441. ジャンヌ・ダルク(1999)
英語を話す時点で観る価値は無い。歴史を語る上で言語を軽んじるなど言語道断、アメリカに魂を売ったとしか思えない。次に、きついモデル顔のジョヴォヴィッチに全く女性の魅力を感じない。しかも、”神と言う奴ほど信用出来ない”という考えの私にとって、時代背景を考慮しても、あのヒステリックな言動は度を越しており、終始苛立ちを覚えずにはいられなかった。 1点(2004-02-28 04:39:10)(良:1票) |
442. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
実にノスタルジーな映画で、子供の頃を思い出した。ただ、”すべて妄想”というのは余りに空しい。素材が最高なだけに、最初から映画にしていたらどうなっていただろうかと思う。 6点(2004-02-15 19:40:14) |
443. GONIN2
暴力団、レイプ、復讐といつもの石井隆ワールドであるが、緒形拳が出演していることもあり実に締まった内容になっている。ただ、肝心の女性5人については、余貴美子と夏川結衣の区別が付きにくく、大竹しのぶは何故出演したのかすら分からない始末。結局、この監督は喜多嶋舞の縛られたシーンを撮りたかったのだと思う。 7点(2004-02-15 18:47:36) |
444. 6デイズ/7ナイツ
ヒロインに全く魅力を感じない時点で私には駄目。正当派のラブストーリーでもそうだが、いとも簡単に浮気をするといった”乗り替え”が無ければ話しが創れないのだろうか。 2点(2004-02-08 07:30:04) |
445. ブルース・リー/死亡遊戯
最後の決闘シーンだけにも関わらず、ブルース・リーの名刺とも言える数々のシーンが本作から生まれた。ヌンチャク同士の決闘が最高。ただ、それにたどり着くまでのストーリー展開は、苦肉の策というか試行錯誤が痛いほど感じられる。ソックリ役者の格闘もそれほど悪くは無く、更衣室の決闘は想像以上の出来であった。BGMが最大限に利いていたのも良い。ただ、映画至上最初で最後であろう”アイコラ”だけは苦笑してしまう。 8点(2004-02-08 06:57:42)(良:1票) |
446. ブルース・リー/死亡の塔
すべて日本配給の東映が悪い。コレはブルース・リーの名前を騙っただけの完全な詐欺であり、子供ながらにこの怒りをどこにぶつければ良いのかと思ったものだった。ブルース・リー本人が出ていたシーンは3分あるか無いかだったはずで、要は数分のNGか未公開シーンだけで1本映画を創ってしまったのだ。「死亡遊戯」と名前が紛らわしいことも悪意を感じる。一番最悪なのは、今でも当たり前のようにレンタル店に置かれている点で、ファンであれば一緒の棚にあるだけで嫌悪感を抱くはず。 0点(2004-02-08 06:38:11)(良:1票) |
447. 燃えよドラゴン
これほど全世界に衝撃を与えた映画は他に無いだろう。ブルース・リーの圧倒的な強さであるが、打撃技だけでも十分だろうに更に関節技も使う。これは現在の格闘にも通じるものである。現在のワイヤーやCGだらけのカンフーもどきでは絶対に味わえない真の感動がある。 10点(2004-02-08 06:30:30)(良:1票) |
448. S.W.A.T.
《ネタバレ》 S.W.A.Tという題名からはほど遠い、軽~い何処にでもあるヒーローものであった。まず、チームの選定、訓練の様子に全く真実味が感じられない。主人公が貧弱すぎるのが一番のあれだろうが、とって付けたような女性隊員もいらない。次に、印象に残るシーンは敵の火器ばかりという始末で、その敵がとにかく嘘っぽい。金を積まれたからといって、アメリカの恐ろしさを一番知っているはずの隊員が裏切るなど、何処にリアリティを感じるだろうか。この映画でしか出せない”真に迫るチームワーク”のようなものが欲しかった。 3点(2004-02-08 06:08:30) |
449. フルメタル・ジャケット
翻訳が男性だからか知らんが、あの放送禁止用語は度を超している。私がアメリカが嫌いな理由の一つとして、ワンパターンな下品な言葉使いがあるのだが、前半の教官をみて”戦争の狂気”以前に、その戦争を起こす何かがアメリカの本質にあると感じた。ストーリーはキューブリックらしい皮肉全開といった感じで、どこかの宣伝映画とは一味も二味も違う内容であった。1人の女狙撃兵に翻弄される主人公達、銃弾を詰まらせるシーン、そして最後のミッキーマウスの歌と、どれも忘れられない強烈なものであった。 7点(2004-02-01 23:35:26) |
450. ミニミニ大作戦(2003)
ミニ♪ミニ~♪といった感じの、ミニクーパー魅力全開映画。期待どおりの楽しく・爽快なアクションの数々であった。難といえば、「猿の惑星」でも感じたが主役がパッとしないのと、敵がショボすぎることである。普通に考えてエドワード・ノートンは、襲撃の仲間と一緒にいるか、その仲間に殺されていると思う。”契約”を守らなければ××されるという教訓の意味合いもある映画? 7点(2004-02-01 23:24:01) |
451. 完全犯罪クラブ
