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ゆうろうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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21.  レオン/完全版 《ネタバレ》 
マチルダの存在感や迫力が凄い!「闘争本能に気づき始めた子供のヒョウ」って感じの目力にゾクッとする。この凄さは一体どこから来ているのだろう?と考えてみると、ナタリー・ポートマンの天性の演技力はもちろんのこと、脚本上のキャラクター造形やシチュエーション設定で、しっかりお膳立てされているのに気づかされる。このマチルダというキャラクターは、常に嘘をつき、演技をして、建前で話している娘なのだ。学校から電話を受けたときは、母親の「演技」をして「娘は死んだ」と「嘘」をつく。家族が殺されたときも部屋の前を何事もなかったような「演技」をして通り過ぎ、レオンに助けを求める。レオンとコンビを組んでからも、彼に見放されないように「レオンが気に入るマチルダ」を演じている。これはとんでもない手練ですぞ。時と場所と相手によって、全く違う態度を見せるのだから。けど、そうやって自分ではない別の人間を演じることでしか、生き残ることができない人だったんだろうな。もし本当に「マチルダとレオンが親子で、音楽学校を受験するためにバイオリンを練習したい」のなら、アパートの管理人と話すシーンは「下手な芝居」でしかない。けれど、「下手な芝居をしている場面」だというシチュエーションのお陰で、「自然な演技」に見えるわけだ。 よく、インタビューで「オーバーな演技はさせずに自然な演技を引き出そうとした」と答えている作り手がいるけど、「レオン」はそれとは正反対のアプローチ。むしろ、徹底的に「オーバーな演技」をさせてるのが印象深い。(別にナタリー・ポートマンの演技が下手だって言ってるわけじゃないですヨ) それに、マチルダ以外の登場人物も、ほぼすべてが「嘘」「演技」「建前」で生きている奴らばかり(アパートの管理人も!)。この辺の造形で、他の映画に無い独特の緊張感と魅力が生まれていると思う。レオンだけが「嘘」も「演技」もヘタクソなのがご愛嬌(つまりジャン・レノの演技がマジで上手いということ)。 けれど、彼がマチルダを救うために最後の「嘘」をつく場面は男泣きせずにはおれない!
[CS・衛星(字幕)] 10点(2013-06-16 11:46:56)(良:1票)
22.  ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
前作は、「誰もが恐竜を見ることができるテーマパーク」という純朴な夢がありました。今回は一転して、「恐竜を最新の装備を使ってハンティングしてみたい」という野望が描かれます。そして前作同様、そんな夢の裏側には人間の身勝手なエゴが潜んでいる、という内容。これは「ジュラシック・パーク」の続編として相応しい設定だったと思います。「恐竜ハンティング」というイケない妄想も実現してくれているので、観客の下世話な期待にもちゃっかり応えてくれています(笑)。しかし、映画が後半にいくにつれ悪ふざけのブラックジョークが増えてしまい、白けるような展開。神懸っていた前作の演出に比べると、足し算で派手に派手にしただけの演出も残念でした。あげく多数の死者を出しておきながら「恐竜をそっと見守ってあげてください」なんていうのは、不謹慎にもほどがあるでしょう。犠牲者の遺族がハモンドのインタビューを見たらどう思うだろう・・・。この物語のメッセージが、そのままこの映画の問題点と被っているように感じました。「もういっちょ恐竜を使って一儲けしたろ 」そう上手くはいきませんでしたね。
[映画館(字幕)] 4点(2013-06-04 02:52:46)
23.  モンタナの風に抱かれて 《ネタバレ》 
