21. Away
公式サイトと予告編を見て気になったので視聴してみましたが、予告編を見た時のワクワク感が最高潮でした。 台詞が無いために映像だけでストーリーを進める必要があり、どうしてもテンポが悪くなってしまいます。そして黒い影を初め、劇中の謎はほとんど何も明かされず、消化不良のモヤモヤ感が残ります。 予告編でも使われている鏡の湖の風景の美しさだけは素晴らしかったです。 [映画館(字幕)] 4点(2021-01-17 17:27:02) |
22. バイオハザード:ヴェンデッタ
レオンとクリスのアクションシーンがカッコイイが、ちょっと荒唐無稽だったり民間人を巻き込んでも平気な顔をしていたりと納得が行かない部分が多い。あとはレベッカが可愛いのと、館の中で恐怖シーンくらいは見所と言えるか。 シナリオとかキャラクターとかそれ以外の部分では魅力が無い。ラスボスへの止めはもっと派手にやってくれよと [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-05 00:01:06) |
23. バイオハザード ダムネーション
《ネタバレ》 シナリオ的に優れたものではないが、大統領が強くて切れ者だとかバディがワケありの必要悪だったりだとか、映画オリジナルキャラが立っているのは良い。原作ゲームの「4」で登場する寄生体と「2」で登場するモンスターが組み合わされているのも面白い。レオンも言っていたが、まさかリッカーと共闘する時が来るとは思わなかった。 原作ゲームの要素が取り込まれているのも嬉しい。レオンはリッカーの目が見えない事を知っているし、口癖の「泣けるぜ」のタイミングもバッチリ。爆発物を活用した戦い方にも既プレイなら納得する所。それだけにリッカーの大群に襲われた時の絶望感や、必殺のはずのロケットランチャーが防がれた時のインパクトが際立っていた。 スーパータイラントの最期も「そりゃA-10に撃たれたら死ぬわ」と納得のいくものだったのでスッキリ。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-10-04 23:31:25) |
24. ドント・ブリーズ
《ネタバレ》 主人公一味が結構な悪人なのであまり感情移入できず、爺さん側を応援したくなる気持ちが生まれてしまうのはマイナスですが、そのお陰で主人公一味の誰が死んでもおかしくない緊迫感が生まれていたのは良かったですね。びっくり演出やグロに頼らないホラーは好みです。灯りの有無や騒音の有無で有利不利が目まぐるしく入れ替わり、最後までダレずに楽しめました。 以下ネタバレ シナリオの出来は大筋ではそこそこなのですが、細かい点では丁寧な部分も見られました。 爺さんが寝室で流しっぱなしにしていたビデオは娘のものでしょう。マニーが爺さんに見つかったシーンでは「その中のものを頂きに来た」と言い、殺される時には「神に誓って・・・」と言いました。爺さんの逆鱗に触れたわけですね。事実、その後壁を殴って怒りを爆発させています。監禁されていた女性が死んだ時は「My Baby...」と悲しんでいましたし、爺さんの正体に関する伏線はあちらこちらに張られていました。作りは悪くないと思います。 また、爺さん側に同情する声も多いようですが、彼は示談金を受け取った上で相手を誘拐・監禁し、過失とは言え殺した上に死体を遺棄しています。罪の重さで言えば爺さんの方がよっぽど悪人なわけです。でも被害者かのように同情される。この辺り、司法制度への不満を持つ爺さんにすれば皮肉かも知れませんね。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-29 00:28:17) |
25. イット・フォローズ
「それ」の設定は面白いし怖さの演出も秀逸です。びっくり系脅かしを多用しないのも好み。この辺に限ればホラー好きな方にはお勧めできるかも。 だけど登場人物の行動に合理性が無さすぎてシナリオが不自然になっている所が大きなマイナス点です。しっかりシナリオを組み立てられていたら名作にも成り得ただろうに。勿体ない。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-04 02:03:13) |
26. マッドマックス 怒りのデス・ロード
《ネタバレ》 世界観のつくり込みが凄いですね。血と炎と砂埃の世界、マッドマックス2の正統進化といった感じです。炎を吹くギターとか、ぶっ飛んだセンスが面白いです。冷静にシナリオを読み解くと驚くほど単純なのですが、ここまで雰囲気とパワーで盛り上げられるなら大したものですね。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-07-21 22:04:51) |
27. ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲
