541. 黄泉がえり
ラブストーリーを一人で見るものじゃないな(苦笑)。うーん蘇る仕組みやそのオチに至るまでの流れ、なんとも刺激に乏しかった。つまらなかった、という訳でもなければ凄く面白かったって訳でもなくて・・・それこそ点に表したように可もなく不可もなくでした。 5点(2004-03-31 20:43:59) |
542. 機動警察パトレイバー2 the Movie
《ネタバレ》 ロボットによるガンアクションが展開されるイメージを前作から連想するだろう。 だがこの劇場版2にはそれは微塵も無く、あくまでも人間ドラマがメインであり レイバー自体はオマケに過ぎなかった・・・これは失敗か?否、実に良かった。 実写ドラマをかなり意識した仕上がりの大人なストーリー。 シリアス一貫であるが合間合間に笑えるところがあり楽しめる。 戦後の日本、これからの日本を考えさせる珠玉の一本。 [DVD(字幕)] 8点(2004-02-29 12:30:31) |
543. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
マトリックスがパクった元ネタだが、蓋を開けてみれば「どこが?」といったところ。 ネットワーク世界をメインとするところ?表層を掠め取っただけか! 個とは、人とは、魂、ロボットにそれは宿るのか・・・その進化、神に至る道。 先を示す、その可能性、上手いこと引用を絡めて難解に仕立ててる。 原作が隙があるようで無いような独特の世界観を持つので 学の無い自分が入り込む隙間が無い、それが悔しい。 [DVD(字幕)] 7点(2004-02-25 22:19:14) |
544. 恋愛小説家
数々の賞取ってますね、地味な印象を受けたのに不思議。ジャックニコルソンの悪態を吐く毒々しさに「おぃおぃ」と心配しました。主演女優賞取ったのにはちと疑問だがヘレンの美しい肌も見れたり。お話としてはソコソコに上手くまとめてたんじゃないかな・・・と「ながら見」で途中の流れが掴めてなかったけど書いとく(^^; 6点(2004-02-25 04:46:21) |
545. Love Letter(1995)
ゆったりとした雰囲気でほんわか~。ちと古めな匂いがそこかしこにあるけどメインの登場人物がみんな味があってよかった。おじいちゃんとか豊悦とかメリハリが。空間美って言うのか、一面の雪の中に立つとか桜風舞う図書室の中でとか強く目を惹く場面があった。 7点(2004-02-14 22:55:36) |
546. 時計じかけのオレンジ
視覚的に訴えるインパクトは絶大。 冒頭に出るバーの女体を模した珍妙なテーブル、オブジェに心奪われた。 美しい音楽を背景に主人公らが性と暴力を貪る様は私を妙な感覚に陥りさせた。 今で言うとズレた、奇天烈なファッションにも深いこだわりを感じ得た。 結局、内に巣食う欲は矯正しても無意味とか言いたかったのだろうか? 30年前の作品とは思えない衝撃がありました。 [映画館(字幕)] 6点(2004-02-13 01:03:06) |
547. 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇
初代と比べてはならない・・・初めに述べておこう。平成ガンダムと区切りをつけて別物として楽しむべきだ。古き良き物にすがるな、とは言わない。だがもう少し広い目で温かく見守ってはくれないだろうか・・・などと弁明するも私はこのガンダムを一番初めに見てハマってゲームで他ガンダムを簡単に知ったといういわば邪道な存在だ。各キャラを掘り下げ『物語』という言葉通りのドラマを演じた初代ガンダムは素晴らしかろう。だが、キャラ(見た目)は変われどガンダムはストーリーはしっかりしてると思う。V>G>W>∀と人気が衰えないのが証明にはならないだろうか。燃え所はそれぞれに委ねましょ。別にガンダム=男の観る物、じゃないんだし。かくいう今作品はTV版見てないと訳ワカメ(苦笑 6点(2004-01-13 14:09:54) |
548. ターミネーター2
何度見ても面白い。 シュワちゃん・・「I’ll be back」。ガツンと心の芯に響く印象的なセリフ。 無感情のロボットが情の様なものを垣間見せる、というのが見所。 アクションエンターテイメントとしても一級の作品で飽きさせない。 技術的にもCGに不自然さは見られず余裕で鑑賞に堪えうる。 敵役であるロバート・パトリック(T-1000)の圧倒的な存在感とその強さも素晴らしい。 [映画館(字幕)] 10点(2004-01-13 13:55:42) |
549. ラーゼフォン 多元変奏曲
山田章博氏が手がけたキャラクター達は人間味に溢れ、魅力的。 ラブストーリー、それが基本コンセプトなのでわかり易いです。 余計なものをカットしつつ、TV版を見ていなくても理解できるよう編集されてます。 そして神名麻弥が良い、声のトーンとか雰囲気が(致命的に聞き取りづらいが)。 母親の愛もまた感じられることも大きなポイントかなと思う。 あのTV版を良くまとめたなという感じ、TV版が好きだったなら楽しめると思う。 已む無く消されたキャラが多く、それらが好きだったりした人には少々キツイ。 [DVD(字幕)] 7点(2004-01-13 13:48:50) |