自分も後半の不倫ドラマに突入してからは醒めてしまいました。別に不倫が良い悪いじゃなくて、ストーリーの流れ上違和感があって・・・。西部劇の典型的なパターンとも言えますが、あまり魅力は感じませんでした。自分にとっては、途中で巨大イモムシ怪獣が地下から襲ってきたのと同じくらい唐突な展開でした。娘と馬のドラマや雄大な自然は良かったですけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2013-06-01 19:21:03)
24.  インサイダー
個人的に好きなのは、冒頭でアルパチーノがラッセルクロウに取材依頼のため連絡を取るところ。ろくに話もできずに断られても、パチーノは全く戸惑うことも躊躇することもなく次の行動に移る。地味なシーンではあるけれど、主人公の経験豊かなプロデッショナルっぷりが見ていて気持ちがいい。ただ雰囲気だけで「彼はベテランのプロなんですよ」となんとなく説明してしまう映画とは違う感じがする。そしてこのシーンでの2人のキャッチボールが、巨大なスケールに発展していく最初の一投目だと思うと、かなりゾクゾクする。この瞬間から、2人のキャッチボールはリレーを重ね、より間隔は広がり豪速球になっていく。そしていかに相手のボールをキャッチするか、信頼を勝ち取るかが見所。投げるとき以上にキャッチする瞬間にしびれる!にわかプロが一人でブイブイ言わせてる映画とはやっぱり違うと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2013-06-01 03:57:17)
25.  スリーピー・ホロウ 《ネタバレ》 
ティムバートンのいつもの映画と比べると、エンタメ映画としてストーリーも凝ってるしテンポも良い。もしかして監督よりもスタジオ側の意向が強かったのかなあ?とも邪推しちゃいました(それじゃまるで監督の映画がいつも詰まらないみたいな言い方になっちゃうけどw)。 それでも、バートンお馴染みの世界観もてんこ盛りなのでファンも楽しめますね。フランケンウィニーのような風車が出てきたり、村人たちが自衛のためとは言え集団で首無し騎士をメッタ撃ちにしたり。特撮も地味に凄いことやってます。 こういうオカルトミステリーって、「全て人間が仕組んだトリック」か、「人間の手に負えない悪霊のしわざ」のどちらかになりがちだけど、そこはやはりティムバートン。生者と死者の関わり合いを対等に描いてきた監督らしい物語になっていたと思います。なので、首無し騎士がトリックではなくホンモノだと分かっても、自然と受け入れることができました。 オカルトで誤摩化さず、ちゃんと筋道立てて謎を紐解いているのも良いと思います。確かに科学捜査ではないし、真犯人がか火曜サスペンスばりに解説してくれたりはするけれど。 
[DVD(字幕)] 7点(2013-05-08 19:07:49)
26.  エド・ウッド 《ネタバレ》 
史上最低の映画監督と呼ばれるエドウッド。だけど彼のことをバカにできる映画関係者ってどれほどいるだろうか。・・・結講いるか(笑)。しかししかし、劇中で描かれる彼の苦悩は映画監督たち共通の悩みなんだろうなと思います。オーソン・ウェルズも全く同じようなことで頭を抱えているし。その後の彼の作品が振るわなかったのも皮肉だなあと思います。あと面白かったのは、監督とスタッフとの絶妙な温度差。不遇な環境のなかで絆をドラマチックに深めるわけでもなく、対立するわけでもなく。監督が勢いづいて「さあ撮影再開だ!」と言っても、反応が「エ、よっこらしょ」ってなノリで素晴らしいです。ちなみに、ティムバートンの映画ってなんとくテンポが悪いなあと思うことがよくあります(バットマンとかはとくに)。元々絵を描く分野の出身だからでしょうか。しかし、そのティムバートンのテンポが、この作品では上手く作用しているような気がしました。人物間に漂う気まずい空気が絶妙でした。クライマックスになんとなく感動的な音楽が流れることで、なんとなく感動しちゃうのも、この映画らしくて逆にいいですね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-04-18 02:29:39)(良:1票)
27.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
