21. 1917 命をかけた伝令
《ネタバレ》 佳作。面白いとは思うけど、これがアカデミー賞で本命視されていたのか、という印象。あと、全編ワンカットという宣伝文句はどうなんだろうね。【ネタバレ注意】もちろん実際に全編ワンカットと思っていたわけではなく、ワンカット“風”だろうと理解はしていたが、そんなに長くない時間単位で「ああ、ここはつないでるんだな」と分かる場面がしばしば出てくる。このあたり、同じワンカット風の「バードマン」の方が、まだそれっぽかったと思う。それくらいはしょうがないと思うが、ワンカットというからには上映時間が映画内での経過時間なんだろうと思っていた。序盤で「目的地まで14.5キロ」というセリフがあり、徒歩なら3時間くらいかかりそうだが(映画内で6~8時間くらいかかる、と言っていたと思う)、クルマに乗る場面で「なるほど」と納得し、だから「暗くなる前」には決着するのだろうと思っていた。なのに、なぜ気絶して時間が経過する場面があるのか。それはもう「編集でのワンカット」じゃないよね。(英語版 wikipedia にも "one-shot film" に分類されてはいるけれど) 意図的なミスリードなのかもしれないが、ちょっと納得できない。 ストーリーとしては、序盤で2人で出かけた時点で「ああ、一人は死にそうだな、上官の方かな」ということが予想されて、その通りではあった。あと、“牛乳”を赤ちゃんに飲ますなよ。(分かっててもやむを得ないという切羽詰まった状況の描写ではあるんだろうけれど) [映画館(字幕)] 7点(2020-02-17 02:06:12) |
22. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 傑作。これでアカデミー賞なのか、という気はするけれど、面白かった。【ネタバレ注意】うん、みんな、なんで谷原章介が出てるのかと思うよね……。それはともかく、今どき、あそこまで成功する人が、(運転手や家政婦はともかく)“名のある美術の先生”を検索もせずに信用してしまうのはどうか、というか“信頼できる人”が家庭教師つながりしかいないとか、夫婦ともども交流範囲が乏しすぎるだろ、という気はしたが、それも細かい話。中盤のアレ以外は、そこまで褒めるような脚本かな、という展開だった気はするけれど、十分に面白かった。でも、まあ、そこまでかな。あと、最後のシーンは「家が買える」ようになるまで待たせる前に普通の暮らしができるようになってるはずだろうから、さすがにとっとと迎えに行けよ、とは思った。 [映画館(字幕)] 8点(2020-02-17 02:03:32) |
23. インデペンデンス・デイ: リサージェンス
《ネタバレ》 駄作。よくこんなものを大金かけて作ったな、というほど中身がない。【ネタバレ注意】ある意味、ストーリーのどこがどうと指摘するのもメンドクサイくらいひどい。前作だって、褒められたストーリーじゃないし、そもそも得体のしれぬシステムに対してコンピューターウイルスで決着するとか冗談がすぎるというものだったが、それでもCGではなく模型を使ったスペクタクル描写という挑戦があった。今の時代に「それはない」ということで、たしかに映像はスペクタクルかもしれないが、ご都合主義にすらなっていないんじゃないかというストーリー。相手にどんな戦力があるのかわからないまま攻撃命令出したり、大きな技術差があろう敵機とそこそこ対等に交戦できていたり、一番ひどいのが、子供を乗せたバスで敵に向かっていくとか、何を考えてるんだ、お前は。ウィル・スミスは、こんなのに出なくてよかったよ、ホント。(まあ、他の駄作には出てるけど) [インターネット(字幕)] 3点(2020-02-17 02:02:48)(良:1票) |
24. 花とアリス殺人事件
《ネタバレ》 なかなか面白かった。【ネタバレ注意】序盤の展開がいまいちまどろっこしく、描き込まれた背景に比べてロトスコープの動きのぎこちなさが気になるくらいだったが、中盤からのストーリーは見事。終盤、クルマの下で寝るくらいなら他に場所があるだろうと思うが、この設定ならしかたがない。とくだんアニメらしい誇張された動きもないので、アニメじゃなくてもいいんじゃないかと思ったが、役者が実写で高校生をやる年齢じゃないか。エンディングのコンテつなぎは面白い。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-01-21 21:16:03) |
25. WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
《ネタバレ》 そこそこ面白かった。【ネタバレ注意】ドキュメンタリー的な部分は面白いんだけど、田舎のオヤジの気性が荒いとか、浮気性とか(それがたいしてストーリーに影響していない)、顛末が想像できる話だけに、微妙な設定が多かった。クライマックスの祭りにしても、一度しか使わないジェットコースターを用意してまで大事な大木を無駄遣いしたりしないだろうとか、そもそもあれが長年続いた伝統という気がしない。もちろんそんなのは演出なんだろうけれど、割とリアルな田舎物語を描写しようとしているのだろうに、やり過ぎ感がある。伏線が細かく回収されている部分はあるので駄作とまではいわないけど、まあそこそこ。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-01-21 17:26:41) |
26. アリータ:バトル・エンジェル
《ネタバレ》 視聴した時点で原作は未見。ダメというほどではないけれど、そんなにウケなかったのは分かる感じ。【ネタバレ注意】キャラ描写については予告編で分かっていた話なので、そこは好みの問題でいいと思う。少女漫画のキャラを実写化するとこんな感じになるんだろうな、というくらいで、あくまでフィクション。内容さえよければ、気にされなかったと思う。問題はストーリーで、良心に目覚めたり、善人・悪人が入り混じったりしてるが、ちょっと分かりにくい。ベクターの最後もあれでは何の意味もなかったことにならないか。あと、どうでもいいけどチレンから取り出した目玉が動くのはヘンでしょ。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-21 17:20:53) |
27. ザ・サークル
《ネタバレ》 ああ、これはダメ。トム・ハンクスが出てるから見たけど駄作。公開のとき、ITやSNSの暗黒面みたいな話に惹かれそうになっていたが、映画館に行かなくてよかった。【ネタバレ注意】いくら技術やネットが進むとはいえ、みんながみんなプライベート丸出しの世界を受け入れるという世界観にリアリティがない。まして、トイレ以外は映像で監視されるって、それはもう犯罪者扱いだよね。そもそも、うっかり夜の生活まで覗かれてしまうとか、その場に誰がカメラを置いたり、それを気にせず生活していたというのも不自然。そうなるだろうという結末も、あまりにあっさりしてて「それで終わっちゃうの?」という感じ。 [インターネット(字幕)] 4点(2020-01-21 17:09:58) |
28. 劇場版 ハイスクール・フリート
《ネタバレ》 テレビ版が好きな人なら、これくらいで問題ないと思うけど、個人的にはけっこうキツかった。作画崩壊が話題になってるけど、そこじゃないと思ってる。【ネタバレ注意】テレビ版でも、艦隊戦をやるために謎の感染症というムリ設定を持ち込んでいたのがどうにも受け入れられなかった。さらにミケちゃんが艦長らしからぬ私情の持ち込み具合がハンパなく、まったく感情移入できなかった。当時、先行上映を見に行ったり、Lynnさんが副長ということもあって見に行ったが、やはりストーリーがダメ。前半のお祭りはともかく、たんに昼飯をたかってきただけのスーにあれほど友情を持つのも意味が分からない。しかも、知らぬうちとはいえ悪役の片棒を担がせている(担がせる方も安易が過ぎる)。そういう展開にしたいなら、もう少し丁寧にストーリーを作ってほしい。終盤に至っては実戦に高校生を投入するとか、戦艦だけじゃなく、要塞に乗り込ませるとか何を考えているのか。さすがに高校生側には“実弾”を持たせなかったようだけれど(最初は殺し合いをするのかとビビった)、相手は当然実弾だよね。完全に生死を賭けた近接戦闘を高校生にやらせる(というか、当人たちも平気でやってる)というのもどうか。もっとも(フィクションだからといってどこから持ってきた設定なのか分からないくらい)超人かよって活躍で別に命に別状はないわけだけが、声が出そうになるくらい呆れた。そういうストーリー展開に比べれば、ちょっと作画崩壊してるくらい、なんということはないよ。 [映画館(邦画)] 5点(2020-01-21 17:07:36) |
