41. 仕掛人・藤枝梅安
池波正太郎先生生誕100年企画「藤枝梅安」。 あの原作を映画化するならここという所を映画化してます。 ダークヒーローのディープな世界。 4月7日からの「藤枝梅安2」との2部作。 池波作品は、おいしそうな食事もポイントです。 どんなときでも最後の食事として食べる、この心掛けですね。 [映画館(邦画)] 7点(2023-02-23 21:22:06) |
42. 君の膵臓をたべたい(2017)
《ネタバレ》 当時、映画館でこの映画の予告がよく流れていました。 題名から、カニバリズムを思い起こさせられるので観なかったように思います。 今回、原作本を読んだので、映画の方もみました。 崇める人と同化したい、引き継ぎたいというカニバリズムもあるので、やはり最初の印象は間違ってなかったようです。 もちろん、良い方のカニバリズムでしたが。 映画は、主役の2人が頑張ってます。いい演技ですね。 不治の病は吉永小百合の時代から若手映画の王道です。 ただ、原作では(膵臓は食べていないものの)桜良のようにへと変わっていく春樹が描かれているのに対し、映画の春樹は 教師になっても桜良のようにはなっていません。屈託ありげの恭子への態度も、原作のガムいる君とくっつける方が数段いい と思います。 [DVD(邦画)] 5点(2023-02-06 21:50:02) |
43. THE LEGEND & BUTTERFLY レジェンド&バタフライ
《ネタバレ》 「ぎふ信長まつり」に46万人が集まったということでキムタク信長を見るのも一興と映画館に足を運んできました。 これは完全に信長と帰蝶(濃姫となってましたがバタフライですからね。)のラブストーリーですね。 なので、戦闘などについてはサクサク進んでいきます。 「あずみ」張りのシリアスな使い手の帰蝶とそれに敵わない信長。ターニングポイントは長良川の戦いの後の 「お主の役目はわしの妻じゃ」ですね。 本能寺では、抜け道があって途中で行き詰まったという説もあったので、それに乗っかるかと思わせて、夢落ちでした。 あと、信長と光秀の茶番を見抜いた家康がエンドロールで斎藤工と出たときには会場がざわつきました。 [映画館(邦画)] 6点(2023-01-29 21:19:31) |
44. RRR
《ネタバレ》 インド映画。 でも、途中まで全然踊らない。 しかし、白人に挑発されて、怒濤の踊り。 扱っているのは、使命を取るか友情を取るかという昔からの大きなテーマ。 ラーマの大義を知り、後に行動を理解するビーム。 大義はもちろん大事だが、ビームを死なせていいものかと葛藤するラーマ。 いやあ、娯楽映画なのに泣けます。 独房で足を痛めていたハズなのに、肩車の後、魔神全開でもいいんです。勢いですから。 [映画館(字幕)] 9点(2023-01-29 20:50:53) |
45. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 36年前の前作は街中のいたるとことにトップガンがあふれ、空前の大ヒット作でした。 今作は事故で失った相棒の息子との話で、このリアリティを出すために36年を要したのでしょうか? CGを用いず、実際にGに耐えながら撮影したという画像は大空の爽快感が味わえる映像になっています。 キャストも歳をとり、ライバルだったアイスマンは本当に喉頭癌で声が出せない状態のようです。 メグライアンは亡くなったことになってしまっていました。 [映画館(字幕)] 7点(2022-05-29 07:25:56)(良:1票) |
46. ハケンアニメ!