印象に残っているのは、街の住人たちがエドワードのことを割とスンナリ受け入れ、すぐ仲良くなってしまうところ。個性や長所が魅力的に描かれ活かされます。観る前は「ギャー!化け物!」となって町中大騒ぎ・・・けれど、お互い触れ合うことで理解し合う・・・なーんて映画だと思ってました。けど、実際の映画の内容は正反対でした。みんな「差別してはいけない」「じろじろ見たら可愛そう」「個性は認めてあげなくちゃ」と頭ではちゃんと分かっているワケですね。けれど、実際に、これ以上ないくらい個性的なヤツが目の前に現れたら・・・?もし自分の家にエドワードがやってきたら・・・?正直言って、受け入れることはできないですね、少なくとも自分は。 この映画は、ただ単に「人を見た目や出生で区別するな」というような安いメッセージよりも、随分と苦い内容の作品だと思いました。人の容姿にまつわる話というのは、現実世界でもとてもナイーブで、生半可な気持ちで扱っていいものではありません。「うんうん、気持ち分かるよ」などと知ったふうな気持ちで近づくと、相手も自分も傷つけることになります。 そういう、人の個性を受け入れることの難しさをこれ以上ないくらいに切なく描いた作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-16 02:51:10)(良:1票)
28.  バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲 《ネタバレ》 
前作でヒロイン以上にしっかりと手を取り合って、強い絆が芽生えたバットマンとロビン。それが今回はバッドガールやアルフレッドも大幅にドラマに取り込み、「疑似家族」としてMr.フリーズ一味の「疑似家族」と対決します。そして、監督は女に恨みでもあるのか、ポイズンアイビーが諸悪の根源として彼らを翻弄するわけですな(露骨にエロいけどそれでもいいや!)。低評価になるのも納得の映画ですが、見方によっては良く出来てるところもいっぱいあると思うんですけどね。フェロモンが効かないハズのMr.フリーズでさえ手玉にとるアイビー。そこに至るネタ振りも一応ちゃんとしてるし。けれどそれ以上に、前作よりもさらに輪を掛けて悪ノリが過剰になってしまい、もっと良く出来るハズだった物語を台無しにしちゃってます。アイビーを取り合って痴話ゲンカになるバットマンとロビンなんて見ちゃおれんよ。YOU達もう言っちゃいなYO!「お前が好きだ」ってさ! ティムバートン版の、人間の暗部を強調した作風から一転、「家族を信じろ!」というバリバリの性善説を前提にしているので、その振り幅のデカさが不評なんでしょうね(それが悪いってわけじゃないけれど・・・)。普通、敵が渡してきた薬なんて信用するわけないんだけど、一番人間不信だったバットマンが、Mr.フリーズを無条件に信じてしまうわけですから。「バットマン」のイメージからは健全すぎましたね。
[DVD(字幕)] 5点(2013-04-09 02:48:59)
29.  バットマン・フォーエヴァー 《ネタバレ》 
バートン版の色彩の少ないゴシックな世界観から一転、極彩色に彩られた怪しげで乱痴気騒ぎといった様相のゴッサムシティ。これはこれで結講好きな世界観です。冒頭でパトランプなどの照明がギラギラ輝く光景は、前作までは無かったものです。同じシーン内でも、状況が変われば照明の色味も変化させていて芸が細かいですね。陰の強調から光の強調をする演出になっています(どちらも同じことか?)。その影響からか、エロチックなシーンも増えました。ニコールキッドマンが、バットマンのスーツを指先で撫でるところなんてドキドキします。そもそもスーツのデザイン自体が無駄にエロチック。 しかし、敵キャラクターは少々魅力不足でした。トゥーフェイスは、せっかく「二面性」のあるデザインなのにそれを活かしきれていないし、エニグマも、単に頭のいいバカって感じでした。役者がそれぞれ熱演している分もったいなかったです。 クライマックスの救出シーンは、ヒロインよりも相棒を助ける時のほうがドラマチックに描かれていたのは笑えました。これも監督の性癖なのでせうか・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2013-04-05 09:58:09)