29. サバイバルファミリー(2017)
《ネタバレ》 佳作。点数は少しオマケ。まずは、よく撮影したな、というのが第一印象。CGっぽさがないと思ったが、ちゃんとロケでの撮影らしい。【ネタバレ注意】ツッコミどころはいろいろある。そもそも近所で停電していてラジオですら情報が得られないのに(しかも空港までの途中も停電してる状態)「空港に行けば鹿児島に行く飛行機がある」と思うのはちょっとどうかと思う。それに、あれだけの状態で何日も経過しているのに空港の警備員が仕事をしてるというのもヘンではある。警備員は(たかが警備のために)電車も車もなしに歩いて通ってきたんだろうか。本屋で地図を探すなら(残っているなら)、サバイバルの本を探せ。食料はともかく、水はペットボトルがあるなら、川でも雨水でも詰め替えればいいのだから、そこまで高価なものにはならないのではないか。というか雨水を貯めろ。電力止まったら透析が必要な患者をはじめ死ぬ人が山ほど出るのに、そのあたりの描写はなかった。せいぜい上階のおばあさんが死んだ程度(棺桶をどこから運んできたのかという話はある)。終盤で川を渡る羽目になった場面も「道路を外れてから3日」とか、道路を外れて移動するというのはどうかしてる。だいたい電池も含めて電力が停まるなら、間違いなく原発の冷却装置も止まってメルトダウンまっしぐらという気がするし、そうでなくても色々止まるだろうから、“謎の障害”がなくなったとしても、即座に電力が復旧するなどありえない。あと、リアルなら女性が2人いるのだから、これだけの期間放浪してたら生理の問題が出てくるはず。そのあたりは描写しにくいのかもしれないが。まあ、そういうところは全部“フィクションだから”で許される話だとは思う。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-01-20 00:10:32) |
30. えいがのおそ松さん
《ネタバレ》 テレビアニメのノリで作られていると思っていたら、最後が綺麗にまとまっていてなかなか良かった。【ネタバレ注意】あくまで「思い出の世界」で決着したという話であって、そういう前提に立つと、リアル世界では完全にバッドエンドだよね。最後の思いを込めた手紙をケンカしてる間に失くした上に、忘れられていたわけで。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-01-12 00:00:12) |
31. ぼくらの七日間戦争(1988)
《ネタバレ》 アニメ版の後で鑑賞したが、やはりストーリーが古臭く感じてしまう。【ネタバレ】厳しい校則に反発した生徒が反発して立てこもり、体制(先生たち)に対抗していく“痛快青春モノ”なのかもしれないが、現代的な感覚を持ってみると「そこまでやったらタダじゃすまなくなる」と思ってしまう。予告編で使われていた戦車の登場も唐突感は否めないし、クライマックスの花火(ナイアガラ)も、どこでそんな準備ができたのか、と思ってしまう。そういう部分は全体的にあるけれど。あくまで宮沢りえ全盛時代のアイドル映画であって、それ以上を期待するものではないのだろう。 [インターネット(邦画)] 5点(2019-12-14 19:55:11) |
32. ぼくらの7日間戦争(2019)
《ネタバレ》 力いっぱいの青春が感じられる良作。タレント声優であることは、それほど気にならなかった。 【ネタバレ注意】1988年の実写版は未見だったが、序盤からスマホを活用するなど、過去策をなぞったストーリーでないことは容易に推察された。(※後で視聴したが、ほぼ別物) 中学生とはいえ男女混在で家出とか、不法行為があまり問題視されないまま進んでしまうとか、やや現代モノとしてはどうかと思われる点はあるが、さまざまな“今どきのありがちなテーマ”をうまく盛り込んでストーリーが作られており、多少のツッコミどころも気にならないくらいには引き込まれた。DAY1のあと、どうつなぐんだろうと思ったら、あっさりDAY5まで過ぎていたのはもう少し何とかしてほしかった気もするが。あと、演出とはいえ、最後に熱気球をとばすついでの灯篭を飛ばし過ぎ。 【オマケのネタバレ】最後に実写版のヒロイン(CV:宮沢りえ)が、その役として登場するのは粋な計らいでよい。ただ、スマホのカバー写真は「映画のキービジュアル」であって、過去のその場面で記念写真なんか撮ってなかったよね、と突っ込んでおく。 [映画館(邦画)] 7点(2019-12-14 19:44:03) |
