41. エベレスト 3D
1996年のエベレスト大量遭難をベースにした映画。 日本人登山家の難波康子もメンバーに入っていたので、実話物として興味深くはあった。 [インターネット(吹替)] 5点(2024-06-26 10:54:00) |
42. MERU メルー
登山家本人によるドキュメンタリー。 登山の実話物は、自分とは最もかけ離れた人達でその心境は到底理解できないことが多いけれど、興味はそそられて見入ってしまう。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-06-26 10:52:39) |
43. 勝手にふるえてろ
《ネタバレ》 妄想が膨らんで理想化されたイチと、現実の同僚であるニとの間で、揺れ動く拗らせ女子のラブコメディー。 キャラはユニークで面白いのだけれど、ラブストーリーとしては感情移入できないが弱み。 [DVD(邦画)] 5点(2024-06-25 20:38:29) |
44. ロスト・ボディ(2012)
《ネタバレ》 どんでん返しありのよくできたサスペンス。 ただ、その割にそれほど面白くは感じなかった。 [インターネット(吹替)] 5点(2024-06-25 18:52:31) |
45. PERFECT BLUE
《ネタバレ》 劇中劇も絡んで、どこが現実でどこが妄想なのか混乱させられる。 いいように翻弄されて、何が真実かわらかなくなる感覚。 ストーカーの犯罪かとさんざんミスリードされた後、未麻の部屋を運営していたのはマネージャーのルミというどんでん返し。 ルミが自分を未麻だと思い込んでの妄想が、どこからどこまでだったかを考えると、また頭が疲れてくる。 もう少し疲れないどんでん返しのほうが好みなので、真相解明のカタルシスはなかった。 [DVD(邦画)] 6点(2024-06-25 18:47:02) |
46. すばらしき世界
《ネタバレ》 主演の役所広司の存在感がさすが。 西川美和監督らしいリアリティーのある描写。 ただ、ドラマティックな展開もなく、終わり方が突然で消化不良。 西川作品なら「ゆれる」「ディア・ドクター」等のほうがずっと面白かった。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-06-25 17:50:03) |
47. 僕たちは希望という名の列車に乗った
《ネタバレ》 歴史の重み、実話の重みを感じる、見ごたえのある重厚なドラマ。 ハンガリーの民衆蜂起に感化された教室での2分間の黙祷。 そこからどんどん事件は深刻化。首謀者を聞き出そうとする体制側の女調査官が、弱いところを攻めてくる。 俯瞰で見るととんでもないことだけど、それも当人たちは大義のため、正義のためと信じている。 今でも世界では紛争が絶えず、西と東では全く違った視点の報道で自国民を洗脳している点では昔と変わっていない。 こういう映画は見終わった後に重く暗い気持ちになりがちなのだが、青春群像劇の要素もあるので意外と後味が良い。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-25 17:43:33) |
48. Dr.コトー診療所
《ネタバレ》 このシリーズの大ファンだが、あまりにも都合がよすぎる結末にガッカリ。 これでもかと危機的状況を積み重ねたのはいいが、あの状況で全員助かるというハッピーエンドは、リアリティがなさすぎて醒めてしまう。 これでは感動できない。 コトーの生死を曖昧にして観る人の想像に委ね、ラストが実は幻でこうあってほしいという世界線を描いたものだとしても失敗している。 そもそも想像に委ねるラストは中途半端で、あなたの都合の良いように解釈してくださいというような、ある意味制作サイドの都合の良い無責任にも感じてスッキリしない。 こんな風なストーリーならみんな感動できるんでしょ?と舐められてる気すらする。 八方美人的な演出で、『北の国から』と同じで年を経た登場人物に感慨深いものを覚える大好きなドラマだっただけに残念というしかない。 アマゾンプライムで視聴したが、当初は映画館でじっくり観ようと思っていたのに行きそこなったのだが、行かなくて本当に良かった。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-06-24 15:11:05) |