2作目と同じく、あくまで真面目にスパイをやりながらお馬鹿が炸裂する作り。前作の殺し屋婆さんほど強烈なキャラが居ないので、若干笑いはパワーダウンしているか。VRゴーグルや甲冑など面白いシーンはあるので、シリーズが好きなら見ても損は無いだろう。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-27 00:02:46) |
28. ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬
《ネタバレ》 前作があまり合わなくて期待していなかったが、一緒にレンタルしていたの惰性で見たら意外と面白かった。前作のいかにも子供向けな笑いが減って、シュールさや天丼を使うようになったのが良い。 個人的には何度も出て来る香港の殺し屋婆さんが面白い。掃除機チェーンソーとかゴルフバッグガトリングガンとか出て来た時には思わず笑ってしまった。正直、この婆さんだけで1点上がっている(笑 脚本も比較的しっかりしており、中だるみせずに見ることが出来た。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-26 23:16:18) |
29. バジュランギおじさんと、小さな迷子
《ネタバレ》 馬鹿が付くほど正直な男が、言葉を話せない異国の迷子を親元に帰すハートフルなロードムービー。だと思っていたのだが、この作品はそれだけではなかった。 国籍の違いや宗教の違いを始め様々な障害にぶつかりながらも、湿っぽくならず進んでいく様は良い。道中で出会う人物も魅力的だ。 突然のダンスシーン等「インド映画だなーw」となる部分もあるが、全体的には良く出来ており、名作と言って差し支えないだろう。 [DVD(字幕)] 9点(2020-04-26 22:54:26) |
30. ドクター・スリープ
《ネタバレ》 シャイニングの続編と言うことで観に行きましたが、ホラーと言うより能力バトルの映画という感じでした。それはそれで面白かったのですが、それならあの銃撃戦は頂けません。お互いに能力者同士なのにそれを活かした戦い方もないし、亡者たちも普通に撃たれて死んでいくし、もうちょっと盛り上げ方があったでしょうに。 ただ、終盤に例のホテルに着いてからはワクワクが止まりませんでした。キューブリック版の映画で原作小説から削られた「ジャックの苦悩」「ホテルの魔力に抗う姿」「ボイラーの爆発」など、知っている人にはニヤリとさせられる要素が満載です。特に宴会場でのジャックとの親子の会話はドキドキしましたね。 [映画館(字幕)] 7点(2019-12-31 11:22:26) |
31. グリーンブック
白人の運転手兼用心棒と黒人のピアニストのロードムービー。シリアスとコメディのバランスが良いくて、見終わった後に素直に良い映画だったなぁと思える作品でした。 [映画館(字幕)] 8点(2019-12-31 11:08:39) |
32. ジョーカー
《ネタバレ》 見終わった後にどっと疲れを感じる映画だった。ホアキン・フェニックスの演技が素晴らしく、どんどん精神が蝕まれて行く様子にこちらまで沈んで行ってしまう。『ダークナイト』のジョーカーの生い立ちを想像していたが、このジョーカーは違う。このジョーカーは、今後クレイジーで恐ろしくクレバーで美しいあのジョーカーにはならない。そういう意味では期待通りではなかったが、映画としての完成度は高いように思う。 メンタルを削られる映画なので、精神が病んでいるときに見てはいけない。あなたもジョーカー側に引き込まれてしまうかも知れない。 [映画館(字幕)] 7点(2019-10-14 23:41:28) |
33. 劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ
《ネタバレ》 まず、この作品は TVアニメ版1話~24話(+未放送の25話) の後日談となっている。なので、それら(ゲームのTrueEndでも良い)を見ずにこの映画を視聴するのは全くお勧めできない。炊いていない米を食べるようなものだ。 TVアニメ版とは違い、リーディングシュタイナーを持たない紅莉栖の視点で話が進むのが面白い。「岡部が観測する世界線が移動した時に、元の世界線に残された人たちはどうなるのか?」という疑問への回答を見ることが出来る。シュタインズゲート世界線へ辿り着いた後の平和な日常が見られるのも嬉しい所。もう一つの見所は紅莉栖が可愛いシーン。酔った紅莉栖の甘々っぷりに思わず顔がニヤけてしまう。ほんの少し飲んだだけで酔っ払ってふにゃふにゃになってしまう所が紅莉栖を演じる声優さんのそれにそっくりなのだが、これは偶然の一致なのだろうか・・? 見所はあるにせよ、TVアニメ版と比較してシナリオの盛り上がりに欠けるのは確か。(90分では仕方ないかもしれないが・・・)映画の出来としては6点くらいか。+1点は紅莉栖に。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-08-15 15:33:13) |