態々邦題でハードルを上げ、それを全部倒しまくって失格したような映画。 [ビデオ(字幕)] 2点(2004-01-25 16:58:19) |
452. 猿の惑星
約20年ぶりに観たのだが、今観ると流石に粗が目立つ。最後のオチ以前に英語を話す時点で気付くだろ、と冷めて観ていた。勿論最初は気にしないようにしたが、あまりに言語ネタが長すぎる。”人間傲る無かれ”というこの映画のメッセージは、現状を見る限り報われなかったようである。 7点(2004-01-25 16:12:00) |
453. 十二人の怒れる男(1957)
まずこの作品を知る切っ掛けとなった本サイトに感謝したい。このような密室の人間ドラマは今まで観たことが無く、終始緊張感のあるあっという間の90分であった。警察、弁護士の質が一番問題なのだが、それでも陪審員の人選によって判決が変わるという恐ろしさが出ていた。某本に”陪審制度は馬鹿げた制度”と書かれているのだが、私もその通りだと考えている。日本においても陪審制度を取り入れる方向だというが、民主主義とはズブの素人が評決を下すことでは無いはずである。 10点(2004-01-25 15:50:44) |
454. 仁義なき戦い 代理戦争
私もシリーズ最高は本作で、同じ意見の方が多く嬉しく思った。このシリーズほど役者の存在感が際立った映画は他に無い。田中邦衛が出ているだけで、今の若い方には驚きではないだろうか。人徳が無い親分に付き、右往左往する若頭たち。犠牲になるのはいつも若い者で、最後の遺骨を握る文太のシーンが全てを語っていた。 10点(2004-01-25 14:53:06) |
455. 新仁義なき戦い(1974)
菅原文太の役柄こそ違うが、これは紛れもなく「仁義なき戦い」である。金子信雄の山守親分が出ていることもあり、良くも悪くもワンパターンで目新しさが感じられないのが残念である。菅原文太が若山富三郎に言う「なんぼおめえが太うなっても、狙うとる者の方が強いんじゃけん」は私のベスト文句である。 8点(2004-01-25 14:31:26) |
456. HERO(2002)
残虐非道のトラウマ漫画「史記」,「墨攻」を読んで、当時の戦や始皇帝の悪行を知っているので、この美化されしすぎたオチについては違和感しか残らなかった。私にとっては、当時の大軍勢を再現してくれたことが一番嬉しく、弓のシーンが最高であった。映像は確かに素晴らしが、それもストーリー、アクションあってのものである。流石に3度も同じ様なシーンを見せられれば人間退くもので、戦いがファンタジーになるため迫力が感じられない。スローで無防備に突っ込んでいく様は如何なものか。本格派の役者がいるのだから、昔の「阿羅漢」のように普通に戦って欲しいと思うファンは少なく無いと思う。水の上も歩いたことだし、ワイヤーの最高の境地に達したということで、いい加減満足して原点に戻ってはどうだろうか。 7点(2004-01-25 14:09:28) |
457. 食神
何でも少林寺で済ましてしまうやり方にはウンザリで、日本のテレビ番組を観ていたら誰でも予想出来る陳腐な内容であった。カレン・モク姉さんのイカレた演技のみの評価。中澤裕子がカバーした「初恋」という私が好きな曲が使われており、日本の音楽がアジアに浸透しているのが分かる。 3点(2004-01-25 12:59:51) |
458. 新幹線大爆破(1975)
《ネタバレ》 このサイトで知り観たのだが、正直期待していた程の出来では無かった。途中から高倉健と警察の攻防がメインになってしまい、期待していた新幹線のパニックものでは無く、単なる刑事ものになってしまっている。レビューを読んで、国鉄が協力しなかったと知り納得した。脚本も、もう少し大作にあった気遣いが欲しい。喫茶店の偶然の火事(それは無い)、ダイナマイトに火花が散るのを気にしない千葉真一、最後の射殺と白ける場面が多々あった。高倉健が主役にも関わらず、一瞬のチョイ役にも有名俳優を使う東映のやり方が一番不快に感じた。 5点(2004-01-19 00:53:28)(良:1票) |
459. ゴッドファーザー PART Ⅲ
フランシス・フォード・コッポラが破産して二進も三進もいかなくなって創った映画、と前説で言っていたが、確かに無理矢理創らない方が良かった気がする。Ⅰ、Ⅱに遠く及ばないのは言うまでも無く、思い入れがあった分、アル・パチーノの情けない姿は見たく無かった。冒頭から合法機関というマフィアで無い時点で興醒めで、若手役者は風格が無く、最悪は滅茶苦茶な銃撃シーンであった。唯一、シチリアで爆死した妻を思い出すシーンが心に残った。 5点(2004-01-19 00:20:16) |
460. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
ブラックユーモアにしても、これは強烈すぎる。内容とタイトルが一致していないのが最後まで気になった。「ハイル・ヒトラー」が主役なのだろうか? NHKが年末・お盆になると必ず放送する戦争記録で水爆実験の映像を何度も見たが、原爆のキノコ雲とは全くレベルが違う、それは恐ろしいものであった。爆発シーンだけでもカラーであれば、迫力が違ったと思う。 8点(2004-01-19 00:05:08) |