49. シンプル・シモン
《ネタバレ》 他人の感情を理解できないアスペルガー症候群の主人公が、「レインマン」の自閉症を彷彿させる。 自分は変わることができないからおまえが変われという傲慢な態度は、兄の恋人でなくても引いてしまうだろう。 よほど心に余裕がないと病気だといっても受け入れられそうにない。 兄の恋人の反応が、狭量ではなくごく普通に思える。 他人事ならともかく、アスペルガーと実際に付き合うのは現実的にはもっとシビアなものだろうけど、ちょっとオシャレでポップなラブストーリーに仕上がっていて好感が持てる。 [DVD(吹替)] 6点(2021-01-04 23:58:05) |
50. スウィート17モンスター
《ネタバレ》 変わった子で友達はいないけど本当は良いヤツなら好感も持てるのだけれど、この主人公は自己中で思いやりがなく人を振り回すばかり。 それなのに自分だけが悲劇のヒロインと思い込むような女だから、疎まれるのは当たり前で、まったく好きになれない。 主人公自身も自分のことが好きじゃなくて変わりたかったと告白しているけれど、そんなに簡単に変われるはずがない。 兄貴の気持ちを聞いただけで、やけに素直に変わってしまったけれど、その程度で変われるのならとっくに変わっていたはず。 これだけ共感性の低い女が生まれ変わるには、もっとインパクトのある出来事か、それなりの年月がないと腑に落ちない。 安易なストーリーで感動もできないけれど、先生の意外と良い人キャラは好感が持てた。 [DVD(吹替)] 3点(2020-12-31 00:36:39) |
51. グリーンブック
《ネタバレ》 雇い主と使用人の関係は「最強のふたり」に似ているが、それとは黒人と白人が逆の立場。 まだ黒人差別が酷い頃、エリートピアニストの黒人と、職にあぶれた下層階級でチンピラ気質の白人のロードムービー。 黒人と白人のロードムービーなら、強い偏見が次第になくなって絆が生まれていくパターンになることはわかりきっているが、それでも気持ちよくストーリーに乗っていけて、心地よい余韻も味わえる。 [DVD(吹替)] 8点(2020-12-27 10:54:40) |
52. 家族を想うとき
《ネタバレ》 貧すれば鈍する。負のスパイラルから抜け出せない家族が痛々しい。 家族のためにもっと稼ごうと独立したのに、実情は下請けとしてとことん搾取されるだけ。 見通しの甘さについては責められるかもしれないが、痛々しくて見れられない。 親が大変なときに、反抗期の息子が足を引っ張ってイラっとくる。 それでも家族を思う気持ちは根底には皆にあるのが救いだけれど、その気持ちが報われない現実が重くのしかかる。 [DVD(吹替)] 7点(2020-12-27 10:53:51) |
53. 運び屋
《ネタバレ》 家庭を犠牲にして打ち込んできた事業が挫折。 家族にすっかり嫌われていた老人が、麻薬の運び屋に手を出して、何とか家族との関係を修復しようとする。 ただ、あれだけこじれた関係の割には、お金が入ったせいかあっさり修復できたようにも見えてしまう。 そのお金の出所を考えると、陰にドラッグによる悲惨なドラマが多数潜んでいることを連想できてしまうので、単純に修復を良かったねと受け止められない。 クライムものかと思ったら、ヒューマンなホームドラマ。主人公をそれほど好きになるわけでもなく、ストーリーにもそれほど惹かれなかった。 イーストウッドなら、もっとシリアスな作品のほうが好みに合う。 [DVD(吹替)] 5点(2020-12-27 10:52:33)(良:1票) |
54. ひとりぼっちの青春
《ネタバレ》 このダンスマラソン大会がそのまま人生の縮図として辛辣に描かれる。 廃馬のような最期を遂げるヒロインの姿には悲哀を感じるが、ジェーン・フォンダ演じる女性があまりにトゲトゲしていて共感を持ちにくい。 人生に絶望した救いのないバッドエンドで、ストレスの溜まる映画。 [DVD(字幕)] 4点(2020-12-27 10:47:34) |
55. レスラー