30.  バットマン リターンズ
ただでさえ印象の薄かったバットマンが、より印象が薄くなって帰ってきた!子どもの時は「一作目は面白かったけど二作目は退屈だった」という印象でしたが、大人になって見返してみて、評価が逆転しました。(子どもの時に観たレビュアーさんでも、このもの哀しさを感じとってる人も多いですね。大人だなあ) ジョーカーは「明るい狂気」のキャラでしたが、今回の悪役たちはより情念のこもったドロドロした奴らです。原発問題なども、今観るとハッとしますね。ヒーロー物としても一本の映画としても歪な作品ですが、こういう映画もあっていいよなーと思います。特撮も、前作よりクオリティーアップしてていいですね。バットモービルの変形や、動物園のミニチュアなど、よく出来てます。意外とペンギン(動物のほう)の着ぐるみがよく出来てて笑いました。
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-04 11:34:00)
31.  レザボア・ドッグス
初監督作品というだけあって、かなり才気走った意欲作。映画の楽しさがギュッとつまった良い作品だと思います。限られた予算や環境の中で、やれることはすべて出し切っているんじゃないでしょうか。効果的に観客にショックを与える構成、撮影、そして編集と、全編にわたってとても丁寧に作られています。舞台演劇のようなシチュエーションでありながら、時間や場所を自由に行き交う極めて全うな映画的テクニックも満載。役者たちも最高。カッコイイってこういうことだ!この作品を真似るものが続出するのもよく分かります。映画を観る楽しさ、そして作る楽しさ、その醍醐味のすべてがここにあります。
[DVD(字幕)] 10点(2013-03-29 15:21:40)(良:1票)
32.  プライベート・ライアン
冒頭もそうですが、全編にわたって臨場感のある凄い映画です。当然、本当の戦場に行ったことはないわけですが、「リアル」だなあああと、画面を見ながら硬直してしまいました。生き残る自信ない!  しかし、スピルバーグってのは良くも悪くも言われる人ですが、本当に凄い人ですね。日本の某映画監督はジョーズを見て、「スピルバーグの映画はこれ以降観る必要なし。彼はこれ以上のものは作れない」というようなことを言ったとか(ホメてんだか貶してんだか)。確かに考えようによってはジョーズが原点であり頂点かもしれませんが、スピルバーグはそれでは終らなかった。「ジュラシックパーク」そして「プライベートライアン」と、世界のエンターテイメント映画シーンを一変させる作品を連発させたことは、非常に痛快でした。
[DVD(字幕)] 8点(2012-12-23 12:38:23)
33.  羊たちの沈黙
知り合いと映画の話をしていると、この「羊たちの沈黙」が好きだという人は大体が女性だった、というのが印象に残っています。こんな変態大図鑑のような映画なのに不思議だなぁ、と(笑)。出てくる男キャラがみな引っかかりのある連中ばかりで(上司でさえ、単純なキャラには見えない。描かれてないけど)、女性から見るとなにか感じるものがあるんでしょうかいねえ。当然性別関係なく面白い映画ではあるんですが。
[DVD(字幕)] 8点(2012-12-23 12:25:01)
34.  アルマゲドン(1998)
久々に見たらなんだかんだで、スゲー楽しめちゃったよ。感動もしたしね。この映画にはあまり食べ物は出てこないけど、映画を見た後に「なんかうまいモンくいたいなあ」と思う、いい意味での脱力感がありました。なんだこの感想。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-19 19:27:24)
35.  テルマ&ルイーズ
面白いっちゃあ面白いんですが、手放しで絶賛する気は起きない。二人の結末はもっと違ったもののほうが似合いそう。あまり感情移入できない。