34. 天気の子
《ネタバレ》 ここの評価があまり高くなかったので少し二の足を踏んでしまったが、結果として映画館に観に行ったのは大正解だった。 やはりこの監督が描く風景は美しい。雨ばかりの東京に日が差すシーンは、見慣れたはずの景色が輝いて見えた。空の広がりや雲のサイズ感は映画館で無ければインパクトが半減してしまうだろう。 帆高と陽菜の恋愛がこの映画の柱である事に疑いはないが、かと言ってメッセージ性が無いわけではない。劇中の「『観測史上』なんて精々ここ100年」「江戸時代には東京は海だった」という台詞からも読み取れるだろう。天候という地球規模の事象を、人間の短い短い物差しで測って正常だの異常だの大騒ぎする事がそもそも滑稽なのだ。恐竜が生きていた頃は今よりずっと暖かったし、氷河期はずっと寒かった。そんな自然をコントロール出来るのは神だけだ。人間が出来ることは、エンディングの船で通勤しているシーンのように、自然と折り合いをつけて付き合っていく事しかない。驕っても腐っても良い事など無いのだ。 [映画館(邦画)] 8点(2019-08-15 13:23:47) |
35. HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス
《ネタバレ》 前作は実写化にあたって良くここまでやってくれた!という驚きがあったが、続編でそれが無くなると少々苦しいか。 一応アクションはパワーアップしていると思うが、設定がどんどん非科学的になっていくのは好みではなかった。「変態仮面の強さは普段30%しか使えていない人間の肉体の力を100%引き出しているから」という設定が頑張って現実に寄せているのに、空を飛ぶカニの怪物やエネルギー波を打つ人間、巨大化するアンドロイド等はそれに反するものだ。なぜか偽変態仮面が祖父として出て来るのも納得がいかない。 とは言え、スパイダーマンのパロディや変態奥義スパイダーヘルの絵面の酷さ、前作であっさりしていた生パンティ脱ぎシーンが改善されていたりと評価点もある。 [インターネット(邦画)] 5点(2019-08-09 10:44:39) |
36. HK/変態仮面
《ネタバレ》 「漫画・アニメ・ゲームが原作の実写映画化はコケる」法則の反例の一つ。 おバカでお下品な原作への情熱とともに丁寧に作られているのが良く分かる。鈴木亮平の体のつくり込みは肉体美を感じるほどに仕上がっているし、安田顕の偽変態仮面の怪演にも驚かされる。 普通のヒーロー物であれば「愛と正義」「理想と現実」の間で悩むのが鉄板なのだが、この作品だと「変態かノーマルか」を大真面目に悩むんだから笑うしかない。 一つだけ言わせて頂くならば、ヒロインがその場でパンティを脱いで渡すシーンがあっさりしていたので、もうちょっと恥ずかしがったりして演出して欲しかった。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-08-09 07:32:50) |
37. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 ほんわかしたタッチの絵でほのぼのとした日常描かれていたのが、段々と変わっていく様子は見応えがある。特に食事の変化は興味深い。食べ物が満足に無い中、創意工夫で乗り切る女性たちの逞しさには感心する。叫びながら片腕で防火バケツを運ぶシーンが好きだ。 登場人物に嫌味なキャラが居ないのがまた良い。最後も希望の持てる終わり方で好みだった。 [地上波(邦画)] 8点(2019-08-04 00:43:05) |
38. ジュラシック・ワールド/炎の王国
《ネタバレ》 あまり期待せずに見たのが良かったのか、意外と楽しめた。前半は予想の範疇でいまいちだったが、後半の屋敷の中のシーンが好きだ。爪で床をカンカン叩いたり、カーテンに恐竜の影が映ったり、ニヤリとできるシーンが多かった。もう一つ、終わり方が予定調和でなかったのも好み。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-05-06 15:52:47) |
39. 劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉
クオリティはTVアニメ版のスペシャル回という程度の内容です。物足りない面は多々ありましたが、こんな感じだったなあと懐かしめました。音楽の使い方は良かったですよ。 [映画館(邦画)] 6点(2019-03-11 13:09:05) |
40. インクレディブル・ファミリー
《ネタバレ》 「スーパーヒーローが居ると人はそれに頼り、心が弱くなる。」という問題提起はなかなか面白かった。ただ、流石に出番が偏りすぎだろう。アクションも活躍も派手なイラスティガールに比べて、トホホなシーンばっかりで活躍が地味なMr.インクレディブル・・・ [ブルーレイ(吹替)] 7点(2019-03-09 01:55:19) |