《ネタバレ》 ミッキー・ロークが盛りをとっくに越えた、老いをも感じさせるプロレスラーを好演。 家族を省みないできたせいで、娘との関係は最悪。 心を入れ替えてなんとか修正に努めるが、せっかく娘の凍てついた心が解け始めたかとおもったときに、大事な約束を酒に溺れてすっぽかして元の木阿弥。 とことんダメな父親で、人はそう簡単には変われない現実を突きつけられ、自分自身に失望したよう。 ファンよりも先ずは家族や愛する人だろうに自業自得というしかないが、最後はプロレスファンだけが心の支えで、命を投げ打ってでもそのファンに応えようとする姿が切なすぎる。 [DVD(吹替)] 5点(2020-12-26 01:48:41) |
56. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
《ネタバレ》 ポランスキー監督の妻シャロン・テートがおなかの子供とともに殺されたことは薄っすら知っていたが、実在の人物が登場人物となっているこの映画で、タランティーノがどう描くのかとまったく予想がつかなかった。 どうみてもポップな調子でストーリーが進んでいるのに、どうやって悲惨な殺人事件につながっていくのか。 で、ラストを見て納得。もしこうなっていたら良かったのに、という願いを描いたようなハッピーエンド。 狂気のヒッピー集団マンソン・ファミリーの犯行グループがこんな返り討ちにあっていれば、どんなに痛快だったろうか。 そう想像するのはカタルシスになるけれど、映画自体はそれ以上でもそれ以下でもなくといったところ。 これがもっと思い入れのある人物ならまた違ったとは思うけど。 [DVD(吹替)] 6点(2020-12-09 21:37:14) |
57. プライベート・ソルジャー<TVM>
《ネタバレ》 ヒュルトゲンの森の戦いという日本人にとっては馴染みの薄いものを描いていたが、本当の戦場ではこうなんだろうなと思わせる妙なリアルさが迫ってくる。 主人公は決して好感が持てるような人物ではなく、自軍の兵士からも嫌われている。 お国や名誉のために勇敢に戦うというよりも、奮闘する味方の陰に隠れてでも卑怯でも何でもなんとか生きて帰りたいという生き物としての本能、本音が滲みでている。 仲間のことよりも自分さえ良ければという主人公の一連の言動に強い嫌悪感を覚えながらも、もし同じような状況に立たされたときに絶対に同じような自己保身をしないとは断言できない。 反戦をあざとく訴えるプロパガンダ映画よりはるかに反戦効果があるように思う。 [DVD(字幕)] 7点(2020-12-09 18:58:49) |
58. シング・ストリート 未来へのうた
《ネタバレ》 学校でバンドを組んでの青春ラブストーリーだが、よくある類のストーリーで新鮮味がなかった。 ラストのボートでイギリスを目指す二人に、「小さな恋のメロディ」のトロッコを漕ぐ二人を思い出したが、「小さな恋のメロディ」はどこか懐かしい気持ちもかきたてられて共感もできた大好きな映画だけれど、本作はバンド活動に無縁だったこともあってかそういう思いになることもなく。 主人公が美形の少年なのでハートを捕まれる女性もいそうだけれど、このストーリーなら逆にイケてない少年が奮戦するほうがリアルな青春っぽくてまだ良かったような気がする。 [DVD(吹替)] 4点(2020-12-09 18:51:04) |
59. ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録
《ネタバレ》 実在のシリアルキラーを元にしたストーリーだが、ちょっと気晴らしに運動するかというくらいの感じで人を殺していく感覚が恐ろしい。 ただ、その恐ろしさはドキュメンタリーか書籍のほうがもっと伝わったかも。 映画としてはそれほど面白くはなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2020-12-01 23:16:50) |
60. 友だちのうちはどこ?
《ネタバレ》 少年が間違えて持って帰った友達のノートを返しにいくだけで映画になることがなかなかおもしろい。 イラン社会の実情が垣間見えるし、理不尽で独りよがりな大人たちの振る舞いがリアルに迫ってくる。 大きな展開はないけれど、地味にじんわりと染みてくるものはある。 [DVD(字幕)] 6点(2020-12-01 23:09:41) |