461. 30年後の同窓会
何の為の戦争だったのかという疑問や、政府に対する不満なども盛り込まれてはいるが、映画はそういう事を訴えたいわけではなく、もっと人間の本質的な部分、あの時ああしておけば良かったとか、運命だとか、時に真実を知らない方が良いという事や、そんな誰でも共感し得るテーマだったので大変引き込まれた。 それにしても、ラリー、サル、リチャードの3人の関係がとても良いね。 誰がこんなに長い旅になると予想しただろうか。 こういう旅に不可欠なムードメーカー的なサルが、口は悪いんだけど、誰よりも皆の事を思っていて、いい奴だなと感じた。 長く険しい旅を共にする内に彼らと同行しているような不思議な気持ちにさせられた。 [映画館(字幕)] 8点(2018-07-19 20:19:52)(良:1票) |
462. アウェイク(2007)
手術中に意識が覚醒? 怖い! でも、声も上げられないし医者に伝える事もできない。もし、自分がなったらと思うと恐怖だった。 でも、それだけ。覚醒してしまった主人公の痛みなどよそに手術は淡々と進んで行く。我慢していればいずれ終わる。 それだけで、どうやって物語を進行させて行くのかと思いきや、それは予想もしない展開を見せるのだった。 凄いサスペンスと愛の物語だった。 予備知識無しで観た方が楽しめます。 [インターネット(字幕)] 7点(2018-07-18 21:47:10)(良:1票) |
463. ピラニア 3D
3Dでは見てないけどなかなか面白かった。 ビーチに集まりバカ騒ぎしている若者達の所へ乱入してくるピラニアの群れ! 阿鼻叫喚の地獄絵図! まさにリア充爆発しろ! あんだけ大量にいるピラニアに銃で対抗する保安官とか、皆バカばっかりなのも笑える。 夏に見るのにぴったりなB級ホラー。 [インターネット(字幕)] 7点(2018-07-18 20:10:01) |
464. ジュラシック・ワールド/炎の王国
《ネタバレ》 まあ、退屈せず楽しめはしたけどさぁ‥‥。 前作がヒットしたから無理矢理作った感が半端なかった。 恐竜を助けようとする良い人達VS恐竜を使って金儲けしようと企む悪い奴ら という、毎度お馴染みの単純明解ストーリー。 あとはひたすら恐竜と追いかけっこ。 今回はラプトルのハイブリッド的な恐竜が登場しますが、如何せんプロトタイプなのでまだ頭脳が間抜けのようだ。これなら前作のインドミナスレックスの方が怖かった。しかも、完成形を見せてくれなくてガッカリ‥‥。 主人公とブルーの信頼関係がテーマなのかと思いきやそれも中途半端だった。もうちょっと互いに心通わすシーンがあっても良かったんじゃない?ただピンチになるとブルーが一方的に助けてくれるだけだし。せっかく過去に調教している映像があるんだから、そこで伏線を絡めないと。 [映画館(吹替)] 4点(2018-07-13 19:14:05) |
465. 女は二度決断する
おそらく誰もが書くであろう事を先に書いておこう。 ダイアン・クルーガーの演技が素晴らしかった! テロ爆破事件で悲劇に見舞われ、やがて容疑者と法廷で対決していく展開にグイグイ引き込まれたのは、彼女の確かな演技があってのものだった。 彼女が復讐の為にとる行動は賛否分かれそうだが、タイトルにもある"ニ度の決断"の意味を知った時、彼女の苦悩や葛藤がありありと伝わってきて凄く考えさせられた。批判するのは簡単だが、そこは当事者でなきゃわからない領域だと思うので、私にはただただ受け入れざるを得なかった。 不条理に満ちた暗い物語だが、法廷劇、復讐劇としても単純に面白いし、主人公の女性の心理描写もしっかりしているのでこれはなかなかの良作! [映画館(字幕)] 8点(2018-07-11 22:35:32)(良:1票) |
466. 劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~
連続アニメをご覧になった方にはあまり評判はよろしくないようですね。 私はアニメの進撃に触れるのは劇場版が初な為、比べようがないので結構楽しめました。 前編が巨人による純粋な恐怖を描いていたのに対し、後編は謎の女型巨人を巡った人間ドラマと、巨大化できる条件やコントロール法を模索するエレンの行動が軸となっていて、非常に興味を惹く展開だった。 巨人同士のバトルが迫力満点で良かったのと、ラスト辺りでまた新たな謎が提起され、次回が待ち遠しくなった。 [地上波(邦画)] 7点(2018-07-11 19:27:12) |
467. 劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~
