?」と、不安になるオープニング。 終盤の泉の家族のドラマはちょっときついものはありましたが、 寅さんをこよなく愛する者にとっては山田監督がもう1度寅さんを見せてくれた、それだけで十分でした。 当然、現在の時が流れるドラマの登場人物としての寅さんは登場しませんが、 現在を生きる登場人物が懐かしく回想するという形で、過去の作品の中にいる寅さんが登場します。 その1つ1つが懐かしい。そして無理やり登場させているという感が無いんです。 今を生きる登場人物の心の中に生き続ける寅さんがふとした出来事をきっかけに当たり前のように顔を出す。 裏の工場はもうありませんが、あけみが裏から出入りする生活の動線が何も変わって無いとか細かい所も良かった。 特に今を生きるリリーが登場し、寅さんとの思い出を語るシーンも見どころの1つ。 (僕の希望としては「リリー、俺と所帯持つか・・・。」の方を使ってほしかったですが) 今のリリーさんがさもありなん、という感じで。  僕以外のお客さんも、みんな寅さんが好きな方ばっかりだったんだろうな。 例えば、さくらが仏壇に供えられたメロンを見て、「メロンと言えばお兄ちゃんを思い出すのよ。」 その後にはあのメロン騒動が出てくるのが分かっているから、もうこの時点で笑いが起こるんですよ。 第1作から随分時は流れましたが、寅さんの作品の世界の中の時の流れ、 演じる俳優さんたちの時の流れに、今、本作を見る者の時の流れが重なり合う。今年最初の劇場での映画鑑賞は、 何も考えることなく実にゆったりとした気分で、心が温まるいい時を過ごすことができました。  ラストに次々と登場する歴代マドンナたち。そして交互に挿入される満男の表情。 この「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストを彷彿させる本作のラストと、 高羽哲夫さんや、今は亡き主要キャストに捧ぐspcial thanksからは 山田監督の寅さん愛が溢れ出ているかのようでした。
[映画館(邦画)] 8点(2020-01-08 20:06:47)(良:4票)
234.  ダイ・ハード
みんシネで観た映画のコメントを残すようになって10年以上になりますが、 まだ「ダイ・ハード」が未投稿ということは、10年以上ぶりの再見ということになります。 さて、その10年以上ぶりの鑑賞の感想は、やっぱり「面白かった~!」ですね。  一難去ってまた一難が息つく間もなく繰り返され、その1つ1つに無駄が無くあっという間の130分。 複雑な構造を持つ高層ビルという作品の舞台を見事なまでに活かしきっている。 ビルの内部の当事者だけでなく、外部の人間も見事なまでに活かしきっている。 特に「相棒」の使い方が素晴らしい。マクレーンとの無線を介した相棒の昔話。 やっと全てが終わったか・・・。と思ったら最後の一波乱。 そこで相棒の昔話を最後の最後に活かし、最後の最後まで見る者を楽しませる脚本の妙。 そしてラストに登場するのは、存在を忘れかけていたファンキーなリムジンの運転手。 アンタも本作に欠かせない立派な登場人物だったぞ。 マクレーンの人間臭いキャラと共に、さりげなく挿入されるユーモアのセンスも素晴らしい。  アラン・リックマンは少し前にこの世を去りました。ブルースも60代になりました。 本作の中の2人は当然まだ若く、公開から30年以上の時が流れたことを感じさせますが、 「ダイ・ハード」の面白さは少しも色あせていないことを再認識させてくれた10年以上ぶりの鑑賞でした。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-12-28 22:13:10)
235.  上海から来た女
この公開版は元々の作品からかなりの時間がカットされているとのことで、 途中からは話が分かり辛くなっているところはありますが、 有名な終盤の鏡を使ったシーンをはじめ、オーソン・ウェルズの才覚あふれる作品となっています。 公開当時、あまり評価が高くなかったそうで、日本公開もかなり遅れることになりましたが、 当時としてはかなりの驚きをもって見られたのではないでしょうか。 本作は何といってもリタ・ヘイワース。 彼女のフィルム・ノワールとしては、「ギルダ」がの方が有名なのかもしれませんが、 全盛期の彼女が美しさが堪能できるということに関しては言えば本作の方が好きですね。
[DVD(字幕)] 7点(2019-12-26 15:17:47)
236.  芝生は緑
名匠スタンリー・ドーネンにこの豪華キャストを見ると見る前の期待感が大きく高まる作品です。 アメリカ映画ですが、イギリスが作品の舞台となっていてアメリカ人とイギリス人の絡みで笑わすという作品。 これ自体は面白かったのですが元は舞台劇らしい作品で、かなり台詞の多い会話劇となっています。 たまにこういう映画に出会うことがありますが、字幕を追うだけで結構大変なんですよね。 吹替にしても字幕にしても、この手の映画は原語では見ることができないもどかしさも感じますね。
[DVD(字幕)] 6点(2019-12-26 15:15:59)
237.  アリバイなき男