[DVD(字幕)] 6点(2012-04-05 16:09:40)
36.  アナコンダ
今見ればアレかもしれないが、子どもの時に観たその時は素直に楽しんでみてたので、悔しいが7点だ。
[ビデオ(吹替)] 7点(2012-02-01 23:16:24)
37.  フラッド
洪水で人気のいなくなった町で、男たちの三つ巴の戦いが・・・なんて、シュチエーションだけで言えば個人的にかなり燃える展開。なんですけど、いざ観てみたら「あーあ、もったいね」という感じ。大変だったであろう撮影も、その甲斐むなしく、ひたすら地味。小説とかで読んだら読み応えありそう(もちろんノベライズなんぞじゃなく)。最近のハリウッド映画はこの頃より大分見応えのあるアクション・犯罪物が増えてるので、今のスタッフが作っていれば快作にはなりそう。
[ビデオ(吹替)] 6点(2012-01-05 23:14:09)
38.  トゥルー・クライム(1999)
やっぱりラストはハラハラしたなあ。刑務所所長の手がかすかに震えてるとこなんかもいいですね。内容的には考えさせられる要素は沢山あるのに、割と軽妙なタッチで描かれていて、最近絶好調のイーストウッド作品の序章のような感じ(前から傑作はありましたけどね)。職場での上司との会話も軽くカオスで笑ってしまう。サスペンスでもやはりユーモアは必要だなあ。娘の年齢がイーストウッドと比べると若すぎない?と思ったけれど、wikiで見たら彼女、イーストウッドの本当の娘だったんですね。おみそれしました。
[DVD(字幕)] 7点(2011-12-11 23:59:55)(良:1票)
39.  恋はデジャ・ブ 《ネタバレ》 
自分は「3人のゴースト」は見てないですが、「素晴らしき哉、人生!」を思い出しました。ちょっと違うかなあ? 会社と家の往復ばっかりの自分は、もし同じ1日を繰り返すことになっても、気づくのに時間がかかりそうです(笑)。なんだか不思議な気分になる映画ですね。当然「同じ1日」を繰り返している人は現実にはいませんが、「同じような1日」を繰り返している人は自分も含めて多いはず。けどそのなかでも自分の心持ちとほんのちょっとの行動で変わる。ぐるぐるぐるぐる。ラストで窓から見える風景は、何も考えずに普通に暮らしているだけでは「いつもと同じ風景」なのかもしれませんが、それが「昨日とは全く違う風景」に見せてしまうすごいシーだなと思いました。
[DVD(字幕)] 9点(2011-10-22 14:40:55)
40.  ミセス・ダウト 《ネタバレ》 
最近日本の「ハンサム☆スーツ」を観て、そういやミセスダウトも似たような話だよなあ、と思って観直してみました。とてもベタな展開が続く作品ではありますが、「ハンサム☆スーツ」を観た後だと、「逆にベタって大事だなあ」と思いました。邦画って、ベタな演出を恥ずかしがって避けようとして、描かなければいけない要素まで削ってしまっているような気がします。で、話は戻ってミセスダウト。基本的には楽しい話で、成り済ましコメディとしてよくできた映画だなあと思います。が、主人公がちと自分勝手ではないかと思いました。職場では「子供番組なのにタバコを吸うシーンを入れるなんて!」と怒るくせに、家に帰れば家をメチャクチャにし、ご近所にも迷惑かける始末。そりゃ離婚もされるわな。そのくせこの映画前半は、どちらかというと主人公を擁護しているような節がある。なんだかなーとモヤモヤしながらの鑑賞になりました。中盤でようやく妻の思いを聞く場面で、モヤモヤも或る程度晴れるのですが、終盤で一転。妻に向かって「僕から子供を奪って・・・」って、身からでた錆だよアンタ。成り済ましコメディとしてはよくできてて面白いんですが、そのバックボーンにはあまり納得できませんでした。あとは、子供たちがミセスダウトの正体を知ってしまったことで起こるドタバタ劇があれば良かったのになあ、と思います。あれなら別に子供に正体がばれる場面はなくても成立する話なので。
[映画館(字幕)] 6点(2011-10-18 02:17:03)
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