原作・連続アニメ共に未見、実写版だけ観ているという状態です。 某局で再放送されていたので録画して見ました。 アニメの3期が始まる前に1、2期を全部観るのは時間的に厳しい。なので、この劇場版を見て済ませてしまおうという魂胆です。 実写版を観ていたおかげで理解もしやすく、テンポも良かったのでかなり楽しめました。たしかに、人物の葛藤とか迷っている暇もないほど駆け足で進むので、深く理解するにはやっぱり原作とか読んだ方がいいんだろうなぁ。 立体機動で飛び回るシーンはアニメとは思えない躍動感で良かったです。 [地上波(邦画)] 7点(2018-07-11 16:43:26) |
468. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
ハンソロがチューバッカと出会ういきさつと、どのようにしてミレニアムファルコン号を手に入れたのかがわかって良かった。 スピンオフなのでいつもの冒険活劇を期待しちゃうと駄目でしたね。裏切りに次ぐ裏切りのドラマ。まあこれはこれで楽しめたが‥。皆言ってるようにハンソロ役の俳優が全然似てなくて駄目。 [映画館(吹替)] 6点(2018-07-10 20:45:54) |
469. フジコ・ヘミングの時間
フジコ・ヘミングとはどういう人物なのか、2年に渡る撮影でその素顔に迫る。 14歳の時に書いたという絵日記も時折挟みつつ、どういう生い立ちだったのかも詳しく掘り下げられているし、ワールドツアーの様子(1ヶ月に5ヶ国10公演こなす時もあるとか)から、そのピアニストとしてのプロフェッショナルさも感じられ、ドキュメンタリーとしては凄く濃密な内容だった為かなりの満足感を得られた。 とにかく印象的だったのが、彼女の人一倍大きくて分厚い手。 その手が奏でる音楽は、時に繊細で時にダイナミック。 いつか生演奏を聴いてみたいものだなぁと思いました。 [映画館(邦画)] 9点(2018-07-09 21:17:27) |
470. うつくしいひと サバ?
コンテンポラリーダンスって何ぞや? 同じく熊本を舞台にした「うつくしいひと」に続く第二弾。 前者が震災前で、今回のが震災後に撮られたものとなる。 1作目は熊本の魅力を伝える観光映画の趣きだったが、2作目である「サバ」は、熊本地震において一番被害の多かった被災地が舞台となっており、全く意味合いの違う作品となっている。ちなみに「サバ?」とはフランス語で「元気?」や「大丈夫?」の意味があり、熊本へのエールがこめられている。 相変わらずストーリーは無いようなものだし、橋本愛が居なくなって高良健吾演じる探偵が主人公になってしまっている為、よりグタグタ感が増している。 しかし、震災の爪痕が生々しく残る地で、石橋静河が踊る謎のダンス(コンテンポラリーダンスというらしい)を見た時、なんとも言えない感情が押し寄せて来て、なんかわからないけどこれは芸術だと感じられた。なので、1作目よりは点数を上げました。 [DVD(邦画)] 6点(2018-07-08 16:29:33) |
471. うつくしいひと
熊本出身の行定勲監督が、同じく熊本出身の役者ばかりを集めて作った熊本映画。 1カット目からして映像はうつくしいのだが、ストーリー的にはがっかりだった。まあ、40分の短編なのでその辺にはあまり力を入れていないのだろう。 特に高良健吾演じる探偵の必要性が感じられず、演技も酷いものだった。 でも熊本の観光映画だと思えば楽しめる。熊本の街並みや熊本城やくまもんなど、とても魅力的に撮られているので行ってみたくなった。 しかし、この映画を撮った翌年に熊本地震が発生する事になる。奇しくも震災前の熊本の情景をフィルムに収める貴重な映画になったとも言える。 [DVD(邦画)] 4点(2018-07-08 16:23:53) |
472. 世界は今日から君のもの
引きこもりでコミュ障で不思議系なヒロインが、社会に出た事で巻き起こるドラマ。 絵を書く才能はあるんだけど、趣味で書く分にはいいが仕事で頼まれると書けなくなってしまう。 この映画のおかしなところは、ヒロインだけじゃなくて出てくる人皆が変な所。こんな人実際には居ないだろうという人ばかりなので、全然現実味を感じない。 せっかくデバッガーのバイトをするという珍しい題材を入れながら、全然掘り下げが足りなくて勿体無いし、サバゲーのシーンとかも取り敢えず入れてみた感が半端ない。 全く持って絵空事に見える。 [DVD(邦画)] 3点(2018-07-08 16:19:35) |
473. Seventh Code
どういうスタンスで見たかによって評価が変わる作品だろう。 はじめからPVだと知っているか否か、あるいは前田敦子の大ファン‥‥この2つに当てはまるのならばそこそこ満足のいく出来であると思う。 しかし、私みたいにとにかく黒沢清作品が好きで全作品を見なきゃ気が済まないほどのファンにとってはちょっとどう受け止めていいかわからない作品となっている。 いや、ちゃんと黒沢節が発揮されていたし、おそらく発注通りに作られていて良いPVとなってはいるのだが、やっぱりサスペンスとかホラーとかに期待しちゃうと全然楽しめないのである。(一応謎っぽいものが散りばめられてはいるが、それほど深読みさせるほど興味を引くものではない) 前田敦子VS鈴木亮平の戦いはなかなか面白かったが、マエアツが突然歌い始めたりしてちょっと引いてしまった。 [インターネット(邦画)] 3点(2018-07-05 06:16:42) |