33. 3D彼女 リアルガール
《ネタバレ》 酷い映画。原作が好きだっただけに、この改悪は許しがたい。 【ネタバレ注意】原作の細かいエピソードをつまみ食いしただけで、完全に別物。本作に限らないがマンガ原作を、そのまま実写にしてもリアリティが感じられないものになる、というのはしかたがない。キャラ付けのための過剰な演技(演出?)は、実写化にありがちなことなので目をつぶろう。しかし、原作以上にリアリティを損なって改変しているのはどういうわけだ。高梨/石野、綾戸/伊東の関係はどうせ描写しきれないなら、全部端折ってしまえばいいのに中途半端に持ち込んでいるし、自宅エピソードも中途半端、なのにちょこちょこオリジナルエピソードが入り込んでいる。端折って改変して駄作になったな、と思っていたが最後に担当の医者がいつの間にか婚約者になって結婚式ってどういうことだよ。記憶がなくなったのをいいことに手籠めにしたのかよ。だいたいそんな展開になってたなら、医者との間にだって何年もかけて紡いだ愛があるはずだろ、あっさり捨てさせるなよ。アニメ版が2クールかけて(作画的には微妙な面もあったが)原作をほぼ忠実に再現したのに比べて、完全なる改悪。ところどころに手間やお金もかかってそうなだけに、そういう人々の努力とお金をドブに捨てたに等しい。 [インターネット(邦画)] 1点(2019-12-05 17:50:13)(良:1票) |
34. 空の青さを知る人よ
《ネタバレ》 なかなかの良作。後付けのように“秩父三部作”の締めくくりとされた作品で、「長井監督+岡田脚本+田中キャラデザで『君の名は。』作りましょう」と言われた感じがアリアリなんだけど、前作「心が叫びたがってるんだ」よりも好き。ある程度のSFが盛り込まれていることは予告編で分かるけれど、それが受け入れられる人にはお勧めできると思う。【ネタバレ注意】同一人物の過去と現在が存在する、というだけじゃなく、予告編では空を飛んでいる。夢の中の描写なんだろうかとも思ったが、そうではなかった。そこは、ちょっとやりすぎな感じはあるけれど、“悪人”が出てこなくて、しっかりしたドラマがあるストーリーなのがいい。収まるところに収まる結末なのも好感。 [映画館(邦画)] 7点(2019-12-01 15:56:53) |
35. かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜
《ネタバレ》 佳作。“よかったアニメの実写版”なので、見るかどうかすら迷うレベルだったが、たまたま別の作品を鑑賞するついでに舞台挨拶中継回を鑑賞。あまり期待を持たずに見たせいかもしれないが、十分楽しめる作品だった。 【ネタバレ注意】どうにもメインの役者が合ってる気がせず、“怖いもの見たさ”程度の感覚で見ていたが、割と序盤でどんぐりさん(「カメ止め」のプロデューサー役)が出てきて、なんだか“すべて許す”感じになったということはある。1クールのアニメに比べて短い時間で、より先までカバーしているため、重要な場面でも端折った感じもあるし、佐藤二朗のメタネタがいただけないのはたしかだが、全体としては小さな話。藤原書記や石上会計がアニメを参考に役作りしたというのは、よくわかる。コメディとして面白いと思えるし、本作のヒットが間接的にアニメ2期につながったかのもしれないし、個人的にはポジティブに評価したい作品。 【オマケ】 途中で「好きだ」という場面、ドイツ語で "Ich liebe dich." というのは、そのまま "I love you." で、後から“あなた”のことじゃない、と言い逃れできる表現じゃないよね。 [映画館(邦画)] 6点(2019-11-22 22:50:16) |
36. 運び屋