地味で無名の作品ですが、なかなかに見応えのあるフィルム・ノワールの佳作。 銀行強盗モノと思っていたら、強盗自体は冒頭であっさり成功。 強盗の黒幕と3人のメンバー。覆面のために3人のメンバーは互いの顔が分からない設定が効いている。 この強盗団と追う警察の駆け引きになるのかと思っていたのですが、それだけで終わらない。 冒頭の強盗のくだりでは、まさかこの男が主役になるとは思わなかった、もう1人の男の挿入も効いている。 中盤は少しダレますが、それでもサスペンスとして十分に面白い映画になっています。 あまり馴染みのない俳優ですが、主演ジョン・ペインの面構えがいい。好演。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-15 17:12:13)
238.  ミッション・ワイルド
リュック・ベッソンが製作に名を連ね、アメリカ・フランス合作となっている西部劇。 この邦題からも痛快なアクション・ウエスタンかと思っていたらさにあらず。(久しぶりに出会ったひどい邦題です) 西部開拓の地の当時の過酷な日々の暮らしがしのばれる重さのある作品でした。 西部で一山当てようと東部の町から夫に着いてやって来て、精神を病んでしまった3人の女性。 彼女たちを東部の町に送り届けるヒラリー・スワンクと、同行することになるトミー・リー演じる、処刑寸前のところを助けられた悪党。 送り届ける3人の女性たちとは意思疎通をはかれず台詞も無い。しかしこの2人もベラベラ身の上を話したりすることも無い。 西部開拓の地から東部の町へ。寡黙なロードムービーですが、前半はヒラリー、後半はトミー・リーの見せ場となっており、 ホテルへの放火など不要に思われるエピソードの挿入があったりもしますが、主演の2人の素晴らしい演技を堪能できる作品となっています。 3人の女性たちを受け入れ先の教会に送り届けた後が印象的。 酒場で西部から来た人間だと分かると「ここにあなたの居場所はない。」 そして町で出会った若い女には「西部で一攫千金を狙うような男とは一緒になるな。」と言う。 しかしそれでも再び川を渡り西部の地に戻っていく。銃をぶっ放し、陽気に歌い踊りながら。トミー・リーの姿が切ないラスト。 こんな話もまたアメリカの歴史の一部か。主演2人の存在もあり、重さの中にも味わいがある作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-15 17:11:21)
239.  恐怖省
戦時中製作のフリッツ・ラングのナチスが絡むスパイサスペンスだけに、 「恐怖省」というタイトルからして、他の同時期のラングの作品同様の凄味のある作品かと思っていたのですが、 意外にも気軽に見ることができる小気味いい巻き込まれサスペンスでした。 巻き込まれサスペンスと言えばヒッチコック。 本作も巻き込まれた一般人の主人公と、事件の渦中で出会う女とのロマンスを絡めているあたりも ヒッチコック・タッチの巻き込まれサスペンスとなっています。 それでも冒頭の「自由国家の母の会」なる団体が開催する慈善バザーから全編にわたり 作品を支配する不穏な空気にはヒッチコックのそれとは一味違うものを感じます。 しかし、危機を脱した愛し合う2人の何事もなかったかのようなハッピーエンドのラスト。 「ケーキも用意しなきゃ!」「何!ケーキだと!」のユーモアを交えたラストには意表を突かれたのでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-07 20:18:02)
240.  家へ帰ろう 《ネタバレ》 
今はアルゼンチンに住むユダヤ人の老人。体も思うように動かなくなってきた。 彼には長い人生の中で、ずっと心に引っかかっているやり残していることがあった。 それは1945年、ポーランドで別れた親友との約束。 この前提だけで彼の人生にどんな困難があったのかを想像するに十分なのですが、 時折フラッシュバックされる若かりし頃の彼の映像が、 ポーランドからアルゼンチンへ、どんな困難があったのかを思い知らせてくれます。 口にも出したくない「ドイツ」「ポーランド」という国名。 ドイツには一切足を踏み入れたくない。そんな思いが痛いほど伝わってくるのですが、 飛行機で乗り合わせた若い男。スペインのホテルの女主人。列車で出会ったドイツ人女性。 そして彼を救ったポーランドの病院の看護師。旅先での出会いの1つ1つに無駄が無く、その全てがいい。 ドイツの地に足を付けたくないと頑なにドイツを拒んでいた彼が、ドイツの地に足を下ろす駅での何気ないシーンが印象的。 「会うのも怖いが、会えないことも怖い。」親友の家の前に来てのこの台詞が70年という時の重みを感じさせます。 しかし、2人の目が合い、互いを認識し合うまでの1分にも満たない時間か。この時の2人の台詞も無い演技が素晴らしい。 70年の時を埋める「家に帰ろう」という本作最後の台詞と2人の姿と、 その姿を見届け、何も言わずその場を後にする看護師の女性の姿が胸を打つラストでした。
[DVD(字幕)] 8点(2019-11-26 19:37:00)
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