550. インソムニア
なかなかにキャストが渋く、演技派でかなり夢中になれた。流れるように話は進むがどうも不眠症の葛藤というか悶々とした空気があまり伝わってこなかった。白夜という特殊な環境、条件下で全ての話が語られている所為だろうか。 7点(2004-01-13 13:43:48) |
551. グラディエーター
長い・・・がそれを感じさせないものがあった。私は出演者の人をほとんど知らなかったがそれが逆に良かったのかもしれない。妻子を殺された男の復讐闘劇。ハンデ背負っても負けちゃうコモドス王に萌え。 [映画館(字幕)] 7点(2004-01-13 13:41:11) |
552. シックス・センス
オチばかりに気をとられるが、ラストは感動温まるものだし 全編におけるホラー表現も地味に怖い。 どうでもいいけど、結末は話さないでね!っていう前振りはどうかと思う。 これはもう「押すな!危険!」 というスイッチが目の前にあったら押しちゃうよ的な意味で。 [DVD(字幕)] 7点(2004-01-13 13:38:21) |
553. 模倣犯
中居は演技はそこそこなんだけど今回にいたっては周りの出演者も下手に思えたしキャラ設定もイマイチ、長く喋らせるには不向きだと思う。意味不明だし面白みも無いし説得力も皆無だしサイコじみた内容にするつもりだったのだろうか?それにしても中途半端。 3点(2004-01-04 15:48:11) |
554. ドランク・モンキー/酔拳
ストーリーはありふれたものだがソレを補って余りあるカンフーアクションがそこに在る。あの足技(ジャッキーに限らず)はまさに神業。 くるみ割りとか見た目としては地味な修行であるが 自分でも実際に試したい衝動に駆られる。速い・強い・かっこいい、三拍子揃った作品。 [映画館(字幕)] 10点(2004-01-04 15:42:36) |
555. 恋人までの距離(ディスタンス)
理屈っぽいとめどなく続く会話をする男女の恋物語。 会話の内容は永遠に決着のつかないテーマだったりするが 自分はこの手の哲学じみたのが好きかもしれない、 (男に対する)占いの内容とかなにかしら伏むものがあるかと思ったけど何もなかった。 自然に互いを好きになる流れ、限られた時間の中で成立した恋物語、 綺麗ではあるが万人受けしない作品だなぁと思う。 [映画館(字幕)] 8点(2004-01-04 14:56:56) |
556. パルプ・フィクション
音楽が秀逸。絵になるシーンが多く音楽と合わさって抜群にカッコ良く感じる。 ユマとトラボルタのダンス・・サタデーナイトフィーバー(笑)。 簡単に銃を撃ち人が死ぬのは好みじゃないのですが コメディーチックというか笑えるノリなので楽しめます。 タラは監督に完全転向なのかな・・個人的には俳優としての彼が好きなので残念です。 [映画館(字幕)] 10点(2003-12-20 03:17:38) |
557. レザボア・ドッグス
《ネタバレ》 オープニングのカッコよさ、軽快でいて洒落た音楽。 なかなか下ネタなジョークばかりだったが先が読めず楽しめた。 ホモのピンク(違)が何気にダイヤ持ってソソクサ逃げたのに笑った。 オレンジを信じたホワイトにうるっときた。 [映画館(字幕)] 9点(2003-12-19 23:26:11) |
558. バニラ・スカイ
意外と面白かった。オープン~の方は今作のあとに鑑賞。ペネロペ目当てで見ました。可愛らしい。でもオリジナルのオープン~の時の方が可愛いですね。終わった後に余韻が残る映画でした。ラストのソフィアとの掛け合いが好き。あと音楽、ソフィアとジュリーを混同してしまい殺してしまうところの切なさ全快のメロディーが好き。あーやっぱりペネロペ好き、可愛らしさ全快。ってこの一本でしか女優である彼女は知らないんだけど(^^; うーん・・ペネロペは断れなかったんですかね~、トムの強い意向でしょうか。 7点(2003-12-17 18:34:26) |
559. キル・ビル Vol.1(日本版)
監督の狙いとは承知してはいたが個人的に演出過剰さや不自然さが気になった、見る人選びますね。vol.2への繋ぎが気になるように締められてて良く感じた。まずアニメは要らなかったかも。斬新な演出を毎回出す監督ならでは、で頷けるんだけどその内容の選択に減点。日本刀での斬り合い、立ち回りが下手に思えた。殺陣ってやつかな、ズバズバ斬ってバンバン血が飛び出してインパクトは文句無しなんだけどそれもワンパターンですぐに見飽きる。 7点(2003-12-11 12:01:24) |
560. 十二人の怒れる男(1957)
限定された密閉空間で全編通すのに飽きない。 1対11、その中で異を唱えるのは勇気の要る行為であるが 自己の中にある正義や信念が些細な疑念を許さなかったのだろう。 最後まで自分を曲げず疑問点を明確にし 他の陪審員を外からも内側からも崩していったヘンリーにただただ敬服。 [映画館(字幕)] 9点(2003-12-10 11:42:38) |