474. アメリカン・アサシン
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』のイメージそのままのマイケル・キートンだったが(私の中では)CIAの鬼軍曹役という事で渋くて頼れるオヤジだった。拷問にも屈しない精神力が凄い。 ストーリーはかなり大味だし、ご都合主義なところも多いが、そこはかとなく重厚な雰囲気を保っている為安っぽさは感じない。アクション好きにはおすすめできると思う。 [映画館(字幕)] 6点(2018-07-04 23:52:38) |
475. パンク侍、斬られて候
主人公がね、突然叫ぶんですよ。 「俺はパンク侍だーーーー!」って。 いやいや、パンク侍って何よ?(笑) こんなことでいちいち突っ込んでいたらきりが無いほど、ノリと勢いで突っ走る130分。 とにかくくだらないし、訳のわからない世界観なのだけど、全く飽きる事はなかった。 テンポがいいし、ナレーションも面白い。 あとはやっぱりキャクターが皆濃すぎてサイコーだった。 特に己を解放してしまった染谷将太の手のつけられなさが半端なくてヤバい。 時代劇なのに現代用語が飛び交ったりと宮藤官九郎節が全開なので、クドカン好きなら間違いなく楽しめると思います。 [映画館(邦画)] 7点(2018-07-01 23:12:24) |
476. GODZILLA 決戦機動増殖都市
とにかくつまらない。たぶんゴジラに魅力を全く感じられないからだろうな。 しかも、ゴジラが出てくるまでがとにかく長い。 「シンゴジラ」みたいな作戦会議と会話劇をひたすら見せられて飽きてきてしまう。その間ゴジラは何をやっているのか、その状況すら描写しないのも盛り上がらない要因。 あと、謎の未来人は結局何だったのか。 体の表面に鱗粉を纏っている双子の少女が出てきたもんだから、てっきりモスラでも呼ぶのかと期待したんだけどなぁ。 [映画館(邦画)] 3点(2018-07-01 23:04:42) |
477. パーティで女の子に話しかけるには
パーティにおける女の子への話しかけ方を教えてくれる映画では決してない。むしろ、パーティでさえ無い。そこで繰り広げられるのはおよそ常識では計り知れない謎の集会だった! 感覚で理解する映画なのかなと思う。 あり得ないほど非日常的であり、何を訴えたいのか全くわからない映画。 でも、青春映画としては正しいようにも感じる。勢いとノリだけで突っ走ってる辺りが! [DVD(字幕)] 4点(2018-07-01 23:00:14) |
478. 西遊記 はじまりのはじまり
《ネタバレ》 西遊記を題材にした「カンフーハッスル」という感じ。 妖怪と戦う凄腕のハンター達が次々と登場するが、皆ひと癖もふた癖もある変テコなキャラのオンパレード。 チャウ・シンチー作品にしてはギャグがちょっと物足りないのと、彼が出ていないのもマイナスポイント。 スー・チーの存在感が際立っていて良かった。人を粉にしてしまう能力がやたら強い。けど、途中からただのラブコメ要因になっていたのが勿体無い。 最後、時間が押していたんでしょうね。三蔵法師一行が無理矢理結成された感がハンパないのと、まったくやる気の感じられない旅立ちで笑った。まあ、たしかにはじまりのはじまりではあったんだけど。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-06-28 19:12:06) |
479. ロストパラダイス・イン・トーキョー
知的障害の兄と二人で暮らす弟が主人公で、その苦悩や葛藤が描かれる。 かなり暗いし、地味。 でも登場人物の感情がとてもよく描かれていて引き込まれた。 ただし、アイドル風俗嬢(?)の女が、何故あんなに主人公達に付きまとうのか理由がちょっとわからない。 こういう題材の物語だとすぐにエロシーンに頼りがちだが、そこはさすが白石監督、全くそういうのは無い硬派な作品だった。 [DVD(邦画)] 6点(2018-06-27 19:17:10)(良:1票) |
480. 斉木楠雄のΨ難
モノローグの多用と橋本環奈の変顔とおっふ。 これらが映画の大部分を占めていた。 あとはたまに出てくる赤い髪の熱いキャラと、中二病の影が薄いキャラと、ケツアゴ新井浩文と、何しに出てきたのかわからないムロツヨシと。 ストーリーがあまりにスッカスカで、じゃあキャラクターに魅力があるかというとこれが絶望的に無い。 主人公もやる気なさすぎだし、ギャグもスベりまくってる。2点! [ブルーレイ(邦画)] 2点(2018-06-26 20:06:53) |