飽きさせない感じのストーリーではあるけど、さすがに地味。とくに感動のストーリーというわけでもなく、見なかったら見なかったで済む程度。意外に評価が高くてビックリ。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-22 22:33:40) |
37. 王様のためのホログラム
《ネタバレ》 凡作。あるいは駄作、トム・ハンクス主演ということで見たけれど、つまらなかった。【ネタバレ注意】もちろん演技の問題ではないが、主人公にまったく感情移入できない。取締役を下ろされ、離婚され、というひどい状況という設定はともかく、時差ボケで遅刻して悪びれもしないとか、営業力を売り込んどいて運任せになっているとか、たまたまかかった女医と“仲良し”になって元気を取り戻すとか、どこをどう共感しろというんだろう。タイトルになるくらいだから、“ホログラム”が何かのメタファーになっているのかと思ったが(なっているのかもしれないが)、とくべつどうという演出があるわけでもなく、いやホント、なんでこんな映画に出たんだろう。 [インターネット(字幕)] 4点(2019-11-22 22:32:34) |
38. 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
《ネタバレ》 良作。【ネタバレ注意】話題になっていたので鑑賞したが、子供向けというより、ホントにお子様向けなので中盤までは退屈な感じすらあるのだが、話題になるだけあって、終盤はよい展開だった。ホコリとか草とかまでがネタになっていて設定がよくわからなかったが、キャラへの思い入れがある人なら余計に感動できると思う。キャラがしゃべらずナレーションで進行させたり、パンフレットを読むと、スタッフのキャラ愛が感じられる。 [映画館(邦画)] 7点(2019-11-22 22:29:56) |
39. ターミネーター:ニュー・フェイト
《ネタバレ》 良作。興収がよくなくて大赤字だそうだけれど、分かりやすいアクション映画だと思う。 【ネタバレ注意】全体的に女性陣が活躍する話だが、告知や宣伝からも分かるようにリンダ・ハミルトンがカッコイイ。役柄が違うので比較してもしょうがないが「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」のマリオン(カレン・アレン)がすっかりオバサンと化していたのを思い出したが、本作では“サラ・コナーが主役”感があった。強化人間役のマッケンジー・デイビスもいい。ただ、「ターミネーター2」から無理やり続編にしてリンダ・ハミルトンやシュワルツネッガーを登場させるため、話にムリを感じてしまうのは否めない。何体ものターミネーターが未来から送られてくるなら、もっとまとめて送ってくればいい話だし(なんで毎回敵と味方が一体ずつなのか)、REV9は「騒がれて逃げられる」状況でないなら、どんどん人を殺して進んでいけばいいという場面もある。旧式ターミネーターが年食って、あっさり感情(らしきもの)が芽生えたという理屈も取って付けたようなものだった。個人的には「ターミネーター3」も好きなので、それをなかったことにしてまで作るようなものだったかは疑問だけれど、潤沢な予算によるアクションはド派手そのもの。あまり深く考えることなく楽しめると思う。 【オマケ】列車に乗り込むところをREV9が監視カメラで見つけ出すところで、目的地のラレドが示唆されているのが分からない。あの列車は密入国を案内してくれる叔父さんのところに行くためで、ラレドは関係ないはず。(実際、ラレドに行くのは留置所から逃げ出した後) [映画館(字幕)] 7点(2019-11-08 18:25:33) |
40. ミラクル・ニール!
《ネタバレ》 凡作。サイモン・ペッグに期待して見たんだが、ストーリーが、ちょっと雑。【ネタバレ注意】面白いところはあるけれど、“全能”で教室を爆破する前に戻せるんだったら、誰に捕まろうと捕まる前に戻せるし、犬に喋るなと言えば済むところをそうしなかったり、ご都合主義というより、一貫性が保たれていないのがイマイチだった。まあ、その力でアッサリ解決できてしまったら、話が成立しないということなのだろうけれど。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-10-22 01:00:07) |