ハケンアニメのハケンは派遣だと思いましたが覇権だそうです。最も売れたアニメという業界用語のようです。 原作は、「鏡の孤城」などがある直木賞作家の辻村深月。 話しは、同じ放送枠で天才監督・王子千晴の作品に新人監督・斎藤瞳が挑むというものです。アニメ制作は部門 ごとのチームの集大成といった面があるので、いわば団体競技の対決といった趣になっています。チームで仕事し ていて、こういうことあるよねっていうエピソードが盛り込まれていて、仕事に頑張っている人へのエールになっ ています。 対決するアニメ2作品もハケンを争うレベル?が感じられて、しっかりつくられていると感じます。 なお、エンドロールの後におまけがあるので、直ぐに席を立たない方が良いですよ。 [映画館(邦画)] 7点(2022-05-21 21:45:59) |
47. 海街diary
久しぶりに再見。ストーリーはほとんど忘れていた。 大きな事件は何も起こらない。異母妹を引き取った後の日常。 その日常が自然に切り取ったように撮れている。 そうそう、ちょっと前の日本は梅を漬けたりして季節を味わっていたんだよね。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-01-08 22:56:31) |
48. 燃えよ剣(2020)
《ネタバレ》 やはり上下2巻を映画にするにはどこかを端折るしかないですね。 新撰組は京都時代が華ですので、ここをメインにするしかないですね。 岡田歳三、殺陣は流石です。 でも、近藤局長との別れのシーンなど、ウ~ン…、もうちょっと感動させてよ!という感じでした。 ちなみに、ここで近藤局長が新撰組のケジメをつけてくれたので、トシも死に場所を求めず、斎藤一、永倉新八のように、生き残る道もあったかもしれません。それではドラマにならないかもしれませんが。 [映画館(邦画)] 5点(2021-11-25 20:53:31) |
49. エターナルズ
《ネタバレ》 監督・脚本は「ノマドランド」のクロエ・ジャオがつとめる!との触れ込みだったので見に行きました。 けど、アベンジャーズの方が良かった…。 個々の話があってこその集団戦だと思うのだけど、個々のバックボーンが分からないまま集団戦。 知的生命体が必要?養分にもなってないし、関係ないのでは? ディヴィアンツって、結局、戦いの相手として必要なだけでは? 裏切りがあっても最後は一緒にというのは従来からのご都合主義だけれど…、なんだかなという感じ。 流行のマイノリティに配慮してます風のつくりもストーリーに生きてこそでは。 マーベルは娯楽に特化して良いと思う。 [映画館(字幕)] 4点(2021-11-06 08:07:57) |
50. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
《ネタバレ》 ともあれ、ダニエル・クレイグ、お疲れさまというところです。 前作のスペクターが終わった時に、次もボンドやる?と聞かれたときに死んだ方がマシだと言ったのに戻ってきてくれました。 今作、やはりアクションは辛くなってきてますね。 それに007にも現代に合わせ色々な変化が。 日系人監督ということで、千島列島あたりが出てきたり、能面が出てきたり。 でも、子持ちになったり、死んだりはダメでしょ。 [映画館(字幕)] 7点(2021-10-09 23:25:56) |
51. ぼくは明日、昨日のきみとデートする
《ネタバレ》 よく練られた映画です。主演の小松菜奈が魅力的に撮られています。 普通の恋愛映画と思って見ていたところ、画面にいきなりタイトルが! そうか、ここからなんだと心の準備ができます。 高寿の世界に一定の周期で逆時間で来る愛美にとっては、そのままでは 高寿と恋愛することは出来ないはず。どんな風に15歳の愛美は25歳の青年 から話を受けたのか…。 三木孝浩監督は、原田知世主演の「時をかける少女」を大きな影響を受 けた映画と言っているので、今作の力の入れようが分かります。 設定では、互いの時間は常に逆に進んでいる訳でなく、24時間のワンセ ットです。時間は連続的ではないため、そのワンセットが逆に流れること もありうる訳です。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-05-03 22:39:37) |
52. TENET テネット
《ネタバレ》 いきなりエントロピーが出てきたので、何か理論的なもっともらしさを言い始めるのかと思いきや、そこだけでした。 ストーリーは辻褄が合わずご都合主義ですが、勢いがあって、単純にアクション映画としてみても良いと思います。 やはり、「考えるな、感じろ」ですね。 [映画館(字幕)] 7点(2020-09-27 20:56:51) |
53. 透明人間(2020)
《ネタバレ》 「透明人間」、見てきました。 コロナ状況下でも結構、混んでいました。 「透明人間」って言っても、透明人間が主役ではないんですね。主人公を持ち上げる、吹っ飛ばすなど、どんなパワースーツかと思ったら、単に見えないだけとか…。 DV夫なら、透明人間なんて面倒くさい手は使わずに普通に追ってきて力づくでさらっていきそうです。 [映画館(字幕)] 7点(2020-07-24 22:52:48) |
54. IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
《ネタバレ》 1を見てないのに、いきなりchapter2を見に行くという暴挙をしてきました。 でも、記憶を思い出すという作業のおかげで何とか流れに置いて行かれずに見られました。 流石にスティーブン・キング原作。単なるホラーでなく、ノスタルジックで哀愁のある話で、 長尺を感じませんでした。 しかし、ホラーは音で吃驚させますねぇ。顔にヘドロ?がかかった時だけはコメディでした。 [映画館(字幕)] 7点(2019-11-17 22:49:52) |
55. ターミネーター:ニュー・フェイト
《ネタバレ》 驚いた第1作。そして、次の第2作。 「今度はシュワちゃんが味方なんだよ。」って、それ言っちゃダメでしょ、 なんて言ってから、もう30年ほどが経ったんですね。 そのT2の正当な続編なんて言うもんだから、期待して見に行きました。 結果。がっかり。つまらない派生ものの一つでした。 歳とってファミリーなターミネーターって何? アナ雪的なターミネーター風のB級アクション映画。 ターミネーターは1作と2作で完結。派生ものは、その世界観を壊すだけ。 そう確信しました。 [映画館(字幕)] 4点(2019-11-09 22:23:56)(良:2票) |
56. 翔んで埼玉
《ネタバレ》 この映画は、映画館で観るに限ります。それも埼玉か近隣で。 初め、様々な規制になれてしまっているので、ここまで言ってしまっていいのか?という雰囲気が会場を支配します。 しかし、これでもかと繰り出されるディスりに麻痺し、そのうち、会場の端々でクスっと笑いが出るようになります。 その後は、苦笑…、爆笑…。会場が一体になります。 浦和と大宮の争いに黙ってろと言われる与野など関東にしか分からないネタでしょう。 埼玉に愛情のある映画、良かったです。 でも、なぜか県下第2位の都市、川越市は全くイジられてなかったですねぇ。 [映画館(邦画)] 7点(2019-03-23 22:07:03) |
57. 散り椿
《ネタバレ》 興行的に苦戦が伝えられる「散り椿」を見てきました。 主演・岡田准一の剣の速さは凄いです。あの速さなら葉が地面に落ちるまでに3回斬れるでしょう。残念なのは周りがその速さについていけていないこと。共演・西島秀俊も頑張っていますが、スピードを落として合わせて貰っている感があります。互角の剣の速さの人を敵にもってくれば立派な剣客劇になったと思います。 葉室麟の作品は日本人の古き良き情感が特長だと思うのですが、岡田准一は間の芝居が出来ていません。この作品の核たるモノを言わずに表現するのは荷が重いのでは? 画についても、この作品では散り椿の画ずらが重要だと思うのですが、あまり印象的に撮られていません。雪も雨もあまり情感に訴えてきません。自然の厳しさが感じられないんです。木村監督なのに…、ガンバ!です。 [映画館(邦画)] 5点(2018-10-08 20:41:46) |
58. 15時17分、パリ行き
《ネタバレ》 アムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリスでの銃乱射事件の話。 クリントイーストウッドがテレビで、実際に犯人を取り押さえた人で映画を撮ったが、最初は反対されたよと語っていたのを聞いてみにいきました。 実際に見てみたら演技がとても自然! 多分、言われなければ普通に俳優を使って撮ったと思う出来。 ヨーロッパ観光は、一緒に旅をしている感じで楽しかった。 事件は、発砲が起きると乗務員が扉を施錠して閉じ籠ったこともあり乗客全員が殺害されることを覚悟したというもので、この三人がいなかったら凄惨なことになっていたでしょう。 本映画は事実に基づいているので、このへんをあまりドラマチックにはできなかったようです。 いやあ、それにしても、巡りあわせですね。 [映画館(字幕)] 6点(2018-03-11 20:44:10)(良:1票) |
59. 羊の木
《ネタバレ》 原作未読。 新たに街にやってきた6人が全て元殺人者という予告編を見て、見に行ってきました。 6人の中には、真面目に更生しようという者もいれば、根っからの犯罪者気質、殺人者気質の者もいる。 やはり、全ての者が更正するなんてことはない。殺した方の人権は尊重され、殺された方の人権は軽視されている。 本筋とは関係ないけれど、そんなことが改めて印象に残った。 [映画館(邦画)] 6点(2018-02-03 22:57:20) |
60. 夜は短し歩けよ乙女
この映画の原作は、もう10年以上前になるんですね。若干、原作とは設定が変わっていますが、原作の独特な雰囲気が良く再現されていると思います。これはアニメで成功ですね。実写ならVFXを多用しないとつくれないでしょう。 [映画館(邦画)] 7点(2017-05-13 16:57:45) |